秀光中・外国語コースの生徒を対象にカナダ講演会が行われました
カナダの文化や教育を学ぶとともに
女川町との繋がりも紹介
9月25日、駐日カナダ大使館から、国防武官ロバート・ワット海軍大佐、スティーブン・ラポイント一等書記官の2名が本校宮城野校舎に来校され、生徒を対象にした講演会が行われました。会場には秀光中学校と外国語コースの1〜3年生の生徒がゼルコバホールに集まり、講演に耳を傾けました。
講演会は基本英語で進行し、当日の司会は外国語コース3年生の生徒が務めました。まず、加藤雄彦理事長・校長先生からのお話があり、その後ワット海軍大佐、ラポイント一等書記官のお二人それぞれから講演をしていただきました。
まず、ラポイント一等書記官からカナダ留学について講演をしていただきました。当日は資料として生徒にカナダ留学に関する冊子を配布。カナダ全体の紹介から始まり、国技のラクロスやアイスホッケーについて、そして教育水準がトップクラスで、世界最高レベルの大学があることなどを丁寧に説明していただきました。
続いて、ワット海軍大佐からは、カナダ海軍のパイロット、ロバート・ハンプトン・グレー大尉についての講演が行われました。太平洋戦争末期に女川湾で戦死したグレー大尉の記念碑は、1989年女川町 崎山公園に建立した後、東日本大震災によって被災し、2012年に女川町 地域医療センターに再建されました。話の中では、旧日本海軍女川防備隊の通信兵だった故 神田義男さんとグレー大尉の遺族の方々とで始まった交流の絆が現在に至るまで繋がっている、というカナダと日本の結びつきを紹介するエピソードが披露されました。
講演後は、代表生徒からお二人へのお礼の言葉と花束が渡されました。今回のお話で生徒たちはカナダについて学ぶことができたのはもちろん、海外留学を考える生徒にとっても、大変貴重な時間を過ごすことができました。