部活動の生徒を対象にしたハーバード流リーダーシップ養成講座
各部活動の選抜メンバーが
リーダーシップ講座に参加
本学園では、ハーバード流リーダーシップ養成講座「ハーバード流LEADERS BOOTCAMP」を今年度から導入しました。このプログラムは、アメリカ合衆国 ハーバード大学をはじめとした世界トップ学術機関で実践されているケース・メソッドを用いた授業手法です。講師として、2019年にハーバード経営大学院を卒業し、現在は有名IT企業に勤めていらっしゃる高田愛美さんをお招きしています。
今回は夏期休業を活用して、運動部・文化部から選抜された生徒(受講希望者または部活動の先生からの推薦)が参加する夏期講習として実施されました。普段はAJ(英進進学コースの特別選抜クラス)に在籍する生徒を対象にした授業として開講しています。授業はオンラインで展開されるため、部活動の遠征先などにいた場合でも参加することができます。
授業を受けた代表生徒2名から
英進進学コース2年 佐々木さん(矢本第一中出身)
軟式野球部所属人との交流が好きな自分の性格に
とても合う授業でした部活の先生から推薦をいただき参加しました。正直なところ、授業を受ける前はハーバード大学流という名前からしてものすごくレベルが高く、気合いが必要な授業だと想像していました。でも実際に始まってみると本当に予想外。グループワークやディスカッション中心の授業が、人とのコミュニケーションが好きな自分の性格にとても合っていて本当に楽しむことができました。ディスカッションでは、グループ内で異なる意見が出て対立しても、お互いの主張をきちんと説明し合い、最後は全員が納得します。普段の座学の授業とまったく異なる内容なのも、新鮮で面白く感じました。
部活動はキツい練習も多いですが、試合で勝つと練習の苦労が実ったと思えて、その嬉しさは何者にも代えがたいものがあります。もし一人で練習していたらすぐ無理だと諦めてしまうと思いますが、隣に仲間がいてお互いに声を掛け合うからこそ、楽しく乗り越えていけるのだと感じます。以前の自分は一人で解決しようと抱え込んで爆発してしまうタイプでしたが、野球は団体競技です。仲間を意見を取り込みながら、先導型のリーダータイプとしてうまく引っ張っていけるようになりたいと思います。実際に今回の授業で学んだことをミーティングで生かすことができて、リーダーシップ講座のすごさを実感しています。将来の目標は救急救命士です。学んだことは今後はもちろん大学や社会人になったときも活かせると思えました。
外国語コース2年 福來さん(高砂中出身)
茶道部所属他のコースの人と意見を交わすのは
とても新鮮な体験でした講師の高田先生がとてもフレンドリーな雰囲気で話をしてくださったのが印象に残っています。社会や経済などの話題を取り扱っていたので、自分の将来についても考えながら参加することができました。広い視野を持てるようになったこと、そして外国語コースは必然的に女子生徒が多いので、他コースの男子生徒と話し合ったり、さまざまな考え方の違いに触れられるのはとても新鮮でした。
中学校から人前に立つ機会が多く、その時は自分なりにベストを尽くした気持ちでいました。ところが今回の講義で、私が過去にしていたことは逆に相手にプレッシャーを与えてしまっていたのかもしれないということが判明して、過去の自分になにやってるんだ〜って言いたくなりました。今は茶道部で部長を務めていますので、今回学んだことをこれからに生かせばいいと前向きに受け止めています。リーダータイプは調和型で、みんなの意見や立場を聞いて、最善の策を出そうというもの。全員を引っ張っていく、あえて厳しく皆をまとめるなど、臨機応変にリーダータイプを使い分けられる人になりたいと思っています。
私は日本の伝統文化が好きで、習得して世界に広めたいという夢があります。そしてもう一つ、看護師を目指すことを決めました。医療系の職に憧れがあったものの、中学までは諦めていました。でも今年になってやっぱりなりたい、諦めたくないと思えたのです。授業で学んだことをフル活用しながら、夢に向かって努力し続けたいと思います。