2012 Topics

 サンタ・プロジェクトの皆さんが本校を訪問

 
 
 

 12月10日(月)、秀光にサンタクロースの国フィンランド から、素敵なクリスマスプレゼントが届けられました。
 関東学院大学の学生さんたちによる物語の朗読、フィンランドのデュオ「サイラ&エリナ」のミニライブ、そしてフィンランド・サンタ村であるロヴァニエミ公認のサンタクロースからのメッセージとプレゼント…。会場となった中講義室は、北欧の温かいクリスマスムードに包まれました。

 これは、東日本大震災の被災地や全国各地の子どもたちのために企画された『サンタ・プロジェクト』の一環で実施されたもの。12月6日から9日の4日間にわたって、一関市、釜石市、名取市、仙台市などの被災地で支援活動が行われる中で、本校への訪問も実現しました。
 12月1日から5日に沖縄県那覇市と糸満市で実施された『サンタ・プロジェクト in 沖縄』には、秀光生徒4名も参加。震災時の様子をプロジェクターを使った写真で示しながら被災地の現状を伝えました。

 今回、中講義室に集まったのは秀光の1〜3年生の生徒たち。サンタ・プロジェクトの大学生の皆さんの司会進行で会は進められました。

 
■挨拶(英語&日本語)…3年大橋さん

「2011年3月11日の東日本大震災は、最も悲しい出来事でしたが、世界中から心温まるメッセージをいただきました。今日は、サンタプロジェクトの皆さんの素晴らしいクリスマスプレゼントで、楽しいひとときを過ごしたいと思います」

 
■朗読『3人はなかよしだった』…関東学院大学の皆さん

『3人はなかよしだった』は、北欧のラップランドと呼ばれる地域の少数民族サーミ人によって書かれた物語。極北の地に住むサーミの人々の暮らしが、学生さんたちの朗読とスクリーンに映し出されたイラストで紹介されました。

 
■ラップランドデュオ『サイラ&エリナ』ミニライブ

サーミの伝統音楽が、透明感のある歌声とピアノ、ギターで演奏されました。鮮やかな衣装もサーミの民族衣装とのこと。クリスマスソング「きよしこの夜」も日本語とサーミ語で歌われました。
*サイラさんからのメッセージ

 
■サンタクロース、登場…?

『赤鼻のトナカイ』の歌に乗って現れたのは…元気なおねえさんサンタ。「今度こそ、本物のサンタクロースを呼ぶよ!」『サンタを呼ぶ歌』で、いよいよ本物のサンタクロースが登場しました。
*サンタクロースからのメッセージ

 
 このイベントのお礼に、1年生代表から、サンタ・プロジェクト学生団長、サイラさん、エリナさん、サンタクロースさんに花束が贈呈されました。学生団長の奥山久世さんは挨拶の中で「先日行われた沖縄でのイベントで生徒さんの被災地の現状報告を直接聞いたとき、改めて傷の深さを知りました。お話を聞いて自分自身に宿題ができたような思いでいます」と心境を語られました。
 
■お礼の言葉(英語&日本語)…2年 藤原さん

「今日ははるばる夢を希望を届けにきてくださってありがとうございました。今までお父さんとお母さんのサンタクロースしか知らなくて、本物に会ったのは初めてでした。これからも世界中の子供たちに夢を希望を届けてください」

 
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 最後は全員で『翼をください』の大合唱。一年を締めくくるのにふさわしい心温まるクリスマス会となりました。
 北欧の素敵な音楽を聴かせてくださったサイラさんとエリナさん、温かいメッセージとプレゼントを届けてくださったサンタクロースさん、楽しく元気に盛り上げてくださった関東学院大学を中心にした大学生の皆さん、そして、今年国内外から私たちの学校を訪れて励ましてくださったたくさんの皆さん、本当にありがとうございました。