お知らせ

秀光コース 2年生が「第24回 日経STOCKリーグ」1次審査を通過しました

経済や株式投資の知識を深める
コンテストに秀光生が挑戦!

 日経STOCKリーグは、中・高・大学生を対象にした金融・経済学習コンテストで、参加者が経済や株式投資について勉強しながら企業を知り、社会を見る目を養うことを目的としています。
 今年度は全国から3部門計2,118チーム(うち高校部門は991チーム)が参加し、秀光コース2学年の佐藤優奈さん、久保茉織さん、鈴木新也さんのチームが高校部門の1次審査通過82チームの1つに選出されました。
 一次審査通過チームはこちら
 
 

参加生徒の声

佐藤優奈さん(東向陽台中学校出身)
 このコンクールは、私が企業活動や株式投資に興味があったことをきっかけに、CAS活動の一環として始めました。バーチャル投資やポートフォリオ作成、取材依頼のメール作成など経験したことないことばかりで、計画を立てることにも苦労しました。しかしながら、自分たちが持っている知識や考えだけでなく、全校生徒や先生方へのアンケートや、実際に活動している企業様にお話を伺うことによって、より客観的かつ多角的な視点を持ったポートフォリオを作成することができました。
 この活動を通して企業の業績や株の値動きを分析し、世界経済の流れを予測することの課題を知り、目的を持って投資することの大切さを学びました。進路として考えている金融・経営についての知識を身につけるとともに、自ら行動しチームで協力する力を培ったことは、貴重な経験であったと思います。

久保茉織さん(宮城教育大学附属中学校出身)
 レポート作成において、私は「社会課題の探究」「投資テーマの決定」を担当し、生産人口年齢の減少や食品ロスといった社会課題の解決に向けて投資や市場の拡大を行うことについて言及しました。コンテストを通して、課題解決のためには詳細な現状分析による課題の明確化と、各個人の得意分野を生かしたアプローチを行うことが大切だということを学びました。レポートを作成する過程で、労働人口不足や食品ロス、食品の安全問題などフードテックが解決し得る課題の幅広さを知ると同時に、技術を必要としている人々の需要に応えるために解決すべき課題とニーズを絞ることの必要性を実感しました。また、各自が食や経済、投資といった興味関心のある分野についての知識を持ち寄ったことで、互いに知識を深め合うことができました。
 今後は、今回学んだ市場の分析や投資といった分野と関連させながら、食品ロスや健康問題をはじめとした社会課題の解決に貢献できる人物となれるよう、より深く進路探究を行い、目標に向かって努力したいです。

鈴木新也さん(秀光中学校出身)
 このコンクールに参加するまでは「株」という言葉を聴くと、どうしても難しいグラフや専門用語などを連想し、難解な分野だと感じてしまいがちでした。確かにこのような専門の知識は、「今、業績を上げているから今後も安定して成長するだろう」といったような数学的、経験則的に株式を評価する上で非常に重要でした。しかし、株の値動きは数学的な解析のみでは動向を推測することは難しく、なぜその企業は高い業績を上げ続けているのか、その業界は今後も発展し続けるのか、といったような創造力を働かせる事も同じくらい重要なのだと感じました。
 また、AIを用いたフードテックという一見具体的にまとまって見えるような範囲であってもさらに細かな分野に分かれており、それぞれ国の文化、政策などの影響を強く受けるために投資先の絞り込みが難しいと感じました。

 
 

 3名は今年度の5月にSMBC日興証券仙台支店様での企業見学に参加し、金融や経済と証券会社の役割について教えて頂いたこときっかけに、今回の「日経STOCKリーグ」への応募を目指して6月にチーム「放課後ユニティーズ」を結成しました。
 金融や経済・経営だけでなく、食品や工学など幅広い分野への興味を持つメンバーが集まり、食産業の現状分析を行った上で投資テーマを「フードテック」と「AI」に設定し「AI×フードテック革命」と題してレポートの執筆を進めました。

 在校生や先生方へのアンケート調査を実施し、AIや機械の介入は、外食産業に対しては一定の需要があるものの、家庭内の調理に関しては抵抗感を持つ人が多いという結果が得られました。そのため、外食向けである不二家、アサヒ飲料、マルハニチロ、日ハム、太陽化学、一正蒲鉾、兼松は今後数年間で売り上げが伸びる可能性が大きい企業だと考え、雪国まいたけ、味の素、日清食品、紀文食品、ベースフードは内食でのAI化が進めば将来的に成長する可能性があると予測してポートフォリオを作成し、バーチャル投資を行いました。

 その後、人の隣に並んで食材の盛り付け作業ができる人型協同ロボットfoodlyを作るベンチャー企業である「株式会社アールティ」代表取締役の中川様からフードテックの将来性や課題について、大手飲食チェーン店の厨房内における一連の調理工程を自動化する調理ロボット事業や業務ロボット事業に取り組む「株式会社テックマジック」代表取締役社長の白木様にフードテックにおけるAIの活用についてオンラインインタビューをふまえ、レポートを完成させました。

 最優秀賞、部門優秀賞、敢闘賞、アイデア賞、ルーキー賞などの入賞レポートは2/16(金)に発表とのことですので、最終結果を待ちつつ、他校のチームの取り組みを見るのを楽しみにしたいと思います!