これまで数学、物理、化学と数々の分野での大会において素晴らしい成績を残してきた佐藤遼太郎くん（秀光6年生／塩竈第二小出身）。先の Topics でも紹介しましたが、今年7月、物理オリンピックの世界大会『第42回 国際物理オリンピック2011』に日本代表5人のうちの1人として、タイ・バンコクで開催された大会に出場。それぞれ数時間にわたって行われる「理論問題試験」「実験問題試験」に挑戦し、見事、金メダルを獲得して帰国しました。

日本からの出場者5人のうち3人が
金メダル受賞、その1人が佐藤くん

　国際物理オリンピックは1967年に始まった大会（第1回はポーランド・ワルシャワ大会）で、大学などの高等教育を受けていない20歳未満の学生によるコンテスト。日本は2006年から参加してきました。今回の大会には85の国から395人が参加し、日本からは灘高校（兵庫県）から3，2，1年生3人、開成高校（東京都）から2年生1人、そして佐藤くんの5人が選ばれ、出場しました。

　そして大会の結果は、
＊金メダル：佐藤遼太郎くん、灘高3年生、灘高1年生
＊銀メダル：灘高2年生、開成高2年生

　日本人出場者のこれまでの金メダル獲得者は、
　2006年 シンガポール大会：0
　2007年 イラン大会：2
　2008年 ベトナム大会：1
　2009年 メキシコ大会：2
　2010年 クロアチア大会：0
　2011年 タイ大会：3

　佐藤くんの金メダルは、まさに誇るべき受賞です。

8月初めに最終コンテストが行われた
『物理チャレンジ 2011』でも金賞を受賞

　加えて、佐藤くんは、今年6月から8月初めにわたっておこなわれた『物理チャレンジ 2011』においても金賞を獲得。金賞に加えて、『茨城県知事賞』『つくば科学万博記念財団理事長賞』も受賞しました。

　秀光が誕生して16年目にして、このような素晴らしい賞を獲得した生徒が誕生したことを誇りに思い、秀光生徒全員にとっても将来へのチャレンジに向けての励みにしていきたいものです。