I-Lion Day
I-Lion Day 2020
どんな状況でも風化させることのないよう、
安全な社会のために生徒一人ひとりが意識を高めました
飲酒運転の暴走車により本校生徒18人が死傷した痛ましい事故から、今年で15年が経ちました。
2005年5月22日早朝、多賀城市の国道で飲酒運転のRV車がウォークラリー中の生徒の列に突っ込み、3名の生徒の命を奪い、多くの生徒に重軽傷を負わせました。本学園では毎年5月22日を“I-Lion Day”と制定し、 このような事故が二度と起こらないよう、飲酒運転を許さない交通社会の実現に向けてさまざまな活動や追悼行事を行っています。
2020年のI-Lion Dayは、新型コロナウイルス流行に関する対応による臨時休校期間ということで、通常より縮小された形で執り行われました。
慰霊碑 メモリアルストーンへの献花
当日朝、多賀城校舎にある慰霊碑メモリアルストーンへの献花が行われました。献花は例年およそ1,200名の生徒で行ってきましたが、今年は5名の代表生徒が参列。多賀城校舎の4コース1年生から代表者各1名と生徒会長の小野さんが白いカーネーションを供え、慰霊碑の前で静かに冥福を祈りました。
その他の生徒はオンラインホームルームで“I-Lion Day”についての説明を聞いて認識を新たにしました。
「I-Lion Dayは本学園で15年間、絶対に風化させないように毎年行ってきた大事な行事なので、感染症の流行だろうと小規模になろうと、責任感を持って全校生徒を代表して献花をさせていただきました。
歩行者がどんなに気をつけていても車がぶつかってきたら避けられません。このような事故を繰り返さないためにも、運転する側の皆さんも飲酒運転を絶対にしないのはもちろん、十分に気をつけてほしいと思います」
生徒会長 小野さん 特別進学コース3年(宮城教育大附属中出身)
献血バスによる献血
2005年の事故の際、重軽傷を負った生徒たちは大量の輸血で命を救われたことから、本学園ではこれまで文化祭やI-Lion Dayで献血を実施してきました。 休校期間にもかかわらず、硬式野球部、陸上競技部をはじめとしたたくさんの生徒たちが自らの血液で多くの命が救われるならと、多賀城・宮城野両校舎の献血バスに足を運んでくれました。