栄光への軌跡 2018
現役大学進学者による大学合格体験記

スポーツ推薦 合格者

志望大学に現役合格した先輩たちからのメッセージ

専修大学

経営学部 経営学科

平成30年3月 フレックスコース卒
秀光中等教育学校出身

部活動だけではなく学習でも良い成績を
残すほど進路の選択肢が増えます
硬式野球部では自分達で
考えて練習に励みました

 私は、硬式野球部に所属していました。硬式野球部では、自主性を求められて練習メニューなど自分達で決めていました。練習も、ほとんど自分達だけでやっていました。今年の部員は119人で、県内で一番多い学校でした。3年生は、1年生の夏、3年生の春、夏と3回甲子園に行くことができました。1年生の夏は、準優勝という素晴らしい成績でした。3年生の春は、初戦で福井工大福井高校に負けてしまいました。それから、チーム全員がもう一度甲子園に行き、勝つことを目標に練習をしてきました。最後の夏、延長再試合を含め計7試合を戦い抜き、甲子園に行くことができました。甲子園では、初戦の滝川西高校に15対3で勝ち、2回戦の日本文理戦でも1対0で勝ちました。3回戦は、春夏連覇を狙っていた大阪桐蔭とでした。試合は、9回裏でアウトまで1対0で負けていました。しかし、2アウトからヒットと四球で相手のミスで満塁になり、最後はセンターオーバーヒットでサヨナラ勝ちをすることができました。とても感動した試合でした。甲子園では、ベスト8に終わってしまいました。今年の全国の高校で4つの全国大会に出場したのは、仙台育英だけでした。

物事に取り組む姿勢を
変えれば可能性も広がります

 このように、練習に取り組む姿勢や考え方を変えるだけで人は大きく変わることができます。成績が良ければ、有名な大学から声が掛かったりして、進路の幅が広がります。部活の成績も上げようとすれば、チーム自体が上がり結果もついてきます。しかし、部活だけではなく、勉強もしっかりやって良い成績を残さなければいけません。勉強が苦手や嫌いという人が多いですが、勉強から部活に繋がることがあると思います。なので、部活と勉強をどっちもしっかりやり、自分の行きたい大学に行けるようにしてください。

立正大学

地球環境科学部 地理学科

平成30年3月英進進学コース卒
中野中出身

チャンスが来た時に確実に掴めるよう
常に努力を続け準備をしておきましょう
スポーツ推薦は大学側が
必要としてくれている証です

 私は高校に入ると同時に大学もスポーツ推薦で入学することを決めていました。
 なぜスポーツ推薦で入学したいと思ったのか、それはスポーツ推薦をいただけたということは大学側が自分を必要としてくれているので目をかけていただけると思ったからです。スポーツ推薦で入学させていただく為に私は大学のスカウトの目に留まる様な選手になることや、全国大会などの大きな大会で活躍することが必要だと考えました。大きな大会で活躍してスカウトの目に留まる為には、自分に訪れたチャンスを確実に掴む努力や準備が大切です。
 私はサッカー部でFWをやっています。FWは得点が求められます。大きな大会になればなるほど、勝ち進めば進むほど、得点のチャンスは少なくなります。そのチャンスを掴む為に私がした準備は、練習から本番を想定して1つひとつのシュートにこだわったこと。練習や試合で見つけた自分の課題を自主練習で克服すること。シュートを10本打ったら10本決められる様に、練習を何度も繰り返し練習しました。これが私が試合でチャンスを掴む為にしていた準備です。

誰かの為にという思いが
あれば努力は継続できます

 スポーツだけではなく人生でも何にでも同じことは言えると思います。チャンスはいつ自分にくるかわかりません。その一度だけのチャンスが最後かもしれません。たった1回のチャンスでもそれを掴み取ることで人生が大きく変わるかもしれません。しかし、努力せずに準備せずにそのチャンスを掴むことは決してできません。実際私も全国高校サッカー選手権という大会でハットトリックを達成することができました。私はこれを偶然と思っていません。それは誰よりもシュートの練習をして、チャンスが来た時にそれを掴む準備をしていたからです。
 努力を続けることは簡単なことではありません。しかし、誰かの為に頑張ると思って強い思いがあれば努力を続けることはできると思います。自分の為、家族の為、応援してくれている人の為、なんの為でもよいです。誰かの為にがんばると辛い時でもがんばれます。
 大学受験は本当にすぐ来ます。人に頼る事も大切ですが、まずは自分で行きたい大学について調べてその大学に入学する為には何が必要なのか、どのような準備が必要なのかを早めに考え早めに行動してください。
 1人でも多くの後輩が志望大学に入学できることを願っています。

常磐大学

人間科学部 現代社会学科

平成30年3月 フレックスコース卒
七ヶ浜中出身

意志がなければ何も始まらないので
将来についてしっかり考えましょう
部活動は取り組む姿勢と
くじけない気持ちが大切です

 私は、関東地方の大学にスポーツ推薦入試で合格することができました。後輩の皆さんの中にも、大学進学を希望する人はたくさんいると思います。その人達の為に、私から3つのアドバイスをしたいと思います。
 1つ目は、部活動への取り組みについてです。私は硬式野球部に所属していて、助監督という立場で日々過ごしていました。もちろん、悩んだり、不安になったりすることもありましたが、自分が何の為にこの立場にいるのかを思い出しながらやっていくことで、頑張ることができました。今、自分は何をするのかが大事です。今一生懸命にやっているだけで、結果が出ないかもしれませんが、将来の為には繋がっています。結果でなく、取り組む姿勢とくじけない気持ちが大切だと思います。

多くの大学情報を得ることが
できるのが本校の長所です

 2つ目は、進学先を選ぶにあたって必要なことです。まずは、将来自分が何の仕事に就くかを明確にすることです。具体的に何をするかが決まっていればいいですが、曖昧な人はある程度の方向は決めておかないと、大学生活は充実しないと思います。ある程度の意志があるのとないのでは大学生活はかなり違ってくると思います。
 3つ目は、より多くの情報を集めることだと思います。仙台育英は、数多くの大学へ進学していて、先輩や先生からたくさんの情報を得ることができるのは良い所の一つだと思います。また、現在のインターネットの普及が著しく、興味を持ったことはすぐ調べることができます。たくさんの大学を知り、そこから自分に合った大学を選ぶのも方法の一つです。
 以上3つを挙げましたが、一番大事なのは自分の意志です。これがなければ、何も始まりません。自分の将来をよく考え、後悔のないように頑張って下さい。

新潟医療福祉大学

健康科学部 健康スポーツ学科

平成30年3月特別進学コース卒
仙台 中田中出身

勉強やスポーツなど何か1つの道を
極めることが受験にも繋がります
部活動中心の毎日で授業に
遅れないよう努力しました

 なぜ、仙台育英の特別進学コースに入学したのかというと、高校受験で第一志望にしていた高校に不合格ですべり止め入学をしたことと、部活が宮城野校舎であったことがおもな理由です。しかし入ったからにここで頑張ろうと決めました。
 まず具体的に何をしたかというと、特別進学コースでも私は中学校から部活中心で高校でもその予定だったので、勉強に遅れないようにしました。そのために自分の得意学科では負けないように、苦手教科では遅れないように授業で出来るだけ理解していくようにしました。そして、放課後はずっと部活のことに集中していました。部活で「やるからには日本一」と自分の目標を掲げていて、シーズンには試合や遠征の公欠で半分近く休んだ月もあったため遅れなかったといわれると危ういのですがなんとか教科書を使ってやっていました。

部活動で全国2位になり
進学先が決まりました

 次に、部活で具体的にどのようにしていたのかというと、私は陸上部で投てき種目をしていたので自分より投げる人の投げや練習方法を見て、どのようにしたら重い物を遠くに投げられるかを考え続けていました。そしてその時々に合わせた練習をやっていました。それがやり続けられれば自然に結果はついてくると思います。結果私は日本一にこそなれなかったものの全国2位までなることができました。そういった結果から4校の大学からお話をいただき、その中に自分の将来の夢が叶えられる大学があり、そこに決めました。受験方法は集団面接のみで、抜かりなく対策をして受かりました。
 私にとって勉強は最低限の教養であり、必要なものであると思っています。しかし、自分が陸上が好きで極めようと思ったように勉強も好きな人が極めればいいと思うし、自分の将来に必要な人が極めればいいと思います。だからといって疎かにしていいわけではありませんが他の道を極めると決めて頑張ればそれを使った受験もできると思います。なので、これから受験する人は何か、一つ自分の極めたい武器を作って挑んでもらいたいと思います。この体験記が少しでも後輩たちの役に立つことができれば幸いです。

神戸松蔭女子学院大学

文学部 英語学科グローバルコミュニケーション専修

平成30年3月 外国語コース卒
東仙台中出身

部活動で多くの人の支えを実感し
感謝の大切さに気づくことができました
部活動の遠征先でも自分で
工夫して勉強しました

 私はスポーツ推薦で受験をしました。神戸松蔭女子学院大学のなぎなた部の先輩方と練習をさせていただいたことが何度かあり、その強さに憧れ徐々に入学したい気持ちが強くなりました。さらに、そのときは3年生最後の試合となるインターハイを控えていて、なぎなたのことについて、一日中考えていることも多かったです。そのこともあってさらになぎなたが好きになり、学科も英語学科があったため、受験することを決めました。
 部活動では人よりも+αが必要でした。メンバーの誰よりも声を出すこと、朝練に毎日来ることや、人の試合を見ること、自主練習の量などです。部活動では常に学ぶことだらけで、慣れるのにはとても時間がかかりました。休日や長期休暇期間は遠征や大会が入ることが多いので、よりなぎなたに費やす時間が増えました。その中でも勉強はしなければいけないので、荷物が増えすぎないよう、ノートに要点をまとめたり、携帯で写真をとって勉強用のフォルダーを作ったり、CDの音声を録音したりしていました。

周囲の支えや充実した練習が
面接本番で力になりました

 私はなぎなた部に入って気持ちの面で大きな変化がありました。メンタル面が成長したおかげで、問題から逃げず、向き合うことができるようになりました。けがをして練習に参加できないときや、全く試合に勝てなかったときも、解決できるよう向き合って、練習を全力でやってきました。ですが、それを一人で解決したわけではなく、メンバーや家族など、たくさんの人が支えてくれていたからです。私は部活に入って、たくさんの人に支えられていることを実感し、また、感謝の気持ちの大切さにも気づくことができました。これは部活に入ったからこそ学べたことで、仙台育英に入学できたからこそだと思っています。高校では勉強はもちろんですが、気持ちの面で、大きく成長できるところだと思っています。高校生活ではたくさんのチャンスがあって、自分はもっとできたこともあったはずなのに終わってしまったので、高校生のうちにできることがあれば全てチャレンジするつもりで、高校生活を送れたらいいと思いました。
 受験をするとき、とても緊張しました。ですが、先生方に何度も練習をしていただいたため、落ち着いていることはできました。ですが、受験直前の待機室で、面接の受け答えを思い出している最中に、極度に緊張していました。そんな時に、みんながかけてくれた言葉や、練習したことを思い出すと、自信が湧いてきて、緊張をほぐすことができました。いつでも支えてもらっていることを忘れてはいけないと実感しました。自分にとっての高校生活は辛いときもあったけれど、たくさんのことが学べて、とても充実していました。大学ではさらにたくさんのことを吸収し、社会に貢献できるような大人になりたいです。

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