栄光への軌跡 2023
現役大学進学者による大学合格体験記
志望大学に現役合格した先輩たちからのメッセージ
公募制推薦 合格者
新潟大学
経済科学部総合経済学科
令和5年3月外国語コース卒業
仙台 中田中出身
定期考査対策はただ覚えるだけではなく
入試本番に繋がる勉強をしましょう
コロナ禍で増えた在宅時間を
活用して見聞を広げました
私が進路を決定し、達成する上で大切だと感じたことは3つあります。
1つ目は、多くのことを見たり経験したりすることです。私が高校に入学した時はオンライン授業が続き、家で過ごす時間がとても多く、その時間を自由に使うことができました。インターネットを通して言語交換をしたり、海外のニュースを読んだりすることで広がった価値観が進路決定に大きく影響しました。
2つ目は、学びたいことを基準に進学先を探すことです。大学には学部があるため、同じ学部であれば学ぶ内容はだいたい同じであると考えてしまいがちですが、大学によって異なった内容を学ぶため、ホームページやパンフレットで講義の一覧を確認して進学先を決めることが大切だと思います。
やりたいことを見失わずに
自分を信じ頑張りましょう
3つ目は、定期考査に本気で取り組むことです。高校生活の学習面では資格を取得することと評定をできるだけ高くとることの2つが大切だと思いますが、私は評定を高く保つことが特に大切だと感じました。受験をするにあたって、推薦系の入試では評定平均の基準が設けられます。選択の幅を広げるためにも定期考査に真剣に挑むべきだと感じました。また、考査に向けた勉強でも、ただ暗記するだけでなくその後も活かせるように身につける勉強をすることで実技試験や一般入試への力がつくと思います。
進路を選び、達成するにあたって多くの壁があると思いますが、自分の好きなことやしたいことを見失わずに周りを見ていれば、すべきことが見えてくるので、自分を信じて頑張ってください。
岩手大学
農学部植物生命科学科
令和5年3月特別進学コース卒業
七北田中出身
自ら動いて問題を解決し学びを得て
成長することが推薦合格に繋がります
生徒会での活動を通して
課題解決能力が磨かれました
私は高校生活の中で、高2から高3にかけて、自分のしたい事や学びたい分野を見つけられずにいました。しかし、幼少期に自然に触れた経験や、自分なりに世界中で起きている食糧・環境問題について調べているうちに、農業こそそういった問題に広く対応していけると確信し、農学部への進学を決めました。また、その中で農業を営む人や研究者とのパイプ的存在であり、直接農家と関わりを持てる普及作業員になりたいという目標を持ちました。志望大を決め、様々な手段を使ってできるだけ合格に近づけるよう努力しました。その中でも立命館大学の高大連携プログラムに参加した経験はとても印象に残っています。このような機会を頂けるのはなかなか無いことであるので、学校には感謝しています。高大連携プログラムでは、生命理工学分野でのレポート・プレゼンテーション発表をオンラインで行うというものでした。はじめに講義の視聴があったのですが、大学での研究がどういったものであるのか、身近な現象をどのように応用するのかといった理系分野における視野を広げてくれるものでした。大学レベルを扱うので当然レポートもプレゼンテーションも難解でしたが、それでも諦めることなく今知っている情報を多角的な視点から見て結論を導く努力をしました。このような訓練は小論文でも、大学の学びにおいても必要な力を身につけるのに役立つと思います。また、私は生徒会にも所属しており、コロナ禍により出来ない事が増える中で、動画やメディア媒体を活用し、広報活動に力を入れ、工夫してきました。課題を解決するために、不可能を可能に変えるために、考え実践する大切さを学べました。社会では、答えを用意されていない課題が多くあります。その中で、自分なりに答えを見出し、行動することで解決していくことが何より重要です。そのような能力を問われる推薦において、合格のために必要な事は、自ら問題に対して主体的に動き、そこから得た学びを大切にすることだと思います。
入試のプロである先生方の
ご指導が合格には不可欠です
推薦での受験の際、体験によって学ぶという材料は出来ていたので、直前期にはただひたすらに本番の対策を行いました。面接で聞かれる内容については、ある程度の専門性を必要とされるため、自分の興味ある分野に対してとにかく調べました。その際には大学の文献も使用しました。そして、放課後には先生と面接の練習をし、多くのアドバイスを頂きました。また、小論文では、国語・生物・英語の先生方の力を借りて、とにかく書いて読んでもらい、修正し、着眼点やテクニックを教えて頂きました。多くの受験生を見てきた先生方の力もあって、本番では実力以上の力を出すことができました。推薦入試では、個人の問題解決能力を問われるので、ぜひともプロである先生方の助けを借りるべきです。何でも挑戦し、自分なりに考えて、経験から学ぶ事が、合格への道標となると確信しています。
岩手大学
農学部森林科学科
令和5年3月 特別進学コース卒業
将監東中出身
大学の情報収集や自己分析などを
主体的に行うことで合格に近づきます
オープンキャンパスまでに
大学を入念に調べましょう
私が高校3年生になって思うことは、何事ももっと早く取り組んでおけばよかったということです。1,2年生のうちは「受験なんてまだまだ先のことだから、3年生になってから考えればいいか」と思っていました。しかし、1,2年生のときも受験準備期間として大事な期間です。1,2年生のうちの過ごし方が受験の合否に直結しているといっても過言ではありません。
早めに取り組むべきこととして、勉強に関することももちろんですが、志望大に関する情報収集もその1つです。一般的に志望大を決めるのは3年生になってからですが、志望大学がはっきりしていない人、推薦入試を考えている人は1,2年生の段階で蛍雪時代やインターネットを用いて大学調べをしておくべきです。特に大学のオープンキャンパスは、時間のある2年生のうちに行くといいと思います。多くの大学ではオープンキャンパスは夏頃に行われます。そのため、2年生の夏までに興味のある分野学部がある大学をひと通り調べることをおすすめします。近年オンラインでの大学説明会も多く開催されていますが、百聞は一見にしかずという言葉もある通り、実際にその場に身を置いてみることも重要だと思います。
志望理由書は想像以上に
時間がかかります
岩手大学では志望理由書のほかに小論文と面接がありました。私がとくに大変だったのは志望理由書でした。私が本格的に志望理由書の作成を始めたのが試験の2か月前でしたが、圧倒的に時間が足りませんでした。志望理由書の作成にはたくさんの情報が必要です。将来やりたいことの情報、志望する大学の情報、自分に関する情報です。これらを充分に調べ上げたうえで、自分は将来何がしたくて、そのために大学で何を学びたくて、それらを学ぶために自分は大学の生徒として、どこが適しているかをまとめる必要があります。一見簡単そうに聞こえますが、想像以上に時間がかかるので、夏休み以降に推薦入試の対策で手一杯にならないように計画的に取り組みましょう。
大学受験は自分の受験です。だから主体的な行動が志望大の合格を左右します。そして周りの先生方や家族にもたくさん相談してみるといいと思います。後輩の皆さん、高校生活の1日1日を大切にしながら、充実した学校生活を楽しんでください。
山形大学
人文社会科学部人文社会科学科総合法律コース
令和5年3月特別進学コース卒業
岩切中出身
仙台育英の設備や学習スペースなど
恵まれた環境で学べて幸せでした
将来は地方公務員として
地域に貢献したいです
私がこの大学を志望したのは、地方公務員として働き、地域に貢献したいと考えているからです。山形大学人文社会科学部人文社会科学科総合法律コースには、2つの推薦方法があります。学校推薦型選抜のⅠ型とⅡ型です。Ⅰ型は、読書感想文と志望理由書、面接を課題とするもので、Ⅱ型は、志望理由書と面接、そして共通テストも結果により、合否が決まるものです。私はⅠ型とⅡ型、両方で受験し、Ⅱ型で合格することができました。Ⅱ型は共通テスト500点(国語200点英語200点地歴公民数学100点)、面接50点の計550点で合否が決まります。私立大学の共通テスト利用入試と同じ科目なので勉強もしやすいと思います。また、高校3年間の平均評定も重要になってきます。1年生の頃からしっかり取り組んでいれば、平均評定5.0を達成することもできます。私はこの3年間、公立高校にはないような設備や教育環境の中で学ぶことができて幸せだったと思います。この恵まれた環境の中で、進路実現のために頑張ってほしいです。
先生方の面接対策は
とても心強かったです
共通テストについては、ほとんどの人が初めての経験であり、とても緊張するものです。その中で最も大切なことは、リラックスし、落ち着くことです。私は政治経済が得意科目ですが、社会の第一解答科目として政治経済を選択しました。得意科目ということもあり、かなり手応えがありました。その結果、後の科目に落ち着いて取り組むことができました。私は化学基礎が苦手で全くできませんでした。そのため、計算問題より暗記の分野に取り組み、全て正解できるように取り組みました。その結果、平均点くらいは取れたので、そのような選択をしてみても良いと思います。
私が志望大に合格できたのは、先生方の手厚い支援があったからです。担任の先生、面接を担当してくださった先生には本当にお世話になりました。担任の先生には、お忙しい中、何度も読書感想文や志望理由書の添削をしていただきました。面接の担当の先生もお忙しい中、山形大学の面接に耐えられるよう様々な知識を身につけられるようなお話をしてくださいました。本当に感謝しています。
一般入試の勉強と並行して、推薦の対策をするのは、大変なこともあると思います。しかし、1年生の頃からしっかり勉強に取り組んでいれば、進路選択の際に選択肢は大きく増えます。後悔のない高校3年間を送ってください。応援しています。
福島大学
人文社会学群行政政策学類
令和5年3月 特別進学コース卒業
上杉山中出身
特別進学コースで部活動に励むのは
忙しい反面メリットがたくさんあります
部活動で身に付けた集中力が
勉強面でも役に立ちました
私は学校推薦型で、福島大学人文社会学群行政政策学類に合格しました。この大学を目指したきっかけは、復興から得た知識をこれからの社会で、どのように活かすことが出来るかや、現代の諸課題について行政を通して解決する方法を模索したいと考えたからです。
私は高校在学中、ライフル射撃部に所属していました。部活は週に6回、週末は遠征に行くなど、文武両道を目指すにはハードでした。私は副部長と総務に就いており、業務が多く、家でも部活のデータ作成に時間を費やしました。そのため、朝7時から学校で自主学習をすることで、文武両道に努めました。それは、毎日の生活習慣の確立にとても役立ったと思います。射撃で身につけた集中力は、勉強面でも非常に役に立ったと思います。また、大会参加による係留期間には、先生方がオンライン授業を開講してくださったため、授業に遅れを取らず学習することができました。
部活動などから学んだことを
表現する練習をしましょう
私から後輩に伝えたいことは、定期考査に真剣に取り組むことです。評定が足りず、受験資格を得ることが出来なければ元も子もありません。様々な受験方法の可能性を残しておくためにも、評定は非常に大切だと思います。
また、なにかに熱中して取り組むことをおすすめします。私の場合は部活動でした。そこで何を学んだのか、自分にどのような影響を与えたのかを感じることが大切です。それを言葉にすることも練習しておくと、自己理解も深まるかと思います。
特別進学コースで部活動に所属することは決してマイナスなことではありません。むしろ、積極的に取り組んでほしいと思っています。もちろん忙しくなります。しかし、時間を効率よく使えるようになったり、短い時間でタスクをこなす集中力も身につきました。部活動をしていたおかげで、とても充実した3年間でした。
宮城大学
事業構想学群
令和5年3月特別進学コース卒業
蒲町中出身
焦らずにマイペースを貫き
コツコツと努力を積み重ねましょう
宮城が抱える課題と向き合い
地元の発展に貢献したいです
デザインを学びたいと考えてはいたものの、具体的には何を学びたいか決まっていなかったので、専攻を後から決められる宮城大学を選びました。また、将来は宮城の発展に貢献したいと考えていたので、フィールドワークで宮城の課題を直接知ることができる機会があることも決め手の一つでした。
はじめは学校推薦での受験を考えていなかったので、勉強の方が大事だと考え、探究活動をあまり熱心に行ってきませんでした。そのため、いざ学校推薦に向けて書類の準備を始めたときに、自己推薦書の高校生活の探究活動についての欄に書くことがほとんど無く、書けないまま時間を浪費してしまい、とても後悔しました。ですから、ちょっと大変だなと思っても真剣に取り組み、頑張ったことなどを作っておくべきだと思います。
試験科目には、共通テストの他に面接があります。面接練習で、最初は話し始めで既に言葉に詰まってしまう状況だったものが、練習を重ねるごとに少しずつ話せるようになりました。その上、先生方と会話していく過程で自分がどうしてデザインに興味を持ったのか、どうして宮城の発展に貢献したいと考えるようになったのかを改めて認識でき、自分の回答に自信が持てるようになりました。そして、質問に対して、少しでも良く見せようと背伸びしたりごまかして答えるのではなく、わからないものは素直にわからないと言ってもいいということを学びました。
頑張ったと胸を張れることが
本番での自信に繋がります
後輩の皆さんに最も伝えたいことは、勉強は自分のペースを貫くことが大切だということです。私はちゃんと寝ないと次の日の授業を集中して受けられない人だったので、睡眠時間を確保するために短時間で質の高い勉強をすることを心がけていました。その短い時間で自分の苦手分野である数学の克服を重点的に行い、また、日々の授業や放課後の講習を真剣に受けることで復習の手助けをしていました。
他の人がやっているからと慣れないことをすると逆に頭に入らなくなったりします。無理せず、むやみに焦らず、毎日こつこつと積み上げていくことが本当に大事だと思います。
結果が出ていなくても、頑張ったということは本番のときの自信につながります。最後まで諦めず、努力を続けてみてください。応援しています!
宮城大学
看護学群
令和5年3月特別進学コース卒業
増田中出身
特別進学コースでも部活動に励むことで
高校生活が充実し強みにもなります
身近な人と面接練習すると
改善点が明確になります
私が志望大学を決めたのは高校3年生の夏でした。志望大学が決まるまでは、目標がないまま勉強をしていました。そのため、具体的な対策をするのが遅くなってしまい、志望大学が決まってからの勉強が大変でした。私の志望した大学は面接があったので、共通テストへ向けての勉強に並行して面接の対策をしていました。やらなければいけないことが多すぎて辛いと思ったこともあり、もっと早く志望大学を決めて、対策をしていればと後悔しました。オープンキャンパスなどにたくさん参加して、志望大学をできるだけ早く決めておくと、受験勉強を余裕を持って始められると思います。
面接の練習をするときは、学校の先生に加えて親や友だちが手伝ってくれました。一人で対策するより身近な人とやる方が自分に足りないものが分かるし、気持ちにも余裕を持ってできました。一人で抱え込まず、周りの人に相談してみると良いと思います。
サイエンス・コ・ラボは
面接にも大いに役立ちました
私は学校推薦型の選抜で受験しました。推薦を受けるにあたって、やっておいて良かったと思うことがあります。1つ目は部活動です。私は演劇部に3年間所属していました。特別進学コースは勉強に力を入れているので、負担にならないような部活を選んで部活動に取り組みました。部活動で行ったことは調査書に書くことができるし、面接では自分の強みとしてアピールをすることができるので、部活動に入っておくことをオススメします。2つ目は学校で行われているサイエンス・コ・ラボへの参加です。私は3次元培養について学んだのですが、毎回さまざまなテーマについて学ぶことができます。私は医療系の学部を志望していたので、知識の獲得や面接のときの話題の一つとして使うことができました。
皆さんも高校でさまざまな体験や活動をして、その経験を大学受験の際に活かせるように高校生活を有意義で楽しいものにしてください。
宮城大学
看護学群
令和5年3月特別進学コース卒業
将監中出身
部活動などからも学びを得て成長し
目標をもつきっかけにしましょう
宮城大学で保健師を目指すと
入学時から決めていました
私は保健師の仕事に興味があったので、入学当初から宮城大学への進学を考えていました。早い段階で志望大学を決めておくと、自分が学ぶべきことや取るべき資格などが明確になり、高校での勉強の質がかなり変わってきます。私の場合は保健師の仕事について調べたり、新型コロナウイルスに関する情報を得るように心がけていたので、大学に提出する志望理由書や面接の準備をスムーズに進めることができました。具体的な大学までは決められなくても、高校卒業後にどんなことを学びたいのか、どんな職に就きたいのかを3年生になる前までにイメージしておくといいと思います。
部のマネージャーを務め
気配りが身に付きました
私は生徒会執行部に所属し、軟式野球部のマネージャーも務めました。当然勉強時間が限られるので毎日課題をこなすことで精一杯で、予習復習どころか、引退するまで受験勉強もろくにできていませんでした。周りからは「早く部活動を辞めて勉強に専念するべきだ」と言われることもありましたが、それでも私は部活動を最後まで続けて良かったと思っています。オンライン授業が続いて不安を抱えていたとき、部活動の先輩に勉強や大学受験のアドバイスをしていただきました。同級生や後輩とも勉強に限らず切磋琢磨し合うことで、人として大きく成長することができたと感じています。何より、マネージャーという選手のための活動を通じて、相手を思いやる力を身につけたことが私の一番の強みになりました。
「青春は密」という言葉が有名になりましたが、本当にその通りで、高校の3年間はあっという間に過ぎていきます。勉強はもちろん疎かにしてはいけませんが、後輩の皆さんには、生徒会や部活動など勉強以外の活動からも学びを得て、自身の成長や目標を持つきっかけにしてほしいです。新型コロナウイルスの影響で制限が多くなるかもしれませんが、周りの人たちと支え合いながら、充実した高校生活を送ってください!
宮城大学
食産業学群
令和5年3月特別進学コース卒業
七ケ浜中出身
苦手教科はいつかは結果が出ると
信じて地道に克服していきましょう
早いうちに進路を決めると
勉強の方向性が定まります
私が進学先を決めた時期は2年生の春頃だったと思います。自分の好きなことを仕事にしたい、という漠然とした考えからではありましたが、「食」について学ぶということに自分でもしっくりして、周りの友人や家族にも応援されたので、割と早い段階から進学先は一本に絞り込んでいました。そのおかげで、受験勉強の方向性も、早いうちから定められました。やりたい事が明確な人は一本とは言わずとも2,3校ある程度余裕があるうちに決めておくといいと思います。私が本格的に受験勉強を始めたのは2年生の12月頃です。その時点では、数学の復習に力を入れていました。2年生のうちに数ⅠAを1周しておくことで、模試の判定が大分変わりました。3年生になる春休みは数理英をやっていました。数ⅡBは1周、理科は理論化学、物理の力学、英語は英文解釈100をやって1日8時間を目標にやっていました。春休み後はそれまでは友人と話をしながら2FGPで勉強していたのをやめて、一人で学校の自習できる場所やオークルームで放課後と朝に勉強していました。学校で勉強すれば周りも勉強している人がいて集中力が切れてしまうことも少なかったし、やる気が出たので家にいても勉強できない人はおすすめです。夏休みからは朝5時〜6時10分ごろまで勉強し、それから1時間ほどで朝食や着がえなどを済ませてまた勉強を開始するルーティーンを作っていました。1日10時間を目安に取り組みました。また、この頃から日本史の勉強を始めました。おすすめは『日本史Bの実況中継』です。話し言葉で解説されてて、面白かったので苦にならずに毎日読めました。あと、この頃に出会った『物理レベル別問題集』はおすすめです。物理が本当に分からなすぎて、公式も全く覚えられなかったのに、この本を読んだ後は、公式がどうしてこの公式の形になるのかが一発で理解出来て、偏差値40→69位まで上がったので物理が分からない人はぜひ使ってみてほしいです。
自分に合う方法で心の
バランスを維持しましょう
夏以降は休み時間も勉強しました。特に化学が模試でも結果がなかなかでなかったです。毎日やっても全然だめで、泣きそうだったけど無機、有機、高分子を徹底的につぶして、12月末位にようやく伸びたので、次受験生の人達は必ず結果が出ると信じて勉強していてほしいです。冬はスキマ時間でいかに勉強ができるか考えていました。お風呂で日本史の流れを聴いていたり、勉強の前に単語を見たり、リスニングを聴いたりといった、ペンを持たない勉強がスキマ時間の勉強におすすめです。辛くなったら、勉強系ユーチューバーの励まし動画や好きな曲を聴いてテンションを上げる事が一番だと思います。メンタルをいかに保てるかも受験の合否を分けるポイントになるので、自分の機嫌を上手に扱っていくかも大切です。
受験生の皆さん、辛いけど終わればめちゃめちゃ楽しいことが待っているはずですので、頑張ってください。
上智大学
法学部法律学科
令和5年3月外国語コース卒業
色麻中出身
さまざまな強みを持つ仙台育英の
環境を最大限に活用しましょう
出願に必要な履修教科や
資格を早めに把握しましょう
私は、第一志望は決めていましたが、リスクを想定した次候補を考える際に難航し、3年の夏に進路を確定しました。しかし、受験を意識し始めるのが遅かったため、たくさん後悔の念に駆られました。2年時から第二外国語を選択したため数学Ⅱ・Bを履修しておらず、それらが必修になっている大学の出願条件に合わなかったり、英検やGTECでもっと上を目指して資格試験に臨んでいれば受験できる大学の幅も広がったり、その他の資格取得や留学など、進路についてもっと早い段階で真剣に考えていれば、この3年間で受験のための十分な準備ができていたと思います。また、進路決定にあたっては、たくさん大学を調べて比較しました。同じ学部でも大学によって学べる内容が異なるので、大学のネームバリューではなく、自分の興味と一致しているか、将来のためになるかなど大学の特徴をよく調べて決めることが重要だと見出しました。
何でも挑戦し自分の強みを
増やすことが合格の鍵です
私は、部活動に所属し、土日も長期休暇中も毎日のように練習がありました。体育会系だったため、練習後も疲労感があり、帰宅後に勉強をするモチベーションはありませんでした。しかし、課題はその日の休み時間のうちに終わらせたり、期末考査の範囲をスマホで勉強できるように工夫したりして、評定は人よりこだわって力を入れてきました。その甲斐があって、推薦をもらうことができ、合格にも大きく貢献したと思います。
仙台育英は、スポーツが強かったり、多くのコースがあったり、IBDPがあったり、独自の取り組みをしていたりなどさまざまな強みをもっており、さまざまな経験をすることができます。このような環境を最大限に生かし、より多くの大会や資格試験、特別プログラムや行事に自主的に参加することで、受験にも今後の人生にも役に立ちます。やっておけばよかったと思う前に何事にも挑戦し、自分の強みを増すことが受験の鍵になります。
上智大学
国際教養学部国際教養学科
令和5年3月外国語コース卒業
イギリス出身
IBDPは大学で役に立つスキルが
身に付く上に入試で強みになります
憧れの大学に入りたい一心で
実績を残す努力をしました
私は憧れていた上智大学の国際教養学部を受験し、合格することが出来ました。この大学には多種多様な魅力があり、入学することを強く志望していたので、私は上智大学一本と考えていました。そのため、落ちたらどうしようという焦りと心配がありましたが、絶対に入ると自分を信じ、合格に向けて精進してきました。
私は公募制での受験を選択したため、実績を積むためにあらゆる分野に挑戦し、自己アピール力を強められるように、特に三つのことに力を入れました。
一つ目は国際バカロレアの学習に力を入れてきたことです。私はイギリス出身で英語に自信を持っているため、仙台育英に転校してすぐにIBに入りました。IBは対話型授業を実践しており、身に付いた理論的思考、文章力や国際志向を大学で活かせると思いました。また、面接時にCASやEEをアピールできることが増えるのと、IBディプロマ取得者と調査書にかけることは大きな強みだと考えました。
大学生や教授と触れ合える
機会に積極的に参加しました
二つ目はUCL-Japan Youth Challengeとスタンフォード国際・多文化教育プログラムに参加したことです。教授陣による多彩な講義やワークショップ、世界の大きな共通課題について意見を交換し、知識と経験を深めることができました。これにより対話力が伸び、様々な角度から世界について学ぶことができました。
三つ目は第12回上智大学全国高校生英語弁論大会に参加したことです。ここでは課題として出されるテーマについて直接上智大学へ行き、自分の考えをスピーチで発表しました。この事が大きなアピールポイントに繋がりました。初めての弁論大会でとても緊張しましたが、英検特別賞を受賞することが出来ました。また、その場で上智大生や教授との対話を通し、より大学について知識を深めることができました。
このようにより多くの挑戦を重ねてきたことが、私自身を合格に導くことに繋がったと考えてます。
獨協大学
法学部法律学科
令和5年3月情報科学コース卒業
亘理中出身
推薦入試は大学が求める人材であると
アピールすることが最も大切です
英語の試験がかなり難しく
合格できるか不安でした
私は、高校2年生の時に、将来は言語に関係している仕事をしたいという意思を抱きました。そこで獨協大学を知りました。獨協大学には国際教養学部があり、言語の学習に力を入れている上で、教員になるまでのサポートがすごく手厚いです。自分は昔から小さい子に接することが得意であったため、外国語を教える教師を目指しました。正直、一般入試は自信がなく公募制推薦で行く事にしました。ですが、資格が必要なため、HSKと英検を受け、合格し、公募制推薦を申し込みました。ところがさまざまな要因が重なり、国際教養学部に行くことはできませんでした。しかし、英検も持っていたので、法学部なら受験が可能だという事で、法学部に進路を変更し、2年後の編入試験を目指しました。
受験内容は英語のテスト、小論文と面接です。私は部活で部長を務めており、全国大会も数多く出場し、生徒会にも入っていたため、面接の話題は豊富にありました。しかし、試験の英語がとても難しくて苦戦しました。後輩の皆さんも頑張ってください。
文教大学
教育学部学校教育課程美術専修
令和5年3月特別進学コース卒業
蛇田中出身
日頃から積極的に新しいことに
挑戦することが合格に繋がります
モチベーションを保つために
志望大を早めに決めましょう
私は幼い頃から小学校教員になることが夢でした。そのため学部は教育学部以外には考えておらず、迷うことはありませんでした。しかし、学部の枠にとらわれない幅広い学び方や活動をしたいという理想があったため、候補として挙げていた大学ひとつひとつの情報を調べ、行きたい大学を決めるまでにとても時間がかかってしまいました。行きたい大学を決めることは大学受験までに行うべき行動を明確にすることに繋がります。受験勉強のモチベーションを維持するためにも、将来の自分が後悔しないためにも、まずは早いうちに行きたい大学を決めることをお勧めします。
高校生活は推薦を考えているのであれば休まないことが一番です。先生が言っていた言葉、友達との会話で興味を持った話題、部活動での取り組み等、どんなことでも自分を表現するための材料になります。これは検定や資格を取得することにも共通しますが、経験を積むには時間がかかります。受験本番前になって急いで経験を積もうとしても、得られる学びはかなり限られてしまいます。「日頃から積極的に新しいことに挑戦すること」これが私が大学受験に成功できた一番の要因だったと思います。
今が頑張り時と信じて
最後まで努力しましょう
入試は小論文、面接、実技試験でした。小論文は大学に申し込みをして入手した過去問をまずは解いてみて問題の傾向やパターンを探しました。見つけた傾向に沿った参考書を3冊ほど読み込み、共通している内容を中心にまとめ、先生に相談して用意していただいた似た傾向の問題を解きました。また、最近話題になった社会問題や、自分なりに着眼していた教育に関する課題について、何度か文章化していたことで、本番は一度書いた文章を組み合わせる形で小論文を完成させることができました。たくさん書き込んだことで、文章を書くスピードが上がったので小論文は練習あるのみだと思います。
面接は、定番の質問からひねりのある質問、緊張をほぐすための質問までできる限り予測して、言いたいことを文章にまとめて対策を行いました。この答え方をしたら次はこの質問がくるだろう等、会話のつながりを意識してまとめ、先生や友人と何度も繰り返し練習しました。笑顔や抑揚は慣れてないと不自然になりやすいので回数を重ねることがとても重要になります。
実技試験は3時間で水彩画を一枚仕上げるという内容でした。大切なポイントを抑えて、何を工夫したのかをパッと見て分かるようにすることを意識して取り組みました。実技試験は自分の技量はもちろんですが、他の受験者のやり方やスピードを見ても焦らずに自分のやり方を貫く意志の強さが特に大切だったと受験当日に感じました。
大学受験が近づくにつれて焦りや不安が増えていくと思いますが、今が頑張り時と思って、悔いのないように頑張ってください。私の体験記が皆の助けになれば幸いです。
同志社大学
グローバル・コミュニケーション学部グローバル・コミュニケーション学科英語コース
令和5年3月外国語コース卒業
みどり台中出身
直前に焦ることの無いように
入試準備は早めに取り掛かりましょう
英検の問題などを工夫して
英語論文対策に活用しました
私は、公募制推薦入試で大学を受験し、合格することができました。試験内容としては、小論文と面接でした。小論文は英語での内容で問題は日本語で問われ、日本語で回答するという方式でした。また、面接の方も日本語と英語で行いました。英語が苦手というわけではありませんでしたが、英語を和訳し文章化する力がありませんでした。少しでも文章化する力をつけるために、受験する学部に似たように他大学の過去問を解いたり、ネットで練習問題見つけ小論文対策を行いました。また、英語の小論文の過去問は数少なく、英検などの長文を自分なりに工夫し練習に取り組みました。小論文を、書いては先生にチェックしてもらい、の繰り返しを行なったことで苦手な文章力を少しでも身につけることができました。また、面接練習では日本語は毎日、英語は1日おき練習しました。面接練習も担当していただく先生が一人だけであると、その練習に慣れてしまい、緊張感などが薄れてしまいリラックスしすぎてしまいそうになる場面がありました。そのため、ひとりの先生だけでなく複数人に面接練習を頼むことが大切だと感じました。色んな先生と練習を行ったおかげで色んな方面からアドバイスをいただき、本番でも緊張せず楽しく面接に挑むことができました。
書類の書き直しを怠り
出願前に苦労しました
推薦入試では、出願に必要な書類があると思いますが、なるべく早く取り組むべきものだなと思います。私は、めんどくさがりやで先生に確認してもらいアドバイスをいただいてもすぐ指摘されたところを直さず、放置してしまうことが多々ありました。その結果、日に日に出願期限に近づき、焦りながら書類を完成する羽目になりました。焦りながら書類に取り組むのは精神的にもおすすめしません。そのため、受験する大学を決めたらなるべく早く取り組むといいと思います。
京都産業大学
外国語学部英語学科
令和5年3月通信制課程卒業
秀光中出身
目標を人に伝えておくことが
努力を続ける力になります
何でもいいので何かに挑戦すれば
やりたいことが見えてきます
私は1年生の時に通信制に入りました。入った当初は全くやりたいことがなく、大学進学は考えていませんでした。その後3年生の時に英語と自転車競技にハマり、大学進学を決めました。この経験から、どうやってやりたいことを見つけたのか、大学進学のためにどう行動したのか、この2つを紹介します。
まず始めに、やりたいことの見つけ方です。興味のあること全てに挑戦して下さい。一つ一つ完璧である必要はないので、とりあえず1回、挑戦して下さい。その結果、改めてやりたいことの再確認ができたり、イメージと違ったりすることもあります。挑戦したことで見つかる新たな発見もあると思います。その経験から進路を決めれば、心残りなく、集中して、自分の決めた進路に進めるはずです。
全てのことを一人で
できる人はいません
やりたいこと、進路をきめたら、それをできるだけ多くの人に共有して下さい。色んな人に知ってもらうことで、適度なプレッシャーが常にかかり続けるので、継続していく上で非常に有効です。自分の取り組んでいることを共有することで、思いがけず貴重なアドバイスが頂ける場合もあります。両親、友達、先生、誰でも大丈夫です。まず最初は「今日この宿題を終わらせる」などと小さなことから共有の練習をしましょう。少しずつ、共有する内容を大きくして、最終的には夢など大きいことを共有できるようになりましょう。
最後に、全てを一人でできる人は存在しません。いろいろな人を頼って目標を達成して下さい! 頼ることは簡単ではないですが、一回誰かに頼ってみると、それが自信になり、他の人にも頼りやすくなると思います。
東北学院大学
地域総合学部地域コミュニティ学科
令和5年3月英進進学コース卒業
高砂中出身
部活動では理想のリーダー像を描き
チームを支えてきました
部活動をアピールできる
進路を選びました
私は、将来地方公務員になりたいと考えているので、そのために必要となるスキルを身につけたいと思い大学進学を決めました。大学を調べていくうちに東北学院大学には、文化活動に優れた者の推薦があることが分かり、チアリーディング部として3年間活動してきた私はチャンスだと思いました。
チアリーディング部での活動では、応援、大会、イベントなど様々なことを経験してきました。その中で私が心がけてきたことは自分なりのリーダー像を持つことです。私のリーダー像は、皆の前に立ち率いることよりも常にチームの環境を良くするにはどうするかを考え行動することが、私にとってのリーダー像です。リーダーはどうあるべきであるのかをつねに考え行動してきました。仙台育英のチアリーディング部として誇りを持てるような振る舞いが出来たと思います。
試験内容は、書類審査、小論文、面接でした。小論文は最初は書き方も分かりませんでした。ですが、過去問を解き時間内に書けるようにしました。
挑戦することで高校生活が
より良いものになります
推薦で受かったからといって、入学までの数ヶ月を無駄にせず有意義なものにしたいと考えています。
私は高校生活をより良いものにするために様々なことに挑戦してきました。たとえば、チアリーディング部では、三段ピラミッドの一番下の土台として支える役割を担ったことです。人を上に乗せる緊張感と皆からの信頼がないとできない重要な役割だと思います。これから受験をする人も、何事も失敗を恐れず挑戦してほしいなと思います。
東北福祉大学
総合福祉学部社会福祉学科
令和5年3月技能開発コース卒業
仙台第二中出身
苦手科目は友達と一緒に勉強し
教え合いながら克服しました
介護や保育に関する資格を
取得したいと考えています
私が、東北福祉大学に合格するまでの事に話していきたいと思います。まず、大学進学を目指した理由・きっかけについてでは、私が大学進学を目指そうとしたのは高2の4月の頃でした。きっかけとしては、元々介護や保育に興味があり調べていくとこの大学であれば、二つの資格を取れると分かり、専門学校ではなく大学進学を目指しました。次に、推薦入試合格のために努力について話していこうと思います。まずこの大学の推薦内容としては評定が3.5以上・小論文・面接と記載されていました。私は、元々勉強は苦手で当時は3.5以上もなくこのままだと駄目だと思い、定期考査に向けて苦手な科目を友達や先生に聞きながら勉強した結果評定を3.5以上にすることができました。次に、小論文・面接についてまとめて話していこうと思います。小論文対策は担任の先生に見てもらいながら、言葉遣いや段落の使い方を教えてもらい、それと同時に面接対策では言葉遣いや入り方や出方など、本番と同じようなことを教えてもらいながら本番まで毎日居残りをしていました。
授業で分からなかった所は
友達に教えてもらいました
受験大学を絞り込むにあたって配慮した事については、まず介護や保育の資格を同時に取るのは大変だと言われ、私は先生に相談した際に入学した時に決めれば大丈夫だと言われました。そこから検討し、今はまだどちらの資格を取るか決めていませんが入学した際に決めていこうと思いました。
後輩におすすめしたい勉強法は、友達に上手くノートを取ってる子に貸してもらいそれを真似たり、例えば授業中分からないところを授業が終了した後にその教科が得意な子に分かるまで聞いたりしながら勉強をしていくことです。例えとしては私は英語が苦手でしたので、洋楽を聴きながら単語を何回も書いて覚えたりしたりしました。ですから、今勉強が苦手だと言う人には、今は苦手だけど友達と一緒に勉強したり教えてもらう事でいつの問に苦手な教科が得意になったりするので、諦めずに勉強すれば良い点数が取れると思うので頑張ってください。私にとって高校生活はとても大変な毎日が続きましたが、毎日友達や先生と話したりしていてとても居心地の良かった高校生活だと思います。
東北福祉大学
健康科学部リハビリテーション学科作業療法学専攻
令和5年3月英進進学コース卒業
中野中出身
たくさんの方々の支えで合格を果たし
夢への一歩を踏み出すことができました
推薦条件の評定平均値を
目標に必死で勉強しました
高校入学当初から私は作業療法士になりたいと考えていました。しかし、高校受験を失敗していたこともあり、受験に対してやるせない思いがありました。そのため自分の身の丈に合った大学・受験方法を考え抜いた末、大学を東北福祉大学に決めました。そこからは地道に努力を重ねました。具体的には、定期テストで高得点を出すことです。テストの一ヶ月前からテスト勉強を行い、対策をしましたが、良い成績を修めることは非常に難しく、苦しい道のりでした。とにかく推薦条件にある評定平均値を少しでも上回れるように必死でした。ですが、その苦難をかいくぐってきたおかげで今回の結果に結びついたのだと思います。
面接練習ではメモを取り
家でもくり返し行いました
私は公募制推薦で入学が決まりましたが、評定だけでなく、小論文と面接がありました。小論文に関しては授業できちんと話を聞き、練習を重ねることが最も大切だと思います。小論文は日々の積み重ねがないと、なかなか言葉が出てこなくて、つまずいてしまいます。過去問などをくり返し解き、先生に添削をお願いすると良いと考えます。
面接はとにかく先生方に声をかけ、数をこなしていく他ありませんでした。先生方にかけられた様々な質問はメモを取り、自宅に帰った後、そのメモを見て何度もくり返し言葉に出していました。礼儀作法も集中して取り組むべきだと私は思います。
正直、私が東北福祉大学に入学できるなんて思ってもみませんでした。たくさんの人達に支えられ、ここまで来た以上、大学を卒業して立派な作業療法士になりたいと思います。
東北福祉大学
総合マネジメント学部産業福祉マネジメント学科
令和5年3月英進進学コース卒業
名取第二中出身
大学では人生の指針を見出し
社会との関わりを考えていきたいです
大学での新たな出会いにより
更に成長したいと思います
コロナ禍でオンライン授業が主流となる中、「今わざわざ大学に行かなくても、大学で学べることは本やネットでも学べる」という意見もあると思います。しかし、大学へ行く意味は専門的な学問を修めることだけではないと感じます。具体的な意味は人それぞれですが、新しいものや人との出会いがある、人間的に成長できる経験を積める機会を得られるといった意味や価値があると思ったので大学進学を決めました。
私が受けた推薦入試には小論文があり、小論文の対策としてやっていたことは読解力、思考力を身に付けることです。読解力とは、文章の内容を正しく読み取り、問われていることを理解する力です。思考力とは、テーマについて問題背景や本質を読み取り深く考える力です。これを磨けば磨くほど質の高い意見、主張の提示や厚みのある理由、根拠を示せるようになると考えました。
勉強計画を綿密に立てて
実行し合格を掴みました
私が受験に成功した一番の要因だと思うことは、勉強計画をしっかり立てたことです。受験勉強に欠かせない勉強計画の立て方にはポイントがあると考えました。私は自分に欠けていることを踏まえて、合格に必要な勉強に的を絞り、実行可能な計画を立てました。そして立てた計画を必ず実行することで、大学合格を掴み取れたと思います。
私にとって大学とは、研究をするところだと思います。大学で学ぶことは、世の中にある多くの価値観の中から、私たち自身が、何のために生きるか、これからどのように生きるかという問に対する答えを見つけるための方法の一つだと思います。また、自分を取り巻く環境や社会に対してどのように関わっていくのか考え、それを実現していくための方法の一つであると思いました。
東北福祉大学
総合マネジメント学部産業福祉マネジメント学科
令和5年3月英進進学コース卒業
東仙台中出身
自分に合った勉強計画を作成し
試験前に逆算して取り組みました
友達が着々と準備する中で
進路が決まらず焦りました
最終的な進路をきめたのは高校3年生の6月頃でした。大学を決める時期としてはギリギリで、友人達が既に進路を決め受験に向けて準備をしている時期だったのでかなり焦りがありました。後輩の皆さんには、早めの段階から気になっている大学へ足を運び、積極的にオープンキャンパスに参加していくことをおすすめします。私は高大連携制度を使い受験に挑むことにしました。高大連携制度とは、東北福祉大学から出たいくつかの課題を、全てクリアした人が受けることが出来る制度です。配信された授業動画を見てレポートを書く課題でした。完成したレポートは大学に郵送する形でした。字の丁寧さや誤字脱字がないか、また、提出が締切日ギリギリになってしまわないように心がけていました。
本番では自信を持って
思いを笑顔で伝えました
良い評定をとるためには、提出物やテストの点数をしっかり取れるように頑張れば大丈夫だと思います。テスト前には自分に合った勉強計画を逆算して作成し、勉強を進めていきました。テスト作成する先生方によってのテスト対策をしておくことも大切かと思います。先生方によって問題形式を覚えておくことや、授業中にテストに出す問題やポイントを教えてくれる先生もいるので、授業中も先生方の話を真面目に聞くことをおすすめします。
大学受験には小論文と面接があり、私は準備はしていたもののどちらとも不安でした。ですが、当日は割り切って笑顔でハキハキと喋り、入学したい思いを述べました。自信を持って話すことも大切だと思います。
後輩の皆さん、これから進路決定まで悩むこともあるかと思いますが、最後まで自分を信じて、目標に向かって頑張ってください。
東北福祉大学
総合マネジメント学部産業福祉マネジメント学科
令和5年3月フレックスコース卒業
桃生中出身
失敗したことも大事な経験であり
アピールポイントになります
自分に合う仕事が分からず
就職から進学に変えました
私は、仙台育英に入学してから部活動を一生懸命取り組んでいました。部活動に専念するあまり、進路について真剣に考えていませんでした。漠然と、高校卒業してからは就職するんだろうなと思っていました。3年生になり、卒業後の進路について真剣に考えるようになり、就職の求人を探しはじめました。しかし、自分は何の仕事をしたいのか、どんな仕事が合っているのかわからないことに気付きました。そこから、家族や部活の先生方に相談し、進学をすることに決めました。先生と相談し一緒に考えていただき自分にはどのような学部が合っているのかなど話し合いました。大学のパンフレットやインターネットで調べたり、自分がやってみたいとこと学んでみたいことがイメージすることができたので東北福祉大学産業福祉マネジメント学科を受験することにしました。
小さなことでも何かを
頑張れば自信になります
大学に入って学んでやってみたいことを具体的に明文化し、小論文や面接の練習で、どう話せば伝わるのか、印象が良くなるのかなど先生方に聞いてもらいました。たくさんのアドバイスを頂き、自信がもてるようになりました。自己アピールでは、まず、高校生活でがんばってきたことを言えるようにしました。部活動を3年間続けてきたこと、キャプテンとしてがんばってきたことや、学校を一度も休んだことがないこと、小さなことでも自分ががんばったことを思い出して自信を持つことが大事だと思いました。それが面接官にも伝わると思います。そして、進路について悩んだ時は家族や先生、友人と相談しどの道が自分に合っているのか見つけてもらうことも良いかもしれません。自分では見つけられない自分の良さがわかるのかもしれません。でも、決断するのは自分です。決断したのなら、高校生活で学んだことを振り返り自信を持って受験して下さい。失敗したことも大事な経験です。きっと、それもあなたのアピールになると思います。皆さんの未来が希望であふれますように。
東北工業大学
ライフデザイン学部生活デザイン学科
令和5年3月フレックスコース卒業
松島中出身
普段は行わない面接や小論文に慣れる為
練習を繰り返すことが大切です
本番の小論文で予測していた
内容が出題されました
私は公募制推薦入試で、東北工業大学ライフデザイン学部生活デザイン学科に合格することができました。受験内容は小論文、面接です。
小論文を書く上で重要な文の構成を、受験の2ヶ月前から練習し理解できるよう努力しました。また、小論文を練習する上で現代文の先生がサポートしてくださり、最近の時事問題だとこういうものが出そう、など文の構成以外にも小論文に関して対策してくださいました。実際、受験で出題された内容も、予測していたものと似ていて、容易に書くことができました。また、小論文には要約問題がありました。要約も先生のサポートを受けながら対策してきました。要約問題というのを今まであまり解いたことがなく最初は頭を悩ませましたがたくさん練習することで慣れることができ、本番も上手く書くことができました。
柔軟に対応できるよう
しっかり面接練習しました
面接は受験前に6回ほど練習しました。数をこなすことで、想定される質問に多く答えることができるようになり、練習に付き合ってくださった先生も深く質問してくださり、本番でどんな質問がきても返せることができるような練習をすることができました。本番の面接では全て想定していて質問で、詰まらずに答えることができました。また、書類で志望動機を書く際に書いたことを、基本に、内容を固めることでどんな質問がきても自分の気持ちから逸らさずに答えることができました。志望動機は夏休みの頃にしっかりと内容を決めており、それも先生と何回も面談を重ね添削を繰り返したものです。このようにしっかりと自分の考えていることや自分がやってきたことをまず文章として固めることで面接に答えることができした。
私は受験に挑む上で何事も練習が大切だと考えています。なぜなら受験とは慣れていないことをするからです。普段なかなか面接はしないし、小論文も書く機会はないと思います。だからこそ、慣れていないものを慣れるようになるという作業が必要だと考えています。また、分からないことがあったら、それぞれの分野に合った先生に相談するということも大切です。以上の理由から私は大学に合格することができたと考えています。。
東北文化学園大学
医療福祉学部看護学科
令和5年3月 英進進学コース卒業
鶴が丘中出身
高校生活と受験に全力を注げるように
スケジュール管理の習慣をつけましょう
説明会で色々な大学の情報を
集め参考にしましょう
私は幼い頃から看護師になることが夢でした。そのため、学部は看護学部なのでそこで迷うことはありませんでした。しかし、3年生になっても行きたい大学が決まっておらず、ずっと迷っていました。私は看護師になれるならどこでもいいと思っていました。そんな時に、様々な県の看護学校だけを集めた説明会に参加しました。その時に行く大学を決めることができました。説明会にはできるだけたくさん参加してください。必ず自分に合った学校が見つけられます。高校生活は推薦を考えているのであれば休まないことが一番です。看護学校は特にそうだと思います。なぜなら、自分自身の体が丈夫でなければ、患者さんに元気を与えることができないからです。そして、なんでもいいので検定は一つ持っているといいと思います。私は英検を受けました。一つでも持っていると安心できると思うので、ぜひ何か取りましょう。
色々な先生方と練習すると
面接での対応力が磨かれます
入試は小論文、面接でした。小論文は書き方を覚え、スピードも大事にしながらたくさん練習していきましょう。面接は練習する前にどんなことを聞かれるか調べました。看護学校は面接でこの人は看護師に向いているのかみるそうなので面接もたくさん練習しましょう。いろいろな人と練習することで、どの角度からの質問がきても、動じなくなります。
大学受験を通して、スケジュール管理の大切さを改めて実感しました。推薦入試などを受験する場合は、考査の期間と重なることもあります。忙しくなっても高校生活と受験の両方に全力を注げるように、1,2年生の時からスケジュール管理の習慣をつけておくといいと思います。
高校3年間をどれだけ有意義に過ごすことができるかが、大学受験やその後の将来に関わってくると思います。高校生活を楽しむことも忘れずに、充実した環境を活かしていろいろなことにチャレンジしてみてください。
東北文化学園大学
工学部臨床工学科
令和5年3月特別進学コース卒業
玉川中出身
仙台育英の豊富な推薦枠を活用し
自分に合う進路を見つけましょう
本番直前などに精神を整える
方法を工夫をしましょう
受験を終え、受験において大切だと感じたことを大きく三つに分けて書きたいと思います。
一つ目は、志望大は早めに決めておいて損はない、ということです。
志望大を早く決めることができれば志望大に合格するための対策を早くでき、合格への遠回りをすることもなくなるため、ほかの人に差をつけることができます。さらに、日々の勉強に意義を感じることもできます。高校3年生になり、志望大が決まっていなかった場合、受験勉強に意義を感じづらくモチベーションの低下につながります。逆に言えば、明確に目標を決めておくことでモチベーションの向上ができます。
私は、高校入学前からなりたい職業が決まっていたので、比較的早く志望大を決定することができ、勉強も気持ち的に楽にすることができました。
二つ目は、高校の特性、強みを利用しよう、ということです。
仙台育英は多くの大学との繋がりがあり、毎年多くの指定校推薦の枠があります。指定校推薦の中に自分が行きたい大学があれば、指定校推薦に挑戦することもとても良い手段だと私は考えます。
三つ目は受験当日のことです。
受験当日はとても緊張します。私は、自分の人生がかかっていると思うと、なおさら緊張して本来の自分の実力を発揮することがとても難しくなりました。その緊張を和らげるために、スマホではなくいつも見るものに受験本番までに自分がやってきたもの、合格のために対策したことなどを書いておき、それを試験開始前に見ることで緊張を和らげました。
このように、自分の勉強方法のほかに、メンタルケアの仕方も確立すると良いと思います。
東北医科薬科大学
薬学部薬学科
令和5年3月特別進学コース卒業
多賀城中出身
早い段階で自己分析をしておくと
最適な勉強の仕方が見つかります
国公立大学と私立大学の
入試の違いに注意しましょう
地域医療に従事したいという思いが強く、東北医科薬科大学を志しました。
医療系進学クラスに所属していたため、2年生までは国公立大への進学が第一志望でした。しかし、判定が全く伸びず、勉強への意欲がなくなってしまっていた時に、両親が私立大への進学も提案してくれました。
そこから、私の一番の目的は薬剤師の国家資格を取ることだと再確認し、気持ちを切り替えて、数・英・理の勉強により一層力を入れ、学力がつきました。このことから何が言いたいかというと、国公立大学と私立大学では受験の形態が異なります。国公立大学だけではなく私立大学の進学も視野に入れて、多様な選択肢を考えておくことが大切だと思います。そのため、私立大学に絞って勉強をすすめるのも1つの手段だと考えます。しかし、受験で使用しない科目は勉強しなければ良いという訳ではなく、定期考査へ向けた勉強は必要不可欠です。私立大学の入試形態は多様なため、基礎学力をしっかり身に付け評定をしっかりとっておくことが必須です。
学校推薦型選抜(公募制)を活用して進学することを決めた時から、化学と英語に力を入れて勉強しました。朝と放課後は学校で、学校が閉まった後は地元の図書館で閉館時間まで籠って学習しました。化学は「セミナー」を数えきれない程行いました。1周目は2週間程度かけてじっくり丁寧に解き進めました。教科書とは常に一緒で、少しの疑問や、頭の中で整理できていないことを見つける度に、教科書に戻るように意識しました。3周目以降は1週間から10日かけて実施しました。この時は人に説明できるようになるまで理解することを意識しました。英語は自学の時も授業中も常に単語帳と文法書を横に置き、電子辞書は極力使わないようにしていました。数学は公募制では必要ないのですが、一般受験の際は必須科目になるため、授業を大切にしました。そして教科書や共通テストの予想問題に週2回程度触れるようにしていました。過去問題に関しては公募制を5年分、一般を10年分解きました。この時ももちろん教科書を横に置き、抜けているところは教科書を見て復習するようにしていました。
友達と家族の存在が
受験勉強の支えでした
私の受験勉強の支えは友達と家族の存在でした。友達は、毎日暑い時も寒い時も、学校が閉まるギリギリまで一緒に勉強して、戦友のような存在でした。友達がいなければ辛い時を乗り越えることができなかったと思います。家族は毎日前向きな言葉をかけてくれ、とても心の支えになりました。
何から始めたらいいのかわからない人は、まずは自己分析から始めてほしいです。自分は朝方なのか夜型なのか、静かな所か生活音のする所のどちらが集中できるのか、1人で黙々と勉強するのと友達と一緒に勉強するのとどちらが頑張れるのか、自分の勉強に対する性質を見極めてみてください。世間で良しとされている一般論はあるかもしれませんが、それはあくまで多数派の意見であって自分がそれに合うのかは試してみないとわかりません。早い段階で自己分析ができていれば、安心して勉強に取り組めると思います。皆さんの志望する進路達成に向けて諦めずに頑張ってください。
東北医科薬科大学
薬学部薬学科
令和5年3月特別進学コース卒業
南小泉中出身
先生や友達の存在があったからこそ
受験を戦い抜くことができました
患者さんに安心を与える
薬剤師になりたいです
まずはじめに、この体験記を書けることをありがたく思います。拙い文章ですが少しでも参考になれば幸いです。
もともと薬が人体に及ぼす影響について興味を持っていた私は、身近な人が薬の使い方に不安を抱える姿を見て、人々が治療に前向きになれるよう力になりたいと思い、薬剤師を目指しました。そのため高校入学時にはすでに東北医科薬科大学の公募制推薦を利用したいと考えていました。しかし、理系科目には強めの苦手意識があり、勉強不足も相まって化学基礎は徐々についていけない状態になってしまいました。この進路でいいのか不安でしたが、どの教科も高い評定を取れるよう定期テストと提出物は頑張りました。
2年生では部活で部長を務め忙しくなり、楽しい反面勉強で周りとの差ができ、さらにコロナで学校生活や行事が制限され、色々な事が嫌になってしまったときもありました。ですが目標があったので、せめてこれだけは、と化学基礎のセミナーを頑張りました。
3年生になり、部活引退後の秋からようやく本腰を入れました。そうすると苦手だった化学も理解できるようになり授業も受験勉強も楽しく感じました。分からないことはその日のうちに先生にきいて解決するようにしました。先生は忙しいときも親身になってわかるように指導してくださいました。
次に、私自身が取り組んだ勉強内容をまとめます。
・化学はセミナーを、英語は単語帳と問題集を、試験日から逆算して計画を立てて取り組む。
・何度も間違えるところをノートに大きく書く。特に化学の知識はとても大事。言葉だけでは覚えにくい問題は、資料集の写真の周りに書き入れ視覚的に覚える。
・暗記は帰りにブツブツ唱えながらリズムで覚えた。
・過去問は6年分を3,4回解き傾向を掴んだ。
・英語は長文をいかに早く正確に読めるかが大事。
・また分からない問題は潔く捨てる勇気もすごく必要。(私は本番で勇気を出せず、結局解けなかった問題に時間を使ってしまい後悔しました。)
・面接は5分程度と短時間ですが、合否を分ける最後の砦になりかねません。勉強で辛いとき、自分が何をやってきて何故自分はこの大学に入りたいのか思い出し原動力にするためにも、自己アピールとこの大学でないといけない志望理由を明確にまとめスラスラ言えるよう繰り返し練習した。
以上が、私の勉強方法です。
先生のアドバイスで自分を
信じることができました
私は先生と友人に恵まれたことが大きかったと思います。周りが気になり自分の勉強の仕方が合っているのか不安になった時、担任の先生が「それぞれ自分の正しいと思う方法で勉強するのが良いよ」とアドバイスを下さり、その言葉と自分を信じてひたすら机に向かうことができました。また、私は家では集中が続かなかったので、朝は5時に起き7時には登校し教室で、放課後は学習スペースまたは塾の自習室で勉強しました。学習スペースでは先生方が通りすがりに励ましてくださり、友達とは互いに励まし合い精神的にとても救われました。受験はチーム戦だと担任の先生がよくおっしゃっていましたが、本当に一人では闘いきれなかったと実感しています。
最後になりますが、今改めて早くに進路を決めてよかったなと思います。自分の納得いく進路に余裕を持ってまっすぐに進んで来られたからです。これからが夢を叶える本番なので私も頑張ります。みなさんもどうぞ頑張って下さい。
宮城学院女子大学
学芸学部心理行動科学科
令和5年3月英進進学コース卒業
錦ケ丘中出身
部活動やボランティア活動など
今だからできることに取り組みましょう
部活動の実績と経験は
受験に大いに役立ちます
私が大学進学を目指したきっかけは、将来就きたい職業について考える時間が増え、就職できる職の幅が増えるからです。 私には、小学生の頃からもっていた夢があり専門学校への進学も考えていました。しかし、専門学校への進学には個人的にデメリットがありました。1つ目は、新型コロナウイルスの流行です。コロナが流行していることによって将来就きたかった職業の需要がなくなってしまった時に、他の職業へ転職することが難しくなってしまうからです。2つ目は、大学に進学することによって職業選択の幅が増えるからです。
私は、まだ進路を明確に決めていない時からどのような選択をしても大丈夫なように、英検や部活動に力を入れてきました。英検は受験をする際にとても役立ちます。特に指定校推薦を考えている人は、資格を持っているか、いないかで差は広がると思います。また部活動では、常にトップチームに入って活動できるように心がけました。常にライバル心を持ち大会などで良い成績を残せるように、日々の練習を大切にし、周りから認めてもらえるように努力してきました。大学進学をする際に部活動はかなりアピールポイントになるので何かしら所属すると良いと思います。
他の人よりも早いうちから
受験準備を始めましょう
私は、総合型と公募制推薦を経験しました。総合型では、なぜその大学、その学部に入りたいのかをとても掘り下げられて聞かれるので、他大学のカリキュラムと何が違うのか、その大学でしか得られない事は何かなどを事前にまとめておくと良いと思います。また、新聞関連の質問も多いので、自分が読んだ記事は希望する学部とどのような関連があるかなども対策しておくと良いと思います。
公募型では、いかにアピールポイントがあるかどうかだと思います。部活動での活動が評価され日々の努力が認められるので、一日一日の練習を大切にし、アピールポイントを増やしておくと良いと思います。
面接、小論文対策ですが早いうちから回数を重ねておくだけ本番に強くなると思います。10月になるとみんな面接練習を始めるので9月から始めると良いと思います。面接は、面接官の目を見ながら笑顔でハキハキ話せば大丈夫です。
小論文は時間内で書き終える練習を何度もすることが大切です。本番は周りに圧倒されて練習通りに行かなくなりやすいので気をつけてください。
部活以外にもボランティアなどを経験しておくとアピールポイントになると思います。学校での過ごし方や友人との思い出が、面接で良い方向に進むことがあります。
今しかできないことを楽しんで、受験頑張ってください。
仙台白百合女子大学
人間学部グローバル・スタディーズ学科
令和5年3月外国語コース卒業
宮城野中出身
学力や忍耐力など大学受験を通して
得られたものは少なくありません
ボランティア活動には
積極的に参加しましょう
私は、大学受験のために期末考査や資格取得を特に頑張って取り組んできました。先生方が、推薦入試では成績や資格が大事だと教えてくれたからです。そのため、1,2年生のときに韓国語能力試験や英語技能検定などの取得のために勉強をしました。その甲斐があって、大学受験をする際の調査書の助けになりました。しかし、後悔したことが2つあります。1つは、大学調べです。私が本格的に大学調べを始めたのが2年生の後半の頃でした。気になった大学の入試条件を調べると、今から入試準備を始めても遅かったり、資格取得が間に合わなかったことがありました。もっと早く大学調査をすれば良かったと後悔をしました。そのため、進学したい大学やはっきりとした進路が決まってなくてもある程度の大学を調べておいたほうが受験のために行動することが明確になって良いと思います。2つ目は、ボランティア活動に参加しなかったことです。調査書にボランティア活動に参加したことを書けることは知っていたのですが参加を申し込む機会を逃していました。そして、参加をしたボランティアは参加証を受け取ることができないボランティアで、調査書に書くことができませんでした。そのため、あと何年か後に受験をひかえている生徒の皆さんには参加証をもらえるボランティア活動に積極的に参加することをお勧めします。
何事も行き詰まった時は
溜め込まずに相談しましょう
そして、大学受験当日に後悔したことがひとつあります。それは、漢字の勉強です。私が受けた試験が、面接と小論文でした。小論文を書いているときに、漢字が分からなくてひらがなで書いてしまったものが少しありました。小論文での漢字の間違いは減点対象になるのでとても後悔しました。
私が大学受験で得られたものはたくさんあります。受験のための資格取得への勉強で得た学力や、年に4回もある期末考査や、道が長くいつまでも不安な大学受験をやり切る忍耐力などを得ることができました。これから受験生になる生徒の皆さんは、受験勉強や試験勉強で行き詰まっても1人で溜めこまないで誰かに助けを求めてください。一度しかない高校生活を楽しんでください。
尚絅学院大学
心理・教育学群心理学類
令和5年3月通信制課程卒業
登米中出身
自分の行動次第で可能性は広がるので
まずは思い切って挑戦してみましょう
レポートとテスト勉強に
計画的に取り組みました
尚絅学院大学を志望した理由は、自分のやりたいことが存分にできると感じたからです。私はたくさんのやりたいことがあって、それをできるだけ多く叶えたいと思い授業の選択の自由度が高く、また学習や学校の環境が温かかったことが決め手となりました。そして総合型選抜で受験することを決め、合格をいただきました。
大学進学にあたり大事にしていたことは、大きく分けて3つあります。
1つ目はレポートをできるだけ早く終わらせることです。通信制は学校に行く回数が少なく、聞きたいことや質問があってもなかなか先生に会う機会がありません。そのため、早く終わらせておくことで、分からない問題にじっくり時間をかけることができます。 2つ目はレポートが終わり次第、テスト勉強を始めることです。テスト結果は評価に直結します。まずはレポートの枚数が多いものから手をつけ始め、徐々に教科を増やしていくことがおすすめです。
3つ目は課外活動や資格を取得することです。私は週に1度、小学生の子どもたちと放課後に運動をする活動を行っていました。また資格は、漢検英検ともに2級を取得しました。全日制に比べ自由度が高いので、自分のために時間を使うことができます。
課外活動がきっかけで
進路が定まりました
全てに共通していることは時間の使い方だと考えます。毎日勉強しなければいけないわけではありませんが、習慣をつけることは大事です。布団の中でも移動中でも、5分でも触れるべきです。また、自由度が高い分、スケジュールは自分自身で管理しなくてはいけません。自分で考え実行することが必要です。
私はとても実りある3年間だったと感じています。特に小学生の子どもたちとの課外活動は、とても刺激的でした。この経験があったからこそ、やりたいことや将来の夢が定まったと思います。
自分の行動次第でできることは増えていきます。難しく考えず、やりたいことはやる!とわがままになってみてもいいのではないでしょうか。
仙台青葉学院短期大学
リハビリテーション学科理学療法学専攻
令和5年3月英進進学コース卒業
多賀城中出身
評定を維持したおかげで推薦受験ができて
勉強してきて良かったと思いました
4.5以上の評定を維持すべく
勉強に励んでいました
私は公募制推薦を利用して受験に合格しました。大学受験を目指す上で大事な事は、1年生から3年生まで安定した評定を取ることだと思います。安定した評定を取っておくことで、志望大学の幅が広がり、行きたい大学も徐々に定まってきます。私は定期テストで評定が4.5以下にならないように意識し、勉強に取り組んでいました。また平常点は絶対に落としてはならない項目なので、提出物や出席率には気をつけていました。部活動に所属していると、なかなか勉強時間が取れないですが、私は睡眠時間を削り短時間で効率よく勉強していました。
志望大を決めたのが遅く
推薦入試を諦めかけました
また、志望大学を早めに決めておくことも大事だと思います。私は高校3年生のギリギリまで、学びたい学問はありましたが志望大学は全くと言っていいほど決まっていませんでした。ギリギリの時期で何校かオープンキャンパスに参加し、ようやく志望大が決まりました。その大学は受験がすでに始まっており、一般受験で受けるしかないと諦めていたときに助けてくれたのが、今まで積み重ねてきた評定でした。このとき、勉強してきて良かったと思えました。公募推薦では小論文と面接があり、小論文対策は大学の過去問を解いたり、他の大学の同じ学科の過去問を解いていました。面接練習は、先生方とは一回しか行うことができませんでしたが YouTubeでの面接対策や、これまで頑張ってきた部活動の経験から、本番でも100パーセントの実力を発揮することができました。
皆さんも受験頑張ってください。