『日本ウクライナ国際芸術祭2024』が宮城野校舎ゼルコバホールで開催されました
美しい旋律に耳を傾けながら
平和と自由についても考える時間に
本校宮城野校舎で9月30日、『日本ウクライナ国際芸術祭2024(後援 ウクライナ大使館)』を開催しました。本校インターアクト部・オーケストラ部による発表に加え、ウクライナ人ピアニスト デニス・ヤヴォールスキーさんとヴァイオリニスト 澤田智恵さんをお招きして、デュエットコンサートをしていただきました。本校ではこれまでに、ウクライナからの避難民である中高生6名を生徒として、またその母親4名を職員として受け入れをしています。会場のゼルコバホールにはその職員・生徒のご家族と秀光中学校1〜3年・外国語コースの3年生も集まり芸術祭を楽しみました。
加藤雄彦理事長・校長先生からのお話では、現在のウクライナや世界の情勢に触れられながら「生徒の皆さんには、“自由と平和”について今一度考えてほしい。今回の芸術祭を機に、ウクライナの人たちが今頑張っていることを少しでも学び、自由と平和の大切さについて家族とお話ししていただきたい」と、語りかけていらっしゃいました。
本校インターアクト部の発表では、今までのウクライナ支援活動について紹介しました。代表生徒2名が、ウクライナの子供たちに絵本を贈る『ひまわりプロジェクト』、インターアクト部と生徒会執行部が中心となって行ったウクライナ支援募金活動などについて発表。特に、ひまわりプロジェクトでは加藤雄彦理事長・校長先生が直接ポーランドを訪問し、生徒の想いを現地に届けてくださったエピソードが披露されました。
続いて、オーケストラ部の演奏発表が行われ、ウクライナ国歌とモーツァルト作曲『ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド』の2曲を演奏しました。
ウクライナで愛されている民謡や
伝統のクラシックを演奏
そして、デニスさんと澤田さんによるデュオコンサートがスタート。M.スコリク作曲の『メロディ』から始まり、曲と曲の間にはデニスさんと澤田さんお二人による演奏曲の解説とエピソードが紹介されました。ウクライナで愛されている『シチェードリク(M.レオントーヴィチ作曲)』、『ウクライナ民謡のテーマによる ラプソディ第2番<ドゥムカーシュムカ>(M.ルィセンコ作曲)』などが披露されました。終盤は、本校秀光コース2年生でウクライナ出身のロマニフ・マトヴィーさんがスペシャルゲストとして紹介され、一緒のステージに上がってヴァイオリンを演奏するというサプライズも! 最後は『ウクライナへの祈り』を会場全体で歌い上げ、コンサートが締め括りました。会場は終始温かい拍手に包まれ、生徒たちも美しい音色に耳を傾けながら世界平和にも思いを馳せることができたようです。