栄光への軌跡 2025
現役大学進学者による大学合格体験記
志望大学に現役合格した先輩たちからのメッセージ
公募制推薦 合格者
お茶の水女子大学
文教育学部 人文科学科 地理学コース 地理環境学プログラム
令和7年3月特別進学コース卒業
東仙台中出身
授業で興味を惹かれ、
地理学の様々な活動に挑戦!
日本地理学会のポスターセッションで発表し、
最高賞となる会長賞を頂きました
私は高校で受けた地理の授業がとても面白かったことをきっかけに、専門知識に長けた地理の教員になりたいと思うようになりました。その夢を実現するための進路に悩んでいたころ、地理の担当の先生からお茶の水女子大学の学校推薦型選抜を勧められ、志望大学に定めました。
推薦型選抜では単に学力だけではなく、自分が関心を持ったテーマについて自主的に学び、独創的な解に到達しようとする力が求められます。そのため、先生のご指導のもと、2学年時から地理に関するセミナーや地理オリンピックへの参加、読書、世界遺産検定3級の取得など様々なことに挑戦し、“地理学”に関する理解と関心を深めました。
中でも、同級生の仲間2人と共に『宮城県の水産業の変化~震災からの復興と地球温暖化に着目して~』のテーマについて研究活動を行ったことはかけがえのない経験となりました。研究内容は青山学院大学で開催された「日本地理学会2024年春季学術大会高校生ポスターセッション」で発表し、最高賞となる会長賞を頂きました。このポスターセッションでは、全国の地理に興味・関心のある学生や先生方、研究者の方々と交流することが出来、交流を通して知り得た知識や頂いたアドバイスは将来の糧になりました。その後も、研究内容を多くの方々に知ってもらい社会に貢献したいという思いから、仲間と共にうみの杜水族館でのポスターの展示や文化祭でのチダイ鯛茶漬けの販売を行うなどの活動を続けています。
研究活動や小論文・面接対策などで
支えてくださった先生方に感謝します
私は高校生活で、自分の興味を持ったことに果敢に挑戦してきたこと、志望大学を早めに決定したことでしっかり入試対策に取り組めたことが合格につながったと確信しています。研究活動や小論文・面接対策、志望理由書の作成などで支えてくださり、合格に導いてくださった先生方、そして共に高め合ってくれた仲間には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。皆さんも、学校生活での出会いや経験を通して将来の目標を見つけ、その夢の実現に向けて充実した高校生活を送ってください。皆さんの未来が希望に満ちたものとなるよう応援しています。
新潟大学
医学部 保健学科 看護学プログラム
令和7年3月外国語コース卒業
船岡中出身
大学受験は細部まで徹底的に調べ
十分に対策することが合格の鍵です
高2の冬に奮起、成績が上がると
勉強の楽しさを感じられました
幼い頃から看護師になりたいという夢を持っていたため、大学では看護学を学びたいと考えていました。
私が本格的に大学受験を意識し始めたのは高校2年生の冬でした。私は国立大学の看護学科を志望していましたが、その時点での学力では到底合格できないとわかっていたため、高校2年時の冬から勉強に本気で取り組むことを決意しました。まず、高校2年生の冬学期期末考査でそれまでの合計点数より20点以上成績を上げることを目標に頑張りました。具体的には、テスト勉強用ノートを最低でも1冊使い切ることや、考査日程から逆算して勉強スケジュールを組み、各教科満遍なく勉強することを心がけていました。その結果、全体的に90点以上取ることができた科目が多く、順位や成績を上げることができました。このことをきっかけに、努力すれば結果が伴うことを学び、勉強に対して楽しさを感じるようになりました。
高校3年生になる直前の春休みは国語、数学、英語を中心に一から学び直し、学力の基礎固めに力を入れました。高校3年生の4月に進路志望を調査されたときはまだ進路が決まっていませんでした。夏休みには一般受験も視野に入れて、共通テストで受験する科目の勉強をしており、1日に16時間以上勉強していました。そして、9月に学校推薦型選抜の入試方法で何校か検討した結果、新潟大学医学部保健学科看護学専攻を受験することを決めました。
志望理由書は先生に添削してもらって書き直す
ということを3週間毎日行いました
その大学で必要だったものは志望理由書、小論文、英文読解でした。初めに志望理由書の作成に取り掛かりましたが、出願時に必要というだけでなく、評価対象にもなっていたため、自分の文章を学年主任の先生に添削してもらい、書き直すということを3週間毎日行いました。小論文対策は、看護の小論文対策のテキストを何個か購入し、一つの問題に取り組んでは添削してもらっていました。英語は、英単語を増やすことが一番大事であると考え、毎日300個程度の単語を覚えることを意識していました。英文長文問題や和訳もあえて難しいものを選び取り組んでいました。そして、面接練習は受験日の2週間前から始めました。「面接対策ワークシート」を作成するだけでなく、毎日の面接練習の中で聞かれる頻度が多い質問をよく確認し、単語帳にメモして隙間時間に見たり、スマホや新聞で政治や医療のニュースをチェックしたりしていました。面接練習は回数を重ねれば重ねるほど自分に自信がつくと考えていたため、毎日2、3人の先生と面接練習を行なっていました。
大学受験は高校受験と比較すると、自分で調べて準備することが多く、細部まで調べて十分に対策を講じることができたかが鍵になると思います。また、部活動や学校外の活動、視覚も履歴書や面接に役立つので積極的に行動することも大事だと思います。今できることをコツコツと行い“合格”を勝ち取れるよう頑張ってください。応援しています。
鳥取大学
農学部 生命環境農学科
令和7年3月特別進学コース卒業
長町中出身
全国の様々な大学を調べて
希望の進路を見つけました
公募制推薦を受験するなら
遅くても9月には準備を始めましょう
高3になり、志望大学を決めることになったとき、せっかくだから全国の大学を調べてみよう!と沢山の大学を調べました。その中でも重視したのが『自分のやりたいことを学べるか』という点です。鳥取大学農学部では鳥取砂丘を生かした乾燥地の農業に関する研究をしていると知り、興味を持ちました。さらに、この分野は砂漠化が進んでいる現代では需要があるので、将来は大学で学んだことを活かした仕事に就きたいです。
本番の試験は面接のみでした。評定自体は問題なかったのですが、準備を始めたのが受験する2ヶ月前と遅めでした。面接では志望動機はもちろん、高校時代の活動実績や、他の大学と比べてなぜこの大学にしたのかといった具体的な質問がなされます。私の受験した大学は面接時間が約30分と長く、対策に費やす時間も必然的に増やす必要がありました。実際に準備を進める中で気づいたのが、『公募制推薦は準備を早く始めないと一般入試との両立が難しい』ということです。志望理由書の準備には最低二週間はかかりますし、試験の二週間前からは面接練習があるため、ほとんど一般入試に向けた勉強が出来ません。ですので、皆さんが公募制推薦を受験しようと思っているなら遅くても9月には準備を始めた方が良いと思います。
面接練習は先生方にお願いして
回数を重ねることが大事です
面接練習は二人の先生にお願いしました。私が練習で意識したことは『毎回改善点を見つけて修正する』ことです。先生方にアドバイスを頂いた際にはすぐにメモをとり、それを確認して次の練習までに改善する。これをひたすら繰り返しました。また、知識のアウトプットも大切です。面接では、自分の答えに深掘りする形で質問されることもあるので、ある程度の知識を蓄えた上で柔軟に返答する必要があります。これは回数を重なることでしか上達しないので、先生方を頼って面接練習の回数を増やすと良いと思います。これらを実践したことで、最後の練習では先生から合格点を頂くことが出来ました。
本番の日は緊張しすぎて2時間しか寝ることが出来ませんでしたが、面接官の方々が温かい雰囲気で迎えてくれたので、力を出し切ることが出来ました。
推薦入試に限らず、進路について考えるとき、視野が狭くなる瞬間があると思います。そんな時は宇宙の広さを想像してみましょう。広大な宇宙の点にもならない地球の中の一人の人間が悩んでいる。こう考えると少しはマシになるでしょう。そもそも進路について真剣に考えれること自体が素晴らしいことです。そんな貴方ならどんな道に行っても大丈夫。応援してます!
宮城教育大学
教育学部 学校教育教員養成課程 初等教育専攻
令和7年3月特別進学コース卒業
河南西中出身
「負けない」という強い気持ちで
挑み続けてください
推薦を考えている人は
早めに対策することをお勧めします
小学生の頃から「小学校教員」になりたいという夢があり、高校入学当初から教育学部がある大学に進学しようと決めていました。高校1年のうちから自分の興味のある大学のオープンキャンパス等に参加し、自分の大学選びの条件であった、国公立大学であること、東北地方であること、教育学部があることを満たす大学が宮城教育大学であったため、高2の夏に本格的に目指すようになりました。
今回私は、学校推薦型選抜の人数制限公募という受験方法で合格を頂きましたが、本音を語るとこの受験方法を知り、挑戦してみようと思ったのは高3の夏休み頃からです。それまでは一般入試での入学を考えていましたが、自分の評定平均が基準値に達していたことやこれまでの高校生活の間にチャレンジしてきたことが自分の武器になると思い、推薦入試の方にシフトチェンジしました。とはいえ、スタートがかなり出遅れていたので、志望理由書、志願レポート等の作成は担任の先生に手伝ってもらいながら、急ピッチで進めました。この受験方法を考えている人がいれば、早いうちから取りかかることを推奨します。私がこの入試を選択するにあたり、武器になると思ったことは数多くのボランティア活動に参加してきたことです。大学のアドミッションポリシーを読んで、自分が取り組んできたことがアピールできそうだったため、これが決め手となりました。
仙台育英独自の放課後講習は
受験に必要なスキルが身につきます
ここからは皆さんへのアドバイスを大きく3つ紹介したいと思います。まず1つ目は、日々の学習から怠らないことです。授業をしっかり対面で受け、提出物を提出していればそれなりの評定はもらえるはずです。大学選びや受験方法の幅を広げるために毎回の授業を大切にしましょう。2つ目は、自分の興味が湧くものには何でも挑戦してみることです。大学が明確に定まっていない人には勿論、そうでない人にも新しい発見があることにより、夢や目標が持てたり、受験へのモチベーションに繋げたりすることができます。勉強の息抜き感覚で小さなことでも良いので、新しい挑戦をしてみてください。最後3つ目は、受験方法に合わせて講習を受講することです。仙台育英では独自で放課後に様々な講習が行われています。私は受験でディスカッションの項目があったので.ディスカッション講習を受講していました。講習を受講することにより受験に必要なスキルが身に付くため、本番への自信に繋がります。是非自分に合った講習を受講してみてください!
私自身この受験を復り返ってみると、本当に多くの人に支えられて「合格」を得られたと感じています。本番こそ自分1人の個人戦ですが、それまでの過程は団体戦で戦ってきたので、家族や友人、先生方には感謝の気持ちでー杯です。また、後輩の皆さんにもそれぞれ応援してくれる人が必ずいると思いますので、自分自分「負けない」という思いを強く持ち、挑み続けてください。応援しています。
山形大学
人文社会科学部 人文社会科学科 総合法律
令和7年3月3月特別進学コース卒業
蒲町中出身
経験は瞬時には作れません!
今から行動を起こしましょう
毎年ジュニア・ロー・スクールに
高校1年生から参加していました
山形大学を志望したきっかけは父親の勧めがあったからです。私は幼稚園生の時に見ていた「HERO」というドラマに憧れて、将来は法律に携わる職業に就きたいと考えていました。ですから高校生になって最初の頃は他大学の法学部を志望していました。しかし、法学部と同様の形態で法律を学べるこの大学を知り、実力的に見て乖離が激しくなかったので志望しました。私は一般入試で挑戦しようとしましたが、運良く評定平均が基準値を超えていたこと、合格するチャンスを増やせること、学校内外で活動した実績があったことから公募制推薦の受験を決めました。
校内外の活動としては生徒会に所属し、仲間と活動することが楽しく感じ、高校2年生時はほとんどの活動に参加しました。また、高校1年生から毎年ジュニア・ロー・スクールに参加していました。ここでは現役の弁護士の方からお話を聞いて、法律へのイメージが180度変わりました。さらに高校2年時には、秀光コースの人と模擬裁判大会に参加しました。3カ月かけて立証活動を行い、裁判は仙台地裁の法廷で実際の裁判と同じ手順で行いました。結果としては負けてしまいましたが、論理的思考や事実を整理して考えることなどを学んだ貴重な機会となりました。
担任の先生、教頭先生や政経の先生など、
数多くの先生方に支えられました
私が合格した要因は2つあると思います。1つ目は自分の興味がある分野を早く見つけていたことです。私は中学生の頃から法律(特に労働法)に関する本を読み漁ったり、YouTubeで学んだりしていました。その探究心がロー・スクールや模擬裁判の参加を促したと思っています。そしてもう1つは、先生方の手厚いサポートです。2,000字論文や大学に提出する志望理由書、読書感想文を添削してくださった担任の先生をはじめ、面接指導をしてくださった教頭先生や政経の先生など、数多くの先生方に支えられました。私1人では到底合格に届かなかったと思います。本当に感謝しています。
最後に、後輩の皆さんにアドバイスをお伝えします。
①評定を取りつつも、校内外のイベントや資格取得に励む
②今自分が興味を持っていることをとことん突き詰める
③一般だけでなく推薦や総合型の試験も視野に入れる
皆さんが受験生になって、突然公募制推薦や総合型選抜を受験しようと思っても、評定や活動実績は変えることも、瞬間的に作り出すこともできません。だからこそ、今のうちから行動を起こし、それを継続してください。
皆さんの大学受験に幸多からんことを…。
宮城大学
事業構想学群
令和7年3月特別進学コース卒業
幸町中出身
先生方はいつでも真摯に
向き合ってくださいます
自分にはこんなことができるんだ!と
強く思い、それを伝えることが大事
宮城大学を志望した理由は、防災対策や地域課題解決に向けての学びを得られるからである。私が受験をして大切だと思ったことは2つあり、1つ目はみんなと違った経験や自分特有の話題を十分にアピールすることである。部活動でもボランティアでも探究活動でも何でも良いので自分の経験、そこからどのように学び何を得たのかをしっかり認識し、アピールすることが大切だと感じた。自分にはみんなと違ってこんな特徴がありこんなことができるんだ!と強く思い、それを伝えるべきだと思う。
大事な基礎を理解し定着されると
受験期に自然と力がつきます
2つ目は多くの人の話を聞き自分の価値観や視野を広げることである。自分だけの考えや価値観にとらわれると考えが偏って自分の意見以外を受け入れられなくなってしまうので友達や先生方と対話をし、外からの多くの刺激を受けるべきだと感じた。またいろいろな人と話すことによって新たな発見だったり入手できる情報があるので自分を成長させることができると思った。良い意味で周りの環境を最大限に利用すべきだ。
私は3年間部活動ばかりに熱中していましたが、何とか大学合格することができた。そのためには、日頃の授業をしっかり聞き、基礎だけでも理解しようという姿勢で授業に臨むべきだ。私は部活の練習で忙しかったので授業を受ける際は「要点さえ理解できていればOK」というような目的を持って受講した。変に難しい問題を理解しようとしても自分を追い詰めて苦しくなるだけなので、大事な基礎を理解しそれを定着させるべきだ。あとは受験期になれば自然と力がつくので、とにかくきそう理解に専念してほしい。
あとは何か困ったことなどがあれば遠慮なく先生方へ相談し、助けを求めるべきだ。仙台育英学園の先生方は本当に生徒思いで一人一人に真摯に向き合ってくださるので、何か困ったら自分1人で抱え込まずに遠慮なく先生方に相談し助けてもらおう。必ず先生方は助けてくださるので自分自身が信頼し、また自らで行動して助けを求めに行く姿勢を大切にしてほしい。
高校生活で大切だと思うことは、常に何か目標や目的を持ってそこに向けて自分でするべきことを考え努力することだと思う。結局自分の行動次第なので周りのせいにせず自分から動いて努力していってください。
国際教養大学
国際教養学部 国際教養学科
令和7年3月秀光コース卒業
宮城県出身
IBのレポートや論文作成を通じて、
世界規模の研究に触れました
さまざまな経験が
柔軟な思考を育むきっかけに
私は秀光コースで国際バカロレア(IB)プログラムを履修し、大学進学に向けて多くの貴重な経験を積むことができました。このプログラムを通じて、多角的な視点や学術研究へのアプローチ、そして自己表現力を身につけたことが、国際教養大学への合格に繋がったと感じています。
IBでは、教科ごとにグローバルな視点から物事を捉えることを重視しており、この学びが私の価値観を広げるきっかけとなりました。例えば、英語Bの授業では海外のウェブサイトや作品などを参考に、異文化をテーマにしたプレゼンテーションを作成しました。この過程で、単に英語力を磨くだけでなく、異文化の文脈を理解するとともに、自身の学びを英語で効果的に発信する力を培うことができました。また、文学の授業では、翻訳文学と日本の作品を比較したことで、コミュニティや文化が人々の価値観にどのような影響を与えるかを深く考える機会を得ました。
理系科目では、レポートや論文作成を通じて、世界規模の研究成果やデータに触れる機会が多くありました。この経験を通じて、科学が国境を越えて展開されることを実感すると同時に、自分の学びが国際的な学問の一部であることを意識するようになりました。また、IB数学では、海外の表記方法や教育スタイルに触れることで、数学という普遍的な学問における多様性を理解することができました。これらの経験は、多様性への理解を深めるとともに、日本の枠にとらわれない柔軟な思考を育むきっかけとなりました。
物事を論理的に考えて
分析を繰り返したことでスキルも向上
また、IBプログラムでは、ディスカッションやプレゼンテーションを中心としたアクティブな学習が重視されています。そのため、自分の意見を明確に伝え、他者の意見を尊重しながら議論を深める力を磨くことができたのは大きな財産です。さらに、論文作成や批判的思考を通じて、物事を論理的に考え、分析し、自分の考えを形にするスキルも向上しました。これらの力は、大学での学びや将来の社会で活躍するための基盤になると考えています。
実際、IBでの主体的な学びは、大学進学のための明確な自己分析や自信に繋がっています。なぜなら、今まで取り組んできた学習を俯瞰してみると、自分が興味を持っていることや得意としていることがはっきりするからです。面接や小論文では、「多様性やグローバル化にどう対応するか」や「生成AIをどう学習に生かすか」というテーマに対して、IBでの経験をもとに自分の考えを具体的かつ説得力を持って伝えることができました。
高校生活では、自分が本当に「やりたいこと」に全力で取り組むことが大切です。秀光コースでの学びは、単に大学合格のための手段ではなく、その先の人生を切り拓く力を育ててくれるものであると考えています。
防衛大学校
人文・社会科学専攻
令和7年3月特別進学コース卒業
五橋中出身
高校生の時期を楽しみつつ、
受験対策も早めに始めましょう
自分しか受かるべき人間はいない!
その心持ちで試験に臨みました
防衛大学校の推薦入試を受けると決めたきっかけは、3年の夏休みが始まり少しした頃、防大生の先輩に言われた「私は浪人して大学に入ったけれど、現役のとき一般だけでなく推薦も受けておけばよかったと思っている」「防衛大学校へ行きたいなら推薦も受けたほうが絶対いい」という発言でした。すでに受験2ヶ月前であり、間に合うのかという不安は常に心の中にありましたが、やるしかないと自分を鼓舞しながら勉強を進めていきました。
推薦入試では志望理由書、英語、小論文、面接、集団討議の試験がありました。英語は単語帳を重点的に使い自分の語彙を増加させ問題に対応できるように学習していきました。志望理由書、小論文については先生方にお願いして添削していただき、完成までの指導をお願いしました。面接については大学の面接における資料などを参考にしつつ自分の長所や短所を分析していきました。最後に集団討議についてですが先生に集団討議に特化したセミナーを開催していただき練習を重ね本番に対応できるようにしていきました。本番当日には自分しか受かるべき人間はいないという心持ちで試験に向かい、面接では試験官の一人の先生と共通点も見つかり楽しく試験を受けることができました。
合格発表までは1ヶ月ほどありましたが、その期間は2ヶ月後の防衛大一般入試試験に向けて勉強を進めていきました。ここまでは私の入試の体験を書いてきましたが、ここからは私が受験期にやってよかったこと、やっておけばよかったと思ったことを書いていきます。
試験会場の下見をしたおかげで当日も
緊張せずに会場入りすることができました
最初に、面接を受ける人は自分が高校で何を頑張ってきたのか、自分の魅力などを話せるようにしましょう。それにより面接練習を円滑に進めることができるとともに志望理由書作成の際にも悩むことがなくなります。次に、試験会場が公開されているところであれば事前に行っておきましょう。私の場合は試験会場が公開の場で行われたため、事前に行ってトイレの位置などを確認したりwedサイトで試験会場になるであろう部屋の中を見たりすることで当日のイメージを掴むことができ当日緊張せずに会場入りすることができました。
最後に、勉強などはしっかり積み重ねましょう。私自身なかなか物事を前もって考えて行動することができず、受験期のときにも苦労しました。これを言われてもなかなか自分ごととして捉えることは難しいと思います。多分私が高校1年生のときにこの文章を見ても気にも留めないと思います。しかし、受験期になりいざ勉強を始めると自分の学力の低さに絶望します。ちゃんと勉強しましょう。積み重ねが大事です。
ここまで延々と大学入試の話をしているにも関わらずちゃぶ台返しをするようで申し訳ないのですが、私の考えとしては大学入試は通過点に過ぎません。人生のゴールはもっと先にあり、大学入試で人生が決まるわけではないと私は考えています。これを読んでいる下級生の皆さん、3年生になれば大学入試という大きな試練が待ち構えていますが皆さんは華の高校生です。この高校生活は人生に1度きり、勉強もしつつ、楽しむことを忘れずに高校での3年間で色褪せない思い出を作ってください!皆さんを応援しています。
防衛大学校
理工学専攻
令和7年3月特別進学コース卒業
広瀬中出身
頼もしい友人や先生がいる仙台育英は
自分にとって最高の場所でした
この大学を目指すうえで部活動の経験は
私にとって非常に大切なものでした
1学年時からこの大学に興味を持っていましたが、ある程度しか知りませんでした。そのため総合探究の時間を有効に活用し、インターネットで調べ、仙台育英の過去の資料にも目を通しました。そしてこの大学のことを調べていくうちに、進学したいという気持ちはますます強くなっていきました。最初は一般試験での入学を考えていたのですが、自己推薦書を提出し、学校推薦をいただくことができたので、合格を確実にするために推薦試験を併願で受けることに決めました。
部活動では硬式テニス部に所属しており、普段の練習やトレーニングを通して体力錬成に励み、忍耐力を身につけました。高校から始めたので実力は周りの人より劣っていたのですが、気持ちでは絶対に負けないように心がけていました。また、先輩や後輩との上下関係、チームで生活する際に大切なことを学ぶことができ、これは非常に大きな財産になりました。この大学を目指すうえで、部活動の経験というのは非常に大切なものだと思います。
自衛隊の方にも面接練習をお願いしたり
様々な資料をいただいて対策を進めました
推薦試験には筆記、集団討論、個人面接があり、それぞれの対策をしっかりしました。筆記試験は数学、理科(化学)、英語の3科目で、それぞれの基礎を固めるとともに、赤本を用いて例年の出題傾向を分析しました。集団討論は友人や先生方に協力してもらい、練習を重ねることで本番でも臆せずに自分を表現できたと思います。個人面接は学年主任の先生に指導していただくことで自分の甘かった部分を見直すことができました。
また、自衛隊の地本の方にも協力してもらい、空いている時間に面接の練習をしたり様々な資料をいただいたりしながら対策を進めました。
大学合格への道の途中、私は何度もくじけそうになりました。しかし、そのたびに周りの人たちが支えになってくれてここまで来ることができました。そんな頼もしい友人や先生方がいる仙台育英は、高校生活を送るには最高の場所だと思います。たとえくじけそうになっても、「自分の周りには頼れる人がいる」こう思うだけでも少し楽になります。後輩の皆さんの前途が明るいことを願っています。
上智大学
外国語学部 英語学科
令和7年3月秀光コース卒業
愛媛 東中出身
自信を持って受験に臨める状態を
整えることが合格への近道です
対策方法を事前にリサーチしていたことで
効率よく受験勉強に取り組めました
私は、英語を言語として学ぶだけでなく、英語で多様な学問分野についての学びを深めたいという思いから、外国語学部英語学科を受験することを決めました。外国語学部と聞くと、言語学に特化した学部という印象を持つ人も多いかもしれませんが、実際には英語圏の歴史、文化、国際政治論、ジェンダーや貧困などの幅広いトピックを英語で学ぶことができるという特徴があります。また、上智大学は留学生が多く、異文化交流が活発であること、さらに留学制度が充実している点にも魅力を感じ、入学を志望しました。
公募制推薦の具体的な入試内容としては、英語の適性検査と面接でした。私の場合、夏休みまではTOEFLのスコア取得に注力していたため、学科試験対策に本格的に取り組み始めたのは9月以降で、面接練習を始めたのも入試の約3週間前でした。校内選考用の自己推薦書を提出する直前まで受験校を迷っていたことや、IBの最終試験が出願時期と重なっていたこともあり、決して十分な準備期間を確保できていたとは言えませんが、対策方法を事前にリサーチしていたことで、効率よく受験勉強に取り組めたと思っています。勉強方法に迷いが生じると、不安を抱えたまま勉強が手につかなくなることもあります。そのため、いつまでに何をすればいいのか、先生方や先輩に遠慮なく聞き、自信を持って受験に臨める状態を整えることが合格への近道だと実感しました。
資格試験は長期的な計画を立てて
地道に進めることをお勧めします
国際系や語学系の学部を推薦入試で志望する場合、学校の評定平均に加え、英語資格検定のスコアが求められることが多いです。日本国内では英検が広く活用されていますが、海外大の出願に限らず、国内大学でもTOEFLやIELTSのスコア提出が条件となる場合があります。日々の学校生活や部活動、課題などで忙しい中、資格試験のためにまとまった時間を取るのは難しいと思うので、長期的な計画を立てて地道に進めることをお勧めします。また、推薦入試を受験する人に関しては、志望理由書の作成や面接練習など、周囲の人の協力も不可欠です。皆さんの受験を援助してくださる方の力を最大限にお借りして、合格という形で恩返しができるよう、真摯に頑張ってください。
SBC東京医療大学
健康科学部 整復医療・トレーナー学科
令和7年3月英進進学コース卒業
鹿角 八幡平中出身
信頼できる先生が多いのが
仙台育英の強みです
受験に必ずはないので
準備を万端にしておきましょう
私は願書受付の直前で第一志望と第二志望の大学のオープンキャンパスへ参加しましたが、学びの雰囲気や先生方の熱量などを考え、直前で志望大学を変更しました。自分の中ではオープンキャンパスに参加しても何も変わらないという認識がありましたが、実際に参加してみることで感じることもあるので参加することはお勧めします。
私は1度同校を総合型選抜で受験しましたが望み通りの結果とはならず、2度目のチャレンジとして公募制推薦で受験しました。私の中で最悪のことを考えて次の準備もしていたため慌てることなく次の受験を迎えることができました。受験には必ずはないので、最悪のことを想定して準備しておくと良いと思います。
BTECプログラムを履修したことが
アピールポイントになりました
受験をするにあたっては先生方にたくさんお世話になりました。私は面接はあまり得意ではなかったのですが、先生方との面接練習を積み重ね、各先生からポイントを聞き克服することができたため、自信を持って当日を迎えることができました。私が1番大切にしたポイントは「このことを聞かれたらこれを言う」というように文章で覚えるのではなく、「質問内にこのワードがあったらこのワード」というのを考え、そこから連想させるというのを意識することです。このポイントを意識することで少し違った質問がきた時でも慌てずに答えられるようになると思います。2回目の受験は現代文があった為自分で大学の個別相談に申し込み、過去問やポイントなどを聞きました。それをもとに国語の先生に問題集をお願いし対策をしました。
また、私は仙台育英で日本で唯一学ぶことができるBTECプログラムを履修していた為、面接時やアピールシートで主張することができました。まだまだBTECプログラムは国内での知名度は低いですが、自分のやり方次第で面接官の心を掴むことができるはずです。私が進学する大学はスポーツや医療関連の大学のため強みとなったと思います。部活動はサッカー部に所属していましたが部活と勉強の両立を心がけて生活をしてきたため、英検を取得しアピールすることができました。
仙台育英には「逆転の仙台育英」という言葉がありますが、一度受験に失敗したとしてもこの言葉を信じて頑張って下さい。仙台育英は信頼できる先生方が多いのが強みだと思うので、困ったときは先生方を頼ってみてください。応援しています。
東北学院大学
経済学部 経済学科
令和7年3月フレックスコース卒業
名取第二中出身
焦りやプレッシャーを感じても、
自分を見失わないよう心がけました
心の健康を保つことが、結果的に
学習効率を高めることに繋がりました
高校3年生の夏から大学受験に向けて本格的に面接練習などを始めました。最初は漠然とした目標しかなくて、どの大学を受験するかも決まっていませんでしたが、先生や先輩、友人からの助言を受け、自分の興味を持つ分野を考えることにしました。
まず、私は文系の学部を志望しており、特に経済学に興味がありました。そこで志望大学をいくつか絞り込み、それぞれの受験内容や傾向を調べました。最初は自己推薦文を上手く書けず、先生方に添削していただいた際に間違っている箇所をたくさん指摘され、それらを自分なりの言葉で書き直すことで読み手に気持ちが伝わりやすい文章にすることができました。
秋には部活動の顧問の先生や担任の先生などと本番に行われる面接を想定した模擬面接を放課後に行いました。どの大学も推薦入試が同時期なので周りの人と励まし合いながら取り組みました。
冬になり試験日が近づいてくると焦りやプレッシャーを感じることもありましたが、その中で自分を見失わないように心がけました。毎日面接練習を繰り返すことで自分自身に自信をつけることを意識しました。また、息抜きも大切だと思い、休日には友人と遊んだり、趣味の時間を確保したりするようにしました。心の健康を保つことが、結果的に学習の効率を高めることに繋がったと思います。
受験を通じて自分自身を見つめ直す
努力の大切さを学びました
本番の試験当日は緊張しつつも、これまでの努力を信じて臨み、試験が終わったあとは結果がどうであれ自分を褒めると決めていました。合否発表の日は不安な気持ちでいっぱいでしたが、合格発表の日は不安な気持ちでいっぱいでしたが、合格の知らせを受けた瞬間は涙が溢れました。これまでの努力が実を結び、自分の夢に一歩近づいたことを実感しました。
受験を通じて私は、知識を得るだけでなく、自分自身を見つめ直す努力の大切さを学びました。大学生活が始まってもこの経験を活かしながら過ごしていきたいです。受験生の皆さんは焦らず、自分を信じて頑張ってください。必ず道は開けます。
東北学院大学
経営学部 経営学科
令和7年3月外国語コース卒業
西多賀中出身
面接では文武両道をアピールし
好評を得ることができました
将来は東北を拠点に世界を舞台に
活躍する起業を起こしたい
大学進学を志望した理由は、将来起業をしたいと思ったからです。私は東北学院大学を志望し、学校推薦型選抜(文化活動に優れた者の推薦)の入試方法で受験しました。私は総合型選抜で受験することを考えていましたが、高校から始めたチアリーディングを大学でも続けたい、宮城県にチアリーディングを広めたいという思いから部活動を利用した公募制推薦で受験することを決意しました。
また、私は東北学院大学を志望した決め手として、将来は東北を拠点に世界を舞台に活躍する起業を起こしたいと考え、数多くの経営者を排出している大学で学びたいと思ったからです。
入試では顧問の先生や担任の先生に志望理由書の添削をお願いし、完璧に仕上げました。面接練習は外国語コースの先生方にしてもらい、始めはすぐ止まってしまうなどたくさん失敗がありましたが、毎日練習するうちに、自信を持って答えることができました。私が志望した学科では、英検2級を持っていることが強く評価されました。また、全国大会に出場したことや文武両道ができていることも好評を得ることができました。部活動をしていると勉強時間を取ることが限られてくると思いますが文武両道を大切にしてほしいと改めて感じました。
後輩の皆さんは残りの高校生活を楽しんで、将来の進路を達成できるように頑張ってください。
東北学院大学
人間科学部 心理行動科学科
令和7年3月英進進学コース卒業
玉浦中出身
先生方のおかげで受験当日は
落ち着いて臨むことができました
3年間続けた部活動の実績が
大学合格に大いに関わったと実感しました
志望大学を決めたのは決して早くはなく、高校3年生の夏頃でした。最初は総合型選抜で受験しようと考えていましたが、3者面談のときに志望大学の総合型選抜は競争率も激しく、とても難しいと言われ、受験方法についてもう一度調べ直したところ、文化活動推薦という受験方法を見つけました。同じ部活動の先輩も利用していたことから私も文化活動推薦で受験することを決めました。
9月ごろに予備審査のための書類を作成し、予備審査通過後に志望理由などの書類作成、面接練習、小論文対策に取り組み受験に挑みました。私は文化活動推薦を利用したこともあり、顧問の先生にも協力していただき、書類の作成に力を入れました。また、面接練習や小論文対策も担任の先生や教科担当の先生にご指導いただき、頑張りました。おかげで受験当日は落ち着いて臨むことができ、無事に合格することができました。
私は大学受験をするにあたり、3年間続けた部活動の活動が大学合格に大きく関わった部分があると実感し、改めて部活動をやっていて良かったと思いました。
これから大学進学するみなさんの中で部活動をやっている方は部活動の実績を活かすことができる場合もあると思うので、諦めずに続けてほしいと思います。
東北福祉大学
総合福祉学部 社会福祉学科
令和7年3月情報科学コース卒業
南小泉中出身
高大連携講座を受講したことで
将来の目標が明確になりました
eスポーツ大会出場や講座の受講、
資格取得等、強みをたくさん作りました
私が東北福祉大学を目指そうと思い始めたきっかけは、仙台育英と大学が連携して行う高大連携講座を2年生から受講した事でした。私はeスポーツが好きで情報科学コースに入学し情報を専門的に学び始めましたが、入学当時はまだ明確に将来の目標があったわけではなく、できれば大学に推薦入試を利用して進学したいと考える程度でした。高大連携講座を受講したことにより、情報の知識を福祉分野にも活用できると知り、人の役に立てる仕事に就きたいと考えるようになり、東北福祉大学のオープンキャンパスに参加し、3年時には大学のリエゾン教育プログラムにも参加して志望の意思を固めました。
東北福祉大学は学校推薦型選抜のリエゾンと公募制を利用し受験しました。出願時に志望理由書と活動報告書の提出があるため、高校生活で努力したことをアピールできるように考えながら高校生活を送ることを意識しました。私は、授業以外にも高大連携講座や3年間eスポーツ部に在籍していたので大会出場やeスポーツ講座を受講したり、また情報に関する資格取得(情報処理検定2級、MOS試験各種)に励み、活動報告書の資格・検定等に関する活動欄を埋めるほどの資格を取得しました。特別活動も重視されるので、学校行事では実行委員を務めたり、合唱コンクールではピアノ伴奏をするなどし、高校生活で体験などアピールできる強みを作れるようにしました。
絶対に合格したい!という一心で
リエゾンと公募制を併願しました
受験は小論文と面接でした。私は特に小論文に不安がありましたが、絶対に合格したいと考えていたため、併願を利用してリエゾンと公募制で3日間2学部を受験し、結果的に3日間全て合格することができました。受験対策として小論文は参考書を読んだり、最近のニュースを調べて自分用にネタノート作りをし、過去の出題傾向を見ながら小論文を書いては先生に添削指導をしていただきました。面接練習も色々な先生にお願いし、何度も練習を重ねたため自信がつき、本番では自分を存分にアピールすることができたと思います。
最後に自分の経験から言えることは、早いうちに進学したい大学の情報を集め考える必要があります。大学進学を目指すならば、高校生活をどう過ごすかが大切です。
東北福祉大学
健康科学部 保健看護学科
令和7年3月特別進学コース卒業
東向陽台中出身
志望理由となりたい将来像を
明確にして繋げることが大切です
オープンキャンパスに3回参加し、
当日も緊張せずに本番に臨めました
進学先を決める際には、「志望理由」と「なりたい将来像」を明確化させてつなげることが大切になってきます。既に明確であると感じる人や明確にするのは簡単であると考える人も少なくないと思いますが、結論から言うと自分の頭の中にある考えを他者へ伝えるために言語化させることは非常に難しいことです。ですから、自分の考えを一つにまとめて他者に伝えられるようにするために時間をしっかりかけて自分の思いと向き合うことが必要になります。
そのためにまず、必ずオープンキャンパスに参加して自分の目で見て体感し、雰囲気を感じ取って下さい。私はオープンキャンパスに3回参加したことにより福祉大で学びたい気持ちがより一層強くなり、受験対策にもとても力が入りましたし初めての場所じゃないからこそ当日に緊張しすぎずに受験に臨むことができました。また志望大学の特色をつかむことによってどうしてその大学でなくてはならないのかを知ることができます。私は多くの人の身体と心に寄り添いながら健康を守れる人になることが目標であり、目標達成のために必要となる力を福祉大であれば養えると感じたため志望しました。
一番伝えたいことが曖昧だと
大学側に気持ちが伝わりません
「志望理由」と「なりたい将来像」をつなげることができたら志望理由書を書きます。自分の考えを筋の通ったものにしておくことによって自分の思いが伝わる志望理由書を書くことができます。やりたいことが定まっていなく、一番伝えたいことが曖昧だと大学側に自分の魅力や気持ちが十分に伝えられません。志望理由書や小論文対策は入念な準備が多ければ多いほど緊張も少なく自信を持つことができるので沢山先生に添削してもらいましょう。面接練習も一人の先生だけでなく様々な先生に面接官をしてもらうと多くの意見を取り入れることができ臨機応変に対応する力を持つことができます。また、初めに自分の「志望理由」と「なりたい将来像」を明確にしていたことによって面接の際には自分の思いをスムーズに話すこともできます。
これからの受験生の皆さんが自分の思いを素直に言葉にして表現し、夢に向かって羽ばたくことができるよう願っています。頑張ってください!!
東北福祉大学
教育学部 教育学科 初等教育専攻
令和7年3月特別進学コース卒業
南小泉中出身
面接で熱意をしっかり伝えるため
自分の強みを充分把握しましょう
リエゾン入試を勧められ
推薦での受験を決意
小学生の時から幼稚園の先生になりたいという夢がありました。そのため、高校入学時から、大学は幼稚園教諭一種免許状が取得できる教育学部へ入学しようと決めていました。私が東北福祉大学に決めたのは、幼稚園教諭になるための専門的なことが学べることに加え、特別支援教育についても学べるという点で魅力的に感じたからです。
私は、2年生から生徒会に入り、様々な活動に参加しました。生徒会をやっていたことで、コミュニケーション能力が向上したり、活動報告書や面接でアピールしたりすることができました。探究の時間は、自分の将来の夢につながることについて調べると良いです。
学校推薦型選抜で受験することに決めたのは3年生の春でした。担任の先生にリエゾン入試というものがあることを教えてもらい、推薦での受験を決意しました。夏にはリエゾン教育プログラムをやり、レポートは担任の先生に何度も添削していただきました。面接練習を始めたのは、11月に入ってからでした。2人の先生に練習を手伝っていただきました。あらかじめ志望理由や何を学びたいかなど、自分なりに面接ノートを作り、親や友達とも練習して挑みました。
リエゾン教育プログラム等に力を入れ、
志望の大学や職業について調べました
小論文は1カ月前から練習を始め、東北福祉大の過去問を数多く書いて、添削していただきました。本番は始まるまでお題がわからないので、幅広い知識を身につけるため3年生の夏からいろんな分野の本を読んだり、ニュースをよく見たりしました。私は、他の推薦受験者より資格や部活動の経験がなかったので、リエゾン教育プログラムや生徒会に力を入れ、志望する大学の学部や幼稚園教諭の仕事をよく調べました。そのため、入試では自分の熱意を伝えることができ、合格することができました。推薦入試は自己PRが重要です。皆さんは、自分の強みをしっかりとアピールし、自信を持って臨んでください。応援しています。
東北福祉大学
共生まちづくり学部 共生まちづくり学科
令和7年3月英進進学コース卒業
東仙台中出身
「やらない後悔よりやった後悔」
経験は人生を豊かにします
高校生活は何事も早めに
取り掛かることが大切です
志望大学、受験方式を決めたのは3年生の10月の後半でした。志望理由は、学校の建学の精神の基づく学習が出来る環境と多種多様な人との交流機会が多い環境があることに惹かれました。
高校生活で取り組んできたことが多かったことがとても役に立ったと思うので、高校生活について書いておきます。定期考査は、毎回全力を出せるよう勉強に励みました。授業は出来るだけ休まないで出席して良かったと感じました。部活動では、部長を務めたため個人的に得るものも多くあり、そこで得たものを受験に活かすことができたと感じています。さらに、校外活動として、ボランティアに参加しました。ただ、参加するだけでなく、主体的に行動することで多くの経験ができたと感じました。
受験は、全て大変ですが、特に志望理由書を書く事が大変でした。その後の面接などの基盤となる材料なので、手を抜かずに伝えたいことを自分の言葉で書く事が大事だと感じています。分からないことは、積極的に先生や友達に聞くことをおすすめします。志望大学をよく知らないと書けないため、志望大学をよく知るためにも出来るだけ早めに取り掛かることが大切だと考えます。高校生活は、何事も早めに取り掛かることが大切だと感じました。
自分に自信を持つためにも
何事も主体的に活動しましょう
また、受験はメンタルもすごく大切だと感じました。より自分に対して自信を持つためにも、高校生活では、様々なことに主体的に活動することが大切だと考えます。様々な経験をしたことは、受験だけでなく、今後の人生にも活かせることが多くあります。「やらない後悔よりやった後悔」とつくづく思わされたし、自分をより豊かにしてくれたと考えます。
大学に行けるならどこでもいいやと決めてる人も中にはいました。どこの大学に行くかに良いか悪いかはありません。しかし、合格したあとに、自分のやりたいことはこれじゃないという人も周りにいました。そのため、志望大学を決める時は、受験の楽さで選ぶのではなく、本当に行きたいとこに挑戦することが良いと考えます。 私の体験が少しでも役に立てれば嬉しいです。応援しています。
東北医科薬科大学
薬学部 薬学科
令和7年3月英進進学コース卒業
逢隈中出身
部活動は受験に役立つほか
高校生活も充実します
試験に必要な科目を重点的に勉強し
部活や資格取得にも力を入れました
私は化学の力で体に作用して健康な体にする薬に魅力を感じ東北医科薬科大学を目指しました。私は初めから公募制推薦での受験を考えていたため試験で必要な化学・英語の力を高める努力、推薦条件を満たせるように授業には積極的に参加し、高い評定を維持することを心掛けました。
私が本格的に受験勉強を始めたのは3年生のころで、化学の勉強は、3年次の化学の先生が開いてくださった化学講習に参加し、わからないところをなくし、より一層高い点数を取れるように努力しました。そのほかにも、家では学校で配布されたワーク、オープンキャンパスで配布されていた過去問を何回も繰り返しました。英語では、およそ1時間の登校時間を利用して毎日英単語帳を周回し、家では特に長文読解に焦点をあてて英語に触れない日をなくしました。公募制推薦には学力試験に加えて面接試験もあるため、自分が志望大学で何がしたくて、何になりたいのか、なぜこの大学でなければいけないのか、自己アピールも含め先生や友達と繰り返し練習しました。より魅力的な自己アピールをできるように部活動では部長を務めたり、英検や情報処理検定など自分ができそうだと感じたことは何でもしてみるようにしました。その結果、面接では検定取得や部活動での学びや経験をたくさん話すことができるといった恩恵を得ることができました。
1、2年生のうちから
全力で勉強しましょう
今までの高校生活を振り返ると1、2年生の過ごし方も重要だったと思います。定期考査は評定に大きく関わるので全力で勉強をしたほうがいいと思います。先生によって出題の傾向や提出課題の有無があるため時間配分が重要かと思います。また、部活動に入ることもおすすめです。部活動で学べる事はたくさんあります。先ほど書いた通りそこでの経験は推薦書や面接での自己アピールに必ず役に立ちます。そのほか、資格取得やボランティア活動に挑戦するのも高校生活が充実し受験にも役立つのでおすすめです。
3年間の高校生活はあっという間に過ぎてしまいます。悔いのない学校生活をしてください!
仙台大学
体育学部 現代武道学科
令和7年3月フレックスコース卒業
気仙沼中出身
1年生から積み重ねた正しい努力が
必ず良い結果につながります
志望大学合格とレギュラーに入る
という文武両道の目標を立てました
私は将来、刑務官になるという目標があります。刑務官を志したきっかけは、近年闇バイトに手を染める若者が多いことを知り、1人でも多くの受刑者の社会復帰に寄り添える刑務官になりたいと思うようになりました。また武道の技術で職務の安全性を高めるためこの学部を選びました。
小学生の頃から剣道を8年間学び元々、武道経験者でした。高校ではバドミントン部でした。自分の進路が明確になってからは志望大学に合格する、部活動ではレギュラーメンバーになるという文武両道の目標を立てました。勉強と部活を両立するには普段から授業に集中しその場で理解する、提出物は手を抜かない、どんなに疲れていても眠くても5、10分と机に向かい集中力と忍耐力を養いました。土日のどちらかはまとまった時間3時間以上勉強するなど正しい努力をしていれば必ず結果は出せます。部活動ではメンバーと全力で支え合い、時には衝突し、挫折の中で、今しかできない経験から学ぶことがたくさんありました。仲間の存在が自分を強くしてくれました。その結果、部活動ではレギュラーメンバーになり学習面でも成績が上がり、学校推薦に必要な評定を取ることができました。
ボランティア活動の経験から、
年上の面接官でも緊張せず話せました
高校生活では、いつまたコロナなどの感染症で登校ができない日々が来るかもしれないと思い1日1日を大事にし、学校を1日も休まず無遅刻無欠席を達成し、充実した高校生活となりました。受験でも無遅刻無欠席が武器になったと思います。
その他、私は高校生活以外でも七ヶ浜の海岸清掃のボランティア活動を行いました。そこで毎回、色々な世代の人と清掃を通して人との関わり方を学びコミュニケーション能力が身につき新しい価値観に触れることで社会に対する責任感を学びました。そのおかげもあり受験の面接では年上の面接官と緊張せず話すことができました。
受験前になってから焦るのではなく1年生の4月から受験はスタートすると思ってください。1年生から積み重ねた正しい努力が必ず良い結果につながります。それが強みとなります。そして大学受験において大事だと思ったことは情報収集です。必ず大学のアドミッションポリシーを見てください。アドミッションポリシーは大学の学部、学科ごとに異なります。大学が求める人物像や能力・適性・姿勢について大学のホームページ、学校案内パンフレット、入試要項に記載されています。大学の教育理念、学長のメッセージを読んで自分の将来のためにマッチした大学かどうか知ることで受験に向けての準備ができます。後輩の皆さん、自分を信じ合格を勝ち取ってください。