お知らせ

歌舞伎役者の中村壱太郎さんより、本学園図書館に歌舞伎の絵本を寄贈いただきました

本学園図書館に特設スペースを設置、
貸し出しもスタートしています

 

 この度、歌舞伎役者の中村壱太郎さんが、仙台育英学園の図書館に絵本を寄贈してくださいました。中村さんは、以前に本学園の生徒にメッセージビデオを送ってくださり、また秀光の中学生を対象にしたオンライン歌舞伎講座の開催などを通して、本学園と親交を深めてきました。

 寄贈いただいたのは、ユーモラスな舞踊劇である「茶壺」と、歌舞伎の三大名作と言われる『義経千本桜』をもとにした「狐忠信」の2冊です。絵本の文章は中村さんが手がけていて、歌舞伎の話を子ども向けにわかりやすく書き直したもの。歌舞伎の解説・豆知識も収録されています。本学園図書館で特設の紹介スペースが設けられ、すでに貸し出しも始まっています。気になる生徒は、ぜひ図書館で実物を手にとってみてください。

〈中村壱太郎さん プロフィール〉
 1990(平成2)年8月生まれ。慶應義塾大学卒業。祖父に四代目坂田藤十郎(人間国宝)、祖母に扇千景、父に四代目中村鴈治郎、母に吾妻流三世宗家 吾妻徳穂という家系図。屋号は成駒家。
 2016年、世界的に大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」では、ヒロイン・三葉と四葉の姉妹が舞う巫女の奉納舞を創作した。歌舞伎の世界はもとより現代劇での主演もこなし、脚本執筆、演出にも挑戦するなど、マルチな才能を発揮している。
 2023年3月、舞台『三月花形歌舞伎』が京都 南座で開幕(詳細はこちら)。