お知らせ

ILC宮城 平成29年度 第20回後期入学式

高校卒業資格取得を目指して
新しい仲間たちと成長していきましょう

 9月30日(土)午後、広域通信制課程ILC宮城の平成29年度第20回後期入学式が宮城野校舎のオークルームを会場に挙行されました。7名の新入生がこの日、ILC宮城での学園生活をスタートさせました。
 校長先生は式辞の中で、「人間は支えてくれる人がいると大きく成長します。家族や先生方、一緒に学ぶ仲間たちは、高校卒業資格を得たいという自らの意思で歩いてきた皆さんを精一杯応援してくれるはずです」と温かい励ましの言葉をかけられました。
 ILC宮城の代表生徒による『歓迎のことば』では「この学校には仕事や子育てと勉学を両立している人など様々人たちがいるので自分の世界が広がり、豊かな人間性が育まれると思います。学校生活が楽しく実のあるものになることを願っています」と力強いエールがおくられました。


 

ILC宮城 新入生歓迎の言葉【全文】

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。今日この日から、皆さんの新しい生活が始まることとなります。

 これから始まる広域通信制課程に通う生徒としての新生活に対して、楽しみや期待といった気持ちよりも、不安や戸惑いという気持ちの方が大きいという人も多いかもしれません。

 しかし、この仙台育英学園高等学校広域通信制課程には、ここ仙台育英はもちろん、遠く八戸・沖縄にもたくさんの生徒が在籍しています。直接会うことができる機会というものはあまり多くはないかもしれません。それでも高校卒業という同じ目標に向かって進んでいる仲間がいるということは、確かな心の支えになるのではないでしょうか。

 広域通信制課程は、全日制課程とは違い、何事においても自分の意思、計画性、自己管理能力というものが大変重要です。

 進路はどうしたいのか、そのためには何の教科を履修し、勉強すれば良いのか、では、それをこなすためにはどのように時間を使うのか、すべて自分の意思で決めることができます。だからこそ、最初のうちはとても不安な気持ちになってしまうかと思います。

 でも、それこそが広域通信制課程の強みの一つなのではないでしょうか。自分で考えて自分自身の意思と力で行動する。当たり前のようでいざ実行しようとするととても難しいことです。それを習慣として身に付けることができれば、自信や成長へつながっていくのではないかと思っています。

 また、ここには、仕事や子育てと勉学を両立させている人など、様々な人たちがいます。今まで出会ったことがない人に出会い、知らなかったことを知るということは、自分の世界が広がり、物事を様々な視点から考えられる豊かな人間性を育てていくということにつながっていくでしょう。私ももっと経験や知識を積み重ね、より深みのある人間になれるよう、皆さんと共に精進していきたいと考えています。

 人生において一つの区切りとなる高校卒業そして、そこから次の目標への一歩を踏み出せるよう、これからの学校生活が楽しく実のあるものになることを願い、歓迎の言葉といたします。

 

平成29年9月30日
在校生代表