広報誌

研究紀要情報科学コース

沖縄研修旅行報告

情報科学コース第3学年 八嶋 梨乃

期間:令和6年4月15日(月)~18日(木) 3泊4日
場所:沖縄県 (那覇市~名護市)
参加生徒:100名(男子77名/女子23名)
引率者:槇 統,八嶋 梨乃,菅 光朗,加藤 芳己,武田 久美子,赤間 ゆき 
 

1.はじめに

令和5年度「仙台育英学園沖縄高等学校」の開校に伴い、情報科学コース沖縄研修旅行においては、行程3日目に沖縄校へ訪問した。専門的なICT関連の技術・知識を学び、情報社会のエキスパートを目指す情報科学コース生徒一同は、「仙台育英学園沖縄高等学校」が目指す教育の特色ICT(Independence,Chance,Try)の先駆者として互いの学びを共有した。
以下に本年度の沖縄研修旅行について報告する。
 

2.研修目的

・沖縄の風土と歴史に親しみ、文化・自然・産業に理解を深める。
・研修を通じて豊かな感性と情操を養い、見識を広げる。
・集団行動や様々な交流を通じて、協調性を養う。
・体調はもとより、貴重品の管理や時間配分等、自己管理の能力を養う。
・公衆道徳を守り、社会性を身につける。
 

3.事前指導

LHRや総合的な探究の時間を利用して以下の事前指導を行った。
1) 健康調査(アレルギー調査を含む)
2) 自主研修の班編成
3) 自主研修の計画
4) 研修の目的・心得・諸注意等の指導
5) 沖縄研修旅行結団式
 

4.行程

令和6年度沖縄研修旅行行程表

1日目

4月15日(月)
時刻 場所
10:00-11:55 仙台空港
15:05-16:00 那覇空港
18:30 ホテルサン沖縄

2日目

4月16日(火)
時刻 場所
8:30 那覇市
9:20-11:20 平和祈念公園
11:30-12:30 優美堂
13:15-19:00 那覇市内:班別自主研修(首里城/国際通り等)
19:00 ホテルサン沖縄

3日目

4月17日(水)
時刻 場所
8:30 那覇市
9:20-11:00 仙台育英学園沖縄高等学校
12:00-13:10 御菓子御殿恩納店
14:00-16:40 沖縄海洋博記念公園
17:00 ホテルリゾネックス名護

4日目

4月18日(木)
時刻 場所
8:30 名護市
9:30-11:00 琉球村
12:00-14:15 那覇空港
16:30 仙台空港

 

1日目

仙台空港に現地集合をした生徒の表情からは、沖縄研修旅行に対する期待感と不安感が入り混じったような様子が窺えた。初めて飛行機に乗る生徒もおり、離陸や着陸の際に緊張の表情を見せていた。那覇市内は雷雨の予報で大雨に見舞われていたが、我々が無事に那覇空港に到着すると晴天へと変わり蒸し暑い気温につつまれた。慣れない長時間の移動や気候に疲れた顔を見せる生徒もいた。
  • 【空港での出発式の様子】
  • 【1日目の夕食の様子】
 

2日目

 ホテルサン沖縄からバスに乗り約1時間かけて平和祈念公園へと向かった。平和祈念公園では第二次世界大戦末期の沖縄戦の講話を頂き、戦争の恐ろしさや、命の尊さについて改めて学ぶことができたと考える。優美堂では郷土料理であるタコライスを食べ、沖縄の文化を五感で楽しんだ。沖縄市内の班別自主研修では、各自立てた行程のもと、首里城や沖縄県立博物館、国際通りを回り、友人とかけがえのない時間を過ごした。
  • 【平和祈念公園の集合写真】
  • 【優美堂でのタコライス】
 

3日目

3日目は仙台育英学園沖縄高等学校との交流を行った。沖縄校では情報科学コース第3学年の取り組みとして総合探究の成果を発表した。2年次の時に約1年間かけて探究を行ったもので、学年における発表会で最優秀賞を受賞した2チームが沖縄校の生徒の前で「IT技術で若者の投票率を上げることは可能だろうか」「バス2024年問題」についてプレゼンテーションを行った。沖縄校の生徒からは沖縄校の紹介と投資部の紹介を聞き、遠い地ではありながらも同じ仙台育英学園の生徒としての活動を知り、お互いの理解を深めることができた。
  • 【沖縄校での交流の様子】
  • 【沖縄校での交流の様子】
  • 【沖縄校での交流の様子】
  • 【御菓子御殿での昼食】
 

4日目

最終日はバスで移動し琉球村でエイサーショーを楽しんだ。伝統的なエイサーの音楽や振り付けを見て独特な文化を最後まで堪能することができた。
帰りの飛行機の中では名残惜しそうにする生徒もいた。仙台空港に着くと多くの保護者の方々に迎えられ解散式を行い、それぞれ帰路についた。
  • 【琉球村でのエイサー体験】
 

5.おわりに

今回の3泊4日の研修旅行では、沖縄の文化や歴史に触れるとともに、見聞を通して知識や教養を高めることができた。また、団体行動を通して生徒は自主性や協調性を身につけた。友人同士だけでなく教員や沖縄校の生徒の皆さんとの交流を深め、高校生活においてかけがえのない時間になったと思う。
 

6.謝辞

本研修旅行を実施するにあたり、加藤雄彦理事長・校長先生の多大なるご配慮、ご指導を賜り心より感謝申し上げます。また、沖縄校校長加藤聖一先生をはじめ職員の皆様、東武トップツアーズの皆様、現地のスタッフの方々、お世話になった諸先生方にも深く御礼申し上げます。