お知らせ

タイムカプセル開封式

タイムカプセルに込められた経験や教訓を受け継ぎ、次の後輩たちへとつなげていきます

 
 3月16日、本学園の創立111周年の行事として、多賀城校舎ライオンズホールでタイムカプセルの開封式が挙行されました。タイムカプセルが埋められたのは、1993年(平成5年)。同年12月に、学園創立者加藤利吉先生の生誕111周年をお祝いする記念式典と、多賀城校舎ライオンズホールエントランス前に設置された『グローバルクロック』の除幕式が行われました。その時、グローバルクロックの中にタイムカプセルが埋封されたのです。
 会場には生徒会執行部と各コースの代表生徒、そして吹奏楽部が揃いました。
 

開封の様子

 
タイムカプセルを開封すると中から出てきたのは、先輩たちが思い描いた自分たちの未来と、後輩に向けたメッセージをおさめた冊子をはじめ、当時の生徒手帳、教科書、新聞、育英祭のパンフレットなど…。生徒たちは興味津々で見つめていました。
 

生徒代表挨拶

1993年、12月。今から約23年前。ここ仙台育英学園多賀城校舎では、創立者加藤利吉先生の生誕111周年を祝した記念式典と、ライオンズホールでのグローバルクロック設置の除幕式が行われました。その塔内には、当時の仙台育英生が、未来の後輩たちに向けたメッセージなどを綴ったタイムカプセルが埋設されました。
それから長い月日が流れ、学園創立111周年を迎えた今年度、ようやくそのタイムカプセルを開封する時がやってきました。今、こうして記念すべき式典に生徒代表として出席できることを、大変光栄に思っています。
23年前、当時の出来事としては日本でサッカーJリーグが開幕した年。もちろん私たちはまだ生まれておらず、ちょうど私たちの両親が高校生や大学生として生活していた頃、本校でいえば創立90周年を目前にひかえていた頃です。当時の仙台育英学園は、今とは違った雰囲気で違った特色に溢れていたかもしれません。もちろん、当時の先輩方と今の我々の学校生活には、違った面がたくさんあり、その頃は経験できなかったことが今では可能に、もしくはその頃しか経験できないようなことがあったでしょう。そのようなたくさんの経験や教訓を当時の先輩方は、未来の後輩たち・私たちに届くようにとタイムカプセルとして残してくださいました。
 
23年前から変わらぬ、いや創立当初から変わらぬ伝統を私たちは入学したときから受け継いでいます。そして、先輩方が残してくれた経験や教訓を今日、私たち後輩が受け継ぎます。これまで同じ学び舎で過ごした多くの先輩方が築き上げたもの。次は、私たちが先輩の立場となり、何年も先の、何十年も先の後輩へと伝えていく番です。先輩方が残した思いを胸に刻み、今後も受け継がれていくよう、私たち生徒は学園生活を過ごしていきます。
 
平成29年3月16日
生徒代表 生徒会長 大竹くん(特別進学コース2年)