お知らせ

秀光『在卒懇』在校生と卒業生との懇談会2026

先輩の実体験を聞ける貴重な時間
進路選択やIBでの学びのお話も

 在校生と卒業生との懇談会「在卒懇」を、6月13日(土)に行いました。毎年恒例となっている在卒懇は、在校生が先輩方の大学生活や受験勉強、進路選択の経験を直接聞くことができる貴重な機会です。

 ゼルコバホールを会場に秀光中学校・秀光コースの全学年を対象とした全体会を実施し、その後、秀光中学校3年生と秀光コース1~3年生が分科会に参加しました。全体会では、まず遠藤副校長先生が挨拶し、卒業生の経験から多くを学ぶ機会にしてほしいと、在校生に向けて話しかけました。
 当日は、2026年3月に卒業した菊田さん、松浦さん、李さんの3名が来校し、それぞれの進学先での学びや大学生活、秀光での経験が現在にどのようにつながっているかを話してくれました。在校生は、身近な先輩の具体的な言葉に耳を傾けながら、自分自身の進路や日々の学びについて考える時間となりました。

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卒業生から在校生へのメッセージ【全体会より抜粋】

菊田さん〈国際基督教大学(ICU)教養学部〉

 菊田さんは、国際基督教大学(ICU)でリベラルアーツ教育や少人数での対話型の授業を受けていることに触れながら、「秀光で一番取り組んでよかったと思っているのがIBです。毎日ただ話を聴くだけではなく、自分で批判的に考えたり、ディスカッションしたり、主体的に考えていく力は、大学生になったときも、社会人になったときも役に立つスキルだと思います」と、IBで身についた力について語りました。
 また、中学生のうちから意識しておくとよいこととして、自己管理スキルと英語力を挙げました。「課題や勉強だけでなく、睡眠、食事、部活動や課外活動の時間も含めて、自分が一番充実して生活できる時間の使い方を知っておくことが、今後に役に立つと思います」と伝えてくれました。課外活動については、「自分の興味が少しでもあると思った活動にはどんどんチャレンジしてほしい」と語り、忙しい中でも「勉強するときは勉強する、遊ぶときは遊ぶ」というメリハリが集中力やストレス発散につながると、後輩たちに温かいアドバイスを送りました。
 

松浦さん〈東北芸術工科大学 芸術学部〉

 松浦さんは、東北芸術工科大学で文化財保存修復について学んでいることを紹介した上で、秀光での学びを振り返りました。IBでの学びを「答えはないとは言うものの、しっかり評価されるところが難しかった」と率直に語りながらも、「今、芸術学部で概念を考えたり、自分の思っていることを表現することは大事だと実感しています。そういった、他の学校にはないような概念を扱う授業を受けていたことは、自分の強みになっていると感じています」と話しました。
 高校時代に取り組んでよかったこととしては、「進路に関わる活動やオープンキャンパス、資格取得などを早めに進めること」を挙げました。「資格なども早めに取っておくと、実績として積み上げることができ、進路の選択肢も広がります」と話しました。また、「受験前に急に頑張ろうと思っても限界があります。今受けている授業や活動に真剣に取り組む、日々の積み重ねが大事です」と、在校生に呼びかけました。迷ったときには友達や先生に頼ることも、自分の考えを整理するきっかけになると伝えてくれました。
 

李さん〈慶應義塾大学 総合政策学部〉

 李さんは、中学生やIBDPで学ぶ在校生に、日々の学習の進め方について英語と日本語で具体的なアドバイスをしてくれました。「分からないことがあったら、先生に聴いてください。そのままにしてしまうと将来困るのは自分です」と話し、疑問をそのままにしないことの大切さを伝え、授業の受け方についても自身の経験をもとに語りました。
 英語学習については、「強いベースをつくるために、できれば中学生から英語の勉強を始めてください」と話しました。秀光には外国人の先生と英語で話す機会があることにも触れ、「英語力、特にスピーキングの面でとても力がつくはず」と、学校の環境を積極的に活用することを勧めました。IBDPに関しては、CAS、EE、IAなどを先送りにせず、計画的に進めることの重要性を強調し、「EEは、夏休み中にリサーチを始め、2年生の9月からは書き始めてください。内容が固まっていなくても、先生に相談しながら、今あるものを書き始めることが大切です」と、後輩たちに力強く呼びかけました。
 

 講話後の質疑応答では、IBでの学びや「答えのない問い」にどのように向き合うかについて、卒業生が自身の経験をもとに答えてくれました。菊田さんは、IB教育について「社会の平和や、より良い社会に貢献する批判的思考力、協働する力を持った若者を育てることにつながっている」と話しました。松浦さんからは、「答えそのものだけではなく、その答えをいかに説明するか、自分の考えを他者に受け入れてもらえる形にしていくことが大事だと思います」という言葉もありました。秀光での探究的な学びが、大学での学びや進路選択につながっていることを感じられる時間となりました。

 
  • ▼分科会の様子
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 全体会の後に行われた分科会には、2023年3月の卒業生でアメリカのMiddlebury Collegeで学んでいる浅利さんも来校し、海外大学での学びについて話してくれました。
 在校生は4つのグループに分かれて、進路選択のきっかけ、入試方式ごとの準備、IBの課題への取り組み方、大学での学びなどについて、より近い距離で卒業生に質問しました。
 在校生にとって、先輩方の具体的な経験や励ましの言葉は、これからの学校生活や進路を考える上で大きな支えとなったようです。