お知らせ

国際バカロレアDP受講希望生徒が「IB CAS リーダーシップキックスタートプログラム」に挑戦!

国際バカロレアDPの授業を体験!
密度の濃い5日間を過ごしました

 仙台育英学園高等学校が国際バカロレア・ディプロマ・プログラム(DP)の東北唯一の認定校となり、2020年2月で5年目。グローバルリーダーを育てるための活動をしている教育機関「Powerful Youth」が提供する『IB CAS* リーダーシップキックスタートプログラム 2020』が多賀城校舎で開催されました。2020年4月から、IB第6期生としてDP受講を希望している各コースの1年生(特別進学・外国語・英進進学コース計28名)がこのプログラムに参加。正式な受講を前に、DPの授業を実際に体験することができます。

※IBプログラムの一つCreativity, Activity and Service の略。生徒自身が計画して実施する課外活動。知識を広げ、社会貢献に繋げていく。

 今回は2020年2月3日〜7日まで5日間のCASプログラムで、Powerful Youthの2名の先生から指導を受け、IBの目指すものを学んでいきます。
 プログラムでは、チームチャレンジ、デザイン思考などの授業のほか、数々のアクティビティも登場。大きなものとしては、NPO 法人 「Second Harvest Japan」が主催している、廃棄されてしまう食べ物を減らし、食べるものに困っている人を支援する“フードドライブ”という活動に協力することです。生徒たちが仙台駅周辺の5カ所で募金を呼びかけました。募金をするにあたって話し合いをして、街頭で呼びかけるためのポスターや募金箱を手作りしました。その結果17万円を越える募金を集め、Second Harvest Japanへ送ることができました。
  •  
  • ▲英語で話し合ったり、発表したりと笑顔が絶えない中でも真剣に授業が進みます。ランチタイムで一息入れたところに、先生方からピザの差し入れのサプライズも。
  •  
  • ▲フードドライブの活動は生徒たちが大きな声で呼びかけ、足を止めたたくさんの人が協力してくださいました

フードドライブの活動の様子


 
  •  
  • ▲最終日、一人ひとりにプログラムの修了証が渡されました
 

参加した生徒たちからの感想

参加生徒を代表して2名が今回のプログラムを受けた感想を話してくれました。
 

時間配分を大切にしながら、海外留学へのステップにしたい

外国語コース1年 髙山さん(戸沢中出身)

 将来は海外留学の希望をもっており、以前から注目していたIBのコースを選びました。IBのディプロマを取れば、苦手な教科があっても、希望の大学に進学する道になると考えています。英語は得意分野で、オリエンテーションではおおまかにリーダーシップについても学びました。いつも以上に考える時間があり、ほかの人と意見をシェアしながら、発言することができました。IBの先輩方からは「宿題が多いから時間配分が重要」とアドバイスされました。それを負担に思わず、コツコツ計画的にこなしていき、勉強への不安を減らしていきたいです。寮生活は忙しいですが、自分のためだけに時間を使うのではなく、みんなと交流することも大切にしています。
 


 

募金活動で仲間と力を合わせることの大切さを学びました

外国語コース1年 吉田さん(秀光出身)

 英語は小学生時代から習っており、IBのコースでは知識を蓄えるだけではなく、思考力とコミュニケーション能力を伸ばしていきたいです。今回、グループに分かれて食料不足に陥っている方々のためのフードバンクの募金活動があり、仲間が力を合わせることの大切さを学びました。授業では、世界の問題、リーダーシップについてのほか、紙飛行機を作り「より遠くに飛ばすにはどうしたらよいか」を話し合うグループ対抗の競争も。ビデオを見て情報を整理する「マインドマップ」(内容をツリーのように書き込んでいく)の作成も勉強になりました。将来はIBの資格を使うといいと聞いたので、英語圏(アメリカ、カナダ)の大学留学にあこがれています。