アルギン酸ゲルを使って
三次元で細胞を観察してみよう
『三次元培養法』
日時 | 2018年12月1日(土) |
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場所 | 宮城野校舎 化学実験室 |
参加生徒 | 仙台育英 特別進学コース1・2年生 秀光コース1年生・秀光5年生(希望者) |
講師 | 東北大学大学院工学研究科 珠玖仁 教授 大学院生の皆さん |
将来理系の進路を目指す生徒たちに人気の実験講座「サイエンス・コ・ラボ」。1年間で講座は全7回。仙台育英特別進学コースと秀光の生徒の希望者が一緒に、東北大学の先生方からの指導を受けることができます。迎えた第7回目のテーマは「三次元培養法」です。教授である珠玖仁先生と大学院生の皆さんから、アルギン酸ゲルを使ったハンギングドロップ法という三次元での培養法をはじめ、細胞のさまざまな培養方法を丁寧に指導していただきました。
実験の様子
第7回『三次元培養法』
再生医療という新しい医学の治療法には、ES細胞と呼ばれる受精卵から取り出されたまだ未分化の多能性細胞や、2012年にノーベル生理学賞を受賞した京都大学の山中伸弥先生の発見となる、人の体細胞から誘導されたiPS細胞(人工多能性幹細胞)が用いられ、これらを培養し分化させて、患者の治療に必要とされる組織や器官などの構造を造り上げ移植することが再生医療の目的となります。
今回の講座は、この細胞の培養法が、これまでは一般にはシャーレの中で行う二次元的なものであったのを、最終的には器官や臓器という構造体をつくるためには三次元で行うことが要求されるために、研究・工夫された培養方法の一つであるハンギングドロップ法を用いて培養を各自・各班で実習するものでした。
シャーレに滴下された細胞懸濁液ドロップ中のアルギン酸の繊維は、カルシウム溶液に浸されることにより、カルシウムイオンと反応して互いにまとわりつきながらゲル化し、細胞の三次元培養の足場となってゆきます。この方法によると、サイズの大きな細胞集合体をつくることが可能となり、また種類の異なる細胞を編み込むこともできるとのことでした。