国際教養大学 国際教養学部AO・高校留学生選抜試験で合格
 

高橋 さん
平成22年3月
外国語コース卒
東向陽台中出身

 

国連で働きたい!
大きな夢を叶えるには
外国語コースが最適でした

人生観を変えた
 9・11テロ


 英語をマスターしようと決意した動機は、私が小学生の時にニューヨークで起こった9・11テロでした。うずたかく積もったがれきの中で、人々が国境を越えて励まし合い、助け合っている姿をTVで見て感動。私も将来ボランティアをしたい、国際連合のような大きな組織で世界の人々のために働きたいと強く思ったのです。国際組織に属するには各国の人とスムーズにコミュニケーションをとる必要があり、公用語として最もポピュラーな英語を身につけるのが第一歩と考え、英語教育が徹底している仙台育英の外国語コースを選びました。
  外国語コースは留学中の単位を認めてくれるので、長期海外留学しても留年せず、同級生と一緒に卒業できます。TOEICの専門授業で資格取得に力を入れていること、日本の伝統文化である華道・茶道を学べること、外国人留学生が多くネイティブの英語に触れる機会が多いなど、ほかの高校では考えられないほどベストな条件がそろっていて「私の夢を叶えてくれるのはここしかない」と感じました。入学してわかったことですが、外国語コースはクラスが3年間変わらないため友達と強い絆で結ばれ、団結力が育ちます。私たちのクラスはスプリングチャレンジの綱引き競技で、男子のいる英進進学コースに勝ってしまったほど(笑)! 高校で心が通じる友を得たのは大きな財産でした。


留学先の赤十字社で
 貴重な勤労経験も


 2年の時、ニュージーランドへ留学して、現地の赤十字社を飛び込み訪問。積極性がかわれたのかボランティアスタッフに雇ってくれて、週末は赤十字社が経営するセカンドハンドショップ(中古品販売店)で古着や中古の自転車を売り、商品整理やレジ打ちをしながら発展途上国への寄付を呼びかけました。また、先住民族に対する差別を目にすることもあり、貴重な社会体験ができたと思います。
 国際教養大学は全科目の講義が英語でおこなわれるので、日常生活すべて英語に浸りたい私にぴったりです。留学生選抜入試では英語の小論文と日本語・英語の面接があり、独自の主張を持って国際問題を論じられるだけの知識と語学力が必要です。受験対策として、目に入るものや耳から入るものをできるだけ英語に変えました。例えば携帯電話の設定やメニューをイングリッシュバージョンに変更、TVで見るのはFOXのドラマやCNNニュース、学校では留学生と積極的に話し、読む本はアンネフランクの日記の英語版やハリーポッターの原書、という風に。大学では英語のほかに、人口比で母国語にする人が多い中国語を学び、中国へ留学して多民族国家における民族間の抗争や共生の現実を見たい。私の夢は、まだまだこれからです。