教育と進路

合格者メッセージ

2023年度 大学合格者からのメッセージ

特別進学コース 合格者の声

【学校推薦型・総合型選抜】
  • 海洋ロボットの研究開発をするのが目標です

    千田さん(宮城教育大学附属中出身)

    東京海洋大学 海洋工学部 海洋電子機械工学科【総合型】

    千田さん(宮城教育大学附属中出身)

    上を目指すクラスメイトたちに常に刺激を受ける環境でした

     高校に入学してからすぐに勉強に力を入れました。第一志望の公立高校は不合格だったため、大学は絶対に志望大に受かりたいと思ったからです。1年生の時から定期考査だけはきちんとやろうと気をつかい、1ヶ月前から勉強していました。とにかくたくさん問題を解く!この勉強法が自分に合っていると思っています。
     特進では東大選抜クラスに所属していたのですが、国公立大学を目指す仲間も多くて、みんなそれぞれ頑張っていてとても刺激になりました。好きな科目は数学です。問題を解くことが好きで、色々な解法があることに魅力を感じます。YouTubeで数学の問題や難問に挑戦する動画を見て楽しんでいました。楽しみを増やすことでモチベーションを上げ、メリハリをつけました。定期考査が終わったら好きな漫画を全巻買うと決めたり、友達と帰り道に漫画の感想を言い合ったりして、気分転換をして過ごしていました。

    志望理由書は何度も先生に 添削していただいて仕上げました

     入試は面接、そして筆記試験は数学・英語・物理でした。過去問は、どういう問題が出るかを把握できるので必ずやっておいたほうがいいです。試験が終わった後、しっかり解けたという手応えはありました。基本的に教科書に載っている問題が多かったように思います、
     志望理由書は、興味があること、大学でやりたいこと、この大学でないといけないという理由をたくさん書きました。学校の先生に何回も添削していただいて、最後はボールペンの一発書きで仕上げました。海洋大は、志望理由書の文字量が多く、2000字くらい書かなくてはなりません。事前に志望理由書の構成を考えておきましょう。
     面接は担任の先生にお願いして練習しました。実際に受けるまで何を聞かれるかずっと頭の中で考えていて、本当に緊張しましたが、色々なパターンを考えていたおかげで、予想していた質問の中から答えることができました。
     将来は自分の好きなことに関わる仕事に就きたい、と考えたときに、すぐに頭に浮かんだのが海や工学について学びたい、ということでした。海の生き物、特に魚が好きで、物づくりやロボットなどにも興味があったからです。その条件で大学を探した時に、東京海洋大を知り、この大学で勉強してみたいと思いました。海洋に限らず色々な工学系の職業に就職できる大学だと聞いているので、将来的には工学系の職に就けたらと思っています。大学では、海洋ロボットの研究開発に挑戦してみたいと思います。

  • 独自の探究活動と先生のアドバイスが効果を発揮しました

    瀬川さん(増田中出身)

    岩手大学 人文社会科学部 人間文化課程【学校推薦型(公募)】

    瀬川さん(増田中出身)

    授業は集中し、休み時間は友達と問題を出し合いました

     特別進学コースでは、1年次の早い時期にPLAN 2000という勉強合宿があり、コロナ禍ということもあり二人部屋でしたが、同室になった人とは共に勉強して仲良くなり今でも大切な友人です。クラスの雰囲気は、少し堅い感じもあった1年次から、2年、3年になってにぎやかになりました。授業中は集中し、休み時間はお互いに問題を出し合ったり仲良く話をしたりと、それぞれが楽しい時間を過ごせました。
     岩手大学を志望したのは、11世紀中期から後期の前九年・後三年の役の源氏を専門とする歴史の先生と日本思想史の先生がいらして、お二人の講義を受けるためです。主専攻と副専攻があり、アジア系文化や芸術を学べる課程があるのも魅力です。
     大学の推薦を取るために、ぎりぎりの時期でしたが英語検定2級を取りました。クラスでは取っていない人のほうが少ないようでした。

    授業以外に県北の神社を探究活動し推薦合格の武器になりました

     推薦試験の合格を勝ち取るには授業を真面目に受ける以外の武器が必要と考え、独自に宮城県北部の神社を調べる「探究活動」を始めました。歴史の授業は表面的な出来事の数々は教わりますが、その時代の人間が何を考えていたのかを知りたい、日本人の根本的な思考に興味があったのです。日本史の先生にアドバイスをいただきながら、県北の神社については全部調べあげ、山や川沿い、海側、旧街道沿いなど、道があり人が通ったところに多くあることもわかりました。調査した内容と写真をWordにまとめて第66回全国サイエンスコンクールに応募しました。源氏などの武士と八幡神社が深く関係していることもわかり、これから研究方法を身に付けて深く調べる予定です。
     試験は小論文と面接がありました。日本史の先生には、探究活動、面接と小論文について親身になって助けてくださり感謝しています。面接練習の前は目線をどこに置くべきかもわからなかったし、緊張すると覚えていても言葉が出てこないことがありました。本番は「面接官の方々との会話を楽しもう、笑顔ではっきりとした声で答えれば大丈夫」と言われました。探究活動についてもたくさん質問され、確証はありませんが武器になりました。探究活動についてもたくさん質問され、確証はありませんが武器になりました。授業を受けるだけではなく、自分から動いて探求活動をして本当によかったと思っています。

  • グループワークの予行演習を重ねて本番もスムーズに

    西村さん(錦ヶ丘中出身)

    宮城大学 食産業学群 フードマネジメント学類【総合型】

    西村さん(錦ヶ丘中出身)

    オンライン授業の本気度でライバルに差をつけました

     入学後はコロナの影響で登校できなかったのですが、ほぼ毎日6時間目までオンライン授業が設けられ、普段高校へ通うのと変わらないスケジュールでした。自粛期間はほとんど自習になるだろうとあきらめていたので、学校側がそこまで学業をサポートしてくれるのかと驚きました。オンライン授業は対面に比べて緊張感に欠けますが通学のタイムロスがない分、余裕ができます。浮いた時間を苦手教科の補強にまわせると前向きに捉え、授業でわからない箇所があればすぐスマホで検索して理解度を高めました。いま振り返ると、自粛期間にきちんと基礎を押さえたことで応用も順調に進み、上位の成績につながったと思います。
     進学は考えていたものの、3年になっても自分が将来何をしたいか、どの業界へ行きたいか決まりませんでした。そんなとき、家でチーズケーキを焼いていて「手作りスイーツとコーヒーでお客様に喜んでもらえるカフェを開業すれば、お菓子作りの腕が生かせる!」と閃いたのです。スイーツの食材に山元・亘理のイチゴや利府・蔵王の梨など県の特産品を使えば、地産地消で地域振興にも貢献できます。そこで、食における経済・経営、マーケティングと流通を学べる宮城大学食産業学群をピックアップしました。目標ができた途端、“大学合格こそ夢へ続く道”という自覚が芽生え、本格的な受験対策を始めました。

    どんな選抜課題にも支援態勢が整っています

     宮城大学の選抜課題にグループワークがあります。私は人前で話すのが苦手だし、意見の出し方やアイデア、コミュニケーションの力量が評価されるグループワークは個人で練習できません。困っていると、担当の先生がグループワークで受験する生徒たちを集め、予行演習を実施してくださいました。まず、テーマを設定して生徒同士で実際に討論します。たとえば「地域振興のために地元の伝統産業をどう生かせるか」というテーマでは、気仙沼が特産物のサメのひれを高級食品ふかひれに加工して地域ブランドに高めている実例を挙げ、それぞれのアイデアを出し合いました。結論が出たところで言葉づかいや表現のしかた、互いの協調性について先生から注意と助言があり、全員がふりかえりレポートを書いて添削を受けます。
     本番では初めて会う他校の受験生とグループを組んで緊張しながらも、テーマの趣旨に沿って考えを発表し、他の人の意見とすり合わせもできました。学校の演習で慣れていなければプレッシャーで発言できず、レポートも論理的に記述できなかったでしょう。
     登校自粛期間が長く、楽しみにしていた修学旅行も中止になり我慢の多い3年間でしたが、毎日のオンライン授業や個別サポートで大学合格を勝ち取れました。私たちの要望に応えてきめ細かく受験対策を指導してくださった先生方、ありがとうございました。

秀光コース 合格者の声

【学校推薦型・総合型選抜】
  • “先生方への恩返し”の気持ちが勉強の原動力になりました

    清水さん(秀光中等教育出身)

    立命館大学 情報理工学部 情報理工学科【学校推薦型(指定校)】

    清水さん(秀光中等教育出身)

    生徒会長として学校生活を効率的に導く改革に取り組みました

     幼少期からIT 分野に強く興味をひかれていて、GAFA をはじめとする企業が作り上げた革新的な技術に心を動かされてきました。情報技術を活用して社会をより便利な方向に導きたいと考えるようになり、高校1 年次には、生徒会長として、学校生活を情報技術を活用した新しい改革に取り組みました。
     立命館大学には、ソフトウェアを通じて社会問題を解決するための研究が行われている情報理工学部があることを知り、私の学びたい分野やビジョンにマッチしているのではと感じました。最終的には、オープンキャンパスでの模擬講義も受講して志望することを決断しました。
     志望の大学に現役で合格できたのは、6 年間お世話になった素晴らしい先生方の存在です。私は、高校3 年生の受験生になった時、今までお世話になった先生方に恩返しをするためにも秀光生として必ず良い結果を残さなければならないという責任感を感じました。これが大きなモチベーションになったからこそ、苦境なDP2 年間の中でも自分の目標に向かって勉学に励み続けることが出来たのだと思います。

    人生で一番忙しい日々を乗り越えられたのは 、先生方の温かさのおかげです

     高校1 年のときのPersonal Project(PP)で、寄付を通して世界の問題を支援する募金Webサイト「Donat e For Everyone」の作成をしました。サイトを作成するうえでの調査探究が身になったことはもちろんのこと、この取り組みを気にDP の学習を進めていく上で必要となる自己管理スキルを大きく成長させることが出来たと思います。私はPP でのこの取り組みをコンテストにも応募したので、期末考査とPP の最終提出・コンテスト応募の日程が全て被ってしまい、様々なタスクに忙殺されながら死ぬ気でこなしていたことを鮮明に覚えています。かなり忙しいと言われているDP2 年間を終えた今も、PP 最終提出直前の2 週間は人生で一番忙しい2 週間だと感じています。逆に考えるとこの2 週間を乗り越えたからこそ、DP2 年間でもこれ以上の壁にぶつかることなく突き進むことが出来たとも考えています。そして、これほど忙しかった中で感じたことが先生の温かさです。先生に多大なご協力を頂けたことが本当に助けになり、コンテストでの表彰獲得にもつながりました。高校生活の節目となる、本当に自分にとって大きな意味を持つ思い出です。
     自分の望む進路達成を目指していく中で、何度も大きな壁にぶつかることかと思います。特にDP 生は、IA やEE の執筆に加えて、各教科の総括的評価課題など大量のタスクに追われる中で自分の望む進路達成に向けて励むこととなるので、受験との両立が出来ずに絶望することもあるかもしれません。しかし、自分に強い自信を持つことができれば、将来や学習への不安な気持ちは自然と弱まります。そんな自信を裏付けるものとして「努力」が挙げられると私は考えています。この貴重な高校生活3 年間は、数年後に周りの人に自慢できるぐらいに努力をしましょう。努力の量がみなさんの自信を保証します。

  • 誰よりも努力したという自信は必ず本番に活きてきます

    新免さん(秀光中等教育出身)

    東海大学 海洋学部 海洋生物学科【総合型】

    新免さん(秀光中等教育出身)

    勝因は努力量!課題の研究論文に力を入れました

     小さい頃から水棲生物がとても好きでした。水棲生物への興味から生き物について勉強していると、次第に海や川など水とその生物を取り巻く環境問題について関心を持つようになりました。こういった経緯から、水棲生物について大学で学び、研究をしようと決意しました。そこで、水棲生物について実践的に学べるだけではなく、水圏生物科学など幅広い分野まで学べる点から、東海大学が最も理想的な大学だと考えて志望しました。将来的には海洋生物の認知機能などを研究し、海洋生物の視点に立って海洋生物を救うという目標を実現したいと考えています。
     志望の大学に現役で合格できた勝因は努力量だと思います。総合型選抜の課題では、身の回りでよく観察できる生き物について研究を行い、論文を提出する必要がありました。私はこの課題のために、日の出前の3 時30 分頃には家を出て、日の出から3 時間ほどウミネコを観察してから学校に行ったり、休日は最長で一日13 時間調査地に滞在し、1 時間につき数回は調査データを取り続けたりしていました。それに加え、データの分析から論文の執筆までとにかく多くの時間を費やし、書いた論文を先生に見ていただいて指摘していただくなどの協力を得つつ、無事論文を書き上げることが出来ました。二次選考では研究発表のプレゼンテーションなどが必要で、こちらも原稿やプレゼンなどを見なくても発表を行えるくらいまで何十回も練習をしました。努力できたことは自分の誇りにもなります。本番では、自分の研究成果をその道の専門家である教授の方々に見ていただけるという楽しみな気持ちを胸に、緊張することもなく面接に挑むことが出来ました。誰よりも努力をしてこそ本番で最高のパフォーマンスができるということ、そして必ず結果はついてくるということを学びました。

    秀光での高校生活は印象深く、最高に充実していました

     私達秀光22 期生は少人数なクラスだったのですが、みんな優しく、尚且つ非常に濃い個性を持ち合わせたメンバーだったので、ワクワクドキドキの毎日でした。どんな行事にも負けないほど濃厚な高校生活が、私にとってはどんな行事よりも印象深かったです。
     努力は裏切りません。どんな結果になろうとも、努力をしたという事実は紛れもなくあなたについてきます。人生において受験など辛くても頑張らなきゃいけない時期は必ずあります。そんなときは、頑張っている自分を褒めながら、無理せず今よりももっと素敵な自分になるための過程を楽しんでください!

外国語コース 合格者の声

【学校推薦型・総合型選抜】
  • ディスカッションで英会話が飛躍的に上達しました

    太田さん(中田中出身)

    新潟大学 経済科学部 総合経済学科【学校推薦型(公募)】

    太田さん(中田中出身)

    イロワケイルカの生態を英語でプレゼンしました

     中学生のころから洋楽が大好きで、英語の歌詞の意味がわかってネイティブの発音で歌えたら素敵だろうなと憧れていました。外国語コースを選んだのは、本場の英語を学ぶなら外国人の先生が多い教育環境がベストと考えたからです。ここのカリキュラムはコミュニケーション英語、英語表現、文法英語など英語に関する専門教科が揃っていて語学のスキルが確実に上がります。
     インパクトが大きかったのは数学や「科学と人間生活」の科目を外国人の先生に教わったことです。本来日本語でおこなわれる説明を英語で聞くと、まるで外国に留学して現地の授業を受けているような不思議な感覚になりました。英会話はアクティビティ重視で全員が自主的に活動し、それを生徒同士で評価する授業内容です。自分の好きな動物を紹介するプレゼンでは、仙台うみの杜水族館まで足を運んでパンダそっくりの体色を持つイロワケイルカの生態を調べ、説明文を作って英訳。パソコンでアニメーションも付け、発表を聞く人がわかりやすいように工夫しました。
     外国語コースは生徒同士のディスカッションが多く、まず考えをまとめてから自分の意見が他の人からどう判断されるか、どんな反論が来るか予測して意見の土台を固めていきます。そのプロセスで客観的視点と分析力が身につき、批判も冷静に受け止められるようになりました。

    スタンフォード大学のオンライン講義でスピーキングとリスニング能力が向上しました

     推薦を意識して定期テストとワーク中心に勉強しましたが、文法はかなり苦労しました。英語は日本語と文章構造が異なる時制や関係詞、仮定法など複雑なルールが多く、そのまま訳すとニュアンスが変わってしまって暗記学習では対応できません。テスト後に間違えた問題をピックアップし、ミスの原因を分析するプラスアルファの作業を繰り返しました。苦手意識を持つと進まなくなるため、このフレーズはお気に入りの曲の歌詞にある、これは歌にしたら面白い表現かも、など好きな洋楽に結びつけてモチベーションを保ちました。
     3年次にはZoomを通して米国スタンフォード大学の先生の講義を受ける新しいプログラムに参加。SDGsのような国際的トピックスをテーマに、ゲストスピーカーの方々とディスカッションする貴重な体験をしました。聞き取りの難しいリモートでもスムーズに対話できたので、自分のスピーキングとリスニング能力が向上したとわかり、うれしさがこみあげました。
     英語は自分のスキルとしてさらに勉強を続け、新潟大学では経済学を専攻します。行動経済学、ジェンダー論、ジャパニーズアニメカルチャーなど幅広いジャンルの講義を受け、将来は日本のサブカルチャーを海外へ発信するコンテンツ産業にかかわっていきたいです。

  • 先輩の話が海外の大学を視野に入れるきっかけに

    鈴木さん(古川黎明中出身)

    延世大学(韓国) 経営学部【総合型】

    鈴木さん(古川黎明中出身)

    IBを学びたくて仙台育英を受験しました

     海外大学への進学を考えたのは、在卒懇で先輩の話を聞いたことがきっかけです。その先輩の進学先がアジアの大学だったので、そのあたりの大学を調べてみるのも良いかもしれないと思いました。そこで目を向けたのが韓国の大学です。中学生の頃、コロナ禍になってしまった時期に韓国語を独学で学びはじめたのですが、韓国語は日本語と似ているところがあるので、わりと取り掛かりやすく、今ではかなり話せるようになりました。音楽が好きなので、韓国のバンドの曲を聴きながら歌詞カードなどを見て覚えました。そして高校2年生のときにTOPIK(韓国語能力試験)5級*を取得しました。
     高校入学当初からIBは視野に入れていました。中学は中高一貫校だったので、高校受験はしないつもりだったのですが、仙台育英でIBが学べることを知って、受験することを決めました。
     IBクラスは少人数なので19人。ベトナムや中国からの留学生もいました。私は英語と日本語のDual Languageで授業をとっていました。IBの勉強はJapaneseAとかEnglishBは勉強というよりはグループワークやプレゼン発表がメイン。英語での受講は難しくて苦労しましたが、大変だからこそ楽しかったのだと今は思います

    *TOPIK5級…専門分野においての研究や業務に必要な言語(ハングル)をある程度理解と使用ができるレベル。最上級は6級。

    若いうちに留学していろいろな経験を積みたい

     入試は書類審査のみだったので、日本から受験することができました。提出した書類は、自己紹介書(志望理由書のようなもの)、パスポート、成績証明書、卒業証明書などです。
     経営学部を選んだ理由は、音楽のマーケティングに関わる仕事に関わりたいと考えたからです。音楽を聞いたり演奏する以外にも、どのような音楽がどれくらい売れるのかなどを調べることが好きなので。そういう分野を学ぶことができたらいいなと思っています。
     両親には海外に行くのは就職の時でいいんじゃない?と言われたのですが、若いうちにいろいろなことを体験しておきたい、という気持ちがありました。就職で韓国にいくよりも、友人が作りやすい環境にあって、さまざまな人とのコミュニケーションができるのは大学かなと思い、韓国の大学に進学を決めました。私は決定したのが出願の2ヶ月前で、書類を集めるのが大変でした。後輩の皆さんは、大学をなるべく早めに決めることをお勧めします。迷っている人たちは、自分のやりたいことがあるのであれば、挑戦したほうがいいと思います。応援しています。

  • チア部と学業を両立、第2外国語を学び異文化理解の講義も

    大森さん(上田中出身)

    立教大学 異文化コミュニケーション学部 異文化コミュニケーション学科【学校推薦型(指定校)】

    大森さん(上田中出身)

    毎日の授業と定期テスト対策の積み重ねが大事です

     中学3年生で進学する高校について調べたとき、仙台育英の外国語コースは外国語を主に学べると知りオープンキャンパスに参加しました。英語が元々好きだし、第2外国語を学べるカリキュラムに興味を持ちました。仙台育英の校名は甲子園野球の活躍で知っており、実際に学校に足を運びチアリーディング部のすてきな発表に感動し、仙台に引っ越して入学すると決めました。
     入学後はチアリーディング部に入り、第2外国語はスペイン語を選択しました。コロナ禍もあり自分たちが甲子園に行けるか否かわからない日々でしたが、野球部のみなさんに夏の甲子園にチア部も連れていっていただき、応援できたうえ優勝の瞬間を間近に見ることができて感動しました。入学して本当によかったです。
     大学進学についてはぎりぎりまで志望大学を決められずにいましたが、大学でも英語とスペイン語を学ぶ希望はありました。授業のほかに「Stanford e-Sendai Ikuei」というスタンフォード大学と協力したプログラムに参加するうちに異文化理解を深める重要性を改めて実感し、立教大学の異文化コミュニケーション学部を志望しました。
     指定校推薦は校内模試の順位のいい人から取れます。6月は定期テスト、英語検定、チアリーディング部のイベントの行事と校内模試が重なりとても忙しい期間でしたが、すべての準備に手を抜きませんでした。校内模試の過去問を解き、すでに取得していた英検2級も何回か受け直して指定校推薦のスコアに達することができました。
     指定校推薦は面接がなく書類選考のみでした。異文化コミュニケーション学部の志望理由として、英語が好き、クラスや部活にも留学生がいて異文化理解の大切さを理解できた、子どもが好きなので将来は教育に携わる仕事をしたいと書きました。

    留学生もいて異文化理解の大切さを実感!クラスメートや先生に恵まれた3年間でした

     外国語コースではレギュラークラスでしたが、1年次の英語で授業を受ける「科学の人間生活」は、普段聞き慣れない専門用語に触れることができました。英会話の授業はネイティブの先生と交流する機会が増え、英文法は細かい部分から発展的な用法まで解説してくださり知識が広がりました。
     クラスの雰囲気はとても楽しく、先生にもクラスメートにも恵まれました。入学前は女子クラスということで少し心配しましたが、みんな優しく怖い人もいなくて、仙台に来て本当によかったです。
     進学後は、中学英語の教職課程を取り、海外留学研修を受け、授業内でディスカッション討論する場面では他者を尊重する考えを大事にしながら学んでいきたいです。

  • 先生方の手厚い受験サポートが自信になりました

    井上さん(松山中出身)

    中央大学 法学部 法律学科【総合型選抜】

    井上さん(松山中出身)

    ディスカッションで論理的思考が育ちます

     IBクラスでディスカッションを初体験し、英語でこんなに流れるように話すなんて無理、と心が折れかけました。でも言葉に詰まるたび、帰国子女の友達や先生がそれはこういう意味だよ、こんな表現を使うといいよ、と細かくアドバイスしてくれたおかげで置いていかれずに済みました。入ったときは誰でも初心者レベル。授業を受けるうちに人前でのスピーチに慣れ、英語も上達します。
     生徒が積極的に授業参加するスタイルは日本語でおこなう教科も同じで、歴史の授業では「ベルサイユ条約はドイツにとって過酷だったか?」というテーマで議論しました。私は過酷と判断しましたが、過酷ではないと考える否定派を説得するには証拠を挙げなくてはいけません。そこでドイツのGDP(国内総生産)が戦後大きく下がったデータを示し、減少原因はベルサイユ条約によって重要な工業地帯と海外植民地を奪われ、多額の賠償金を課せられたためと述べ、条約はドイツに過酷だったと結論づけました。これを聞いた否定派の人たちはうーんと唸り、ついに反論をあきらめたのです。明確な根拠のある主張で全員を納得させたことに大きな達成感が得られました。他人と意見を戦わせるというハードルを越えれば、論理的思考や批判を受け入れる許容力など、社会で役立つスキルが身につきます。

    えん罪事件に感じた憤りが弁護士を志す動機に

     法学部を意識したのは、名張毒ぶどう酒事件の再審請求が棄却されたニュースに憤りを感じたのがきっかけです。えん罪裁判の経緯を調べた後、CASの活動で高等裁判所の傍聴席から実際の刑事裁判を見学し、自分も弁護士になってえん罪を防ぎ、無実の人を守ろうと決心しました。
     志望大学を法曹コースが完備した中央大学に絞り、具体的な受験対策は先生方に頼りました。出願書に記載した文章について言葉や表現の直しを受け、教わった文章構成のコツや参考資料のドキュメントをもとに推敲を繰り返しました。日本語と英語の小論文も過去問や問題集を解いて先生に添削していただき、選抜試験には自信を持って臨みました。
     ところが本番当日、小論文で話し言葉になる「~ので」は使わないよう先生から注意されていたのに、緊張のせいかうっかり書いてしまったのです。見直し時に思い出し、慌てて「~によって」と書き換えました。英語の小論文は課題の長文が難しく時間がかかって焦りましたが、他の受験生も長文が訳せなかったと聞いて少しホッとしました。
     後輩の皆さん、IBの先生方は生徒一人にここまで時間を割いてくれるのかと驚くほど手厚いサポートで背中を押してくれます。受験にあたり、これ以上心強い存在はありません。IBクラスは提出課題が多くCASやEE(8千字の課題論文)もあってスケジュール調整が大変ですが、やるべきものから優先順位をつけ、余裕を持って難関に挑戦してください。

英進進学コース 合格者の声

【学校推薦型・総合型選抜】
  • クラスメートと切磋琢磨して成績が伸びました

    大湯さん(秀光中等教育出身)

    明治学院大学 法学部 消費情報環境法学科【学校推薦型(指定校)】

    大湯さん(秀光中等教育出身)

    指定校推薦の一覧を詳細まで徹底的に調べました

     将来の進路をはっきり決めていなかった時期に、コロナ禍のワクチンを巡る詐欺などの消費者問題のニュースを見て興味を持ち、3年次の4月に法学部志望に決めました。まずは指定校推薦のリストの一覧にある大学の特長やカリキュラムを隅々まで調べ上げ、明治学院大学の法学部に消費情報環境法学科という珍しい名称の学科を見つけました。法学だけではなく自分が気になっている消費者問題と情報処理についても学べると知り、出願しました。指定校推薦は6月の校内模試が重視されますが、日頃からしっかりと学習に励んでいましたので、上位に入ることができました。
     試験は面接試験のみで、グループ面接では基本的な志望理由、高校時代の部活などの取り組みについて聞かれました。高校では部活をやっていませんが、秀光中学校ではオーケストラ部に所属していました。放課後、英進進学コースの先生方に面接の練習をしていただき、予想外の質問をされると息が詰まり目が泳ぐくせがあると指摘されました。本番では面接官の目をきちんと見て対応できました。お忙しい中先生方が何度も練習に付き合ってくださったおかげで度胸がつき、志望理由の出願書類のアドバイスもいただき、自分は恵まれていたと感謝しています。

    高校は落ち着いた環境で学業に専念できました

     英進進学コースのAJクラスにいたのですが、とても落ち着いた環境のなか学業に励むことができました。全員にiPadが貸し出され、特にMetaMoJi Note(めたもじノート)というアプリがとても使いやすく、先生が教材を配信してくれるとメモを書き込むことができました。ノートとしても使えるしプリント類を持ち歩く必要がなく、成績アップに非常に役立ちました。入学したころはコロナ禍のため自宅待機の時期もありましたが、オンライン授業はスムーズだったし、難なく進みました。ただし待機期間を経て通常のクラスに戻ったばかりのころはすぐにはクラスメートとなじめませんでした。溶け込んでからは切磋琢磨できる仲間になり、毎日通学するのが楽しくなりました。
     そもそも母親からは「若いうちに親元を離れて首都圏の大学へ」と言われ、自分も納得していました。進学後は、法律や消費者問題、情報処理はもちろん、英語力を高めてTOEICなど英語関連の資格も取りたいと思っています。

  • 成績上位をめざした努力の日々が合格につながりました

    及川さん(宮城教育大学附属中出身)

    順天堂大学 スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科 【総合型】

    及川さん(宮城教育大学附属中出身)

    推薦をとるための準備は1年生の頃からコツコツ積み重ねました

     父と姉がサッカーをやっていたので、私も小学校4年生から続けています。サッカーはチームプレーが要となるスポーツ。そこが魅力だと思っています。高校はスポーツの特待生で入学しました。MF(ミッドフィルダー)として1年生からほぼ全試合に出場することができました。3年生のときはチームを引っ張る、自分の経験を積極的にチームに広めて、フィードバックしていくということをしていました。
     印象に残っている大会は、サッカー部が4年連続で宮城県大会で4位に入ったこと、2年生のころの新人戦でやっと3位になれて勝てたことです。4位から抜け出せずに悔しい思いをしてきたので、嬉しかったです。
     小学生の頃から文武両道をずっと目標にしていて、高校になってもそれは続けていました。1年生から評定平均はずっと5.0を目指して実現させました。1年生から提出物をしっかり出し、学年1位を目指して勉強してきました。受験でもそれが大きな武器になったと思います。3年生になったら頑張ればいいや、ではなくて1年生ときからコツコツ頑張っていくと楽だと思います。

    サッカーと両立させるため、勉強は授業で完全に理解するよう意識しました

     サッカーはほぼ毎日練習で、朝練もあるので、学校から帰ってくると疲れて眠くなってしまうこともしばしば。一番意識したのは授業を集中して受けることです。授業や休み時間を使って復習し、わからないところを残さないように工夫しました。
     数学は難しい問題にあたったときに、すぐにわからないからと答えを見るのではなく、一度どういう解き方があるかと自分なりの予測をして取り組むようにしていました。解けなくても一度取り組むことで、たとえ答えが合っていなくても解き方があっていればよしとしました。国語は後回しにしがちなのですが、まずは授業中に集中し、漢字を何回も書いたり古事成語や四字熟語を覚えたりして対策をしました。
     クラスにサッカー部は男女合わせて8名くらいいましたが、皆仲の良い、雰囲気抜群のクラスでした。スプリングチャレンジ(体育祭)が初めての行事だったのですが、クラス男女で団結して、盛り上がるところは盛り上がって、しかも優勝したことはとても心に残る思い出です。大学でもサッカーを続けて、将来はサッカーに関連する仕事に就きたいと思っています。

  • 勉強も部活も長期計画を立て着実に実行しました

    千葉さん(名取第一中出身)

    高知工科大学 経済・マネジメント学群【総合型(スポーツ区分)】

    千葉さん(名取第一中出身)

    体幹トレーニングで攻撃パターンが豊富に

     仙台育英の卓球部は、オリンピック代表やインターハイ三冠など素晴らしい選手を輩出する強豪で、先輩方と同じ環境で腕を磨いて全国大会に出場したいと憧れていました。英進進学コースは卓球練習場のある多賀城校舎にあり、授業から部活への移動時間がかからないため、大学進学の勉強にも力を入れたい自分に理想的な条件でした。入部して鮮烈な印象を受けたのが先輩たちのフットワーク練習です。どのコースに球が来ても身体の軸が全くブレず、基礎練習なのにすさまじい迫力で目が釘付けになりました。先輩たちが試合で体勢を崩すことなく安定した技術で戦えるのは体幹を鍛えているからだと気づき、自分も体幹トレーニングをやりこみました。
     卓球は対戦者と距離が近く、相手の視線や表情、クセを読んだ駆け引きも勝負の醍醐味です。中学では得意な攻撃でがむしゃらに攻めるスタイルでしたが、戦術の組み立てに幅が出ると相手の攻めに耐えながら隙を見て一気に弱点を突く、巧者の戦い方ができるようになりました。

    iPadのデータを使って過去の授業を復習します

     卓球は年齢や体力を問わず気軽に楽しめるスポーツです。私は大学で高い技術を身につけ、将来は卓球関連のスポーツビジネスで高齢社会の健康改善に貢献したいと思っています。高知工科大学の卓球部は国公立大学でトップクラスの実力を誇り、スポーツマネジメント専門のカリキュラムを選択できる点が希望どおりでした。しかし総合型選抜は小論文が難しく、面接はアドリブでしか答えられない厄介な質問が出ると知り、受験ノートを作って、過去問や大学の情報をびっしり書き込み、長期の学習計画を練りました。
     推薦や総合型選抜では高評定を維持することが重要で、まだ1年だからと定期考査で気を抜いていると後で頑張っても平均評定が上がりません。入学時から最低でも4.0以上を目指すべきでしょう。学校から支給されるiPadの使い方も効果的な学習のポイントになります。わからない英単語の検索や理科の実験動画をYouTubeで見るなど授業を理解する補助に使えるほか、専用アプリにストックされたデータから過去の授業や間違えた問題をピックアップして復習することもできます。従来の対面授業に加え、iPadの活用で学習効率が目に見えて高まりました。
     早いうちに志望大学の情報を集め、長期計画をもとにコツコツ重ねた努力が合格の要因だと思います。卓球でも全国国公立大学大会でシングルス・ダブルス・団体の三冠を目指し、身近な目標からひとつずつ実行していきます。

情報科学コース 合格者の声

【学校推薦型・総合型選抜】
  • 情報処理技術は進学後の文化研究に活かせるはず

    加賀さん(松陵中出身)

    弘前大学 人文社会科学部 文化創生課程【総合型】

    加賀さん(松陵中出身)

    デジタル化に対応する技術を培い、情報処理検定とMOSの資格も取得

     情報科学コースの一番の良いところは、高校生のうちにパソコンを使いこなせるようになることです。一般的には大学進学後や社会人になってから情報処理の技術を学び始めますが、スタートを早めて扱う技術力を身に付けておくのが、デジタル化の現代に生きるのには大きいと考え入学しました。実際の授業では、プログラミングなど一人ではうまくできない内容を先生がたがわかりやすく教えてくださり、独学より深い情報を効率よく学習できました。学校から貸与されるsurfaceのパソコンは持ち帰り自由で使いやすく、タイピングのスピードも上がりました。
     在学中に取得できる資格は可能な限り挑戦しようと、情報処理検定2級、MOSのExcelとWordのエキスパートとスペシャリスト、PowerPointの6つを取りました。情報処理の技術は受験勉強におおいに役立ち、例えば暗記したい資料をそのたびに探すのは大変ですが、一覧をデータベース化しておけば効率的に勉強できて、時間を短縮できます。

    現代イスラーム文化を研究し将来は大学院に進み研究者になりたい

     弘前大学の人文社会科学部・文化創生課程を志望するきっかけは、在校生だった姉からイスラーム文化を研究する先生の授業内容を聞いて興味を持ったからです。遠い中東の法典が現代の日本でも広く認知されていることにすごさを感じ、イスラーム文化をさらに身近に感じるようになり専門的に研究しようと決めました。
     試験の小論文は、日本文化を他国に正しく理解してもらうにはどうしたらいいのかという異文化理解について出題されました。ユネスコ無形文化遺産に指定され世界中から注目を集めている「和食」をテーマに選び、文化が違えば価値観も違う、まずは自国の文化を知ることが大切という内容を800字にまとめました。毎日小論文の練習を熱心に続けた成果を出せました。面接については事前に先生がたが何度も練習してくださいました。元々縮こまる性格ではなくはきはきしていますが、質問内容に対して「もっと深く掘り下げて答えると良いのでは」とご指導いただき、試験の面接も落ち着いて発言できました。
     進学後は、一年次は世界の歴史を学び、二年次はイスラーム文化に焦点を当て、三年次には今のところはイスラーム独特の「ハラール化粧品」(豚の脂を使わないアルコールフリーの化粧品)の文化と歴史について研究したいと思っています。情報科学コースで培った技術をおおいに活用し、データの保存や遺物の3Dプリンタ化に活かし、将来は大学院に進み研究者の道を歩むのが夢です。

  • 進学や就職に有利な資格は絶対取ろうと決めていました

    相澤さん(塩竈第一中出身)

    東北学院大学 情報学部 データサイエンス学科【総合型】

    相澤さん(塩竈第一中出身)

    資格試験の対策は早く始めるほど有利です

     兄が仙台育英の生徒だったころ、パソコンで難しそうなプログラムを作っている姿がカッコ良く見えて兄と同じ情報科学コースに来ました。しかし入学後に登校自粛となり、渡された課題を地道にこなす日々が続きます。6月に始まったオンライン授業は電波状況のせいで映像が途切れる不具合もありましたが、1年次で基礎をおろそかにしたらこの先ずっと苦労すると思い、見えなかった部分を友達にLINEで聞いて乗り切りました。
     対面授業になるとすぐにMOSの試験対策を始めました。資格取得は大学の推薦条件に直結して就職にも有利なため、早い段階で手をつけようと決めていたのです。放課後にクラスメート数人とMOSの模擬試験を解き、ミスした問題は何度もやり直しました。同じ資格を目指す人間が集まると勉強に熱が入り、難易度の高い問題の解き方を話し合えるのがメリットです。
     こうして取得したMOS資格は、授業でよく使って慣れているWord 2019とPowerPoint 2019、Excel 2016です。難関、情報処理1級の試験は「後ろにいくほど難易度が上がって時間を取られるので、配点の高い最後の設問から解くこと」という先生の注意を守り、時間配分がうまくいって一発合格しました! 今後も勉強を続け、次は上級のMOS エキスパートに挑戦します。

    いろいろな学習法を試して効率にこだわりました

     情報業界では膨大なデータベースを分析し、企業の抱えるさまざまな課題を解決に導くデータアナリストが注目を浴びています。高度な分析技術を必要とする仕事で、企業からの需要も見込まれ将来性が高いと判断し、東北学院大学のデータサイエンス学科に的を絞りました。
     受験対策で問題集とチャートを反復しているとき、一緒に勉強していた友達が面白い暗記法を使っていました。たとえば英単語の場合、1~10番目までの単語を覚えたら次は11~20番に移りますが、友達は1~10、1~20、1~30と重複させて暗記するのです。多く繰り返した最初のほうから記憶が固まるというので、試してみたら一週間で単語を100個も覚えられました。以来、少しでも効果の上がる学習法を見つけたら積極的に取り入れています。
     面接のシミュレーションを先生にお願いすると、声が小さいから鏡を利用するよう指示されました。鏡で自分の顔を見ると、表情が暗くて口があまり動いていません。それから意識して口角を上げ、音楽を聴くなど気持ちを盛り上げる工夫を重ねました。本番もイヤホンで大好きな邦ロックを聴いてから面接に臨んだので、明るくはっきりした発声で応答できたと確信しています。

  • 練習を繰り返して本番では確かな手応えを感じました

    小野さん(南小泉中出身)

    東北福祉大学 総合マネジメント学部 情報福祉マネジメント学科【総合型(総合探究型)】

    小野さん(南小泉中出身)

    プレゼンのリハーサルは10回!誰よりも強い印象を残せました

     東北福祉大学に興味を持ったのは1年生のときです。英進進学コースには、福祉大学の講義を実際に受けられる高大連携プログラムというものがあります。私が受講したときは感染症対策のためオンラインでしたが、それに一度も欠かさず参加しました。高大連携プログラムの中だと、介護のシミュレーションを実際に VR できるものがあると知り、面白そうだなと思いました。実際に大学のオープンキャンパスに行った時に、自分にとても合っていると思い、この大学に進学したいと気持ちが明確になりました。
     総合型選抜は、学力検査に国語と英語の基本的なテストが二つ、あとは面接です。面接では、話すことを思いつくと意外とすらすらと答えることができました。面接官の中には高大連携講座で顔を合わせていた大学の先生がいたので、比較的落ち着いて臨むことができたと思います
     二次試験では課題のレポートに近いものが出され、資料としてスライドを作り、試験会場でプレゼンテーションする、というものでした。練習は、本当にいろんな先生に見ていただいて、担任の先生はもちろん、情報科学コースの教頭先生にも何度か見ていただきました。自分で予想していなかったことにもたくさん指摘してくださったので助かりました。本番のときに、リハーサルの回数を聞かれましたが、他の人は皆2、3回という回答だったのが、10回以上は僕だけだったのも強い印象を残せたと思います。試験全部が終わったときは、人生で初めて手応えというものを感じました。

    普段から毎日復習していたので テスト前は確認のみで十分でした

     3 年間通して、成績を落とさないことは第一に考えていました。中学校時代から塾に行ったことがなく、その代わりに自分で勉強習慣が確立していました。勉強は普段から毎日復習をコツコツやっておくと、テスト前日になったら最後の確認をするぐらいで十分でした。あと、力を入れたのは資格取得です。情報科学コースでは情報関係の資格や勉強は先取りできました。本格的にパソコンを学び始めたのは高校からだったので、情報処理検定2級は少し難しかったのですが、2 回目で合格できました。
     進路についてはある程度決めておくのは早い方がいいと思います。僕も最初の頃は漠然としていましたが、志望大学が決まってからはするべきことが明確になりました。オープンキャンパスに参加するなど、情報集めはできるだけたくさんしましょう。校外でやる大学の模擬講義に参加することもおすすめです。すでに志望大学が決まっていたとしても、情報は多い方がいいと思うので、いろいろな大学を訪ねてみるといいと思います。各大学の特色や講義の内容を比較しながら決定していきましょう。

フレックスコース 合格者の声

【学校推薦型・総合型選抜】
  • 夏の甲子園初優勝は3年間でなによりの思い出です

    清水さん(境南中出身)

    獨協大学 法学部 法律学科【学校推薦型(指定校)】

    清水さん(境南中出身)

    仲間とお互い理解し認め合ったことが素晴らしい結果につながりました

     仙台育英の硬式野球部では「遠くを見すぎても足元をすくわれる」の精神で、目の前の試合を大切に1個ずつ勝っていこうという気持ちで1回1回の試合に臨みました。
     一番の思い出はもちろん甲子園で優勝したことですが、同じ学年の仲間たちとの絆が深まったのが何よりも嬉しかったです。当初はお互いライバルで意識している感じがありましたが、やはり野球はチームスポーツなので、ギスギスしてもうまくいきません。みんなで試合し、ミーティングを重ねたりして、考え方の違いや個性の違いを認め合って、学年を重ねるごとに少しずつ仲が深まっていきました。それが最後はとても素晴らしい結果につながったので、やはり日々の生活で絆を深めることの大切さを実感しました。僕のクラスは硬式野球部員だけの構成で、3年間ずっと同じ。教室も野球部のクラスだけグラウンドの近くにあり授業中も窓からグラウンドが見えるので、気分は部活の延長みたいな感じでした。

    勉強でわからないことはそのままにせず、その場で質問して解決しました

     フレックスコース3年間を通して心がけたのは文武両道です。高校は勉強する場所だから、部活だけやっていればいいのではない、と考えています。普段から授業を大事にして、その時間は絶対に集中するように心がけました。わからないことが出てきたら、わからないままにせず、手をあげて質問するなどしてその場で解決しました。
     授業でも部活でもずっと一緒だったので、卒業で仲間と離れるのは寂しいです。今まで野球一色の生活だったので、普通の人たちと比べると世の中のことなど、知らないことも多いと思います。ですので、まずは本を読んだりして毎日少しずつ進めていって知識を増やしてくことが大事だと思っています。毎日少しずつ成長というのを自分の中に置いてみたい。そう思っています。
     最後に野球の後輩たちにメッセージです。もちろん日本一になった後でプレッシャーがあると思いますが、自分たちの横のつながりが大切です。学年間の仲がとにかく大切なので、そこでしっかりして関係を築いていってください。「みんなで勝ちに行く」という気持ちで頑張ってほしいです。

  • ベストな練習環境を支えてくれた仲間に感謝しています

    森島さん(平井中出身)

    国士舘大学 21世紀アジア学部 21世紀アジア学科【学校推薦型(指定校)】

    森島さん(平井中出身)

    授業の栄養講座を参考に筋肉をつけました

     中学で鹿島アントラーズのジュニアユースに所属し、DFを任されていました。そこで一緒にプレーした憧れの先輩が仙台育英に進学し、1年生から試合で活躍していたので自分も大勢の部員と競って実力を試したいと思ったのです。人工芝のグラウンドをはじめサッカー部の練習環境が整っているのはもちろん、運動部の選手も有名大学への進学率が高いと知り、文武両道を目指せるフレックスコースを選びました。高校サッカーは中学と厳しさの次元が違うと感じたのは、先輩たちの練習と寮生活を間近で見たからです。部活に全力で打ち込み、後輩の面倒も見て一日も休まず朝練に励み、食事は脂肪の多い食材を避けタンパク質中心に摂る…勝つためにあらゆる努力を惜しまないストイックな行動に、自分はまだまだ甘いと身が引き締まりました。
     フレックスコースの学校設定科目には、スポーツ選手の栄養やメディカルに関する講座があります。五大栄養素のひとつであるタンパク質が筋肉形成にどう関わるか、トレーニングの原理原則などコンディショニング面で重要な知識を学び、それを参考に食事とトレーニング内容を見直しました。おかずから揚げ物をはずし、不足カロリーの分は自分でごはんを炊いて鶏肉を焼き、ビタミン豊富なブロッコリーを摂取。同時に機能性の高い筋トレを取り入れた結果、走力や身体のキレを落とさないまま筋肉の増強に成功しました。感染対策で練習と試合が制限されフィジカルに不安がある中、専門講座で自己管理に役立つ情報を得られて満足しています。

    どんなに疲れていても必ず机に向かいました

     部活を終えて寮に帰った後は、必ず授業の復習をします。志望大学によってスポーツ推薦以外の指定校などで受験する可能性があるため、疲れていても眠くてもとにかく5分机に向かい、5分集中できたら次は10分、20分と時間を伸ばして集中力を養いました。わずかな時間で得たのが数行の知識だったとしても、毎日積み重ねていけば大きな成果になるのです。
     国士舘大学の21世紀アジア学部はスポーツ心理学やスポーツマスコミ論などアスリートに必要な専門科目を選択できます。スポーツ関連の職業のほか公務員就職者数も多く、将来の選択肢を増やせるのが魅力でした。サッカー部は関東1部リーグに属する強豪で求められるレベルは高いですが、まずレギュラーの座をつかみ、試合でタイトルを獲得するのが目標です。

  • 夢は裁判所事務官、 趣味の読書で国語力を養いました

    佐藤さん(大沢中出身)

    東北学院大学 法学部 法律学科【総合型】

    佐藤さん(大沢中出身)

    中学の頃に裁判所に憧れたことを思い出し、志望学部を決めました

     日ごろから本を読むことが趣味で書くことも好きです。高校の現代国語の授業が楽しく、中島敦の「山月記」の授業が印象に残っています。ノンフィクションの本やミステリー小説もよく読み、裁判所の仕事を知るきっかけにもなりました。好んで読んだ小説の中には裁判のシーンが詳しく書かれているものも多く、次第に事務官の仕事に憧れを持つようになりました。
     高校の入学時は明確な将来の希望がなく、2年次の進路に向けての学習を受けてから考えるようになってから、当初は理系の大学を希望しました。けれど、まだ迷いがあってもう一度考え直したとき、中学生の頃から小説を通して裁判所に憧れて法律を学ぼうとしていたことを思い出しました。そしてよく考えた結果、法学部に決めました。東北学院大学を志望したのは、尊敬している祖父の母校だからです。公務員の祖父は厳しい面もありつつ仲間思いなので周囲からとても慕われていて、仕事をしていた頃の話をよく聞かせてくれました。

    法律を学ぶ意欲を試される試験、1次の面接から2次の小論文に進みました

     総合型選抜の推薦試験は以前のAO入試のような形で、学力だけではなく総合的な勉強への意欲があるかをみる試験でした。科目は面接と小論文です。面接の前に出願書類も手を抜かずしっかり記入し、試験に臨みました。1次の面接には4段階評価があり、B判定をいただき2次試験に進むことができました。2次試験の小論文は最初出された課題文をまずは120文字に要約し、さらに質問に対する自分の意見をまとめるのですが、最後まで書ききることができました。
     10月の試験前は、放課後に面接の練習をしたのですが、3年次と1年次の担任の先生に協力いただきました。面接はプレゼンテーションの時間と質疑応答があり、法律に関わる問題ばかりで難しかったです。仙台育英の先生方から、「人に聞いてもらうためには早口にならず落ち着いて話すと良い」とアドバイスをいただき、それを意識するよう心がけました。
     クラスはみんな優しいので、入学して本当に良かったと思っています。3年次のスポーツチャレンジの行事でクラスがまとまり、雰囲気が良くなったと感じました。大学進学後は、趣味の絵や小説を書くサークルに参加したいと考えています。今から楽しみです。

技能開発コース 合格者の声

【学校推薦型・総合型選抜】
  • 勝った試合をニュースで見直して気合いを入れました

    齋藤さん(北角田中出身)

    東北学院大学 経済学部 経済学科【総合型(スポーツ区分)】

    齋藤さん(北角田中出身)

    鮮やかなタックルを決めた瞬間は爽快です

     ラグビーを始めたのは高校からです。15人のメンバーがそれぞれ決められた役割に従って攻撃と守備を繰り広げるラグビーに面白さを感じ、自分の大きな体格が武器になるはずだと考えて入部しました。試合で一番スカッとするのは、ここで点を入れられたらまずいという大ピンチで、激走する相手に鮮やかなタックルを決めた瞬間。笑顔のチームメイトから「ナイスタックル!」と称えられると、日頃のつらさも吹っ飛びます。仙台育英はラグビーの強豪校として地元メディアに取り上げられる機会が多く、絶対に負けられないプレッシャーが常につきまといます。最後まで競って競って、ようやく勝った試合がTVや新聞で報道されたときは、うれしくて何度も見直し「次も頑張るぞ!」とモチベーションを上げました。

    通学時間も無駄にせずテスト対策をしました

     技能開発コースは選択科目のジャンルが幅広く、将来なりたい職業を想定して高校のうちに専門知識を身につけられるのが強みです。私はラグビー以外の競技を経験したくて基礎スポーツ演習講座を選びました。サッカーやバレーボールなど、いつもと違うリズムとパフォーマンスでのびのびと身体を動かすことが部活前の良い調整と気分転換になりました。運動部の選手や専門職を目指す人のため、実技や検定対策が中心と思われがちですが、他コースと同じように一般教科もしっかり学べるカリキュラムです。授業は基礎からわかりやすく解説してくれて、テスト前になると出題範囲の要点をまとめたプリントが配られます。このプリント紙面をスマホに撮り、毎日通学する電車内で画面を見て覚えました。他の運動部の人たちも真面目に勉強するので、部活でどんなに疲れていても手は抜けません。
     ラグビー部は県大会27連覇を達成し、今年も花園出場を決めました。怪我や痛みを克服して3年間厳しい練習を頑張り通せたのは、ブレンデン監督の熱意あるご指導のおかげです。選手自身が能力と役割を踏まえて動く自主性重視のコーチングで、私も「チームのために何ができるか」と考えるようになり、人間的に成長しました。大学ラグビーではウエイトでもっと筋肉をつけて走り込みを増やし、レギュラーを狙うと同時にプレーで期待される選手になりたいです。

  • 学校設定科目の面接対策で英検を取得できました

    戸村さん(宮城野中出身)

    東北学院大学 法学部 法律学科【学校推薦型(指定校)】

    戸村さん(宮城野中出身)

    オープンキャンパスで案内した中学生が、翌年入学し声をかけてくれました

     高校入学当初から大学入試は指定校推薦で受けると決めていました。指定校推薦は1年生からの評定が一番大事です。中学生のときは勉強をあまりしてこなかった分、高校で一念発起。1年生から全て5を目指し、テストも90点以上を目標にコツコツと勉強を続けてきました。国語が好きで作文も得意です。圧倒的に文系だったので、数学は苦手科目でしたが、先生のご指導がとてもわかりやすくて苦手を克服することができました。3年間ずっとめげずに頑張れたのは先生のおかげ、と感謝しています。
     生徒会活動にも力を入れました。仙台育英のオープンキャンパスで生徒会が中学生を案内するのですが、私が担当した中学生が、翌年技能開発コースに入学してきて、「あのとき案内してくれた先輩ですよね」と声をかけてくれたときは本当に嬉しかったです。
     得意の勉強法は、ずばり暗記すること。家の学習は、学校からもらうプリントとワークをまるまる暗記するぐらいの気持ちで何度も解きました。わからないところは先生に教えていただき、友達と一緒に学校で勉強したのも効果があったと思います。数学が得意な友達とお互いに教えあっていました。

    毎日コツコツ1年生からの積み重ねが必ず結果につながります

     やる気の出ないときもありましたが、そういう時は家族に「何時になったら勉強する」と宣言して、机に向かいました。家族に言うとやらなきゃ、という気持ちになるからです。勉強はリビングと自分の部屋でやっていますが、わからないところを親に聞いたことがきっかけで、そのまま習慣になり、一緒に問題を解いたり教えてもらったりしました。テストのときも、ここは一緒に勉強したところだ、と思い出せます。毎日コツコツ、テスト前は5時間くらい全部入れ込むぞ、という勢いでやっていたら、テストでは常にいい点数が取れました。7教科全部90点以上をキープできたので、最後のテストまで結果を残せてよかったと思っています。
     英語が本当に苦手だったのですが、学校設定科目で英語を選択したところ、英検3級に合格することができました。先生が丁寧に文法を教えてくださったり、面接指導をしてくださったりしたおかげです。
     受験前になってからあせるのではなく、1年生からの積み重ねが良い結果につながります。早いうちから対策をして合格を勝ち取ってください!

  • クラスメートからの適切な助言で勉強が楽しくなりました

    古積さん(仙台第二中出身)

    東北福祉大学 総合福祉学部 社会福祉学科【学校推薦型(公募制)】

    古積さん(仙台第二中出身)

    お年寄りと子どもに関わる仕事に就きたい

     中学時代に介護施設のデイサービス体験に参加して、自分も将来はヘルパーさんのようにお年寄りを助けたいと介護の仕事を目指すようになりました。東日本大震災の後、2~3年ですが母の実家のある四国に引っ越し祖父母と一緒に住んでいた時期があり、違和感なく過ごせてかわいがってもらった思い出もあります。元々お年寄りと会話をするのが好きで、昔どういうことをしていたのか、かつての仕事や昔の遊び(パッタなど)についてお話するのがとても楽しいのです。介護の仕事と同時に保育士の資格にも興味があり、小学校のころ母が手伝っていた「こども食堂」に連れていかれ、その中の子どもたちと思う存分遊びました。お年寄りと子どもが大好きなのです。
     将来の進路については、高校2年次まで大学には行かず、専門学校に進むつもりでした。3年次になり調べていくうちに東北福祉大学に巡り合い、野球が強いことでは知っていましたが介護福祉士と保育士の両方の資格を取れると知り志望大学に定め、そこから勉強に力が入りました。

    調査書、面接、小論文は先生方がご指導くださいました

     第一志望を決めた夏ぐらいから、高校と大学が連携するリエゾンプログラムと応募型の推薦入試の準備に取り組みました。11月の推薦入試の日まで連日のように高校に居残りし、先生がたに小論文の添削や面接の練習をしていただきました。本番ではかなり緊張するタイプなため手が震えてしまい、面接官に志望動機のほかに福祉の中身について質問されとても難しかったです。小論文は時間配分の工夫が難しいと感じましたが、居残り練習の成果が出て言葉の使い方がわかるようになり、自分の思いを書くことができました。
     結果は応募型推薦のほうに合格し、両親も喜んでくれました。二重に応募することで、志望の本気さが伝わったかもしれません。児童館の仕事をしている母からは、「自分も行きたいぐらい」と言われました。両親、姉の家族みんなが大学進学しているので、「自分も受からねば」という気持ちもありました。
     小さいころに転校が重なりコミュニケーションが苦手になり、学校になじむのが大変な時期もありました。仙台育英に進学してからも最初は知らない人ばかりで大変でしたが、次第になじみ、2年次に成績が大変なことになり部活をやめて勉強に専念することを決意しました。そんなときに周囲の友達が助けてくれて、丸暗記ばかりして成果が上がらない自分に違う勉強法をアドバイスしてくれました。一生懸命取り組むようになったら次第に勉強が好きになり成績もアップし、推薦入試に必要な評定も取れました。3年間を振り返ると、1年次と違って3年次は努力の日々を過ごしたし、何より勉強が好きになっていました。
     大学進学後は二つの資格を取得する以外に、お年寄りと触れ合うサークルとスポーツ系にも入りたいと思っています。