お知らせ

秀光コース1年生がカーデザインコンテスト2021で入賞!

環境に優しいのはもちろん
運転が楽しいまん丸の車を考えました

 第9回「カーデザインコンテスト」(公益社団法人自動車技術会主催)が開催され、秀光コース1年の小舘美冬さん(袋原小出身)がデザインした「ECO BALL」が佳作に選ばれました。
 小舘さんの作品は、「CO2の排出問題を解決する方法のひとつを楽しくデザイン化した」「便利な車が環境を少しずつ痛める現実を解決するために人々に受け入れられる方法を探ることは簡単ではないけれど、その思いを形にする大切さを感じる作品」と、審査員から提案性の高さが評価されました。
 衝撃を吸収できるゴム製の丸い車体は、完全自動運転の一人乗りです。スピーカーとマイクを常備するアイデアは、「一人乗りでも寂しくないように」という小舘さんの思いが込められています。
 

秀光コース1年 小舘さん(袋原小・秀光出身)から

衝撃を吸収するゴム製の自動完全運転
一人乗りでも寂しくないフレンド設定

 カーデザインコンテストへの参加は、「実生活における数学の探究」レポート提出の一環です。自動車事故はいくら気を付けても防げない部分があり、自分が事故を起こす以外に外部からぶつけられてしまう場合があります。そこで、壊れないまでも衝撃の少ない車があればと、外側の素材がゴムの車を思いつきました。電気自動車なのでCO2を出すことはなく、燃料を貯めておく蓄電池に自宅のパネル型の太陽電池や自転車こぎやランニングをして電力を貯めておき充電します。
 “まん丸”にしたのは、人工的な地球の生態系を表す水槽「エコボール」に似た形にしたかったからです。電気自動車は排気ガスも出さないから環境に優しいし、ほかの生態系にも害がなく、水槽のエコボールに近い存在になればいいと考えました。
 車は一人乗りの全自動運転を想定しています。車体の下の方は緑色で正面部分は透明になっていて、走行しながら周囲の景色が見えます。マイクを設置したのは、自動運転しながらフレンド設定をしているほかの車の家族や友人と会話ができれば、たとえ子ども一人でも寂しくないのではと思いつきました。電気自動車にして蓄電池に充電する部分は、家族の意見も取り入れています。
 私の作品が佳作に入りほめていただけるとは思ってもいませんでした。今後も気になるコンテストがあれば参加したいです。