第6回サイエンス・コ・ラボ 『霧箱の製作と自然放射線の観察』

 
実験内容
霧箱によるアルファ線の飛跡観察

 はじめに関根先生から放射線やベクレルとはどんなものかという説明がありました。そして生徒たちが1人1つの『霧箱』を作ります。手作りの霧箱の中には、関根先生が授業の前に東北大の校舎で採集してくださった線源を使用します。線源とアルコールを染み込ませたスポンジを入れた霧箱の空気をドライアイスで冷やします。
 LEDライトを当てることで、放射線の飛跡を生徒たちの目でも観察することができました。

 
 
 さらに、用意していただいた大きな霧箱をつかって、よりたくさんの放射線の飛跡も観察できました。
 
 
 さらに関根先生から、放射線計測器(サーベイメータ)を使って、身近なラジウム温泉の素や、園芸用の土などにも放射線が含まれていることを音で確かめたり、地表の放射線を計測すると、交差点では建物が少なくなるため放射線量が低くなることなどを説明していただきました。
 
 
サイコロを使って理解する放射能の減り方

 放射線の半減期についてのお話のあと、サイコロを使って生徒も実際に体験してみることに。100個のサイコロが入った箱を振り、1の目になったものだけを取り出して残ったサイコロの数を数えていくというもの。グラフに書き表すと、放射線の減り方と一致することがわかりました。

 

 

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