お知らせ

秀光中学校第28期生卒業証書授与式

秀光中で培った力と自信を胸に、
未来へ大きく羽ばたいてください

 秀光中学校の卒業証書授与式が2月27日(金)午前、宮城野校舎ゼルコバホールを会場に挙行されました。この日、晴れて卒業を迎えた第28期生は53名。式では、加藤聖一校長先生から卒業生に卒業証書が手渡されたあと、『生徒会功労賞』『加藤利吉成績優等賞』『秀光グランプリ』等の賞がそれぞれ表彰されました。
 第28期生は、春からそれぞれの希望する進路に向けて、仙台育英学園高等学校 秀光コースまたは他のコース等に進学し更に深く学んでいきます。

秀光グランプリ

『Distinguished Academic Excellence Award』

上田さん(聖ドミニコ小出身)

 あなたは中学校3年間を通し、学業全般において優れた成果を納め、本校の学びを体現する存在として歩んできました。その歩みの集大成の一つとして、高円宮杯第76回全日本中学校英語弁論大会において、全国第4位という輝かしい成績を収め、確かな英語力と豊かな表現力を広く示しました。この成果は決して舞台上の一瞬だけで成し得たものではなく、積み重ねてきた努力のすべてが、この結果へとつながっています。
 ここに仙台育英学園の建学の精神と生活信条7か条を体現したあなたの功績を讃えるとともに、今後一層の活躍を期待し、「Distinguished Academic Excellence Award」を授与します。
 

『Leadership Initiative Award』

髙原さん(宮城野小出身)

  あなたは生徒会長として、学校の未来を見据え、「今、何が必要か」を自ら考え、行動してきました。秀光生として大切にしたい心構えや行動指針を整理した、秀光中学校生徒心得「SHUKOH SPIRIT」をまとめ上げ、秀光中学校の新たな歴史を刻むことができました。その行動の根底にあったのは、学校を心から大切に思う気持ちと、より良い学校を自分たちの手でつくりたいという強い意志でした。課題に気づいたとき、誰かが動くのを待つのではなく、自ら一歩を踏み出し、行動に移してきた姿は、まさに先見的で主体的なリーダーシップを体現しています。
 ここに仙台育英学園の建学の精神と生活信条7か条を体現したあなたの功績を讃えるとともに、今後一層の活躍を期待し、「Leadership Initiative Award」を授与します。
 

校長先生からの式辞【要約】 

 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんは、入学式で先輩からコサージュをつけてもらい、秀光中学校の一員となった日のことを覚えているでしょうか。入学時に思い描いた3年生の姿に近づけた人も、そうでないと感じる人もいるかもしれません。しかし皆さんには、共通して誇れる実績があります。
 それは、3年間で3629時間の学習に取り組んだことです。これは標準的な学習時間より584時間多く、約半年分にあたります。皆さんは秀光中学校で3年半分の学びを積み重ね、国際バカロレアMYPの学習を通して、特に自己管理力などの力を大きく伸ばしてきました。また、Language・Music・Scienceという三つの見方・考え方を身につけ、世界とつながるための基礎を培いました。
 これからは自ら学び、自ら道を選んでいくことになります。秀光中学校で培った力と自信を胸に、それぞれの未来へ大きく羽ばたいてください。卒業生の皆さんの更なる活躍を心から願っています。ご卒業おめでとうございます。

 

送辞【要約】

在校生代表 2年 藤坂さん(開北小出身)

 卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。これまで先輩方が示してくださった姿は、私たち後輩にとって大きな目標でした。何事にも誠実に向き合い、仲間と励まし合いながら努力を重ねる姿から、私たちは多くのことを学びました。
 特に印象に残っているのは、入学して間もない頃に学校生活についてプレゼンテーションをしてくださったことです。不安でいっぱいだった私たちに、分かりやすく温かく説明してくださり、その時間をきっかけに中学校生活への期待が大きく広がりました。
 また、スポーツチャレンジの創作ダンスや3年生を送る会での合唱など、先輩方が全力で取り組む姿からは、情熱と仲間を思いやる優しさを強く感じました。私たちも先輩方が築いてこられた思いと伝統を受け継ぎ、この学校の新たな歩みをつくっていきたいと思います。
 先輩方のこれからの未来が、希望に満ちたものとなることを心よりお祈りし、送辞といたします。
 

答辞

卒業生代表 髙原さん宮城野小出身)


 冷たい風の中にも、早春の息吹が感じられる季節となりました。今日、私たち秀光第28期生は新たな未来に向けて一歩を踏み出します。
 本日は、厳粛な中にも、私たちを支えてくださった先生方の温かいお心遣いが感じられる卒業証書授与式を挙行していただき、誠にありがとうございます。また、ご臨席を賜りました加藤雄彦理事長先生、加藤聖一校長先生をはじめとする諸先生方、ご来賓の皆様、保護者の皆様、そして在校生の皆様に、卒業生一同、心より御礼申し上げます。
 
 3年間で最も大切だったもの。それは、何気ない日常でした。毎朝この校舎へ登校し、いつもと変わらぬ一日が始まる。教室では仲間や先生方と、共に笑って語り合い、ときにはぶつかり合って叱られ、涙を流すこともありました。そうした一つひとつの積み重ねが、私たちの友情を育み、先生方の温かな愛情に支えられてきた日々であったのだと、今あらためて感じています。
 
 28期生として共に歩んできた大切な仲間と別れの時を迎えることを、いまだに実感できずにいます。それほどまでに、この日常はかけがえのないものでした。そしてその日常は、先生方、そしていつも見守り支えてくれた家族のおかげで成り立っていたのだと思います。
 
 3年前、まだ体に馴染まない制服と履き慣れないローファーに身を包み、期待と不安を胸にこの秀光中学校の門をくぐりました。グリーンスクール・スノースクールでトレッキングやスキーを楽しんだ瞬間、遅くまで起きていて先生に叱られてしまった夜。どれも私たちの絆を結んでくれました。秀光祭では、起業体験ワークショップで学んだ成果を発表しました。この経験を通して、仲間の新たな才能に気づき、それぞれの個性の輝きを感じることができました。
 
 2年生になり、クラス一体となって歌声を響かせた3年生を送る会での合唱。廊下から聞こえる他のクラスの力強い歌声や安定したハーモニーに、負けまいと心を燃やしたことも忘れられません。
 
 最高学年となり、学校を支える立場となった三年生。スポーツチャレンジでは、1組、2組それぞれが「絶対に負けられない」という強い思いを胸に練習を重ねました。青空の下、オリジナリティあふれるダンスを披露したあの瞬間、クラスの心は一つになり、仲間との絆はいっそう深まりました。その光景は、今も私たちの胸に深く刻まれています。
 
 カナダGLAでは、国境を越えて文化の違いやリーダーシップの在り方を学びました。英語に不安を抱えていた私にとって、流暢に話す仲間の存在は大きな支えでした。現地での生活や他国から来たルームメイトとの交流を通して、価値観が広がり、世界の広さを実感しました。
 
 防災マスターズでは被災地を訪れ、東日本大震災について深く学びました。その学びをもとに、避難訓練の課題を見直し、秀光中学校のための新しい訓練を提案しました。そして学校全体で実施することができ、学びが実際に生かされたことを実感しました。

 これらの経験は、他国の文化を尊重し、多面的に物事を考えることの大切さを教えてくれました。理事長先生や校長先生がお話しされている、これからの社会で求められるグローバルリーダーの姿を、身をもって感じる貴重な機会となりました。
 
 秀光3年間の学びは、すべて先生方の支えがあってこそ成り立っていました。先生方のおかげで、私たちは多くの知識を得るとともに、自分の興味や可能性に気づき、あきらめずに学び続ける力を育むことができました。

 執務室を訪れると、先生方がいつも生徒一人ひとりの相談に親身に耳を傾けてくださっていた姿を思い出します。共に考え、励ましてくださいましたことに、心より感謝申し上げます。そして今、秀光中学校の教師を目指している私にとって、先生方はこれからも変わることのない憧れの存在です。
 
 学年の柱として、私たち53名一人ひとりを温かく見守り、惜しみない愛情を注いでくださった則幸先生。私たちは先生から、「言葉の力」を学びました。先生が紹介してくださったのは、ロバート・フルガム『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』の一節です。「人間、どう生きるか、どのようにふるまい、どんな気持ちで日々をおくればいいか、本当に知っていなくてはならないことを、全部残らず幼稚園で教わった。」この言葉を聞いたとき、私たちは、過去を振り返り、当たり前だと思ってきたことを見つめ直すことの大切さに気づきました。小さなころには自然にできていた「あいさつ」や「思いやり」、「素直に謝ること」。しかし、広い社会を学び、世界が広がっていく中で、その大切なことが少しずつ欠けてしまっていたのではないか、そう自分自身を振り返るきっかけになりました。先生は、いつも言葉で私たちを導き続けてくださいました。私たちに過去を見つめ、今の自分を問い直し、そしてこれからの生き方を考える勇気を与えてくださいました。
 
 誰よりも一人ひとりに真剣に向き合ってくれたりせ先生。どのような状況にあっても最後まで話を聞き、共に考えてくださいました。友人関係に悩んだとき、勉強に行き詰まったとき、窓の外が暗くなるまで語り合った放課後。いつも私たちのそばには先生の姿がありました。そして、りせ先生は私に大きな目標を与えてくださいました。3年前、「生徒会に興味はないか」と声をかけてくださったことが、私の新たな一歩の始まりでした。推薦者を集め、緊張の中で演説を行い、生徒会活動を通して抱いた「生徒会長になりたい」という夢。その夢をこうしてかなえることができたのは、先生の励ましがあったからこそです。りせ先生からいただいた勇気と信頼を胸に、これからも歩んでいきます。
 
 学年全体を一つのチームへと導いてくださった陽香先生。先生は何事にも全力で向き合ってくださいました。どの行事においても、先生のクラスの圧倒的な団結力に触れるたび、私たち28期生は「本当の団結力」とは何かを教えていただきました。カナダGLAでは実行委員の活動から秀光祭での発表まで、数えきれない思い出を共に築いてくださいました。最終日のパーティーで私たちの背中を押し、楽しんでいるか気にかけてくださった温かなまなざし。その一つひとつから、私たちは深い優しさを感じました。また、放課後に生徒と和やかに語り合う光景は、陽香先生がどれほど生徒から慕われていたかを物語っています。先生がつないでくださった絆は、これからも私たちの中で生き続けます。
 
 陰に日向に、私たち28期生を支えてくださった竹林先生。入試直前には、内容だけでなく、視線や座っている姿勢など細かなところまで丁寧にご指導いただきました。自分自身の姿を客観的に見ることができていなかった私にとって、そのアドバイスは仕上げとなる大きな支えでした。また、家庭科室で掲示物を作っていらっしゃる姿や、遅い時間まで黙々と教材の準備をされている姿も、心に残っています。課題が多く大変だと感じることもありましたが、先生と何気ない話をしながら過ごした時間は、私たちにとってかけがえのない思い出です。先生からいただいた優しさを胸に、それぞれの道で精一杯頑張っていきます。
 
Camila-sensei, you always supported each of us.
You kindly watched us as we tried our best to speak in English.
Because of you, we have gained confidence in communicating in English.
With this confidence in our hearts, we will continue to challenge ourselves in many new things.

 私たち28期生を愛し、寄り添ってくださった先生方が温かく導き、3年間を支えてくださったからこそ、本日、この晴れの日を迎えることができました。心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
 
 そして、中学受験から今日まで、最も近くで私たちを見守り、信じ、支え続けてくれた家族。忙しい毎日の中でも、食事を用意し、制服を整え、温かい言葉で送り出してくれました。夜遅くまで勉強に向き合う私たちをそっと励まし、ときには厳しく、ときには優しく背中を押してくれました。解けない問題に悔しさを感じながらも、そばで共に考え続けてくれる姿に、もう一度前を向こうとする力をもらいました。さまざまな活動や行事、進路に向けた挑戦も、家族の支えがあったからこそ全力で取り組むことができました。どのような時も味方でいてくれた家族に、卒業生一同、心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。本当にありがとうございました。
 
 私たちは今、この秀光中学校を卒業するという人生の大きな節目を迎えています。この日を迎えるまで、数え切れないほど多くの方々に支えられてきました。この学び舎で出会えた仲間、先生方との思い出は、かけがえのない宝物です。

 これからの人生には、困難に立ち向かう時もあるでしょう。しかし、その時こそ、今日ここに立つ私たちの今の気持ちと、支えてくださったすべての方への感謝を胸に歩んでまいります。そして、IB MYPで培った探究心と多様な価値観を大切にし、これからのグローバル社会に貢献できる人間へと成長していくことをここに誓います。
 
 結びに、秀光中学校の一層のご発展と加藤雄彦理事長先生、加藤聖一校長先生をはじめとする、諸先生方、ご来賓の皆様、保護者の皆様、在校生の皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げまして、答辞といたします。