栄光への軌跡 2022
現役大学進学者による大学合格体験記
志望大学に現役合格した先輩たちからのメッセージ
公募制推薦 合格者
宇都宮大学
国際学部 国際学科
令和4年3月外国語コース卒業
栃木 山辺中出身
先生や友達、家族の温かい励ましで
諦めずに頑張ることができました
受験を意識した時期が
遅く何度も後悔しました
私が大学受験を通して大切だと感じたことが2つあります。
1つ目は、受験に対する準備の早さです。私は大学に進学することは決めていましたが、志望大学は決まらないまま高校1年生を終えてしまいました。2年生に進級し、模試の回数も増え、やっと受験を意識し始めた頃には2年生の10月になっていました。たくさんの大学を調べ、自分がやりたいことも考えて第1志望に固まったのが、宇都宮大学の国際学部でした。3年生になり、一般選抜での受験も視野に入れていたため本格的に受験勉強を始めましたが、科目数が多いこともあり圧倒的な時間の足りなさを痛感しました。受験に向けた応用的な問題はもちろんですが、一番侮ってはならないのは基礎的な知識です。1,2年生で習ったことももちろん受験に関係してくるので、1年生の頃から勉強を怠ってはいけないのだと、そのときに強く感じました。勉強に関して、もっと早くから受験を意識して準備を始めていれば…と思うことが何度もあったので、後輩の皆さんにはぜひそれを知っておいてもらいたいです。
先生や友達のおかげで
集団討論対策も万全でした
2つ目は、周りの人を頼ることです。私は受験において、本当にたくさんの人に助けられてきました。推薦入試では集団討論があり、どんな対策をしたらいいのかがわからず悩みました。そこで私は、先生方に過去の先輩の話を聞いたり、過去の受験レポートを見せてもらったりと、たくさん情報収集をして得た情報をもとに対策していきました。具体的には、毎朝学校にある新聞を読んだり、様々な分野の文章を読んで要約し、それに対する自分の意見を2分間で述べる練習をしたりしました。また、自己推薦書を何度も添削してもらい、自分でも納得のいく文章が書けたことや、先生や友達が一緒に討論の練習をしてくれたことなども自信に繋がったと思います。気持ちが弱くなってしまうことも何度もありましたが、その度に周りの人から助けてもらい励まされたおかげで、最後まで諦めずにやり切れたのだと思います。ずっと支えてくださった先生方、友達、家族にはとても感謝しています。
大変なこともたくさんあると思いますが、早くからしっかりと準備をして、周りの人にも支えられながら頑張ってください!
帯広畜産大学
畜産学部 畜産科学科
令和4年3月特別進学コース卒業
柳生中出身
卒業生の進学者が少ない大学でしたが
先生方の熱心なご指導で合格できました
一般受験しか考えておらず
推薦受験はとても不安でした
動物が好きで食べることも好き、両親は農水省で働き、祖父母が農業を営んでいたということもあり農学部への進学は常に私の選択肢の中にありました。農学部がある大学は数多くありますが、その中で帯広畜産大学を選んだ決め手は、2年次で学ぶ専攻を決められるところです。多くの大学は、入試の段階で専攻が決まりますが、私は動物にも、食品にも、植物にも興味があったため、帯広畜産大学のカリキュラムに惹かれました。
早い人は1年生の時から準備を始める推薦入試ですが、私が本格的に意識し始めたのは3年生の夏頃でした。さらに、一般入試1本で考えていたため、3年間で取得した資格や、生徒会、部活動といった特別活動もなく他の受験生が持っているだろう武器を私は持っておらず不安でした。
農学関連の問題についての
考えをまとめて対策しました
そんな状態でも私が合格できたのは、先生方の手厚いサポートのおかげです。仙台育英では、農学部に進学する人が少なく、帯広畜産大学に進学した人はほとんどいませんでした。情報が非常に少なかったですが、先生方が小論文や面接の指導を熱心にしてくださり、感謝しています。特に小論文は苦手だったので毎日書いて先生に添削していただきました。面接は得意なほうでしたが、3人の先生方に練習をお願いし、どんどん突っ込んでいただきました。そのかいあって本番は緊張せず自分の言いたいことをすべて面接官の先生に伝えることができました。日本または世界が抱える農学に関わる問題を突き詰めて考えてことも合格できた要因のひとつです。農学は生きるために必要で国内外の自然環境、社会情勢に大きく左右される分野です。だからこそ今どんな問題があって、それを解決するために何をしていて、そこから新たに発生する問題は何なのかを深堀して考え、すべてノートにまとめました。分からないことは、農水省の方に聞いたり、本を読みました。考えたところで解決することではありませんが、そのおかげで小論文や面接もうまくできるようになり、自信になりました。
一般入試と並行しながらの推薦対策は大変ですが、自分がやるべきことを見極めて後悔のないように頑張ってください。
岩手大学
農学部 食料生産環境学科
令和4年3月秀光コース卒業
秀光中等教育学校 前期課程出身
入試対策の中で具体的になった目標が
努力のモチベーションになりました
秀光中のカナダでの研修で世界の
飢餓問題に関心を持ちました
高2の時まで学びたい学問が見つからず、何をどう勉強すればいいかも分かっていませんでしたが、小学6年生の時から国際公務員になり生活に困っている人を救いたいという事がありました。海外で働くということにただ憧れていただけなのかもしれません。この夢は高校生の時も変わりませんでしたが、どう叶えていくべきか分からずにいました。
具体的な国際問題を知り飢餓や貧困に関心を持ったのは、中学3年生でカナダへ研修に行った時でした。国際的な問題について知り、自分で調べて根本的な解決策を考えることが初めてだった私にとって、これは大切な経験でした。その後さらに自分で関心を深めた結果、「食」の面からこれらの問題を解決しようと決心しました。農業を営んでいる祖父の影響も少なからずあると思います。
推薦入試での進路達成に
全てを懸けました
学びたい方向が決まったのは高2の冬、つまり受験間近でした。あと1年もないのに合格できるはずがない、学力が伸びる気がしないとマイナスな方向にばかり考えていたのも束の間、毎月毎週のように模擬試験が追ってきました。結果を見て落ち込みやる気をなくし、復習も丁寧にできずもう無理だと諦めかけたこともあります。ですがどうしても農学の研究をしたいと感じ、今から必死で努力すると心に固く決めました。最初は一般受験で国公立大学を受けようと思い勉強していましたが、これまで怠けてきた分高3の7月までに学力はあまり伸びず、目指していた志望大学を諦めざるを得なくなりました。その時私に希望を与えてくださったのが担任の先生です。一般受験以外にも道があること、私のレベルに合っていてやりたいことを学べる大学が他にもあることを教えてくださり、一気に道が拓けました。そしてその夏私は国公立大学の公募制推薦を受けることを決め、土壌循環学研究室のある岩手大学を第一志望としました。小論文の対策では参考書を2冊、先生からの課題プリントをこなし、週2回以上添削を受けました。面接は9名の先生に2回ほど指導していただきながら一進一退の日々でしたが、どんな質問にも素直に自分の軸を大切に答えることが重要だと学びました。
志望大学を決めるのが遅く、自分でも焦りを感じていましたが、友人や家族に支えられながら少しずつ自分の学力が上がってきていることが目に見えるようになり、すべきことをこなしているうちに具体的な目標を持つことができました。それは土壌と環境問題の関係性を学び、農業が発達している途上国の土壌を改善するという目標です。この目標は自分のモチベーションにつながり、受験本番まで頑張ってきた努力は自信へと変わりました。「地道に努力を重ね、有限な時間を大切にすること」母や先生に言われたこの言葉を胸にとめて、本番を迎え一つの目標を達成しました。これからは次のスタートに向かって努力し、夢を叶えたいです。
山形大学
人文社会科学部 地域公共政策コース
令和4年3月特別進学コース卒業
宮城教育大学附属中出身
自宅学習の習慣を早くから付けておくと
課外活動などに取り組む余裕ができます
地域の活性化に貢献できる
人材に成長していきたい
将来は、地方公務員や地域評価に関わる観光業などを通して、地域の活性化に貢献していきたいという思いが強く、就職支援もしっかりとしているこの大学を選びました。初めは一般入試でしか考えていませんでしたが、大学説明会やオープンキャンパスで学校推薦型選抜(公募制推薦)があることを知り、受験しようと決意しました。
推薦入試では評定がとても重要となるため考査で良い結果を残すのはもちろん、毎日授業を真剣に聞き、必ず予習・復習をすることを心がけました。また、毎日の勉強を確立するために、リビング学習にも力を入れ、1,2年生では基礎力の向上に努め、3年生からは共通テスト対策や二次対策に本格的に取り組み始めました。1年生のうちから勉強サイクルを確立すると、学習の負担の軽減になり、有効に時間を使うことができると思います。さらに、資格取得は受験で自分にとってプラスとなるため、2年生のうちに英検2級を取得し、地理が大好きで先生からの勧めもあったので、地図地理検定も取得しました。
学習面以外も様々なことに取り組んできました。そのうちの一つは、ボランティア活動です。高校3年生の夏休みに、高齢者施設で活動し、自分と相手の考え方・価値観の違いや社会との関わり方について学ぶことができました。推薦入試を希望しているみなさんは自主的に、多くの活動に参加し、自分のアピールポイントをつくるよう努力してください。
真摯に支えて下さった
先生方に感謝しています
志望大学の合格をつかみとることができた理由としては、先生方が協力してくださったことが一番大きかったと思っています。志望理由書や読書感想文は何度も添削をしてくださり、真摯に対応していただきました。また、面接練習は多くの先生方にしつこくお願いしましたが、お忙しい中でも、時間を作っていただき、最後の最後まで熱心に指導してくださいました。本当にありがとうございました。
最後に、後輩へのアドバイスを記します。
①仙台育英について知ること。建学の精神、言えますか? 実際に聞かれた例もあるようですので、しっかり頭に入れておきましょう。
②授業をしっかりと聞き、考査で点数を取ること。そのために毎日計画を立て勉強しましょう。
③何事も積極的に取り組むこと。私自身は部活動をしていませんでしたが、それ以外の学校外の活動をすることも良いと思います。
④何度も書くこと。志望理由書や読書感想文または小論文は数を積み、先生に見せて添削をもらうことをサイクルにしましょう。
以上となります。みなさんがこれを読んでためになることを切に願います。
山形大学
工学部 建築・デザイン学科
令和4年3月特別進学コース卒業
長町中出身
目の前にあることを頑張っておくと
その努力や成果が受験で実を結びます
部活動に励みメリハリをつけ
勉強することができました
入学時は、国公立大学に入りたいという漠然とした目標はありましたが、明確には何も決めていませんでした。それも、第一志望で仙台育英に入学したわけではなかったので、勉強に対するモチベーションが低かったからです。しかし、ここで腐ってはいけないと何となく感じていたので、多くの時間を勉強に費やしたわけではありませんが、ある程度の成績は維持できるように勉強していました。今思い返してみて、やってよかったと思うことは三つあります。
一つは、定期考査を頑張るということです。当たり前のことのように思えるかもしれませんが、これがなかなか大変でした。しかし、定期考査のたびに、ある単元を自分のものにしておく、また、少し触れているだけでもそれをするのとしないのとでは、受験生になったとき、勉強のとっかかりやすさに大きく差が出ると思います。ひとつ前の試験でやったことを全く覚えていないというのはよくあることだと思うのですが、「私はこの単元をある程度やった!」という記憶があるだけでもだいぶ違います。受験生になるとやることが多すぎて、パンクしてしまうので、そうならないためにも定期考査を頑張ってみてください。
二つ目は部活です。特別進学コースでは講習がなければ午後4時ごろに授業が終わります。そこから夜までずっと勉強するのは私にはできませんでした。そこで、幸いにも宮城野校舎でバスケットボール部に所属することができ、部活で運動することで、メリハリをつけて勉強することができました。部活自体で苦労することも多くありましたが、これから生活する上で、大事な経験になりましたし、推薦入試でも生かすことができました。
探究活動は進路選択や
推薦書類の作成に便利です
三つ目は、探究活動で自分の興味のある分野を調べておくことです。当時はめんどくさいと思っていましたが、今になって思うと進路を決める際に役立ちました。また、現在コロナ禍で、行事がなくなることが多く、推薦に応募しようと思ったときに自己推薦文に書くことがなくなりがちです。そこで探究活動をしておくと、自己推薦文なども書きやすくなります。
このようにして仙台育英で3年間を過ごしました。もともとは一般入試で受験しようと考えていましたが、チャンスがあるなら受けようと思い、公募制推薦に応募しました。ほぼ受かることはないだろうと思っていましたが、幸いにも合格することができました。これから入学するみなさんは、不安なことがたくさんあると思いますが、目の前にあることを頑張ってみるといいことがあるかもしれません。また、その頑張りを見て、ひそかに応援してくれる人もいると思います。失敗しても大丈夫なので、高校3年間楽しんで過ごしてください!
都留文科大学
文学部 国際教育学科
令和4年3月外国語コース卒業
仙台 中田中出身
何でもよいので経験をし学びを得て
将来に繋げていくことが大切です
進路に関する情報収集を
1年次から進めていました
私は、総合型選抜・学校推薦型選抜(公募制推薦)の2種で受験し、志望大学より合格をいただくことが出来ました。進路に関しては、以前から「教育」や「子どもたちの居場所づくり」について興味があったため、それらをキーワードに1年生の頃から積極的にパンフレットの取り寄せやオープンキャンパスへの参加をしてきました。そのため、おおよそ2年生の頭頃には志望大学を決定していたと思います。コロナの影響もあり、中々身動きが取れない状況ですが、写真や文字から受ける印象とは違った雰囲気を感じることもあるので、可能であれば現地に足を運んでみることをおすすめします。進路の情報収集には、早いうちに取り掛かっておいて損はないですし、後々の精神的余裕にも繋がります。特にIB生は、EEやIAの執筆・最終試験の対策を見据え、早めに取り組むと良いと思います。
志望理由に説得力を
持たせることが大切です
実際の試験には、小論文・面接・プレゼンテーションが課されましたが、どれに関しても特別な対策はしていません。最低限、過去に出題されたお題に目を通したり、作法の確認に必要かと思いますが、それ以上に私は、自分が志望する大学に入りたい理由に説得力を持たせることに力を注ぐべきだと考えます。特に総合型や推薦入試を利用する人にとって他の受験生と差がつくのは志願書(志望理由)だと思います。限られた字数の中で、自分がなぜ大学に入りたいのか、何を学びたいのか、その背景にはどんな経験があり、そこから何を学び・考えたのかを最大限に表現することに、より時間をかけるべきだと思います。そのためには、「3年生になってから」ではなく、日常の中でその材料を探す経験をする必要があります。例えば私は、カンボジアで小学校の図書館整備をするボランティアワークや日本の中学生の放課後学習支援、地域のごみ拾い活動など、1年生の頃から様々な環境や機会にチャレンジしてきました。規模の大きさは関係ありません。どんなことでもとにかく自分で経験し学びを得ること、それを将来に繋げていくことが大切です。本番の試験の出来がたとえどうであっても、自分の志望理由に100%の自信を持つことが出来ていればきっと大丈夫です。最後にはなりますが、受験は3年生の1年間を懸けるものでも高校3年間を懸けるものでもありません。自分が生まれてからこれまで経験してきたことを振り返り、納得のいく・自信を持てる受験をしてください。参考になるかは分かりませんが、私の経験が少しでもの力になれればと思います。みなさんがベストをつくせるよう、応援しています。がんばってください。
上智大学
法学部 法律学科
令和4年3月外国語コース卒業
秀光中等教育学校 前期課程出身
未来を逆算して進路を決定することで
着実に夢に近づくことができます
弁護士に必要な素養を
IBDPで養いました
未来から逆算し、生きること。これは、私が人生の選択における間違いを、極力減らすために心掛けていることです。
私は中学生のころから、法によって生起しうる社会的弱者を救うために弁護士になる、という夢を持っていました。この夢の実現を可能とすべく、私は人生計画について熟考しました。まず、弁護士を目指すにあたって、司法試験に合格する必要があると考え、ここで大学を受験することにしました。そして、その大学に合格するためには、高校では基礎知識のほか、他の秀でた能力を体得したいと考えました。弁護士にも受験にも有利となり得る能力を考えた際、論理的思考力と批判的思考力、そして積極性が必要であると思慮し、これらの能力を研鑽できる当校のIBDPクラスに参加することを選択しました。
当クラスには、知の理論について学ぶTOKという授業があり、ここでは前提事実の検証を踏まえて、一定の解釈の該当性があるかどうかを問う思考活動を行いました。様々な思考法を学ぶことによって、論理的整合性のある論述をすることが可能となったと思います。加えて、因果関係を整理し、さらに関係する事実に係る課題や視点を再考し探究したことで、論理的思考力だけでなく批判的思考力も錬磨することができたと信じています。更に、ディスカッションやプレゼンテーションなどの授業が多く設けられていたため、主体的に活動する場面が多く、積極性が会得できたと感じています。
先に目標を設定してから
進路を考えるのがお勧めです
これらの能力を受験に活かし、私は公募制推薦という受験形態で上智大学法学部法律学科へ合格することができました。この経験から私は、皆さんに未来から逆算することの必要性を伝えたいと思います。この文章を読んでいる方の中には、将来の夢が定かではない方もきっと多いはずです。私はそんな方々にこそ、未来を逆算することで無駄な行動を制御できるという利点を知ってもらいたいと考えています。どの職業に就きたいのか、どのような人材になりたいのかという目標を具体的に設定することによって、自身にはどのような勉強や進路の選択が必要なのか、明瞭に見えてくると思います。そうすることによって、学生時代を無駄なく過ごすことができ、自身の目標にも着実に近づくことができるのではないでしょうか。未来から逆算し、生きることの必要性をもう一度強く勧めるとともに、皆さんの大学受験の合格やその中での個人の成長を祈っています。
学習院大学
経済学部 経済学科
令和4年3月英進進学コース卒業
埼玉 大井東中出身
いざ出願という時に困らないように
早いうちに資格取得に挑戦しましょう
出願に必要な資格を取るため
スキマ時間を活用しました
出願には英検2級レベルの資格が必要だったので英検を先に受けましたが、英検2級を取得することができませんでした。しかし出願期限に間に合う英語の検定試験について調べると、IELTSがあったので勉強して取得しました。IELTS取得のためには学校の休み時間や、家での時間を有効に活用しました。私は特にスピーキングが苦手だったのでオンライン英会話などを行い、資格取得に向けて取り組みました。3年生になってから英検を取らずに、早めから取ることが大切だと思います。またもし英検が取れなくても、たくさんの資格があるので諦めずにチャレンジしてもらいたいです。
試験は面接と小論文がありました。面接は先生との面接練習だけでなく両親や先輩に手伝ってもらい何回も行いました。また、面接や小論文のためにニュースや新聞を読むようにしました。
多摩美術大学
美術学部 生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻
令和4年3月英進進学コース卒業
韓国出身
仙台育英で多くの貴い経験ができて
将来の夢に一歩近づくことができました
友達や先生方のお陰で
楽しい高校生活になりました
私は日本に留学することを決め、日本人だけではなく外国人の生徒が多くて国際交流が活発にできる上に自分の進路先に合うコースを幅広く選べる仙台育英に入学することを決めました。入学した時はあまり日本語を話せなかったので授業について行けるのか、友達はできるのかのような心配がたくさんありました。しかし、クラスメイトや先生方の手助けをしてもらうことで学校生活を楽しく過ごすことができました。その上、勉強にも力を入れました。一番苦手だった国語は授業前に本文をノートに写し、その中でも知らなかった単語は事前に調べておく習慣を身につけて、授業中の先生の板書を書いたり、理解できなかった部分は先生に聞いたりしました。数学は教科書に出る公式を基にしっかり理解した上で問題を解き、間違った問題はすぐ回答を見て直すよりかは最後まで諦めずに解き続けました。英語は登校時間の間を利用して英単語を覚え、教科書の本文をノートに書いて和訳をしたり、声を出して英語の発音を練習したりしました。その結果、私は日本語検定や英検、数検のような資格を取得することができました。
プレゼンテーションでは
自分らしさを表現しました
私は小さい頃から絵を描くのが好きで、日本に留学してきてからはユーザー目線で使いやすいデザインをし、身体が不自由な人、高齢者、子供など、人を助けるデザイナーになりたいと思いました。そのため私は美大を目標とし、高校2年生の夏から美大についての情報を集め、美術予備校に通い始めました。私が予備校に通いながら、一番力を入れたのがデッサンでした。色をあまり使わず鉛筆だけを使用して表し、物の形を取ったりして様々な表現の仕方を身に付けました。そして私は高校3年生になってからは志望大学を決め、学校推薦型選抜(公募制推薦)という入試方法で受験することを決めました。なぜなら今までの学校生活と共に人間力、将来の夢、自分のデッサン力など、自分を存分にアピールすることができると思ったからです。私が志望した多摩美術大学の生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻は物のデッサンとそのデッサンをプレゼンテーションしながら面接を受ける方式の入試でした。デッサンは美術予備校で専門的に指導してもらい、その中でも普段私たちが使うものをモチーフとして正しい形で物を見ることを中心に練習しました。学校ではプレゼンテーション面接を練習しました。プレゼンテーション面接では自信を持ち、普段の自分らしさを見せることがとても大事だと思います。そして自分が描いた絵の意図や感想、重要だと思ったところをしっかりまとめて説明することができることも大切です。
3年生の受験生になってからは心配も多くなり、時には涙を流した日もありました。しかし、仙台育英の先生方や友達が応援してくれたおかげで、志望大学に合格することができました。私は仙台育英に入学し、貴重な経験と共に自分の将来にも一歩近づくきっかけになったと思います。
文化学園大学
国際文化学部 国際ファッション文化学科
令和4年3月英進進学コース卒業
多賀城第二中出身
友達と一緒に受験に挑んだ3年次が
高校生活で最も充実した時間でした
洋服が好きだったので
服飾系に進みました
私がこの大学を進学しようと考えたのは、今一番自分が好きなこと、興味ある分野を考えたときに、私は洋服が好きだったので、服飾について学べる大学を調べました。その際に、外国語も同時に学べるという点に魅力を感じたので進路を考えました。
この大学の公募制推薦で必要な小論文は、授業の時間を使って今まで書いてきたこととは違って、自分が影響を受けた人という課題でした。事前に大学に送るので、改めて私がこの道に進みたいと考えた理由についても考える時間になりました。文章を考えるのは得意なのですが、伝えたいことを上手く言葉にするのは苦手であったので、担任の先生にアドバイスや添削をしていただきながら、繰り返し書いて考えて作成しました。また、面接においても、先生方に時間を作っていただき、日々練習に励みました。私が苦手な、人と対面して話すことではありましたが、この大学に入ってしたいことを相手に伝えること、事前に質問を予想して練習することを心がけました。
資格取得に積極的だったので
推薦入試に有利になりました
この受験期を乗り越えることができたのは、高校生活でできた友達だと思います。実際には一人で挑みますが、一緒に練習をしたり、考えたり、相談したり。私自身、周りの支えがないと乗り越えることはできなかったと思います。行事は殆どありませんでしたが高校3年間で一番充実した期間になったのではないかと思います。
高校1年生の時は、大学進学はあまり考えていませんでしたが、英検や情報処理など積極的に取ることを心がけていたことで、高校3年生になって進学のことを考えるようになった時には、資格を取ってきたお陰で調査書などで書けることがあり、取り組んできて良かったと思っています。高校3年間は本当にあっという間なので、後々焦るよりかは、最初の頃からコツコツと取り組んでおくことが大切だと思いました。
湘南鎌倉医療大学
看護学部 看護学科
令和4年3月特別進学コース卒業
南吉成中出身
一つでも資格や検定を取得していると
安心するので頑張って挑戦しましょう
看護系の進学説明会で
志望大学が決まりました
私は幼い頃から看護師になることが夢でした。そのため、学部は看護学部なのでそこで迷うことはありませんでした。しかし、3年生になっても行きたい学校が決まっておらず専門学校なのか、大学なのかで迷っていました。私は看護師になれるならどこでもいいと思っていました。そんな時に、様々な県の看護学校だけを集めた説明会に参加しました。その時に行く大学を決めることができました。説明会にはできるだけ多く参加してください。必ず自分に合った学校が見つけられます。
高校生活は推薦を考えているのであれば休まない事が一番です。看護学校は特にそうだと考えます。なぜなら自分自身の体が丈夫でなければ患者に元気を与えることができないからです。そしてなんでもいいので検定は一つ持っているといいと思います。私は英語が苦手だったため、漢検を受けました。一つ検定を持っていると安心するのでなにか取りましょう。
早めに自分の学習方法を
掴んでおきましょう
入試は筆記、小論文、面接でした。筆記は過去問がホームページに記載してあるのでまず一回解いてみて自分が何ができないか見つけます。しばらくしたらもう一回やり、できていたら次に進みます。ワークは一冊を何回もやりました。理科系は使っていたものを何回もやりました。自分のやり方を早めに掴んでおくといいです。小論文は練習あるのみです。やっていくうちに書き方も覚え、書くスピードもあがるので始め書けなくても大丈夫です。面接は練習する前にどんなこと聞かれるか調べました。看護学校は面接でこの人は看護師にむいているのかみるそうなので面接もたくさん練習しましょう。その練習は本番の時、自信につながります。
こんな些細な事ですが、みなさんの力になれたら幸いです。応援しています。
神田外語大学
外国語学部 アジア言語学科中国語専攻
令和4年3月外国語コース卒業
大和中出身
受験に必要な「自分だけの強み」を
3年間を通して身に付けました
外国語コースの特徴を活かし
多言語のスキルを磨きました
私がこの大学の公募学校推薦入試を受験することを決めたのは3年生になってからです。それ以前までは他大学の指定校推薦や総合型選抜を受験する可能性もありました。どの受験形式にも対応できるよう、志望大学の出願条件となっている英検等は短期間で集中して取得し、他の受験生と差別化を図るため「自分だけの強み」を習得することにできるだけ多くの時間を費やしました。
具体的には、1年生のときから外部のスピーチコンテストに参加しました。外国語コースの特徴である第二外国語の授業で学んだ中国語を活かしながら、空いている時間を活用して先生と練習を重ねたことで自信がつき、受験の際のアピールポイントにすることができました。韓国語も独学して留学生と韓国語でコミュニケーションをとるように心がけました。韓国語担当の先生にサポートしていただいて韓国語のスピーチコンテストにも参加するなど、色々なことに挑戦することを通して自分だけの強みを探し、増やせるようにしました。
また、シャトルバスで片道2時間かけて通学していたため、平日に自宅で学習時間を確保することが難しかったのですが、その代わりバス車内や放課後のバスを待つ時間を勉強に充てました。バスの中で2時間ずっと勉強するのは大変なので、寝る時間や音楽を聴くだけの時間を作るなど時間配分を工夫しました。
スケジュール管理の大切さを
受験を通して実感しました
大学受験を通して、スケジュール管理の大切さを改めて実感しました。推薦入試などを受験する場合は、秋学期(第3学期)考査の期間と重なることもあります。忙しくなっても高校生活と受験の両方に全力を注げるように、1,2年生の時からスケジュール管理の習慣をつけておくといいと思います。
高校3年間をどれだけ有意義に過ごすことができるかが、大学受験やその後の将来に関わってくると思います。高校生活を楽しむことも忘れずに、仙台育英の充実した環境を活かして色々なことにチャレンジしてみてください。
東北学院大学
経済学部 共生社会経済学科
令和4年3月フレックスコース卒業
多賀城第二中出身
早くから少しずつでも大学を調べて
進路の選択肢を増やしましょう
大学でも学問とサッカーを
両立したいと考えました
私が東北学院大学に進学しようと思ったきっかけは、県内でも就職率が高くその中でサッカー部も東北でも上位に名を連ねる強豪で、勉学と部活動を両立したいと考えていたからです。仙台育英サッカー部には東北学院大学サッカー部へのスポーツ推薦というものがあります。私はサッカーを通して東北学院大学に入学したいと考えました。
そのために練習会に参加し、推薦資格をいただいてから入試に合格する必要があります。推薦入試では小論文と面接を行い、合否を決めます。
私は入試2週間前から小論文対策と面接対策を行いました。小論文対策では東北学院大学の過去問をひたすらやり、基礎を身につけました。
臨機応変に選べるように
複数の進路を考えましょう
面接では多くの先生方に練習相手になっていただき、どんなことにも対応できるようにしました。そのおかげで入試では困ることなく自信を持って行うことが出来ました。私は高校生活で心がけたことは、定期考査の全教科で8割以上をとることや、授業中に分からないことは分からないままにしないことで、結果的にテスト勉強を楽にするなど、自分なりに工夫をしてきました。それにより推薦資格に必要な評定を獲得することが出来ました。大学では自分の時間が増えると思うので、高校生活で得たものを活かしつつ資格取得に向けた自主勉強や、部活動でのウィークポイントの改善に励んでいきたいと考えています。
大学進学を考えている仙台育英の皆さん、3年生になると二者面談や三者面談が増えてきます。面談を利用し担任の先生やご家族としっかりと相談をしておくのが大切だと思います。今考えている進学できない。そんなことにも対応できるように一つに絞ることなく色んな選択肢を持っておくことが大切だと私は考えます。そのために今から自分の行きたい大学を調べるなど少しずつ始めてみるといいと思います。皆さんの高校生活が充実されることを願っています。
東北福祉大学
総合福祉学部 社会福祉学科
令和4年3月英進進学コース卒業
茂庭台中出身
支えて下さった先生方や家族への
感謝を忘れず大学でも頑張ります
大学でも軟式野球を続け
高い目標を達成したいです
東北福祉大学総合福祉学部社会福祉学科に公募制推薦で合格しました。なぜ東北福祉大学社会総合福祉学部福祉学科への入学を希望したかというと、大学でも軟式野球を続けたいとかんがえていたためです。高校の部活動では達成する事のできなかった目標を達成したいと思い入学を希望しました。その中で、将来福祉関係の仕事に就きたいと考えており、東北福祉大学総合福祉学部社会福祉学科を志望しました。
小論文の授業を疎かにし
とても後悔しました
公募推薦で入学したのですが、評定と小論文と面接に力を入れました。まず、評定が基準値に達していないとそもそも受験資格を得られることができません。私は、高校1年生から、提出物の期限を守り、定期テストでしっかりと点数を取り、それ以上の評定を維持し続けました。小論文については、受験の中の点数配分の半数以上を占めているので対策は必須でした。高校1年生の時から小論文の授業をきちんと受けていなくて、小論文の対策が大変だったので小論文の授業には力を入れて取り組むべきだと思います。また、小論文の練習方法に関しては、自分の志望している大学の過去問を解き、問題の傾向を自分なりに考察するのも良いと考えます。面接は、数をこなすしかないと思います。ある程度質問される可能性が高い内容もあるのでそこを押さえることも大切だと思います。一つ一つ大切な礼儀なども学べるので、集中して取り組むべきだと思います。
たくさんの人に支えてもらい東北福祉大学総合福祉学部社会福祉学科に入学することができます。面接練習をしてくださった先生方、大学の事について質問すると真剣に答えてくださる担任の先生、大学に行くことを可能にしてくれる両親には感謝してもしきれません。なので、人への感謝への気持ちを忘れずに生活することも大切と思います。
東北福祉大学
健康科学部 リハビリテーション学科理学療法学専攻
令和4年3月特別進学コース卒業
五橋中出身
3年間何かに頑張った自負があるなら
推薦入試に挑戦して損はありません
部活動との両立を成し遂げ
アドバンテージになりました
高校入学当初、私は将来なりたい職業も希望進路も明確にはありませんでした。ただ漠然と「私の強みは一般入試よりも推薦入試で生かされる」と考えていたため、後で困らないよう高い評定を取る為の努力は怠りませんでした。具体的には、授業をしっかり聞くこと、提出物を完璧に提出すること、定期テストで高い点数を取れるよう勉強することの3つだけです。前者の2つに関しては出来て当然のことなので特に苦労しませんでしたが定期テストで良い成績を修めるのには非常に苦労しました。宮城野校舎には至るところに自習スペースがあるため、定期テストで良い成績をおさめられるよう放課後や空き時間はそういったスペースで充実した学習に努めました。
また、特別進学コースは学業に重きを置いているコースのため部活動に所属する人はほとんどいませんが、私は10年以上続けてきた水泳を続けるため、水泳部に所属していました。学業との両立は簡単ではありませんでしたが、自分がやりたくてやっていた事なので、全く苦ではありませんでした。1年次にはまだコロナ禍でなかったため大会数も多く、私自身中規模の大会ではいくつか良い成績をおさめました。2年次からはコロナ禍で活動が制限される中、部長を任され苦労しましたが、最後には悔いなく引退を迎えることができました。
私が明確に希望進路、そして推薦入試を受けると決めたのは3年生になってからでした。将来について考え、調べ、ようやく目標が決められたのは良かったものの少し遅すぎるのではないかと当時は不安がありました。志望した学科は全国的にもあまり多くない特殊な学科で特に私が選んだ大学の定員はとても少なく非常に狭き門だったためです。そのため、とにかく大学が開催するイベント、プログラムには積極的に参加し、その学科に関連する職や情報を暇さえあれば調べ、準備に準備を重ねました。夏休み明けからは本格的に小論文、面接対策を始めました。小論文は出題されうる分野の知識はある程度身に付いていたので、過去問を何十回も書いては先生方に添削していただきスキルを高めました。面接に関しては、私の強みである対応力、コミュニケーション力を一層高めるため、たくさんの先生方に直接練習をお願いし、どんな想定外の質問にも答えられるだけの力を養うことができました。面接もある推薦入試において、不安や緊張は大敵です。そのため不安の払拭のためにもやり過ぎと思うほどに対策、練習を重ねました。
何事にも手を抜かず努力し
大きな自信を手にしました
しかし、最後に私に自信を持たせ、合格へ導いてくれたのは3年間続けた学業や部活動の努力でした。この努力は私を精神的にサポートしただけでなく実際に入試の点数として活きたのです。大学の推薦入試の配点は300点満点中小論文が100点、面接が50点、そして学校生活に関する書類審査が150点を占めていたのでした。また、その150点のうち、3年間の平均評定を10倍したものが50点、部活動に関するものが40点と配点を大きく占めていました。私は3年間、学業も部活動も一切の手を抜かず努力を続けてきたことで、比較的高い評定を維持しており、部活動もいくつか目立った成績、活動があったため大きなアドバンテージと自信を得ることができました。
推薦入試は一般入試の勉強と並行して準備していくので大変な上、リスクもあります。それでも高校での3年間で学業あるいは特別活動を頑張ってきた自負があるなら受けて損はないと思います。また、まだ進路で悩んでいる人もいつか進路を決めるときのために目の前のやるべきことに全力を注ぎ、努力することを諦めないでください。必ずプラスになります。
東北福祉大学
教育学部 教育学科初等教育専攻
令和4年3月特別進学コース卒業
松島中出身
早くから色々なことに頑張ることが
受験期に自信となって返ってきます
短期集中型の学習方法を
自分なりに工夫しました
1年生の頃から生徒会執行部に所属し、活動してきた経験を生かしたいと思ったことが推薦制度を利用したきっかけです。オープンキャンパスや育英祭の企画・運営・入試の補助などに携わりコミュニケーション能力を身に付けてきました。目上の方と接する機会が多かったため、面接の時にも役立ったと感じています。
合格のために、普段から評定を意識して学習に励んできました。どの大学も推薦制度を利用する際には条件として評定が関わります。私が受験した大学は合否にも点数として換算します。全て「5」を取ることができるよう努力してきました。そのために定期考査に力を入れました。対策は考査まで1か月もなくなった頃から入りました。私は長期間地道にコツコツと勉強すことが苦手です。短期間で集中して取り組みました。無駄な時間を過ごさないように計画を立てることを大事にしました。「今から2時間この教科に集中して取り組む」などと決めることで充実した学習になったと思います。また、教科を選ぶ際に暗記するものは連続しないよう気を付けました。例えば間に数学を挟むなど、常に新鮮な気持ちで勉強することで飽きることもありませんでした。頑張ったことは勉強だけではありません。提出物を期限内に出すことや授業には必ず出席することなど、当たり前のことを3年間続けてきました。評定は定期考査の点数だけでなく平常点も加わります。このように勉強以外の面でも怠らず努力しました。
3年間の努力の積み重ねが
合格につながりました
大学合格にあたっての一番の要因は努力の積み重ねだと考えます。受験間近になってから何かを始めようと思っても手遅れです。まだ志望大学が決まっていない時期でも勉強やスポーツなどを熱心に取り組み、実績を残すことは可能です。1,2年生の皆さんには今からでも何かに向かって頑張ってほしいと思います。必ず受験期の自分の自信につながり、救ってくれます。応援しています!
東北福祉大学
教育学部 教育学科中等教育専攻
令和4年3月特別進学コース卒業
仙台 中田中出身
積み上げてきた経験や努力が
自信に繋がります
理想の教諭像をイメージし
大学を選びました
私は日本史に強い関心があり、将来は教員として多くの中高生に日本史の楽しさや奥深さを伝えたいと考えていました。そこで、教員免許を取得できる大学を探しました。免許を取得するまでの過程は大学によって様々で、多くの特色があります。私は、日本史の楽しさを伝えるだけではなく、どのような教員として生徒の前に立ちたいか、そのためには何が必要なのかを具体的に考えるようになりました。そこで、物事を多角的、多面的な視点で捉えることのできる力を持った心豊かな教員になりたいと考え、教員に必要な多くの能力を習得することができ、様々な経験をすることができる大学を選びました。どのような自分になりたいかを考えるのは楽しく、また、描いた理想像を受験勉強のモチベーションに繋げることができました。
先生方のサポートのおかげで
成功することができました
私は東北福祉大学の学校推薦型選抜(公募制推薦)の入試を受験しました。東北福祉大学もですが、大学によって入試方法は様々なので、必ず細かく調べ、自分に合った入試方法で受験することをおすすめします。
受験方法は、小論文と面接でした。小論文は作文とは違うので、書き方に慣れるのに苦労しました。しかし、何度も担当の先生に添削をしてもらい、形式に慣れることができました。面接は、放課後に担当の先生や担任の先生と練習を積みかさねました。毎回、先生方が適切なアドバイスをくださるので慣れていくことができました。小論文も面接も練習を積み重ねれば慣れると思うので何度も行うと良いと思います。東北福祉大学はオープンキャンパスで小論文の対策講座を行っていたり、ホームページ上には小論文の書き方の他にも過去問が掲載されているので参考になると思います。
推薦入試では、高校生活での経験も重要だと思います。勉強も大切ですが、部活や行事、ボランティア活動等にも積極的に参加し、たくさんの経験を積んでほしいと思います。
東北工業大学
ライフデザイン学部 経営コミュニケーション学科
令和4年3月フレックスコース卒業
玉川中出身
直前まで小論文を添削していただくなど
先生方のおかげで合格できました
小論文は何を書くべきか
全く分かりませんでした
大学合格のために面接と小論文の練習をとにかくやりました。まず、志望理由書を何度も先生方に添削してもらい完璧なものにしました。そして入試の日まで何回も担当の先生に小論文を添削していただきました。最初は何を書けばいいか分かりませんでしたが、何度もやるうちにやり方が分かっていき書けるようになっていきました。次に面接です。面接では、まずよく質問されることに何と返すかを考えました。そして実際にたくさんの先生方と練習しました。いろいろな先生方と練習することで柔軟に対応できるようになりました。そして本番の小論文では時間配分を気にしながら臨みました。面接では練習通り落ち着いて志望動機を答えることができました。その結果無事合格できました。
東北医科薬科大学
薬学部 薬学科
令和4年3月特別進学コース卒業
上杉山中出身
3年間での様々な経験から学び成長し
目標を定めるきっかけにしましょう
中学での職場体験で<
薬剤師の仕事に触れました
私は、両親が医療従事者ということもあり医療を身近に感じていました。自分自身も幼い頃から医療に興味があり、医療の道に進みたいと考えていました。
薬学部に決めたきっかけは、中学生の職業体験の時の経験からでした。実際に病院の薬剤部を訪問し、薬剤師の業務を見学し、会話をさせていただく中で薬剤の面白さや患者さんとの関わりに興味と感動を抱きました。
しかし、高校入学後、総合探究の時間にさまざまな学部や進路を検討している中で、文系に行く迷いもありました。そのような中で、新型コロナの影響で社会が不安定な情勢になり資格を取得し、医療に携わりたいという気持ちが強くなったため、高校2年生の冬に薬学部に進むことを決意。以前から推薦のことも考え、評定を高く取るように取り組んでいました。志望大学として、国家資格の合格率も高く研究施設も整っていて地域医療に貢献できる東北医科薬科大学に決めました。
目標を定め毎日少しでも
机に向かいましょう
公募制推薦を受けると決めてから、入試の点数配分の高い化学を重点的に学習し、化学のセミナーを4〜5周程行い、センター試験の過去問題を6回分、放課後には化学の先生にわからない部分を教えていただきました。英語は通学時間や休み時間のすきま時間を活用し、英検2級も同時に取得しました。他には東北医科薬科大学の過去問を6〜7年分解きました。当日の試験ではこれらの事が役立ちました。面接については、先生に練習していただき、当日は落ちついて面接を受けることができました。
高校入学後には、目標を定め、目標に向かい、一日数問でも学習をしておくと学習習慣がついて良いと思います。高校3年間は、早く時間が過ぎていきます。勉強もしながら検定や部活、生徒会等、いろいろな経験から学びを得て、自分の成長や目標を持つきっかけにしてほしいです。最後まで諦めず、チャレンジし、努力を続けていけば必ず合格できると思います。皆さん頑張って下さい!
東北医科薬科大学
薬学部 薬学科
令和4年3月特別進学コース卒業
高砂中出身
進路が決まっていなくても1年次から
全教科を偏り無く勉強しておきましょう
家族を安心させて下さった
薬剤師の方の姿に憧れました
私が東北医科薬科大学薬学部薬学科を目指したきっかけは2つあります。1つ目は薬について学び、その知識を応用し病気の予防治療に役立てたいと考えました。また、患者さんに安心して服薬してもらいたいと思ったことです。2つ目は私が幼稚園児の頃、生まれたばかりの妹がいました。生まれつき体が弱かったため多くの薬を飲んでいました。そのとき薬剤師さんが薬について説明してくださったため、母は安心していました。この経験から私は薬剤師を目指しました。
1年次に理科を疎かにして
後でとても苦労しました
私が東北医科薬科大学に入るまでに努力したことは特に化学と英語の2点です。公募制推薦を利用したいと考えていたため、受験科目である化学と英語の勉強は必須だと考えていました。しかし、私が受験のために具体的な勉強を始めたのは3年生になってからでした。1年生の時は模試に理科・社会が無かったため、化学の勉強はテスト前に少しやる程度でしたし、英語の方も模試の東北医科薬科大学の判定が安全圏だったため、特別勉強することはありませんでした。2年生の時から模試に理科・社会が追加されました。大丈夫だろうと高を括っていると待っていたのは悲惨な結果でした。1,2年生の時の勉強法はテスト前のみ勉強するという方法でした。これではまずいと思い3年になり化学と英語を重点的に勉強しました。そのため、他の教科にあまり時間を割くことができませんでした。赤点こそ取らなかったものの酷い点数でした。この時、1年生の時からしっかり勉強しておけば、このようにならなかったのではないかと後悔しました。
3年生になってからの付け焼き刃程度の英語と化学では不安でしたが、せっかくの機会を無駄にするのはもったいないと思い、面接練習もしていた公募推薦に臨みました。
3年間の高校生活はあっという間に過ぎていきます。1年生だからまだと思わず志望大学が決まっていなくても後悔しないよう、とりあえず勉強しておくことを勧めます。
東北医科薬科大学
薬学部 薬学科
令和4年3月英進進学コース卒業
東仙台中出身
先生方の手厚いサポートのおかげで
学習の遅れを取り戻すことができました
薬を服用した経験から
薬学に関心を持ちました
私は小さい頃から生き物が好きで、生き物を扱う仕事がしたいと考えていました。私が高校生になってから、医療に対する関心が増える出来事がありました。それは、30万人に一人といわれている道化師様魚鱗癬という難病の存在を認識したことです。その病気を患っているお子様のご両親がSNSを通じて難病の存在を広め、少しでもその病気に対する差別を無くそうとしていることに胸をうたれました。そして、病気の存在が人々に知られておらず、確かな治療法がないということを知り、病気についてもっと理解を深めたいと感じました。私が薬剤師になりたい理由は、薬の力に感動し、薬の仕組みを学び、それを提供したいと思ったからです。高校生になってから難病の存在を知り、医療の道へ進みたいと考えていました。
医療の中でも薬学を学びたいと思ったのは、ある病気の診断をされ、薬を服用することになったことがきっかけです。処方していただいた薬を服用することになってから、症状が軽くなり、薬の力に感動しました。そのことから薬学の専門知識を身につけたいと思い、薬剤師を目指すようになりました。
進路決定が遅かったので
余裕がなく大変でした
私が大学を目指すために努力したことは、受験に必要な科目に時間をたくさんかけることです。試験ギリギリまで範囲が終わらず、とても焦っていて不安も大きかったのですが、化学の先生のサポートにとても助けられました。放課後や休日の先生の空いている時間にZoomで講習をやってもらったり、声をかけてもらいました。そのおかげで大切な知識がたくさん付いたり、自信を持って受験に臨むことができました。しかし、受験生として後悔していることは、志望大学をもっと早いうちから決めておくべきだったということです。もっと大学について知ることができたし、余裕をもって勉強に取り組めただろうなと感じています。
宮城学院女子大学
教育学部 教育学科幼児教育専攻
令和4年3月外国語コース卒業
七北田中出身
色々なことに挑戦して夢を見つけ
実現に向けてしっかり勉強しましょう
希望の幼稚園への就職率が
高い大学を志望しました
私は志望大学を決めるうえで、一番重要なことは、卒業後に自分が何をしたいのかを考えてから、それに見合った大学を探すことだと考えます。そのため私は、大学入試において大学に合格することは目標の達成ではなく、一つ目の通過点だと捉えています。
私は大学を決めるよりも先に、就職したい幼稚園が目標として定まっていました。そのため、どの大学からの就職率が高いのかを徹底的に調べ、志望大学を決めました。将来の目標を持つことができていれば、大学での講義や実習などにも身が入り、より充実した大学生活を送ることができると思います。また、大学入試の面接の場面においても、将来への強い意思を持っていれば、戸惑うことなく答えることができ、説得力のある動機を述べることもできると思います。
部活動で人を支える仕事が
向いていると気付きました
これらのことから、高校生活では、将来の夢を見つけることに時間を使うべきだと考えます。私自身も部活動でマネージャーを経験したことにより、人を支える側に立つことが向いているということに気付かされ、また、ボランティア活動を通して、子供と関わる仕事をしたいと考えるようになりました。たくさんのことが経験できる高校時代に将来の夢を見つけてほしいと思います。また、定期考査と校内模試には本気で取り組むべきだと感じました。これらでしっかりと成績を残し、指定校推薦を取れるように努力をするべきだと思います。私は指定校推薦を取ることができず、公募制推薦で受験をしました。自身の経験として、周囲の人が指定校で決まってくると、クラスの受験ムードは一気になくなります。その中での自力での受験は気が滅入りそうになることがありました。そのようにならないためにも、1年生や2年生のうちから勉強をし、指定校推薦を取れるように頑張ってほしいと思います。
以上のことから、高校生活中に沢山のことに挑戦し「夢を見つけること」と「勉強」に力を入れて、楽しい大学生活を送れるようにしてほしいと思います。
函館短期大学
食物栄養学科
令和4年3月通信制課程卒業
青森 甲東中出身
面接では自分の言葉で思いをぶつけ
好感触を得ることができました
将来は管理栄養士として
人の役に立ちたいです
私には、やりたいことや挑戦してみたいことがありませんでした。目標もなく、ただ時間だけが過ぎ去っていきました。そんな私に、ある転機が訪れました。それは、とある女性との出会いと新型コロナウィルスの存在です。その女性は、「看護師になって国境なき医師団として活動し、1人でも多くの人々の命を救いたい」と、私に話してくれました。私はその女性の話を聞くまでは、誰かのために何かをしようとする人の気持ちがよくわかりませんでした。しかし、誰かのために何かを成し遂げようとする人の姿が眩しく、美しく感じました。私はその女性に影響を受け、人々の役に立つ仕事をしたいと思いました。私は食事が好きで、これから先の時代に食事で病気を治療する選択肢が当たり前のようにある世の中を作りたいと思い、私は管理栄養士を目指そうと決意しました。栄養の知識と、食材の調理方法を同時に学べるような学校を、インターネットを使って調べ、資料請求をして様々な学校と何度も見比べました。その中に1つ、私が惹かれた学校がありました。それは、学校の雰囲気がとても良さそうで、挑戦してみたいと思う受験方法があったからです。推薦制度で、階級に応じて学校の入学金や授業料を免除してくれるという物でした。大学を受験するにあたって、両親にあまり負担をかけたくないと思い、推薦入試で進学しようと思いました。合格するために、まず勉強を頑張りました。ただ勉強を頑張るのではなく、良い成績をキープし続けることを目標として頑張りました。その結果、評定平均が4.5より下回ることは1度もありませんでした。また、資格や特技、趣味を作ることもまた、今後の進学や就職活動においても誰にでもアピールできる素晴らしい要素だと思うので、様々なことにどんどん挑戦していくことも大切だと思います。
ボランティアで人と触れ合い
積極性が身に付きました
私は、全日制の学校に通っていましたが、人間関係のトラブルに巻き込まれ、仙台育英の広域通信制課程に編入学をしました。全日制の学校とは違い、無理に他人と関わらなくてもいいことが、私の心に余裕を与えてくれました。余裕ができたことで、また人と関わりを持ちたいと思えるようになりました。しかし、私の心の中には進学ができるだろうかと不安の気持ちが募っていました。入試を受け、面接の瞬間、私は何をアピールすることができるのだろうかと思いました。全日制の学校とは違い、部活動も生徒会などの活動もありません。その差を縮めるため、私は地域のボランティアに積極的に参加しました。同じボランティアに参加した人と会話をしたり、地域活動に多く参加する積極性を身につけました。そのおかげか、面接の際は自信を持って堂々と会話をすることができました。
最後になりますが、これから大学に進学する際に避けては通れない面接についてのアドバイスを残そうと思います。学校や先生にもよりますが、面接で話すことを完璧に覚えて面接に挑むことはしない方がいいです。どんな優等生の人でも頭が真っ白になります。大切なのはアドリブ力です。私は暗記せず、自分の気持ちを正直に面接官の人にぶつけ、無事合格することができました。面接終了後に、「あなたのお話は聞いていてとても楽しかったです」と、面接官の方に言われました。暗記していたら、この言葉が私に届くことはなかったでしょう。楽しく、笑顔で、聞かれたことについて素直に答えるということを意識して頑張ってください。
聖和学園短期大学
保育学科
令和4年3月技能開発コース卒業
岩切中出身
先生や友人、家族への感謝の気持ちを
忘れずに進路達成を目指しましょう
夏季休業中の課外授業で
確実に実力アップできます
私は、自分の志望大学へ行くために学校推薦型入試(公募制推薦)で受験しました。それまでにしてきたこと、そして、改めて思ったことを書こうと思います。
一つ目は学校に毎日行く事です。何を当たり前の事を書いているんだと思われるかもしれないが、これは大切な事です。そして、できるだけ遅刻、欠席をしないこともとても大切です。これは大学・短大に限らず、どの人にも言えることです。二つ目は受験で必要な物事をしっかり練習するという事です。面接や小論文が主だと思いますが、とにかくしっかり練習をしましょう。高校3年生の夏休みに受験対策の課外授業を受けるように言われるのですが、絶対に受けましょう。確実に受験に必要な力は身に付きます。三つ目はテストで追試にならないようにする事です。要は勉強しっかりとする事なのです。
周りの支えで大学受験に
向き合うことができました
ここで三つの事を書いてきましたが、全部当たり前の事だと思います。毎日学校に行って、しっかり勉強をする。当たり前だけど大事なことなのです。同級生の中には無断で学校を休んだり、ダルいからという理由で学校を早退している人もいたのですが、そんな事は自分の首を絞める事になります。1,2年生だからいいやと思ってそういう事をすると、3年生になった時に泣くはめになります。自分の行動は全て自分に返ってきます。良い事であろうと、悪い事であろうと。
私は進路を決めるのがかなり遅く、6月か7月辺りにようやく進路が決まりました。クラスの友人達はもう進路を決めていた中で、決まったのが遅くなって少しあせってしまったのですが、先生や友人、家族に支えられて自分の決めた道にしっかり向かう事ができるようになりました。進路が遅く決まっても、それに向かっていくことの大切さ、そして、そして自分のまわりの人々に感謝するということも忘れないでほしいと思います。
仙台赤門短期大学
看護学科
令和4年3月英進進学コース卒業
利府西中出身
部活動で身につけた団結力や忍耐力、
表現力を今後に生かしていきたいです
コロナ禍で奮闘する看護師に
憧れを抱き進路を決めました
私は将来、周囲の人に勇気と笑顔を与えられる看護師として、多くの人の命を救うサポートをしたいと考えています。新型コロナウィルスの感染拡大が止まらない中、毎日のように医療現場の逼迫した状況や、医療従事者の多忙な様子をニュースで目にします。過酷である状況であっても医療従事者がその最前線に立ち、命をかけてウィルスと戦い続けている姿に憧れを抱きました。そして私もその一人として、新型コロナウィルスだけではなく様々な症状に苦しんでいる人を一人でも多く助けたいと思ったことから看護師を目指そうと考え、目標とする看護師になるために大学進学を考えました。
私が高校生活で特に頑張ったことは、チアリーディング部の活動です。部活動を通して団結力と忍耐力、表現力の長所を得ることができました。チアリーディングは怪我や命に関わる危険な競技です。そのためトレーニングや自分の食生活、体調管理に気を配り、団体競技なのでチームとして日々の練習から周りを見て合わせることを意識し、声がけをして忍耐力、団結力が身についたと感じます。体調管理を意識したことで、高校生活で一年生から一度も欠席せず登校することができました。また、甲子園を初めとする応援活動やイベントに参加したことで、頑張っている人を応援し、笑顔にする、そして自分の想いを言葉ではなく、表情や態度で相手に気持ちを伝えることで表現力が身につきました。また、部活動の一環として参加したボランティア活動では、止まる車一台一台に、飲酒運転防止の呼びかけを行う飲酒運転根絶運動や、地域の児童館でチア教室を開き、子どもにチアリーディングをする楽しさや凄さを伝える活動を行いました。
高校の学習の復習に励み
進学後に備えています
推薦入学合格に向け、休み時間や授業中を活用して面接練習や小論文の練習を行いました。多くの先生が面接練習に協力して下さり、難しい質問にもしっかり対応できるような力が身につき、注意されたところは忘れないようにメモを取るよう心がけていました。小論文対策では、志望大学の過去問を解くほかに、インターネットや本に記載されている他の大学の過去問題も解く練習をしました。一日に2題書くことを目標にして、家に帰ってからの行動を改め、小論文に充てる時間を多くつくりました。充実した大学生活を送るためにも休み時間をこれまでの復習の時間に充て、入学してから周りの人についていけるようにしたいです。