お知らせ

ILC青森 『社会人養成講座』

思わぬ落とし穴がある
薬物乱用の恐ろしさ

 11月28日(水)、湊高台校舎を会場にILC青森『社会人養成講座』が開催されました。今回、壇上に立ってくださったのは、八戸市学校薬剤師会会長の小池智彦先生で、講座のタイトルは『薬物乱用防止・健康』。「薬の服用・薬物乱用が心身に与える影響と健康について」をテーマに、薬物・覚醒剤・大麻等事犯の状況や乱用薬物の種類、薬物の脳や人体に与える影響、危険ドラッグについて、薬物乱用の恐ろしさ、誘われたときの断り方などについて、教室のプロジェクタを駆使して、さまざまな具体的事例を紹介しながら、生徒の心にずしりと響く講座を展開してくださいました。
 この日の参加生徒は34名。保護者8名も加わって、1時間を超える先生のお話に聴き入りました。

開催日/平成30年11月28日 水曜日
時 間/10:00〜11:30
講演者/小池智彦氏
内 容/「薬物乱用防止・健康」について
場 所/仙台育英学園高等学校ILC青森校

 参加した生徒の感想文を紹介しましょう。
 

生 徒 の 感 想 文 か ら

自分の心身だけでなく大切な人との関係も破壊してしまう

 八戸市は、昔、国策として大麻が栽培されていたことに驚きました。現在では八戸市やその周辺でも薬物等で検挙されたという事件が発生しています。アロマやお香を装って販売したり、 インターネットで簡単に取引ができたり、薬物を手に入れる手段が様々工夫され怖い感じです。 薬物は、自分の心身だけでなく、家族や周囲の人たちとの関係も破壊してしまう恐ろしい物であることを認識し、そうした誘惑があろうとも、きっぱり断る強い心を持って行動したいと思いました。【N・Z】
 

1回使うだけで人生を変えてしまう危険な物

 薬物をアロマやお香などに装っているのはとても怖いことです。覚醒剤等の薬物は1回使うだけでも、自分の人生を変えてしまう危険な物です。止めたくても止められなくなってしまうので、絶対に手を出すべきではないし、未成年なのでたばこやお酒もやるべきではないと改めて強く思いました。【H・H】

病院や薬局からの薬も使い方をあやまらないよう注意が必要

 薬物というと、覚醒剤や大麻を想像するが、その他にもいろいろあり、病院から頂いた薬や薬局で買った薬でも、使い方を間違えると薬物乱用につながり体調が悪くなることが分かりま した。自分の友だちや遊びに行く場所でもし誘われることがあれば、その時はその場所から離れる、きっぱり断る、一人で悩まず相談する事が大切だということが分かりました。【R・S】
 

巻き込まれない強い気持ちとそのような場に行かないこと

 今年の夏「登録販売者」の資格を取得しました。今回の講座では、薬物の種類や作用、人体への影響について理解を深めることができました。また、大都市だけでなく全国各地で薬物等により検挙される事件が発生していることも驚きました。薬物に対する法律や取り締まりが厳しくなっているとはいえ、購入する手口も巧妙になり、違法薬物の使用がゼロにならないのも現実です。その中で大切なのは自分自身が巻き込まれないように強い気持ちとそのような場に行かないことだと思います。自分ができることはとても小さな事ですが、資格で得た知識と今回学んだことを将来に生かしていきたいと思いました。【M・M】

正しい情報を共有して「薬物乱用」が入り込む隙をなくす

 今回の社会人養成講座を通して、初めて真剣に薬物乱用に向き合った。間違った情報を安易に信じ込まないためにも、集団で正しい情報を共有し、「薬物乱用」が入り込む隙を無くすことが大切であることを学んだ。また、薬のあり方についても考えるきっかけになりました。そして薬物乱用を世界から無くすことに少しでも貢献できたらと思う。【A・T】
 

個人で簡単に入手できる物でも使い方によっては…

 有機溶剤のボンドや除光液、市販されている薬など自分の身の回にある物や個人で簡単に入手できる物も使い方によっては薬物乱用になってしまう。そのことで、脳が破壊されたり身体や精神への害が生じることで、健康への悪影響が出ることが分かった。薬物を勧められても断る気持ちの強さ、そのためにの精神を安定させる健康的で規則正しい生活など心と体の健康を守ることが、薬物から自分を遠ざけてくれる一番の方法なのだということを学びました。【M・I】