お知らせ

本校書道部 第27回宮城県高校生選抜書展で団体賞3連覇!

今年もそれぞれの自信作で…!
本校書道部13回目の団体賞!!

 本校書道部が「第27回宮城県高校生選抜書展」(毎日新聞社・毎日書道会主催)で団体賞を受賞! 3年連続13回目の快挙です。
 受賞作品は2017年10月13日(金)〜18日(水)の期間、せんだいメディアテーク6階で展示されました。
今回の書道展は応募作品総数361点の出品。団体賞は各個人賞で獲得したポイントの多さで決まるため、個人でも最高賞の『毎日賞』のほか、『県知事賞』、『仙台市長賞』、『東北電力賞』、『実行委員長賞』をはじめ特選、秀作賞など数多くの賞を受賞しました。
 受賞式当日は、最高賞の毎日賞を受賞した阿部 莉奈さん(外国語コース3年・日吉台中出身)が会場で席上揮毫を披露。多くの来場者たちが見守る中で、堂々と作品を披露しました。

 

受賞した生徒からのメッセージ

優勝(団体)

私たちに足りなかった「深化」をテーマに
無我夢中で取り組みました

 
平成28年度書道部主将 加藤 美月 特別進学コース3年 青葉中出身

 昨年団体賞を2連覇し、「今年度、誰も負けを知らない」チームとなった書道部を4月にスタートしました。「絶対に負けられない戦い」そして、全国大会での活躍を目標とするため、私たちはこれまで私たちに足りなかった「深化」というテーマを掲げ、無我夢中で取り組んだ結果の団体優勝でした。
 団体賞は点数制です。1団体一人1作品で30人30作品での勝負をするため容易な事ではありません。各人が自分の作品と真っすぐに向き合うだけでなく、互いの作品をより良くする為に、客観的な意見も取り入れ、先輩後輩の枠をも越えて協力し合いました。その上での3年連続13回目の優勝が出来た事、とても誇りに思っています。

毎日賞

最後まで妥協せずに作品を仕上げたことが
最高賞受賞につながったのだと思います

 
阿部 莉奈 外国語コース3年 日吉台中出身

 3年連続団体賞を目指していた今回の大会で、私は最高賞である毎日賞を頂く事ができ、また、団体優勝も達成する事ができ、とても嬉しく思っています。今回の作品は、趙之謙の印を50印押印しました。昨年は、この大会で7月下旬までに30印を作成しましたが、今年度の作品は難易度も上がった上に、個数も増やした事もあり、いかに自分に厳しく、最後まで妥協せずに作品を仕上げるかが鍵となりました。この様な過程を踏まえて最高賞を受賞できたことは、私の自信に繋がりました。

宮城県知事賞

 

自分や他の人の意見と向き合い
昨年以上に成長した作品ができました

 
渡辺 帆南 特別進学コース3年 利府中出身

 今回、私は昨年から取り組んでいた「書譜」の臨書作品を出品しました。以前の自分の作品を一つひとつ見直し、自己分析をする事で、今年の書道部のテーマである「深化」を目指しました。また、他の人が取り組んでいる同課題の作品をたくさん拝見し、更に先生のアドバイスの下で作品構成や臨書部分を工夫しました。その結果が今大会において宮城県知事賞受賞につながった様に感じます。昨年は書く事に精一杯で、部員や先生方からの意見を真正面から受け止めきれない部分がありましたが、今年は自分と向き合い、たくさんの意見をいただき、成長した作品が仕上がりました。

仙台市長賞

悩むたびに原本としっかり向き合って
知識を深めました

 
千葉 綾乃 英進進学コース3年 東華中出身

 今回、宮城県高校生選抜書展にて、仙台市長賞をいただけたこと、嬉しく思います。昨年に引き続き「関戸本古今集」を課題として取り組みましたが、私の癖が字形に出てしまい、関戸本らしさや仮名独特の雰囲気を表現することが出来ず、頭を悩ませた日々ばかりでした。しかし、悩むたびに原本としっかり向き合う事が出来たので、関戸の知識を深めることができました。今後も古筆について学びを深めていきたいです。

東北電力賞

木簡という新しい作品に苦戦しましたが
受賞することができ嬉しいです


加藤 美月 特別進学コース3年 青葉中出身

 私は今回、「木簡」という作品に取り組みました。木簡とは木の板に文字を記したもので、古代、紙が普及する前の時代に現代の紙の代用として、割りばしサイズの木片に文字を記したものです。木に記したものを紙に表現する事は容易ではなく、自分がこれまで取り組んできたものとは大きく作風が異なるため、初期は特徴を理解し表現する事に苦戦しました。過去の作品を参照したり、先生に何度もご指導をして頂いたお蔭で、東北電力賞を受賞することができました。私にとって最後のこの書道展で、初めて特別賞を頂く事ができ、とても嬉しかったです。

東北電力賞

「日出」を題材に
大きな紙と筆で表現しました


庄子 レン 情報科学コース2年 逢限中出身

 この度、第27回宮城県高校生選抜書展で東北電力賞という栄誉ある賞を頂く事ができ、とても光栄に思います。この書道展には今回の出品が2回目であり、昨年よりも満足のいく作品を仕上げることが出来たと思います。今年は甲骨文字で「日出」を題材に大字書を書きました。作品を仕上げる上で大切にした事は、文字通り地平線から太陽が出る様に書いた事と、甲羅に刻む様に鋭い線を目指したことです。また先生の熱心な指導や先輩の助言を念頭に置き、自らも悩むことで、より良い面白い作品を大きな紙と大きな筆で表現し、作品にすることが出来ました。

実行委員長賞

全国でもあまり例が多くない臨書に挑戦!
自分への自信につながりました


菅原 優里香 英進進学コース3年 中野中出身

 今回の大会で、趙之謙の「隷書張衡霊憲四屏」の臨書作品に取り組みました。私はこれまで「造像記」という楷書を書いていて、それを十分に生かしたくて書く課題だったので、とても楽しく作品を作ることが出来ました。しかし、この課題の臨書作品は全国的にもあまり多くないため、「どの様に表現したらいいのか、はたしてこの筆使いは正しいのか」などを自分で考えて解釈しなければならなく、とても悩まされました。その様な中、今回、「実行委員長賞」をいただいた事は、自分の自信へとつながりました。

実行委員長賞

時間が経つのが早く感じられるほど
楽しく書けました


荒 みさき 英進進学コース2年 鹿島台中出身

 私は県高校生選抜書展で、実行委員長賞を頂きました。この大会では一条摂政集という仮名作品を作る際、段毎に一枚書きをするという新しい事に挑戦したのですが、一段目を始めて書いた時、「これをあと6枚も書くことが出来るのか?」という不安な気持ちでいっぱいでした。一作品を仕上げるのに、およそ14時間かかりましたが、書いている内にだんだん楽しくなり、時間が経つことが早く感じました。仮名は今年から始めたばかりでまだまだ書きこなす事はできませんが、仮名作品で結果を残すことが出来てうれしかったです。