お知らせ

『第2回IBオンラインセミナー』が開催されました

IB教育について知っていただくための
オンラインセミナーを開催
学習の流れや、卒業生の話も

 本学園は、秀光中学校ならびに仙台育英学園高等学校がIB(国際バカロレア)のMYP(中等教育プログラム)とDP(ディプロマプログラム)の認定を受けております。
 東北初のMYP・DP の認定校として、また国内初のデュアルランゲージ(日本語と英語)でのDP 認定校として、 IB 教育について多くの皆様に知っていただくために、2020年に2回のIBオンラインセミナーを開催しました。

 第1回《8月29日(土)》は、 PYP(初等教育プログラム)候補校であるホライゾン学園仙台校様と共同で開催。講師として星野あゆみ先生(玉川大学大学院教授・IBアジア太平洋地域日本担当開発マネージャー)と坪谷ニュウエル郁子先生(東京インターナショナルスクール理事長・国際バカロレア日本大使)をお招きし、大変密度の濃い内容のセミナーとなりました。

 その後、第1回に参加いただいた方の事後アンケートで『IB卒業生の話を聞いてみたい』というご要望を多数いただき、第2回IBオンラインセミナーが11月21日(土)に開催されました。
 第2回では本学園の第1期生から4期生までのDP卒業生が、体験発表とパネルディスカッションを実施。DPにどのように取り組んだか、進路のこと、IB学習で身につけたスキルが大学生活でどのように活かされているか、経験者ならではの話を聞くことができました。
 こちらでは第2回のIBオンラインセミナーの様子と、セミナー内でパネルディスカッションの時に、時間の都合上回答できなかった質問についてご紹介いたします。

 

第2回IBオンラインセミナーの様子


 

第2回オンラインセミナーのパネルディスカッションの時に回答できなかった質問についての回答

 
【質問1】
秀光中学校に入学当時の英語力はどのくらいのレベルであったのか?
6年間でどのくらい伸びたか? DP期間中の学校外での自主学習は何時間程度したか?
 
【回答】
1)英語能力について
秀光中学校に入学した時の英語能力についてはほとんど初心者に近い生徒から、英語検定の3級を取得している生徒まで幅広いので能力別に2つに分けて英語の授業を実施しておりました(令和3年度からはIBの基準に従いフェーズごとに組織的に英語の授業を実施することにしております)。ちなみに本校DPの選抜基準では英語検定準2級程度の英語能力が必要としております。現在のDP受講の3年生の英語能力はセファールではA2-2からB1-1です。英語検定では準2級から準1級を取得しております。
 
2)DPの自主学習時間
DPの授業については、生徒が中心になり研究・探究し、ディスカッションなどを通して考えを深め、プレゼンテーションや学術的論文で自分の意見を発表します。授業内容については理解をしているということが前提で授業をすることになります。予習するのが当たり前で、さらに課題が各教科から出されたりします。また、論文を書く時間やプレゼンテーションの準備等を考えると毎日4~5時間は勉強しているようです。さらに自分の学習を深めるという場合は休日や長期休業中の時間を活用することになります。
 
【質問2】
認定試験の合格率について

【回答】
DPの合格率については、公式な発表はありません。令和2年度の本校の合格者は11名で合格率は5割程度でした。うち秀光コースは4名(合格率8割)でした。不合格だった生徒も合格ラインに1点足りなかったなど、僅かに及ばなかった者が大多数です。なお、不合格だった生徒の中には、翌年の5月に行われる世界共通テストで一部科目等を再度受験し、資格取得の後、国内大学や海外大学の9月入学をすることもあります。ただし、2020年度現在では5月試験は英語での受験になります。