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パンサー尾形 仙台育英“激励”訪問 「運動部OB ×現役“ガチトーク”」

多賀城校舎グローリーホールで尾形先輩たち
仙台育英運動部OBと現役部員が“ガチ”に激突!

 2月21日、多賀城校舎グローリーホールを会場に、ユニークなトークショーが開催されました。ステージの主役は、日頃から「仙台育英サッカー部出身!」を公言し、さまざまなシーンで私たちを励ましてくださっている尾形貴弘先輩。人気のお笑いトリオ、「パンサー」のメンバーの一人です。
 尾形先輩は、桃生郡鳴瀬町野蒜(現・東松島市)の出身。松島町立松島中学校から仙台育英学園高等学校を経て、中央大学文学部卒業。一般企業で働いた経験や学校の先生を目指した時期もあったというユニークな経歴をお持ちです。

平成8年3月卒業の仙台育英OB4人の先輩方がステージで

 トークショーのタイトルは(写真にもあるとおり)、『パンサー尾形 仙台育英“激励”訪問 運動部OB×現役“ガチトーク”』。グローリーホールに設置されたステージには尾形先輩を中心に4人の“仙台育英運動部OB”が並びました。
 この日のトークショーのサポート役として尾形先輩の右に座ったのは天野勇剛先輩。尾形先輩と同い年で仙台育英在校中は硬式野球部に所属。1994年夏と1995年春・夏の甲子園に出場し、卒業後、千葉ロッテマリーンズで活躍した先輩です。
 3人目は丹野博太監督のもとで仙台育英ラグビー部の選手たちを毎年“花園”(全国高校ラグビー大会)に導いてくださっているニールソン武蓮傳(ブレンデン)ヘッドコーチ。そして4人目は、現在、本校硬式野球部でコーチを務めておられる吉田幸祐先生。武蓮傳コーチ、吉田コーチともにかつての仙台育英での“同級生”(尾形先輩だけが隣のクラスだったとのこと)。そして、繰り広げられるトークを見守るのは、本校サッカー部男女、硬式野球部、ラグビー部、男女バレー部の部員たちです。

 トークショーは、主催である仙台育英学園同窓会会長・瀬戸信男先生による「4人の方々は平成8年3月の卒業生。4人の先輩方からのお話を聞いて、みなさん、たくさんの元気をもらってください」の挨拶からスタートしました。
 

昔の部活は本当“シビア”の一言につきたけど…

 トークの滑り出しは、サッカー部、硬式野球部、ラグビー部…それぞれの先輩方の「仙台育英“現役”時代」の思い出話から始まりました。
 4人の先輩たちの共通した思いは、「昔の部活はほんと“シビア”だった。いまのみんなは練習時間や練習内容をふくめて、ほんとに恵まれてるよ」(尾形先輩)。加えて、「いまの高校生、うまいよね。レベルが上がってる。野球もそうでしょ」
 尾形先輩の言葉に、「毎日の練習量はガンと減ってるみたい。それなのにうまくなってるのは、練習の内容が俺たちのときとは違っているからかな」と天野先輩。さらに、二人の意見を受けて、吉田先生が「昔は練習を強制的にやらされていたところがあったよね。でも、いまは自らが進んでやる練習に変わってきている。この意識の違いが結果として出ているのでしょうね」とのコメント。これに対して、尾形、天野両先輩は「そんなもんなのかな」と…。「でも、うまくなっていることは確かだよね」(尾形先輩)。尾形先輩は昨年末と今年正月(12月31日と1月2日)に横浜の三ツ沢球技場で行われた仙台育英サッカー部にとって5年振り32回目となった第96回全国高等学校サッカー選手権大会の試合にも応援に駆けつけてくださいました。
 

現役部員の“一発芸”披露にグローリーホール内、大爆笑

 4人の先輩たちの話は続きます。多くは“辛かった”話。「当時は恋愛禁止だったよな」(尾形先輩)。「ラグビー部は、なぜか“炭酸禁止”だった」(武蓮傳先生)。天野先輩がちょっと驚くようなエピソードを紹介してくれました。
 「俺たちのころは部活中に水を飲んではいけない時代だった。だから、グラウンドの外の田んぼにホームランボールが飛んで行った時には、球を拾いに行った帰りに、こっそり田んぼの水を飲んでいた」
 辛かった話ではないのですが、尾形先輩からはこんな“現役時代”のエピソードも。
 
《尾形先輩が話してくれた仙台育英サッカー部時代のエピソード》
 普段の練習では人一番汗をかいて頑張っているのに、試合に出られない同級生がいた。仮に「A君」と名付けよう。A君は頑張っても、頑張っても、試合に出してもらうことができなかった。しかし、A君にとって3年生の最後の試合のとき、ベンチにいたA君は突然、監督に名前を呼ばれた。監督がA君を“高校時代最後の試合に出してやろう”と思い立ったのだ。A君は泣いて喜んだ。A君はゴールキーパー。緊張いっぱいでゴールに立った。試合はキーパーのゴールキックから始まる。A君は渾身のキックを放った。が、ボールは不覚にも大幅にアウトにかかって、ボールは大きく軌道がはずれて、とんでもない方向へ…。
 そのボールが飛んで行った先を見た選手たち、審判、監督も一瞬、唖然!そして大爆笑…!
 さて、そのボールはどこに飛んでいったのでしょう。A君の名誉のために、このホームページ上では内緒にしておきましょう。

 出てくる話題、爆笑、爆笑の連続で続き、その合間には、これも“大爆笑”の現役部員たちのステージ上での一発芸があったり。1時間と少しのトークショーの楽しい時間は瞬く間にすぎました。

 最後に、尾形先輩から、私たち、仙台育英生徒全員に向けてもメッセージを紹介しましょう。
 
《尾形先輩からのメッセージ》

辛いことがあっても腐らず頑張れ!
頑張り続ければ、最後にはかならず成功するよ!

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 みんな、高校生やっていればいろんな大変なことがあると思う。でも、言いたいのは、それで腐っちゃいけないってこと。へんなプライドにこだわったりしちゃいけない。俺なんか、プライドなんか捨ててやってる。全部捨てちゃうのはなんだけど、プライドは心の奥の奥に一個残しておけばいい。でもって、辛いことがあっても決して腐らないこと。それで頑張り続けること。頑張り続ければ、きっと最後には成功するから。
 俺だって芸人になれたんだから。あれだけスベっていた俺がテレビに出られるようになったんだから。ありえないでしょ。

    「そうだね(笑)」と天野先輩。
    「そうだね、って、おかしいから」と尾形先輩。

 とにかく、だから、腐らずに一生懸命やってほしいと思います。
 俺、みんなのこと、応援してるんで。みなさん、なんかあったら冬にサッカーの全国大会に応援に行ったように、俺、応援に行くんで。で、相談したいことあったら、連絡ください。俺、全部、相談にのるから。
 みんな、頑張ってね。ありがとう。
 サンキュー!
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※このTOPICS記事は、パンサー 尾形貴弘先輩と所属の吉本興業カンパニー よしもとクリエイティブ・エージェンシーの方々のご協力およびご承認のもとに掲載させていただきました。転載等はご遠慮ください。