お知らせ

秀光 キャリアアップガイダンス 2021

社会人の先輩方の体験談は
自分の将来を考える良い機会となりました

 9月11日(土)、キャリアアップガイダンスが行われました。自分の決めた進路に進み、社会人として活躍されている先輩方のお話を聞くことができるこの行事は、生徒たちが“将来自分が社会に出て働く姿”を具体的に考えるためにとても貴重な機会です。自分の将来への意識がどう変わっているのかを把握するきっかけにもなっています。昨年は中止となりましたが、第10回目となる今年は、ゼルコバホールでの参加人数を減らしながら感染防止対策を徹底しての開催となりました。
 全体会は、秀光中学校3年生と仙台育英学園高等学校 秀光コース1・2年生の生徒がゼルコバホールで参加し、秀光中学校1、2年生は教室から映像で視聴参加しました。
 今回後輩たちのために駆けつけてくださったのは、松田さん(第12期生)、玉野井さん(第11期生)の2名です。先輩方はそれぞれ個性的なプレゼンテーション資料を準備してくださり、自分たちの進路を決めたきっかけや、現在の仕事の様子、秀光時代のエピソードなどを楽しく、わかりやすく話してくれました。

 

全体会の講演内容(一部抜粋)

  • 「電気を支える裏方として」

  •  
  • ▲松田さん(第12期生) 電力会社に勤務
  • 後悔のないよう考え抜いて選択しましょう

     電気を皆さんの家庭までお届けするのが主な仕事です。私自身の所属は資材部で、メーカーとやりとりをしながら変圧器や電線などを購買したり、電柱を地中化することなどに取り組んでいます。現在は将来を見据えてしっかりとキャリアを積み上げ、いずれは自分が得たものを次世代に還元できるようにしたいと考えています。
     後輩の皆さんに伝えたいのは、今後重要な選択をするとき、何事も後悔しないように取り組んでほしいということです。決定する前にあらゆる可能性を考え抜いて選択することがとても大切であると思います。「雲の向こうは、いつも青空」、これは作家ルイーザ・メイ・オルコットの言葉で、受験のときに心の支えにしていました。皆さんにもこの言葉を贈ります。

  •  

    「文系出身者がヘルスケア・医療分野で働けるか」

  •  
  • ▲玉野井さん(第11期生) 
    医療コンサルティングファーム勤務/ベンチャー・スタートアップ企業支援会社を開業
  • 職業・業界の選択肢は幅広い視野を

     大学時代、長期インターンシップでアプリ開発のベンチャーIT企業に入社し6年間勤めました。その間、広報やビジネス秘書など多くの経験を積むことができました。その後、医療専門のコンサルティングに転職し、医療機器メーカーからの様々な提案に対して、細かなところまで調べて、応えていく仕事に従事しています。
     秀光在学中の私は、文系の大学に進学した場合、卒業後理系の職業に就職できないのではないかと勘違いをして文理選択をしていました。まだなりたい職業が見つかっていない人は、興味のある職業の選択肢がたくさんある文理選択をするのが良いと思います。どんな人をどう喜ばせたいか、自分が大人になったらどういう生活を送りたいかを、じっくり考えてみてください。

     
 

分科会の様子

  •  
  •  全体会の後には分科会も行われました。玉野井さんはゼルコバホール、松田さんは教室にそれぞれ分かれ、全体会よりもさらに近い距離で、仕事内容や秀光時代のお話を聞くことができました。生徒たちは積極的に質問しながら、熱心にメモを取っていました。