高校卒業資格を手にして、
将来への新しいステージに一歩進みます
仙台育英学園高等学校 広域通信制課程ILC青森の平成29年度 第15回前期卒業式が行われました。式が執り行われたのは9月24日(日)、会場はILC青森校舎です。加藤雄彦校長先生から卒業証書を受け取ったのは19名の卒業生です。それぞれが決意を胸に、ここから始まる新しいステージに向けての第一歩を踏み出していきました。
これから、今年春に完成したILC青森校舎に続いて10月下旬から「八戸学習センター」がスタートします。生徒たちは校舎はもちろん、八戸学習センターも活用しながら学校生活をおくることになります。
卒業生代表答辞【全文】
「お前はバカだから無理だよ。変われる訳がない。」
私が以前通っていた高校の先生に言われた言葉です。反抗期で、先生とも合いませんでした。後先も考えず勢いで辞めた事を後悔し、「もう一度高校生活をやり直したい。高卒の資格が欲しい。前の学校の先生に自分はできると証明したい。」そう思いました。
そんな時に友達から、仙台育英学園高校ILC青森を紹介されました。ILC青森では、勉強と仕事の両立ができ、週に1回の登校で、選択科目は自分が受けたい授業が受けられると知り、自分でも続けられそうだと、入学することを決めました。
入学をして最初の1年はさぼり癖がついてしまい、まともに登校せず、遊び歩いていた2年目の後半、父から言われました。「学校に行く目的は何だ。行く意味があるのか。こんなかたちで適当に卒業してもいいのか。」
この言葉で私は、今までのことを反省し、心を入れ替えるようになりました。
実際に真面目に学校に行くようになると、派遣として仕事をしていたので、仕事が終わってからレポートをすることや、休みの日にスクーリングの為に学校に行く事は簡単ではなくきついものでした。それでもしっかり学校に行けたのは先生方のおかげです。仕事での辛い話やくだらない話でも聞いてくれたり、学校に行ったときには気軽に話しかけてくれたり、今までの学校では私を一人の生徒として見てくれたことがなかったので嬉しかったです。何より、「変わったね。偉いね。やればできるじゃん。」という褒め言葉が誇らしくて、「学校が楽しい。つらいけど頑張ろう。」という気持ちにさせてくれました。
つらいことや自分の気持ちに負けそうな時がたくさんありましたが、あきらめないで通い続けることができ、卒業ができる。それが私にとっての大きな成長だと感じます。
正直、もう少ししっかりやればよかった、時間を大事にすればよかったと後悔はありますが、ILC青森に入学する前と比べて、いろいろな面で変わることができたと思います。ここまでこられたのは3年間支えてくれた先生方、一緒に勉強を学んだ友達、私を見守って信じてくれた両親のおかげです。特に、両親にはたくさん迷惑をかけました。何度もぶつかりあって悲しい思いをさせました。それでも私を信じてくれて、最後まで向き合ってくれたことに、とても感謝しています。本当に有難うございました。そして私は変われたということを証明できたのではないかと思います。今まで投げやりだった自分が、1つの事をしっかりとやり遂げられたということが大きな進歩だと感じます。
ILC青森に入学してとても貴重な3年間を過ごすことができました。私にとって大切な思い出をありがとうございました。次のステップに向けて頑張ります。
平成29年度9月24日
卒業生代表