お知らせ

本学園がSGグループと教育事業連携協定を締結

少子高齢化が進む中
グローバルな視点で地域を支える
人材の育成を目指して

 2月25日、青森県八戸市内のホテル(八戸プラザホテル)を会場に、本学園は青森県八戸市を拠点に医療や介護事業、教育事業を行う『東北医療福祉事業協同組合』(SG グループ)と教育事業連携協定締結の調印式を行いました。

 

▼持続可能な地域社会の基盤構築のために

 この連携協定は、中等・高等教育から就職までを見据えた切れ目のない教育活動を共同で行っていくことにより、グローバルな視点を持ちながら地域社会を支えていく人材を育成し、それにより「持続可能な地域社会の基盤」を構築していくというもの。
 具体的な内容は、次のとおり。
1 スポーツやイベント活動における健康安全指導の促進と専門職講師の派遣
2 教育活動連携強化のための指定校推薦枠の設置
3 スポーツ系講座への講師派遣と医療・福祉業界の魅力紹介による医療・介護の担い手育成
4 日本で就労を希望する留学生への教育支援

 

▼新設講座やスポーツ・イベントの場で

 本校では、この春から技能開発コースの学校設定科目において、『社会福祉基礎講座』、『介護福祉基礎講座』などの新しい選択教科講座の設置が予定されています。フレックスコースでも『スポーツメディカル講座』、『スポーツと栄養講座』などがスタートの予定です。これらの新設講座には、SGグループの専門職の方々に講師としておいでいただくことになっています。また、本校の部活動の大会参加や本校主催のスポーツ・イベント時でもSG グループの方々との連携が予定されています。さらに、同じ八戸市に拠点を置く本校・広域通信制課程ILC青森の生徒を含め、本校生徒へのSG グループ設置学校の指定校推薦枠も設けられます。加えて、海外からの留学生への教育・就労支援なども行っていく予定です。

 

▼“育てる”ことで地域が活性化し、若返る【SGグループ】

 SGグループの田中信幸理事長と本学園理事長の加藤雄彦先生による協定書へのサインが行われ、その後、お二人がそれぞれこの協定の意義と今後の展望についてお話をされました。
 田中理事長は、「医療福祉、介護の世界に身を置いていて少子化・高齢化、人口減少の現実に直面していると、“育てること”が今こそ大事な時と実感します。“育てる”ということでは、それがよく見えるのはスポーツの世界だと思います。ここにSGグループの力を入れていけば、世の中がいっそう良くなり、地域の活性化が進みます」。さらに、「教育の場で学んだ若い人たちが卒業後、地域に戻ってきてくれれば、地域が若返るはず」との期待を述べられました。

 

▼進路の幅を広げる教育環境づくりが可能に【仙台育英学園】

 加藤雄彦理事長・校長先生は、「SGグループからのご協力により、カリキュラムの幅が非常に広がり、それが生徒の進路に大きな可能性を広げることになり、これまで高校の教育の中では実践することが難しかった福祉・介護系の進路を目指せる環境をつくっていくことができる」との新たな将来への展望について話されました。
 この連携により、私たち仙台育英生にとっては進路の可能性が広がり、それが私たちが住む地域や東北の活性化、「持続可能な地域社会の基盤構築」に結びついていくことを期待します。