第17回宮城県飲酒運転根絶県民大会
私たちはこれからも、宮城県民の皆様と共に
飲酒運転根絶に向けて全力を尽くします
5月22日(木)、『宮城県飲酒運転根絶県民大会』が、白石市文化体育活動センター「ホワイトキューブ」で開催されました。会場には、交通安全関係機関・団体及び一般から約600人の方々が会場に集まりました。
本校からは、はじめに書道部が堂々とした力強いパフォーマンスを披露。続いて生徒会長の元屋敷さん(秀光コース3年 東華中出身)が生徒代表として「宮城県民の皆様と共に、飲酒運転根絶に向けて全力を尽くす」という旨の大会宣言を行いました。
今年は事故からちょうど20年となります。今後も、飲酒運転による悲しい事件が二度と起こらないように、飲酒運転を絶対に許さない、飲酒運転根絶を掲げ運動を続けていきたいと思います。
令和7年度 飲酒運転根絶メッセージ
2005年5月22日早朝。この日は新入生の恒例行事である『さつき祭』の一環として、本校多賀城校舎から松島研修センターまでの約22.5kmのウォークラリーが行われていました。そして、出発したばかりの早朝、生徒の列が八幡交差点に差し掛かった時、飲酒運転をしたRV車が生徒の列に突っ込んできました。この事故により、先輩方3人の尊い命が奪われ、多くの人の心と身体に深い傷を負わせました。仙台育英学園では、毎年5月22日を 「I-Lion Day」に制定し、犠牲となった3人のご冥福を心から祈り、二度とこのような悲しみが起こらないよう、呼びかけ続けています。
飲酒運転による交通事故はどうしてなくならないのでしょうか。宮城県内での令和6年度の飲酒運転による交通事故件数は39件であり、前年と比べて減少しているものの、全国では前年と変わらない2,346件、そのうち死亡事故は140件と、前年と比べて増加しています。つい先日、ゴールデンウィーク中での横須賀での飲酒運転による暴走車の事故が記憶に新しい方も多いと思います。飲酒運転への意識を変えなければ、同じような過ちは今後も繰り返されることでしょう。「気を付けていれば大丈夫」、「少しなら飲んでも大丈夫」、このような意識が事故を引き起こし、自分自身や大切な誰か、さらには全く関係のない人の命を奪うのです。今こそ、一人一人が自分を見つめ直し、新たな悲劇を生ませないように努めるべきだと思います。
本校の三人の先輩方の尊い命が奪われた事故から今年で20年が過ぎました。私たちは絶対に飲酒運転を許しません。二度と同じ悲劇が繰り返されないよう、私たちはこれからも、宮城県民の皆様と共に、飲酒運転根絶に向けて全力を尽くすことを宣言します。
令和7年5月22日
仙台育英学園高等学校 生徒会長 元屋敷