栄光への軌跡 2018
現役大学進学者による大学合格体験記

公募制推薦 合格者

志望大学に現役合格した先輩たちからのメッセージ

岩手大学

理工学部 システム創成工学科 社会基盤・環境コース

平成30年3月特別進学コース卒
米山中出身

「やると決めたら最後までやり抜く」
という決意を3年間貫き通しました
部活動をやり抜いたことが
受験への自信になりました

  私は高校に入学した時に決意したことがあります。それは「やると決めたことを最後までやり抜く」というものです。そして、仙台育英で高校生活を送ったことで、この決意を貫き通すことができたと思います。
 私は特別進学コースの勉強とライフル射撃部の活動を両立していました。限られた時間の中で勉強も部活動もみんなに付いていくのはとても大変でした。そこで、私が心掛けたことは時間の有効活用です。足りない勉強時間を休み時間や電車の中などの隙間時間を有効利用することや講習に積極的に参加することで補い、部活動での足りない練習時間は朝練習や家での自主トレーニングで補いました。しかし、それだけでは補いきれない所も多くあったので、短い時間を集中して取り組むことを大事にしてきました。疲れて集中できない日はしっかり休憩を取り、オンとオフを切り替えることを意識してきました。
 そのおかげで、勉強と両立しながら部活動を10月末の大会まで続け、悔いなく引退することができました。自分でやると決めた部活動を最後までやり抜くことができ、自信を持って受験に臨むことができました。

仙台育英の先生方は真摯に
生徒に向き合って下さいます

 部活動引退後、推薦入試までの時間は1ヵ月程しかありませんでした。それにも関わらず合格できたのは多くの人達に支えられてきたからです。特進の先生、ライフル射撃部の顧問の先生や部員、家族、本当に様々な人達にサポートしてもらい、応援してもらったおかげで頑張ることができました。
 改めて、高校生活を仙台育英で過ごすことができて良かったと感じました。
 これから仙台育英で活躍される皆さんも分からないことや不安なことがあれば、先生方に相談してみて下さい。先生方は生徒の声に真摯に向き合ってくれます。

山形大学

人文社会科学部 人文社会科学科地域公共政策コース

平成30年3月特別進学コース卒
郡山中出身

ソフトテニス部との両立の日々は
楽しさと忙しさであっという間でした
目標を立て自分に合う学習の
スタイルを見つけましょう

  仙台育英の特別進学コースへの進学が決定したとき、勉強とソフトテニスの両立を高校生活の目標とすることにしました。特に部活動ではインターハイ出場を目指し、ほぼ毎日、宮城野校舎から多賀城校舎に通い、休日を返上して練習に明け暮れました。そんな私は、授業で理解すること、わからない、気になる部分は、授業終わりの休み時間までに解決することをこころがけていました。テスト期間は普段の勉強不足を補うべく、必死で勉強していました。大変でしたが苦ではありませんでした。好きなことが続けられる楽しさと忙しさの半々で月日はあっという間に過ぎていきました。
 このような日々を送った私からのアドバイスは2つです。
1.高校生活の柱となる大きな目標をたてる。
2.自分に適した勉強のスタイルを見つけ、一生懸命に取り組む。
 私は、自分次第で何事も成し得ることができると思います。高校生活をより有意義なものとし、この積み重ねがその人の大きな武器に、助けになるはずです。しかし、これまでの積み重ねが少ないからといって、諦めないでほしいです。どんな状況からでも本気になれた人には勝機があると思います。

自分の売り文句を考えると
面接や書類作成に役立ちます

 次に、面接試験について少しアドバイスをさせていただきたいと思います。
1.自分の売り文句を知る。オンリーワンを目指してください。
2.志望理由書には物語をつくる。嘘をつくわけではなく、1.を参考に必要な出来事だけを前面に出すことで話に流れが生まれます。
3.提出書類や回答につかれそうな点はないか確認­。あれば次の回答を考え、先回り。意外に役立つ作業です。
4.本番では失敗も恐れず、面接官の先生方との対話を意識しましょう。
 最後に、皆さんの努力が報われ、保護者・仙台育英の先生・関係者・その他の方々の支えに恥じない結果を勝ち取ることを祈っています。

山形大学

理学部 物理学科

平成30年3月特別進学コース卒
石巻 山下中出身

実験講座や模擬講座などへの参加は
後に必ず何かの役に立ちます
得意な理科から勉強を始め
学習習慣が身に付きました

 私が山形大学を志望大学に決めたのは高校3年生になってからでした。目標の大学がなく迷っていた時に物理担当の先生に相談したところ、山形大学の理学部を勧められたことがきっかけでした。
 山形大学に合格できたのは先生方の心強い支えがあったことが第一でした。
 山形大学を目指すようになってからまずしたことは勉強時間の大幅な確保です。2年生の1月頃まで私はずっとゲームなどで遊んでばっかりでした。その点を今はひどく反省しています。ですが流石にまずいと思い、自分の得意だった理科教科を勉強し始めたところ、新しい知識を得ることや問題を解くことが面白くなり、勉強も自分からするようになりました。その後、物理をする為には数学も必要なのだと分かり、数学も勉強…などというように、どんどん関連づけて様々な教科を学ぶようになりました。

サイエンス・コ・ラボで
知識と関心が深まりました

 そして3年生になり、新しく来た物理担当の先生に相談し、山形大学を目指すことが決まりました。私は入試を公募制推薦がダメだったら一般入試でも受けようと決めていました。なのでそれまでの勉強の質を落とさずに公募制推薦の準備をしなくてはならなかったのですが、それはとても過酷なものでした。まず公募制推薦を受けるにあたって、自分をアピールするものが必要でした。ですが私はほとんどそれまではそれを出来るものがありませんでした。そこで私はサイエンス・コ・ラボに参加しました。毎回休むことのないように参加したことで、理学に対する幅広い高校の域を超えた知識を手に入れることができた上、自分で装置を作り、観察することでそれまで習った理科や数学といったものが自然現象においてどのような関係にあるのかを実験を通して知ることができ、かつ現象の本質を理解することの出来る素晴らしいものとなりました。同時に理学に対する興味はますます深いものになりました。
 私が是非これから入試になる方々に伝えておきたいことは、当然ですが勉強はしていて損はないということと、自分から実験講座や模擬講座などの授業外のことに率先して参加しておいた方がいいということです。必ずどこかで後々役に立つことがあるはずです。頑張ってください。

宮城大学

食産業学群

平成30年3月 特別進学コース卒
しらかし台中出身

多面的なサポートをしてくれる
仙台育英の先生方をぜひ頼ってください
オープンキャンパスを機に
食への関心が高まりました

 私は高校入学時から、国公立大学への進学を目標としていました。しかし、興味のあるもの、将来やりたいことが見つからず、第一志望もなかなか決まらなかったので、勉強の優先順位などに悩むことが多くありました。
 高1の時に親に勧められたのが宮城大学でした。その大学の存在すら知らなかったので、気軽な気持ちでまずはオープンキャンパスに行ってみることに。それから食について考えることが多くなりました。いろいろと悩んだ末、食に関する仕事に携わることを最終的な目標とし、宮城大学を第一志望に決定しました。後輩の皆さんの中にも志望大学が決まらず悩む人もいると思います。私のように、少しでも気になった大学を訪問してみて、その大学で学べることを調べた上で志望大学を決定するというのも有りだと思います。

センター試験は集中講座の
お陰で高得点を取れました

 勉強に関しては、自分でもどうしてこんなにと思うほどやる気が出ず、高1の頃は成績良好だったのが次第に悪くなってしまいました。その事に落ち込むばかりで、勉強に手がつかない、という状態が長く続きました。このスランプをどう乗り越えたかというと、大学生の自分をとにかくイメージ。「自分はこの大学でこれを学ぶんだ!」とか「あのサークルに入って仲間と楽しく過ごすんだ!」とか「バイトして稼いだお金で趣味を充実させるんだ!」とかです。それを実現するには志望大学に合格しないといけないので、自然とやる気が出てきます。気持ちだけではどうにもならないこともありますが、仙台育英の先生方がセンター試験前や国公立入試前、普段の授業でも徹底的に指導してくれます。私は公募制推薦で受験したのですが、センター試験のある得点率を超えなければ合格に不利でした。センター試験直前まで点数が伸びなかった地理が、センター試験前の集中講座のおかげで、本番は模試の2倍近くの点数を取ることができました。英語や数学も普段より良い点数が取れましたが、直前まで点数の良かった国語は自分史上最低点となってしまったので、最後まで油断しないようにしてください。また、面接練習も先生方が的確な指導をしてくれます。多面的なサポートをしてくれる仙台育英の先生方をたくさん頼ってください。3年間自分がやってきたことは正しかったのかと不安になる人も多いと思います。私もそうでしたが、こうして第一志望の大学に合格したので、自分の思う以上に力はついているものです。最後の最後まで自分を信じて頑張ってください。

岩手医科大学

医学部 医学科

平成30年3月特別進学コース卒
聖ウルスラ中出身

心身のストレスを上手く発散して
長い受験生活を乗り切りましょう
医師として社会に貢献する
という信念を貫きました

 私は、病で困っている人を助けるために一生の職業として医師になり、社会に貢献したいという強い想いがあり、医学部を受験することにしました。目標を達成できたのは、この揺るぎない強い信念を貫き続けたことであると思います。
 高校生活で目標にしたことは、まず、心身ともに健康であること、そして、常に自己練磨を心がけ医学部に現役合格できるだけの高い学力を身につけることでした。
 健康面では、常に規則正しい生活を心がけました。起きる時間を一定にし、睡眠時間は必ず確保し、きちんと三食を摂り、適度に身体を動かすようにしました。さまざまなストレスに対しては、自分なりの発散法を身につけて対応し、どうしても困ったときは、必ず先生方や両親に相談するようにしました。心身ともに健康でなければ勉強にも集中できず、長い受験生活に耐えられません。

仙台育英の恵まれた環境を
生かし精一杯努力しましょう

 学習面では、毎日、短時間でも必ず勉強することを心がけました。自宅には多くの誘惑が存在するため、学校での自習時間を確保するようにしました。毎朝7時に登校し、ホームルームが始まるまでの時間と放課後から19時まではオークルームや図書室で自学を3年間続けました。受験は日頃の学習の延長線上にあります。学校の授業を大切にし、定期試験にも全力で取り組みました。こうした日々の努力が目標達成に繋がったのだと思います。
 仙台育英は、自身の目標を達成するための環境が整っている素晴らしい学校です。皆さんも、こうした環境を充分に生かし、高い志を持って、目標に向かって精一杯努力してください。努力すれば自ずと結果がついてくると思います。
 最後に、ご指導いただけた先生方、励ましあった友人達、そして、いつも支えてくれた家族には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

東北学院大学

経営学部 経営学科

平成30年3月フレックスコース卒
鶴谷中出身

早めにプランを立て努力してきたのが
一番の勝因だと実感しています
模擬授業がきっかけで
志望学科を決めました

  私は大学進学へ向けて、早めの準備と努力を心がけてきました。進路設計をするにあたって、スタートが遅れるのはとても不利になります。自分なりのプランを早めにたてるのが大事です。
 私は、2年生の頃に授業で行った大学調べで、東北学院大学に興味をもち、その夏にオープンキャンパスへ行きました。模擬授業や実際の授業風景を見学して、私は経営学部のマーケティングの授業に興味がわき、ここで学びたいと思いました。
 まず、志望大学へどのようにして受験するのかを調べるところからスタートしました。私はクラブチームでサッカーをしていたので、一番最初にスポーツでの公募制推薦に目が止まりました。応募資格をクリアしていたので、受験をし合格しました。早めに準備をしていたから合格できたと思います。
 以上の経験から、私が大学に合格できた一番の理由は、早めのスタートでした。準備を早めにすれば、余裕もできますし、受験の対策もできます。もちろん3年間の努力も大事で、私はもっと勉強していればよかったと思うので、この経験をこれからに活かしていきたいです。

東北福祉大学

総合福祉学部 社会福祉学科

平成30年3月英進進学コース卒
高崎中出身

自信を持って受験対策をすることが
モチベーションに繋がります
先生方との面接練習は
緊張しないために必須だと痛感

 私は推薦入試で東北福祉大学に合格しました。試験内容は面接と小論文です。まず、受験は自信を持って臨むことが大切だと思います。自信の有無は、自分のモチベーションの高低に関わってきます。落ちた場合の準備も大事ですが、たとえ学力的に難しい大学でも自信を持って試験勉強を行った方が、モチベーションを高く保てます。
 私は先生方に面接練習をお願いせずに試験に臨みましたが、試験が終わった頃には「面接練習頼んでおけばよかったなー」と後悔していました。面接は暗記ではなく、その場で瞬時に考え、返答することが評価されるので、面接練習をせずに受けた方が評価されるのではないかと思う人もいるかもしれません。しかし、面接練習を受けずに面接に臨むと、本番独特の緊張感に戸惑ってしまったり、事前に大体の返答イメージが出来ていないと、「志望動機を言って下さい」や「何故他の大学ではなくこの大学なのですか」などの基本的な質問に対しても詰まってしまい、余計に焦って頭が真っ白になってしまうこともあると思います。なので、面接練習を要らないと思っている人も、一度先生に頼んで面接練習をしてもらい、本番に近い雰囲気で質問に答えてみて、返答に詰まるようならその質問の返答を大体でいいのでイメージしておいて、面接の雰囲気に慣れて、詰まらずに返答出来るようになるまで繰り返し面接練習をしてもらうことが、一番自分の力になると思います。

他人の小論文を読むことで
語彙や視点の幅が広がります

 小論文は、とにかく志望大学の過去の論題で小論文を書き、国語の先生に添削してもらう事が一番良いと思います。また、参考書やインターネットなどで、他の人の書いた小論文をたくさん読むことで、語彙が増えたり、自分とは違う考えを持っている人の小論文は参考になったりするので、おすすめです。
 また、普段から本を読んでいると、面接の質問の対策になったり、語彙が増えて小論文の対策にもなるので、出来るだけ多く本を読んでおいた方がいいと思います。

東北福祉大学

総合福祉学部 社会福祉学科

平成30年3月フレックスコース卒
松岩中出身

自分自身の限界を決めてしまわずに
夢に向かって前進していきましょう!
部活動で学んだことを生かし
諦めず必死で勉強しました

 私は、高校3年間でバレーボール部に所属していました。長期の休みのときも平日の授業が終わってからの放課後も休まず続けてきました。小学校の頃からバレーボールを続けていましたが、高校でのレベルは前よりも高くなったので、最初はついていくのに必死でした。その必死に毎日部活動を行っていく中で、継続力や忍耐力が付き、体力面でも技術面でも非常に成長することができました。
 大学受験も同様に、普段の勉強のレベルよりも高いレベルのものを必死に勉強していました。部活動でついた継続力や忍耐力を生かして行っていました。小論文は、なかなか思った通りには書くことができず、苦戦しました。途中で断念しそうになったこともありましたが、自分自身の夢のために2か月間諦めずに必死に勉強してきました。
 その小論文を学ぶことに大切なのは、世の中の出来事、現在の社会問題などを勉強し、把握することだと思います。私は福祉の視点から、現代の日本の社会問題について勉強しました。そのように小論文でどのような題が出題されても対応できるように、たくさんの知識を自分のものにしておいたほうが、色々な視点から書くことが可能になると思います。

震災を経験し人の役に立つ
仕事に就こうと決意しました

 私が必死に勉強して合格することができた大学は、私がなりたい職業について専門的に学ぶ場所でもありますが、社会に出てから、しっかりと社会に貢献できる人間になれるようなことを学べる場所だと思っています。
 私は小学5年生で東日本大震災を経験し、私の住んでいた地域は跡形もなく、津波にのまれてしまいました。それを体験していて、もう二度と起こってほしくないと強く思っています。その震災が原因で、他人の助けを必要としている人たちの役に立てるような職に就きたいと思っています。当時の避難所に多くのボランティアの方々が駆けつけてくれて、そこでは非常に温かい支援を受けました。その出来事を忘れずに、これから社会貢献のために勉強していきたいです。
 そして、これから夢を見つける人、見つけて頑張っている人たちには、自分自身の限界を決めず、諦めずに前進してほしいと強く思います。

東北福祉大学

総合マネジメント学部 情報福祉マネジメント学科

平成30年3月 フレックスコース卒
いわき 泉中出身

仙台育英で学ぶ事は将来必ず役立つので
目標に向かって毎日頑張りましょう
プロ野球選手を目指すには
最適な大学だと思いました

 なぜこの大学にしたのか。それは、野球をしていく中で今後自分がどのようになっていくか考えた時に、野球は技術だけではないという本当の意味を教えてくれた高校3年間の教えを活かせて、プラス世の中を平等にという福祉の心が育てられるなと思えた所に魅力を感じこの大学良いなと思いました。そして、一番の決め手は環境です。ここならプロ野球選手を目指せて、無理でも社会人野球に進みまたプロへと挑戦出来たり、福祉を学び人間的にも大きくなれるという、今後の人生に必ず役に立つ4年間が詰まっている環境だと思いこの大学に行きたいと決めました。1年後、2年後、まずは自分が将来どのようになりたいか、していきたいかを考えてそれに合った道へ進むべきだと思います。とりあえずここではなく自分に合った大学は必ずあります。そこを大切にして選んでほしいです。

目標達成への思いが強ければ
諦めることはないはずです

 しかし、ただ行きたいとは思っていても誰もが行けるとは限りません。そこにあった学力、もしくは成績が大事になります。私は3年間を甲子園のために捧げてきました。暑い日も寒い日も毎日グラウンドに立ち仲間と過ごして来ました。何かを達成するためには何かを我慢して、何かを犠牲にしていかないといけないです。それはスポーツだけではなく勉強も同じです。目標があれば頑張れます。あとは自分次第です。思いが強ければ諦めることはないはずです。そして、神様は見てくれています。
 そして、このような気持ち、やってきたことを上手く伝えられるように面接練習を繰り返して本番に向かっていって下さい。何よりも大切な事は緊張もすると思いますが笑顔が一番の武器です。仙台育英で学んだ事は必ず役立つので、日々の生活から全国のライバル達に勝てるように目標に向かって頑張って下さい。

東北文化学園大学

医療福祉学部 看護学科

平成30年3月英進進学コース卒
矢本第一中出身

強い志を持ち、それに向かって
前進してこそ道は拓けます!
授業の取り組み方を見直し
積極的な学習に繋がりました

 幼い頃から看護師になることが夢でした。看護師は患者さんのサポートをしたり、テキパキと働いているというイメージが強くとても憧れのある職業で、それは今も変わらず思っています。しかし、憧れているというだけでは決して夢は実現できません。少しでも現実的にしていくために、さまざまな課題をクリアしていかなくてはなりません。まず私にとっての最初の課題は学校での定期テストでした。ある教科を勉強しようとしたときその教科の問題の第1問目から4問目くらいまで全く解けなかったことがありました。その問題は難しいものではなく、授業を受けていれば十分解ける問題でした。そして、そのとき私は、授業で聞いたことをその場で何となく理解していただけだったのだと思い知らされたのです。そこで私は覚えやすくするために自分用に言葉を作り変えたり、先生の発言で印象に残ったことなどをメモするように心がけました。その成果は点数としてはあまり大きな変化を得ることはできませんでしたが、対策を取る前より自ら興味や探究心を持って授業に取り組めるようになったので、それだけでも自信に繋がったと思います。

周りの支えがあるからこそ
受験に挑戦できるのです

 私が目指す看護師に向け、志望大学を3校以内に絞っていた時期には、最も自分の志望する内容と合った大学と自分の学力なども踏まえて選ばなくてはならないため、特に学力に自信の無い私にとって葛藤や後悔の多い時期でした。しかし、あきらめている訳にもいかない、進学して夢を実現するための勉強をしたいと考え直し、その気持ちをより真っ直ぐに伝えられる形で受験に臨みたいと思い、公募制推薦で受けることを決めました。そして私は試験科目である小論文と面接の対策を、さまざまな先生方にお願いし、小論文では志望大学だけでなく他の大学の過去問にも取り組み、前年度から見た出題傾向や時間以内に書きまとめる練習をしました。また、先生に添削していただいた答案をもとに、再び自分の言葉で書き換えるなどを繰り返し行いました。面接練習では、特に志望理由はしっかり伝えたいことをまとまった形で言えるようにし、1人の先生だけでなく何人かの先生方にも練習をお願いして、どのような質問のされ方でも臨機応変に返答できるように常に気を付けて臨みました。
 このように、まずは自分自身が志を持ち、それに向かって前進しないことには何も起こせないということと、受験は自分1人だけではなく、たくさんの方からの応援や協力があって挑戦するものだということを忘れてはいけないと思います。今に至るまで高校生活は長いようでとても短く、あっという間に3年生になり進路を決め、自分の道を切り拓かなくてはなりません。後輩の皆さんはぜひ、少しでも早いうちから将来に向けての土台作りを始めてみてください。

東北医科薬科大学

薬学部 薬学科

平成30年3月特別進学コース卒
岩沼西中出身

先生方の手厚いサポートと友人のお陰で
大きく成長できたと実感しています
仙台育英は仲間と切磋琢磨し
勉強に集中できる環境でした

 推薦入試を利用して受験しようと思った理由は、東北医科薬科大学の薬学部が第一志望だったからです。高校へ入学する前から薬剤師になることを目指していて、薬剤師になるには6年制の薬学部へ進学することが必要でした。多くの薬学部がある中で、なぜ東北医科薬科大学の薬学部かというと、第一に、東北医科薬科大学が患者さんに寄り添った医療を行うことのできる医療人を育成することを使命とする、医学と薬学の連携した大学だからです。医学部、薬学部を設置する東北医科薬科大学は、時代が求める医療人養成にふさわしい環境にある大学だと思います。第二に、大学独自のキャリアサポートがかなり充実しているため、より実践的な薬学の知識を習得できることです。サポートの充実については、私が今在籍している仙台育英にも通じるものがあると思います。3年間、学校の手厚いサポートと、友人達との関わりの中で、私自身大きく成長できたと感じます。公立高校不合格で不本意で入学した入学した高校でしたが、今では仙台育英に入学して本当に良かったと思っています。同じく大学進学を目指した仲間達に囲まれることで受験へのモチベーションが上がり、受験勉強に集中することができました。そして第三の理由として、自宅から通学できるため、大学生活にかかる費用を節約できるということです。薬学部は学費がとてもかかるため、親への負担を少しでも軽くするために、自宅から通学できる東北医科薬科大学を志望しました。

先生のアドバイスのもと
苦手の化学を克服できました

 推薦入試では、化学と英語の筆記試験が課されました。私は化学がとても苦手だったのですが、化学の先生からどのように勉強したら良いのかアドバイスをもらい、学校で配布されたワークやオープンキャンパスに行った際にもらった過去問を何度も繰り返し解き、苦手を克服することができました。また、分からないところを質問した際には、とても大切に対応してくださり、とても感謝しています。おかげで第一志望の大学に合格することができました。

東北医科薬科大学

薬学部 薬学科

平成30年3月特別進学コース卒
吉成中出身

辛いときも目標達成に励む忍耐力や
ぶれない強い意思が受験で培われました
大学生の兄の話を聞き
同じ道に憧れました

 私が薬剤師を目指したきっかけは。2つあります。1つ目は薬剤師を目指す兄です。兄からは大学で学んできた講義の内容を聞く機会が度々あり、今まで考えもしなかったことが実は重要な役割を担っているなど、正直驚きの連続でした。薬剤師を目指す者はそのようなことまで学ぶのかと尊敬するとともに皆が知り得ない専門的な事をもっと知りたいと思った自分がそこにいました。2つ目は、私が帯状疱疹を患ったことです。その時処方された薬の薬価がとても高くこうした薬のジェネリックを増やしていきたいと感じました。こうした理由から東北医科薬科大学の公募制推薦を受けることに決めました。
 東北医科薬科大学の公募制推薦は化学と英語のマーク試験と面接が試験内容だったので受験まで英語と化学に絞って勉強しました。主な学習は英語とネクステとシステム英単語を化学はセミナーとセンター講習、模試直しを通して進めていきました。過去問を見る限り英語はそこまで難しく感じなかったので、化学を重点的に勉強しました。セミナーを何周も解き化学の先生を頼りながら分からない所がなくなる位までやり込みました。また、暗記ものをする上で資料集ほど役立ったものはありませんでした。知識を写真やイラストと照らし合わせていくととても効率良く面白みを感じながら覚えていくことができました。こうしていくにつれてセミナーがメモだらけになり、いつしか自分だけの参考書になっていました。その効果もあって入試1ヶ月前の模試で化学の点数を大きく伸ばすことができ、入試に自信を持って臨むことができました。そして、晴れて私は合格を勝ち取ることができました。今までの努力が報われた最高の瞬間でした。

目標を立て一日一日を
大切に過ごしましょう

 この受験は私を強くさせました。どんなに辛い時も折れずに目標を何が何でも達成させるという忍耐力、周りがどうだろうと自分のすべきことから決してぶれない強い意思と集中力を養うことができる良い機会となりました。しかし、一方でもっと早く目標を決めていれば良かったという後悔もあります。私の場合2年生まで定期テストのためだけの間に合わせの勉強しかしてきなかったので受験に対しての学力が圧倒的に不足していましたし、それを取り戻すための時間の余裕もあまり残されていませんでした。さらに2年間は目標がなく、おかげで勉強以外の様々なことが経験できる貴重な時間を無駄にしてしまったんです。
 高校3年間なんてものは驚く程あっという間であっけないものです。だからこそ、その期間を充実させるために目標を立ててほしいです。そして、それを通して様々なことを経験し、学び一日一日を大切にしてほしいと思います。

仙台白百合女子大学

人間学部 グローバル・スタディーズ学科

平成30年3月外国語コース卒
長町中出身

仙台育英で互いに支え合うことができる
友達と出会えて良かったです
オープンキャンパスに参加し
合格への意欲が芽生えました

 3年生になってから、オープンキャンパスに行きこの大学に興味をもちました。ですが、3年生の9月の時点では専門学校に行きたいと思っていました。三者面談で志望大学が決まり、出願がすぐだったので急いで準備を始めました。正直準備しながらも「やっぱり専門学校が良かったな」と思っていました。でも決めたことなので「自分の選択が正しい」と言いきかせてきました。試験2週間前にオープンキャンパスがあったので参加しました。受験するときめたからなのか、「この留学に参加したい。この講義を受講したい。合格したい」と強く思いました。大学の先生方とも話し、いろいろと教えていただきました。実際、その中の1人の先生が面接官だったので、面接試験を楽しく受けることができました。

学校生活にしっかり取り組んだので
推薦受験時に困りませんでした

 私は急に大学を受験するときめたのにもかかわらず、なぜ公募制で受験することができたのか。それは、大学から指定された成績を上回っていたからです。各テストでは、勉強に励み良い点数を取れるように努力しました。そして、提出物もしっかり提出しました。これらを怠っていたら、今頃私は大学に合格していなかったでしょう。「どこの大学受験するか決めてないから。目標がないから」といって、テストをしっかり受けない、提出物などを提出しないのは、後々後悔することになると思います。
 部活動では、インターアクト部に所属していました。いろいろなボランティアに参加しいろいろな人と出会い、ボランティアは良いことだと学び、大学進学後も参加したいと思いました。
 資格は英検2級を取得しました。私は2年のときから資格検定試験に挑戦しました。1年のときから始めれば良かった、いろいろな資格をとれば良かったと後悔しています。これからも、いろいろなし資格検定試験に挑戦したいです。
 高校3年間でいろんな人に出会い、研修旅行でハワイに行ったり、友達と旅行したりと充実した3年間でした。仙台育英に通ったから、みんなと出会えた。友達になった。辛かったこともあったけど、お互い支え合って乗り越えた。改めて仙台育英を選んで良かったと思いました。
 そして、私の夢のキャビンアテンダントになるため、大学でも頑張っていきたいです。

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