アートだけでなく作曲にも挑戦
作品に意欲的に取り組みました
本校生徒が「2025 Polypad Art and Music Contest」において入賞を果たしました。12歳から15歳までの部門で、ファイナリストとして入賞したのは、秀光コース1年生の平工 晴望さん(秀光中出身)です。
Polypadとは「Mathigon」が提供するWebアプリの1つで、多角形をブラウザ上で操作して平面図形や立体の展開図について学ぶことができます。数学的な発想と芸術的な表現を競う国際的なコンテストです。図形や関数を素材にした作品づくりを通じて、創造力や問題解決力を発揮する場となっています。
今回入賞した平工さんの作品は、アートでありながら楽譜の面も持っていて、作曲したオリジナルの音楽が再生できる仕様になっています。また、平工さんは過去に「Desmos Expo 2024」でも入賞経験があり、新たな挑戦としてPolypadに取り組みました。
- ▲平工さんの作品「What I See In A Dream」
*音楽が再生されますので、ぜひリンク先の作品ページもご覧ください
2025 Polypad Art and Music Contest
秀光コース1年 平工さん(秀光中出身)
先生方や友人からの言葉が
大きな励みになりました
先輩方が入賞したと聞き、自分も挑戦してみたいと思ったのがきっかけです。以前、関数グラフアートで賞をいただいたことがあったので、次は図形でも挑戦しようと決めました。
最初は操作に苦戦しましたが、自由な図形を使う機能がある中で、あえて既存の図形だけを組み合わせて描くことに挑戦しました。角度を一つひとつ計算しながら進めるのは大変でしたが、その分、自分の数学力が鍛えられたと感じています。髪の部分は自由な図形を用いましたが、目や楽譜の横にある花などは既存の図形で表現しているので、ぜひ注目してもらいたいです。
制作を通して、日常の中にある身近なものを『どんな図形で描けるだろう』と考えるようになりました。図形の理解が深まったことで、関数グラフアートの制作にもつながる知識を得られたと思います。
両親から『二冠おめでとう』と祝ってもらい、先生からも『すべて自分の力でここまで完成させたのは素晴らしい』と評価していただけたことが、とても励みになりました。友人の中には一緒に挑戦しようと描いていた子もいたので、その子に『すごいじゃん!』と喜んでもらえたこともうれしかったです。
これからは三冠を目指したいと思います。関数グラフアートとPolypadの両方で連続して受賞し、自分の得意分野として胸を張れるように、さらに努力を重ねていきたいです。
