お知らせ

本校留学生が日本語弁論大会の全国大会と県大会でそれぞれ入賞しました

特進の留学生が全国大会で
国際協力機構(JICA)理事長賞を受賞!

 世界各国から日本に留学中の高校生が、異文化の理解と自らの主張を日本語で発表する「第21回全国国際教育研究協議会 高校生日本語弁論大会 宮城県代表選考会」(宮城県高等学校国際教育研究会主催)が6月18日に開催されました。
 今年は新型コロナ感染症対策のため会場に集まることなく、全てのコンクールがオンライン審査となりました。特別進学コース2年生の強 蘭茜さん(中国出身)が最優秀賞、外国語コース(IB)2年生のファム ダオ フォン ウェンさん(ベトナム出身)が優秀賞に選ばれました。
 強さんはさらに東北地区大会で、最優秀賞を獲得。東北ブロック代表として8月26日にオンラインでの全国大会に進出し、国際協力機構(JICA)理事長賞という素晴らしい賞を手にしました。
 

【全国大会】国際協力機構(JICA)理事長賞
【宮城県代表・東北地区代表選考会】最優秀賞

タイトル「否定されても乗り越える 信念を貫け」

特別進学コース 2年〈2020年11月来日〉
強 蘭茜(中国 広州出身)
 

夢は舞台俳優!
強い信念を持ってかなえたい

 昔からミュージカルに興味があり、インターネットの生配信でミュージカル「レ・ミゼラブル」(日本語版)を観て感動し、2020年11月に来日しました。
 日本は街がきれいで挨拶もよくしてくれるし、学校の勉強も順調です。日本語を学び始めて2年ですが、将来は舞台俳優になる夢を持っています。目標は大学の演技舞踊コースです。
 スピーチの「否定されても乗り越える 信念を貫け」は、日本と中国との教育の違いと将来の夢を語りました。舞台俳優の目標は実家の親から反対されていますが、強い信念を持ってかなえたいです。最優秀賞を取ったと親に報告したら「おめでとう」と言ってくれました。原稿を自分で書いて暗記するのが大変でした。
 全国大会はオンラインの生配信の審査のため残念ながら遠征はありませんでした。開催地の長崎に行きたかったです。

 

【宮城県代表選考会】優秀賞

タイトル「オンリーワンでいたい!!」

外国語コースIB 2年 
ファム ダオ フォン ウェン(ベトナム出身)
 

自分を持ち、夢に向かって
オンリーワンでいるべきだと主張しました

 日本のアニメが大好きで、特に宮城県が舞台の「ハイキュー!!」の大ファン。中学2年生から日本語を学び始め高校進学のために来日し、特別進学コースへ。現在はIBDPを学ぶために外国語コースにいます。アニメを通してみる日本の高校生が楽しそうでキラキラして見えたし、人生1回しかないからできるだけ楽しく過ごしたいと留学を決めました。高校生活は楽しいです。
 「オンリーワンでいたい!!」は、日本ではあらゆる試験に順位が付けられることについての自らの意見を述べました。ランキングを重視し過ぎるとやりたいことが狭まるから、惑わされずに自分を持ち夢に向かってオンリーワンでいるべきだと主張しました。審査に提出したビデオの準備がいまひとつで、親に優秀賞になったと報告したら「えー受かったの?」と驚かれました(笑)。
 今の段階ですが、夜遅くまで懸命に働く弁護士の母の姿に尊敬とあこがれを持っており、将来は自分も大きな仕事をする立派な弁護士になって自立したいです。