2010年10月に開校した本校のハワイ現地校I-Lion Hawaii Schoolでの研修に、外国語コース2年生が参加しました。ハワイホームステイ研修は、現地の一般家庭にホームステイしながら、語学（英語）研修、ソーシャルスタディーズ（地域研修）、体育的活動などをおこないます。今回の外国語コースの研修は、4月25日〜7月8日の約２ヵ月半にわたって実施されました。
　今回の研修が2ヵ月半の長期にわたって実施できたのには理由があります。3月11日に東日本を襲った大地震と直後の大津波。これにより被害を受けた生徒は数多くいます。そんな生徒たちの心を癒してやりたい…。 I-Lion Hawaii SchoolのEarl Okawa校長先生や現地の日米協会、そしてハワイ在住の日系人やアメリカ系企業の方々のそのような思いやりあふれるご好意により、現地の方々がボランティアのホームステイを引き受けてくださったのです。

　期間中、生徒たちは午前中の授業で教わった英会話を午後、街に出て実践したり、ハワイの歴史を学んだり、雄大な自然の中で体を動かしたり…。6月には、ハワイの1大イベント「まつりインハワイ」のパレードに参加。沿道の観客から「仙台がんばれ、育英がんばれ」という温かい声援を受け、大きな達成感を得た様子でした。

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　そのほか、ハワイならではの出会いもありました。日本領事館を訪ねた際は、宇宙飛行士の若田光一さんのお話を聞くという貴重な機会に恵まれ、スペースシャトルでの任務や生活などの体験談を聞くことができました。元力士の小錦さん宅にも招待されました。なんと小錦さんの歌にのせて生徒たちがフラを披露するという“夢のコラボレーション”も。生徒たちは、小錦さんのお話の中から夢を持つことと前向きでいることの大切さを学びました。

　帰国後にはレポートを作成。テーマは、真珠湾攻撃、フラ、pidgin English、ハワイにおいての日系人など。約2ヵ月半の研修の中で関心を持ったテーマを深く調べることでさらに興味を持ち、視野も大きく広がったようです 。

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