お知らせ

第104回全国高等学校野球選手権大会優勝御礼

 夏の甲子園大会の決勝戦を迎えるころになりますと、空には入道雲に代わり、いわし雲が目立つようになり、赤とんぼがアルプススタンドで高校球児のファインプレーを楽しむように上空を飛来している時候となります。
 今年で創部92年となります仙台育英学園高等学校体育会硬式野球部にとって、深紅の優勝旗を私たちの郷土である東北地方に初めて持ち帰ることができましたのも、日頃より宮城県の皆さまから温かいご支援とお励ましを頂いてきた賜物であり、学園を代表して心から感謝申し上げます。今回の栄誉は宮城県のみならず、東北地方の高校球児を目指す若人たちにとって将来に向けた目標として全国制覇が身近なものと感じてもらえる絶好の機会になったのではないかと考えております。さらに、2011年3月11日に発生した東日本大震災からの復興を目指している被災者や本年7月15日・16日に県内を襲った豪雨被害から日常生活を取り戻そうとする皆さまへのエールとなったならば幸甚です。
 これから東北地方の高校野球のレベルがさらに向上し、全国制覇の機会を得る新たなチームが続いていくことと信じております。限りない可能性を持ち、さまざまな苦難を乗り越えようと努力する高校生たちの活躍に対して今後ともご支援下さりますようお願い申し上げます。
 コロナ禍でまだまだ不安な日々が続いておりますが、皆さまのご健勝とご多幸をご祈念申し上げます。ありがとうございました。
 
学校法人仙台育英学園
仙台育英学園高等学校
秀光中学校
理事長・校長 加藤雄彦