お知らせ

秀光 出前授業『TOHOKUわくわくスクール』を実施

建築という仕事と自然環境を学ぼう!
グループごとに発表する場面も

 9月13日(月)、『TOHOKUわくわくスクール』が宮城野校舎ゼルコバホールで行われました。TOHOKUわくわくスクールは、東北及び新潟地域の小・中・高校生を対象とし、当地域に所在し活躍している様々な分野の企業等とを繋ぐ出前授業の取り組みです。今回、秀光中学校1・2年生の生徒を対象に、株式会社稲見建築設計事務所の代表取締役 稲見さんにお仕事の話をしていただきました。

 講演では、建築士の仕事内容や、実際に一級建築士になるにはどのような資格を取ればよいのかを具体的にお話していただきました。
 建築材料である木材から、自然環境についても話題が広がりました。稲見さんの事務所では、住む土地の材料でつくる“地産地消”の設計をされています。日本は世界的に見ても豊かな森林を持つ国ですが、実際に建築現場で使用されるのは海外からの輸入木材が多いということから、稲見さんは生徒に「なぜ一般的には地元の木材を使用しないと思いますか」と問いかける場面も。グループごとに話し合って考えを発表し、近年の木の需要の低下や、海外の方が供給が安定していること、日本の林業従事者が減っていることなど、様々な理由が複雑に絡み合っていることを学びました。

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 講演後、代表生徒から稲見さんへのお礼の言葉がありました。講演で稲見さんが、写真で“本物の木材に見えるけれど、実際は印刷や加工によって木材に見える建物の内装”を紹介されたことを受けて、「これから自分の中でも、本物の木のように見えるものでも、実は木ではないのだとちゃんと見てみたいです」と感想をお伝えしました。建築・設計という職業について、そして住宅や日本や世界から見た林業の現状についてしっかりと学ぶことができたようです。