お知らせ

秀光コース伊原さんがStanford e-Entrepreneurship Japanで東北地域から史上初の修了生に

秀光で育んだ探究心を力に
英語で挑む起業家教育プログラムに参加

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 仙台育英学園高等学校 秀光コース2年の伊原遠眞さん(秀光中出身)が、Stanford e-Entrepreneurship Japan 2025(SeEJ)に学校代表として参加しました。SeEJは、スタンフォード大学SPICEと一般社団法人e-Entrepreneurshipが提供する、全編英語で行われる選抜制のオンライン起業家教育プログラムです。日本全国および海外在住の日本にゆかりのある高校生の中から選ばれた参加者約20名が、社会課題の解決に向けて学びを深めます。
 伊原さんは最終プレゼンテーションでBest Solution Award(最優秀解決策賞)を受賞し、修了式では受講生代表挨拶も務めました。さらに、今回のSeEJ参加により、伊原さんは東北地域から史上初の修了生となりました。 

伊原さんによるレポート

秀光での学びが挑戦の原点に

 学校代表としてStanford e-Entrepreneurship Japan(SeEJ)に参加し、半年ほどにわたり英語での講義やディスカッション、グループワークに取り組みました。SeEJは、日本全国および海外在住の日本にゆかりのある高校生の中から選抜された約20名が参加する、競争率の高いプログラムです。授業はすべて英語で行われ、デザイン思考を基盤に、教育・医療・テクノロジー・環境など、さまざまな社会課題について学びました。
 私がこのプログラムに挑戦しようと思った大きなきっかけは、本校で実施されているStanford e-Sendai Ikueiでの学びや、東北大学と本校の共同によるアントレプレナーシップ講座での経験です。秀光での学びを通して、課題を自分ごととして捉え、探究し、形にしていく面白さを知ったことが、今回の挑戦につながりました。

社会課題に向き合った個人研究

 プログラムの中で特に力を入れたのは、個人研究です。私は「アントレプレナーシップ×テクノロジー」という観点から、短時間コンテンツの普及による集中力の低下や、行動を始めることの難しさという現代的な課題に着目しました。約130名を対象にアンケート調査を行い、データ分析や既存研究をもとに課題の構造を整理したうえで、AIを活用したマイクロアクション設計による解決策を提案しました。
 その結果、最終個人研究は受講生上位7名に選出され、最終クラスであるStudent-led Virtual Classroomにおいて講義形式で発表する機会をいただきました。さらに、最終審査ではBest Solution Awardを受賞することができ、大変光栄に感じています。

学びを次の挑戦へつなげて

 また、グループプロジェクトでは、多様な価値観をもつメンバーと協働しながら議論を重ね、ミーティングの設定や役割分担、意思決定を行い、一つのアウトプットをつくり上げました。この過程を通して、不確実な状況の中でも前に進める力や、他者の視点を取り入れながらプロセスを動かし続けることの大切さを学びました。アントレプレナーシップとは、単に新しいアイデアを出すことではなく、課題設定、協働、そして責任を積み重ねながら価値を生み出していくことなのだと実感しました。修了式では、受講生代表としてスピーチを務める機会もいただきました。
 現在は、次のステップとなるStanford e-Japanにも参加し、アメリカ社会や文化、日米関係についても英語で学びを深めています。SeEJで培った課題解決力や思考力を土台に、これからも国際的な視点を広げながら、日本と世界をつなぐ新たな価値創出に挑戦していきたいと考えています。