お知らせ

秀光「JICAエッセイコンテスト2020」で学校・個人でそれぞれ入賞!

「“正しさ”の裏にある物事の本質を見極める」
常日頃考えていることをエッセイにまとめました

 JICA(独立行政法人国際協力機構 Japan International Cooperation Agency)の2020年度「国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト」で、団体として秀光中等教育学校 2年生(34名)が学校賞に、そして個人では仙台育英学園高等学校 秀光コース 1年の和田さんが東北センター所長賞に輝きました。

 同コンテストの中学生の部は第25回、高校生の部は第59回を数え、今年度は中学生の部16,956点、高校生の部22,762点、総数39,718点の応募がありました。「JICA地球ひろば」によると、中高生が開発途上国の現状と日本との関係を理解し、国際社会の中でどのように行動するか考えることを目的にしています。中学生は、SDGsなど総合的な学習の時間で学んだことについてのまとめとして作成し、学校賞をいただくことができました。
 今回、個人で受賞した和田さんから、エッセイに込めた思いを語ってもらいました。

秀光コース1年 和田さん(宮城教育大学附属中出身)

 JICAのエッセイコンテストには自分から応募しました。素晴らしい賞をいただけて嬉しく思っています。
 エッセイは日常的に思っていることをまとめました。例えば寄付金集めにしても、一般的には「発展途上国を助けよう」と言いますが、それだけでは始まらないのです。「集めている募金の正当性がどこにあるのか?」「集めたものがちゃんと使われているのか?」「どういう問題があって集めているのか?」ということを知らずに、世間的にはいいことだからと何も考えずに寄付するのは良くないし、疑問を持ったうえで行動に移さなくてはいけないと思っています。
 そのために、まずは知ることが大事。一般的に正しいと言われていることの裏にどういうことがあるのかを調べて理解し、どういうふうに協力していくかを考えるのです。自分なりに正しい考えを手に入れてから実行に移すこと、まずは考えることが一番大事だと書きました。
 常日頃から両親と、教育や政治について、正しいと言われていることが本当にそうなのか、間違っていないかと話し合ったりします。そのことも今回のエッセイを書く際に大きく影響したと思っています。

 
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  • ▲賞状と記念品 【左:学校賞 右:東北センター所長賞(個人賞)】