オンライン授業の事例紹介

数学

集合と命題

情報科学コース1年担当 吉野 裕貴

 
【単元】集合と命題
【授業のねらい】条件の否定について理解する
【教科名】数学
【生徒数】30人
【使用端末】Surface, iPad

もくじ
  1. 授業の要約
  2. 授業構成(授業の流れ)
    (1):Microsoft formsによる復習クイズ
    (2):iPadを使ったzoom授業

1、授業の要約

 これまでの授業で生徒は命題p⇒qの真偽と必要条件、十分条件、必要十分条件について学んできました。今回の授業に入る前に、前回までの振り返りのテストとしてMicrosoft formsでクイズを作成し、生徒の理解度を確認します。formsクイズの正答率をみて解答解説を行い、前回までの復習を済ませます。授業はzoomの画面共有で資料2のように教科書の内容をPDF化したものを用いて行います。本時は条件の否定について、集合と補集合を思い出しながら学んでいきます。

 

2、授業構成(授業の流れ)

(1):Microsoft formsによる復習クイズ

 
  • 資料 1Microsoft forms
 

【工夫したポイント】
 Microsoft formsで作成したクイズのURLをslackで共有します。生徒はそこから自身のMicrosoftアカウントでサインインしてクイズに取り組みます。
 資料1のように生徒の回答は統計され、グラフによって正答率が一目でわかるので、生徒がつまずいたポイントをその場で解説しています。

【オンライン授業の効果】
 Microsoft formsでは簡単なテストの実施、自動採点、統計を一気にその場で行うことができるので、クラス単位での生徒の得意とする部分、苦手とする部分を簡単に把握することができます。そのため、生徒が苦手としている正答率の低い問題をピンポイントで解説することができます。
 また、情報科学コースでは、surfaceを使用しているので、数式をキーボードで打つトレーニングにもなります。

 

(2):iPadを使ったzoom授業

 
  • 資料 2授業用資料

 オンラインの授業はiPadをzoomにつなぎ、資料2のように画面共有し、直接書き込みながら進めていきます。その際、生徒がノートをとる時間をこまめに設けたり、チャット機能などを駆使して質問を行い、生徒が参加しやすい授業を心がけています。
 

【オンライン授業の効果】
 普段からSNSを使い慣れているため、対面で対話しながら進めるよりもチャット機能などを通して文字化することでコミュニケーションがとりやすい生徒もいます。そのため、マイクでの対話、チャット機能を使い分けることで生徒の意見の発信や質問などを受ける機会を設けることができます。