お知らせ

第4回 メディカル・コ・ラボ

ペアやグループになって
コミュニケーション力を育む時間に

 本校では医歯薬系大学を志望する仙台育英学園高等学校 特別進学コース・秀光コースを対象にした『MAP(Medical Academic Programme)』クラスが設置されています(両コースの希望生徒は、2学年進級時に選抜を経て所属)。MAPでは医歯薬系国内大学への進学を目指した指導が行われており、医歯薬系(国公立大学医療・医科学系を含む)の講義だけでなく体験も重視した、特別講座「メディカル・コ・ラボ」を高大連携・医療機関連携で実施しています。

 メディカル・コ・ラボの第4回は、11月19日(土)に宮城野校舎 栄光2階大会議室で行われました。今回のテーマは「ソーシャルディスタンスと脳科学」。第3回から続く2部構成になっています。前回に続き東北大学大学院医学研究科 生体システム生理学分野で教授の虫明 元先生と、今回は虫明先生の奥様であり宮城教育大学の特任准教授である虫明 美喜先生に指導していただきました。

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アドリブの入った演技を
最後は笑顔でこなしていました

 前回は脳と人工知能について学び、今回は大学でも行われている体験型のワークショップの内容が行われています。まず虫明先生と生徒たちが円陣になって椅子に座り、自己紹介をしました。名前と今日の気分を話して、お互いに和んだところで一緒に体操をしたり、相手の動きを真似るミラーリングをしたり…。ペアやグループを組んで即興の演劇を行う時間もありました。その場でランダムにペアを組んだ相手と、「風と洗濯物」や、「お母さんと泣き止まない2歳児」といった役割を与えられ、すぐに演じるというものも。生徒たちはお題が発表されるたびに笑いや驚きの声をあげながら、それぞれが工夫した動きや独創的なストーリーを披露していました。

 最初は緊張気味だった生徒同士も、話し合いやコミュニケーションを取る中で、すっかり打ち解けていったようです。最後は前回の第3回の講義を受けて生徒たちが書いたレポートの感想を見ながら振り返りを行いました。 お二人の先生からは、これから先、社会人になるにあたってコミュニケーション能力が大事であることのほか、たとえ不得意であっても今後人と繋がること、小さいことが積み重なっていき、怖くないと思えることがあると生徒に励ましのエールを贈ってくださいました。
 
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