栄光への軌跡 2022
現役大学進学者による大学合格体験記

志望大学に現役合格した先輩たちからのメッセージ

一般選抜 合格者

東北大学

医学部 保健学科看護学専攻

令和4年3月特別進学コース卒業
東華中出身

仙台育英は目標達成のために努力する生徒に
必ず救いの手を差し伸べてくれます
在卒懇で輝いている先輩方に
触発され本気になりました

 野球と緑とライオン、これが中学生の頃の私の仙台育英に対するイメージです。それくらい縁のない高校だと思っていましたが、そんな私が唯一合格したのは仙台育英でした。ぼんやりした気持ちで迎えた1年生、遊んでばかりで勉強といえば模試数日前に少しです。こんな私でも目指している大学にいきたいという気持ちだけは強く、2年生では選抜のクラスに入ります。2年生、この1年を一言で表すなら焦燥です。周りに比べて自分の勉強に対する甘さを痛感し、私が遊んでいた間に周りは受験のスタートを切っていたという事実に焦りを覚えました。そんな中私を大きく変えた行事、在卒懇が行われます。受験という壁を越えた先輩方は、みえている世界から何まで私とは異なっていました。私もこんなかっこいい大学生になりたい、けど今のままでは無理だ。こうして高校2年生の夏、私の本格的な受験生活が始まります。
 ここで私が学習を進める中で後悔した点、よかった点を記します。後悔一つ目は化学の対策が遅かったことです。特に理系の人、化学が得意でなければ早めに対策するべきだと思います。3年生になると無機・有機という手強い分野が待ち受けていて、これらは暗記と演習量を必要とし時間を要します。早めに理論を完璧にした方が圧倒的有利です。後悔二つ目は英単語についてです。3年生からは難しい長文を読む機会が増え、難しい単語が当たり前かのようにでて、よりにもよってそこに下線を引き、訳せといわれます。単語を多く知っているのに損はないでしょうが、それでもこんなの知るはずないと思うような単語も多く出ます。文脈から推測するしか術がない、そんな時は接頭語・接尾語の意味を覚えるのがおすすめです。単語の持つイメージが広がります。もっと早くから覚えていればと思いました。逆によかった点一つ目は文型科目もしっかり対策したことです。二次試験で使わないからといって他教科の学習を疎かにするのは良くないです。実際に私は共通テストの数学・化学で足を引っ張られ、文系科目の点数が良くなければ東北大学に願書をだせませんでした。よかった点二つ目は全力で学校生活を謳歌したことです。進路達成に向けて先生方、友人と相談を重ね、励ましあった日にはやる気に繋がり、強い味方となりました。

一番の理解者である自分を
信じ受験を乗り切りましょう

 仙台育英は頑張っている人、自ら求める人には必ず救いの手を差し伸べてくれます。受け身の姿勢のままでは伸びに限度があります。精神的にきつく、成績に左右される生活に嫌気がさす時期は必ず来ます。が、目標にむかって励み続けたことは本当に価値のあるものになります。受験生活はみんなが思っているほど綺麗ではないし、思い通りにいかないです。泣いてもいいし、落ち込んでもいい。それは何より頑張っている証です。でも引きずりすぎはだめです。合否は最後まで誰にも分かりませんよ! 自分が自分の一番の理解者となって辛い日にも乗り越えて欲しいなと思います。

東北大学

文学部

令和4年3月特別進学コース卒業
五橋中出身

難関大学合格のカギは
理解できるまで繰り返し学習することです
英・数・国の3教科を重点的に勉強、
得意の英語が武器になりました

 入学当初から、難関大学への合格をめざそうと意識していました。そのため、英・数・国を重点的に勉強しました。特に日曜日の“10時間勉強”では、3教科を3時間ずつみっちり3年間続けました。この3教科の中でも英語の勉強が楽しかったので、特に英語を武器に受験に臨むことが勝因だったと思います。

友達と一緒に勉強し
モチベーションを高めました

 どんな場合でも、しっかり解答ができるまで、繰り返し学習することが、難関大学合格のカギだと思います。自分は理解するまで時間がかかるタイプですが、続けることが大事だと思っています。クラスでは、特に数学の問題を友達と解き合っていました。自分よりもできる人と一緒に勉強することで、モチベーションの維持ができたし、勉強が楽しかったです。

一橋大学

経済学部 経済学科

令和4年3月特別進学コース卒業
涌谷中出身

自分自身のやる気と努力で
現役合格は掴み取れます
傾斜配点で得意科目が
有利に働きました

 社会科学の分野に興味があった私が一橋大学を選んだのは、他学部間の垣根が低く、他学部の開設科目を自由に履修することができる点に魅力を感じたからです。また傾斜配点で得意科目の配点が高かったため、他の大学を受験するより有利だと思いました。

あっという間に受験生になります
できることを毎日コツコツ続けましょう

 家から学校までは片道1 時間半かかったので、往復の通学時間は貴重な勉強の時間でした。単語帳や一問一答を使って繰り返し勉強しました。通学時間を考えると予備校に通うのは無理でしたが、学校での勉強と自分自身のやる気と努力で現役合格は掴み取れます。私は授業にプラスして、参考書やスタディサプリなどを使いながら勉強しました。
 のらりくらりと過ごしているとあっという間に受験生になります。毎日できる単語帳や網羅系の参考書はコツコツと地道にやっておくといいと思います。頑張ってください。

筑波大学

人文・文化学群 比較文化学類

令和4年3月特別進学コース卒業
南中山中出身

志望大学の目標は高く掲げましょう
妥協はマイナスに働きます
1カ月単位で計画を立て
着実にこなすよう努力しました

 文系科目について色々な学問分野から研究してみたいと思い、筑波大学の比較文化学類を志望しました。
 まず、1カ月単位で計画を立てて着実にこなし、一方で自分の時間を大切にしました。授業では不得意科目もしっかり学ばなければなりませんが、自分で勉強する時は得意な教科を伸ばすよう心掛けました。得意教科を伸ばし、リラックスして勉強したことが合格に繋がったと思います。

自分のリズムを作りしっかり勉強、
時には息抜きも必要です

 やるべきことをしっかりこなす自信があるなら、ゲームをしてもよいと思います。読書も大切です。読書をすることで問題文を読むスピードが上がり、問題を解くためにかけられる時間が増えます。当然、知識も増えます。
 3年間の思い出として残っているのは、友達と参加した東北大学主催の模擬裁判です。自分が志す学問分野とは異なる方向の仕事に触れることが、自分の視野が思っていたよりも狭かったことに気付かせてくれました。時間に余裕があるなら、催し物には参加した方が良いと思います。
 自分なりのリズムを作ってしっかり勉強し、志望大学に関しては妥協しないことが大事です。目標を下げると、下げた目標にすら届かないことがあります。

岩手大学

農学部 応用生物化学科

令和4年3月特別進学コース卒業
岩沼中出身

自習室には同じ志を持つ友達がいます
励まし合いながら一緒に勉強しました
部活との両立は時間の使い方が大事です
移動時間を利用し不足を補いました

 生命現象や食について興味があったので農学部を目指しました。特に岩手大学には、私が興味を持っていた、病気と食品成分の作用について研究している研究室があり、志望することにしました。
 バドミントン部に所属していたので、部活で忙しい時は移動時間などを活用して勉強時間の足りない部分を補いました。部活のない放課後は集中して勉強できるよう、学校の自習室を利用しました。自習室には同じ志を持つ友達がいます。励まし合いながら一緒に勉強をしたことで、受験を乗り越えることができたと思います。

部活の仲間と切磋琢磨しながら
成長することができました

 部活は多賀城校舎で活動していたので、様々なコースの友達と関われたことが、高校3年間の一番の思い出です。仲間達と切磋琢磨し成長することができました。
 受験勉強中は、途中で悩んだり諦めたくなったりすることもあると思います。そんなときは適度に休憩をとって気分転換をしながら、最後まで頑張ってください。

宮城教育大学

教育学部 初等教育専攻

令和4年3月特別進学コース卒業
五橋中出身

学校の授業を真面目に受けることが
私の一番の勉強法です
質問に丁寧に答えていただいた
先生方のご指導のおかげです

 宮城教育大学は東北で唯一の教員養成単科大学です。教師になるという夢を叶えるために最適の環境だと思い、志望大学に決めました。
 学校の授業を真面目に受けることが私の一番の勉強法と考え、努力してきました。そして、定期考査や模試など目の前のことに集中するようにしました。
 合格できたのは、どのような質問にも丁寧に答えていただいた先生方のご指導のおかげです。
 いつも前向きにご指導してくださった先生方やお互いに切磋琢磨し合った友達など、多くの素敵な人たちに出会えたことは、高校3年間の素晴らしい思い出です。 最後まで諦めなければ、自分の目標を達成することができます。後輩の皆さんが一人一人自分の可能性を信じ、充実した高校生活を送ることができるよう願っています。

宮城教育大学

教育学部 中等教育専攻

令和4年3月特別進学コース卒業
幸町中出身

返却された模試を復習し、苦手分野を一掃!
不得意分野に臆せず向き合いました
学習時間を大幅に増やしたことで成績が上昇
好結果が自信につながりました

 高校に入学する以前から社会科教育について関心を持っており、最初の模試から宮城教育大学を志望大学として記入していました。また社会科の学習を通じて、次の世代に東日本大地震の伝承をする教員になりたいと考えているので、この大学を選ぶことは考えられる限りで最高の選択肢だと判断しました。
 人間は苦手なことから無意識に逃避しようとする性質を持つことを1年次の倫理で学習したので、2年次の数学の先生に推奨された参考書を中心に、返却された模試の復習を行うことで苦手分野を一掃し、他の科目も同様に参考書や資料集などを用いて自分の不得意とする分野に臆せず向き合いました。また一度解いた問題を復習する方法として実際に入試で採点される時に何処を見られるか、模範解答との表現の差異から生じる減点について細かく先生に質問して、模試や定期テストで実践しました。
 私は3年間部活動をしていたため学習に割ける時間が他の特別進学コースの生徒より少なく、加えて楽観的な態度で勉強に向き合っていたため1年次では勉強に消極的に取り組んでいました。しかし、2年生になってからの新型コロナの感染症対策のリモート学習の期間で一念発起して、自分を変えようと学習時間を大幅に増やし、3年次には学年全体で上位の成績を収められるようになったことが自信につながり、比較的人気のある学部に出顛できたことが勝因だと分析しています。

多くの人の支えがあって頑張ることができました
ひとりで思い悩まず、誰かに相談してみましょう

 私は行事をほとんど経験することなく高校生活を終えてしまいました。一方、ほとんど毎日参加した部活動、クラスの同級生との雑学対決や問題を出し合う知識対決、トップの成績を持つ生徒達に挑戦し続けたこの3年間は決して楽ではなく、寧ろ苦しいことが多々ありましたが、学びや人生での目標が定まり大幅に成長することが出来ました。
 私と同じように国公立二次試験で合格を目指す一般試験受験者は、周囲の友人が指定校推薦や総合型選抜等で合格しているなか、独りで戦うことになると思います。きっと非常に苦しく長い戦いとなります。早く終わらせたいがために意志が揺らいでしまう時もある筈です。その時には、友人以外にも先生や家族に自分の思いや悩んでいることを正直に話してください。決して恥ずかしいことではありません。私も周囲の友人や先生や家族に支えられて頑張ることが出来ました。本当に感謝です。仙台育英の中で精一杯努力し、後輩のみなさんが自らの納得ができる結果を得られることを切に願っております。

山形大学

地域教育文化学部 地域教育学科文化創生コース

令和4年3月特別進学コース卒業
五橋中出身

勉強の継続は想像以上に難しいですが
最後まで諦めずに努力を続けましょう
積み上がる学習計画表が
私に勇気をくれました

 私が一番伝えたい事は勉強における地道な努力を継続し最後まであきらめてはいけないという事です。継続すると一言で言っても実際には難しいです。勉強を続けるためには、しっかりとした計画を立てる事や勉強のモチベーションを保つ必要があります。
 私の場合は、まず1ヶ月ごとに大まかな目標を立て、さらに1週間ごとに学習計画を立てました。それにより「今月は何を勉強しよう」という事はなくなりました。また積み上がってきた計画表を見ることは勇気にもなりました。
 私は勉強のモチベーションを保つ事の方が特に難しいと思います。誰しも定期考査の前に集中的に勉強した事があるでしょう。私は早いうちから目標大学を決め、それに向けて勉強してきました。また、やる気が出ない時には休んで趣味に打ち込んだり、自分の大学生活を想像したり、友達と一緒に勉強したり時には点数を競うなどの事を行いました。
 さらに継続するという事において私の場合には、共通テスト形式の問題を早いうちから取り組んでいました。また、仙台育英で受ける模試以外にも外部の模試も積極的に受けるべきです。

担任の先生の励ましもあり
後期試験で合格できました!

 しかしこのような努力をしても思い通りの結果や点数が得られるとは限りません。私も希望の大学の前期試験は不合格となりました。そのような落ち込んだ中、これまでの努力を思い出して勇気づけるといった事を行い、後期の試験のための勉強に取り組みました。
 また、私の担任の先生は失意の私を勇気づけた上で残りの時間で行うべき事を示し、小論文の添削や指導をしてくれました。その甲斐あって後期試験では、合格する事ができました。先生にはとても感謝しています。改めてあきらめなくて良かったと思いました。
 このように、思い通りの結果にならなかったとしても最後まであきらめないでいる事が大切です。
 後輩の皆さんには、勉強の継続を目指して最後の最後まであきらめないで欲しいと思います。

山形大学

人文社会科学部 人文社会科学科人間文化コース

令和4年3月特別進学コース卒業
五橋中出身

試験日直前まで先生方にお世話になり、
過去問や模試の添削をしていただきました
学校で集中して勉強
理系科目は同じ問題集を繰り返しました

 私が取り入れた勉強法は音読で、社会を除く文系科目で役立ちました。また、習い事が忙しくてまとまった時間を取るのが難しかったので、英単語などの暗記物は通学時間を利用しました。英単語は言われたら即答できるまで繰り返し覚えると良いでしょう。理系科目は解法を覚え、同じ問題集を何周もやりました。特に数学と化学基礎は、演習でつまずいたら教科書に戻り、基本を確認しました。
 私は共通テスト後に気持ちが不安定になり、かなりグダグダしましたが、志望大学を決めた後は切り替えて2次対策に集中しました。試験日の直前まで毎日学校に通い、先生に過去問や模試を添削していただいたことが合格に繋がったと思います。家にいるとだらけてしまうので、できる限り学校で集中して勉強したのも良かったと思います。

素晴らしい仲間と生徒思いの先生方に
恵まれて充実した3年間でした

 コロナで行事がなかったので、直近の思い出として残っているのは、受験直前期の放課後や昼休みに友達と勉強したり、執務室に行った時に息抜きに先生方と雑談をしたことです。冬はGPホールや廊下冷はえるので、寒い中毛布を抱えて勉強したことや、食堂で友達と温かいスープで休憩したこと、閉門時間ぎりぎりになり、友人と校門まで走ったこともいい思い出です。
 皆さんの中には望んで仙台育英に来たわけではない人もいるかもしれませんが、ここでしか出会えない仲間がいたり、生徒思いの先生方がいらしたり、他では経験できないことがたくさんあります。このことを3年間過ごして実感しました。現役合格も多くの友人、先生方のおかげです。皆さんも周囲への感謝を忘れず、志望大学合格に向け頑張ってください。心から応援しています。

山形大学

人文社会科学部 人文社会科学科総合法律コース

令和4年3月特別進学コース卒業
鶴が丘中出身

合格できた一番の勝因は意識の変化です
厳しい現実を受け止め自分を変えました
共通テスト対策として、3年生の秋から
学校の教材を中心に取り組みました

 大学では民法に関わる研究をしたいと思っていました。コロナの影響もあり、東北圏内を優先して探そうとしましたが、法学部を持つ大学は限られていました。まして…共通テストでは数学と地理でかなりの低スコアをたたき、先行きを悲観していたところ、幸運にも得点での判定がAだったため、受験することができました。
 共通テスト対策としては、不安な教科は赤本で単語を覚えました。3年の秋頃に学校から教材が配られるようになったので、以降、その教材を中心に、授業中も休日も取り組みました。受験大学を決めたのが遅かったので、1月終盤に、赤本と学校の講習に絞って前期試験の対策を始めました。時間を短めに設定して、大問ごとにラップタイムを計りながら、短縮していくように工夫しました。本番と同じ行程で問題を解くことも試みました。
 合格できた一番の勝因は意識の変化だと思います。実際、私はあまり褒められた受験生ではありませんでした。本気を出さねばならない、と意識が変わったのは、なんと12月の三者面談の「このままじゃ厳しい」という先生と母の言葉からでした。しかし、ひとたび変化すると、一気に点数が上がっていきました。中途半端に低迷していた教科が急上昇していく達成感は忘れられません。

最後に笑うことができるよう、
今は頑張って勉強しましょう!

 高校3年間で印象に残っていることはたくさんあります。高1の育英祭で出し物ができたこと。スプリングチャレンジ、修学旅行がなかったこと。Zoomでの授業中、先生が話すと飼っている鳥が負けじとさえずること。体育があるたび筋肉痛になっていたこと。クラッシーの学習記録にゲームヘの熱意を書いたら、先生が熱意のこもった返信をくださったこと。ちょっとしたことですが、いずれも鮮明に覚えています。
 志望大学を目指して頑張っている皆さん!全く状況が分からずとも、対策をしていなくても、少しずつでも記憶していけば、案外なるようになります。受験が終わるまでは緊張はほぐれませんし、合格の通知を見るまでは、ずっと不安なままです。でも、最後に笑えればいいんです。今はそのためにも、勉強頑張ってください! 休み休み、ね…!

福島大学

人文社会学群 経済経営学類

令和4年3月特別進学コース卒業
塩竈第二中出身

自分との戦いが不可欠な受験生活に打ち勝つには、
一緒に戦ってくれる仲間が必要です
結果はすぐには出でません
未来の自分に期待し、勉強を続けました

 私の勉強法は、暗記科目は、毎日決まった時間に声に出して覚えるようにして、回数を重ねることを意識しました。それ以外の科目は、模試などで解けなかった問題を抽出してノートにまとめ、完璧に理解できるまで何度も解きました。
 志望大に合格できた勝因は、「結果はすぐには出ない」と思いこむようにしていたことだと思います。そうすることで、思うような点数が取れなくても、未来の自分に期待を持ち続け、くじけずに勉強を継続することが出来ました。

友達や先生のアドバイスを素直に受け取り
後悔のない学校生活を送ってください

 受験生になってから毎日放課後に2階GPホールで勉強をするようになりました。自分の他にもそこで勉強する人もいたので、今まで喋ったことのなかった友達と話す機会が増え、人脈がより広がりました。特別進学コースでは部活をしている人が少なかったので、他クラス、他学年の人との出会いは貴重で、とても印象に残っています。
 受験生活では自分との戦いが不可欠です。その戦いに打ち勝つためには、自分の強い意志の他に、一緒に戦ってくれる仲間が必要になってきます。後輩のみなさん、友達や先生にたくさん質問をして、アドバイスを素直に受け取って、努力を惜しまず、後悔のない生活を送ってください。がんばれ!

横浜市立大学

国際教養学部 国際教養学科

令和4年3月特別進学コース卒業
五橋中出身

努力した分だけ確実に成長できます
最後まで目標に向かって進んでください!
早めに勉強の基礎固めをし、
夏休みには10年分の過去問対策を済ませました

 学びたいことが一つに絞りきれなかったため、文系のさまざまな学問を自分で選んで専攻できる、国際教養学部を選択しました。
 勉強法は、まず1カ月毎、1週間毎に課題や目標を紙に書き出して、毎日ノルマをクリアするようなルーティンを作ることから始めました。2年の冬から受験勉強に取りかかり、高校の範囲を早めに終わらせ、基礎を固めることを中心に夏まで勉強しました。夏休みの間に共通テストの過去問対策を10年分ほど済ませ、冬に2週目以降をやりました。秋頃は志望大学の2次対策に力を入れつつ、共通テストの形式の感覚を忘れないように、たまに過去問を解いていました。共通テストでしか使わない科目は、早めに片付けておくことをお勧めします。
また、過去問は解ける解けないに関わらず、早めに取り組んでみるといいと思います。

全教科に穴を作らないようにし
得意教科を伸ばすよう努力しました

 高校生活はコロナ禍でオンライン授業が増えた分、普通に友達と会えた日々が1番の思い出になっています。
 合格できたのは、毎日コツコツと勉強したからだと思います。平日放課後も十分に自学時間を確保できました。休日は平日中の勉強で見つかった課題を復習し、足りない知識を補うような勉強をしました。とにかく全ての教科で穴を作らないようにするのが大切です。得意教科を伸ばすことはもちろん、苦手を少しでも減らせるように頑張りました。
 受験生の間は不安だらけで辛い思いをすることもたくさんあると思いますが、終わったあと振り返ってみると、いい思い出です。勉強した分確実に自分が成長していることを感じられます。最後まで目標に向かって頑張ってください!

尚絅学院大学

心理・教育学群 心理学類

令和4年3月特別進学コース卒業
六郷中出身

本番までに何が起こるか分からないので
合格への強い意志を持ち続けましょう
コロナ禍での環境の変化に
工夫して対応し勉強しました

 高校一年の終わりごろから新型コロナウイルスが日本で流行し、しばらくの間は自宅でのオンライン授業や分散登校に対応しながら勉学に励みました。自宅でのオンライン授業は今までにないことで慣れるまでに時間がかかったのはもちろんのこと、対面形式の授業よりも集中できませんでした。それでも周りに後れを取ることの無いよう自宅で過ごす時間を有効に活用し日々自分で計画を立てながら勉強をしました。コロナウイルスへの対応策がある程度確立されてからはマスクをつけた状態で対面授業が再開されました。今までとは異なる環境の中での授業でしたが、毎回集中して授業を受けました。放課後は友人と共にGPホールで勉強をしました。分からない問題があった際は先生方に質問し、自分が理解できるまで丁寧に解説してもらいました。また土日祝日は午前中の頭が冴えている時間は数学や理科科目、午後は英語や国語、夜は単語や用語暗記といったように時間帯ごとに区切り勉強をしました。私は一つの単語・用語暗記するまでに時間がかかる傾向があったので、毎晩暗記を行うだけでなく、朝起床してすぐに前日の夜に暗記した内容を復習するというやり方で暗記をしていました。

共通テスト後のスランプから
周りのお陰で立ち直りました

 共通テストが終わってから、私は高校生活の中で最大のスランプに陥りました。今まで真剣に勉強してきたのに、共通テスト本番で思っていたような良い成績が取れず努力が全て無駄になったように感じたからです。しかし先生方・友人からの励ましや私自身の第一志望に受かりたいという強い意志でなんとかスランプを脱しました。そこからは時間を無駄にしないよう集中して勉強に取り組みました。二次試験では数学・英語・生物・生物基礎が必要で、今まで学んだことの無かった生物の勉強は自分一人で進めなくてはならず、Youtubeに投稿されている映像授業や参考書を頼りに毎日勉強しました。映像授業を見ている時は、重要な単語や内容は授業中に覚えてしまおうという意気込みで一言一句真剣に聞きノートを取りました。数学・英語・生物基礎は応用問題に取り組みどんな問題にも対応できるようにしました。こうした努力と最後まで諦めない気持ちのおかげで、第一志望に合格することができました。
 受験は最後まで何があるか分かりません。想定外の事態に振り回されることもあると思います。それでも最後まで諦めず絶対に志望大学に合格してやるという強い意志を持ち、時にはクラスメイト達と高め合いながら勉強に取り組んでください。