お知らせ

秀光コースDP生2名がGTEC(英語4技能試験)で高得点取得記録証を獲得!

秀光コース2年生全員が受検、
全体でも高得点をマークしました

 国際バカロレア(IB)のDPに取り組む秀光コースでは、毎年高2以上の生徒全員がGTEC(ベネッセ主催)の受検に挑戦しています。GTECは、英語を「読む」「聞く」「書く」「話す」の4つの技能を測定するテストです。2021年度の第49回GTEC Advanced版では、検定を受けた2年生全員のうち2名がCEFRのランクでそれぞれB2(大学の専門教育を英語で学べるレベル)とB1.2(海外進学を視野に入れることができるレベル)というハイスコアをマーク! 高得点記録の表彰状をGTECから授与されました。他の生徒たちも全員A2.1(語学研修等で楽しめるレベル)以上という素晴らしい成績でした。
 B2に評価されたのは、中学時代に実用英語技能検定の準1級に合格したという実績を持つ和田統昴さん。今回の検定ではスピーキングとリスニングは満点を獲得し、リーディングは若干の減点にとどまったという和田さんに、今回の検定の感想に加えて英語学習についてもお話を聞きました。
 


和田 統昴(すばる)さん
秀光コース 2年 
宮城教育大学附属中出身
 

正当な英語の実力をはかるGTEC

 試験は約3時間かかり、スピーキング(話す)とリスニング(聞く)は満点、リーディング(読む)は若干減点があり、ライティング(書く)はほかより少し低かった記憶があります。GTECと英検を比較した場合、こちらは専門用語が少なく、正当に英語の実力をはかっている印象がありました。また、リーディングのテストは時間制限があるため英語を日本語に翻訳することなくそのまま読み解かねばならず、英文を直接読み理解する能力を求められました。
 英語に最初に触れたのは幼稚園年少のころです。通っていた幼稚園が英語教育に熱心で、小学校6年生までここで習い続けました。言語は10歳までに覚えてしまうとしみついて忘れないといいますがその通りになり、話すことと聞くことは小学校の授業よりも進んでいました。勉強としての文法は中学校に進学してからやるべき要素でしたが、英検の準1級に合格できました。父は語学勉強が好きですが、家族で海外に住んでいたことはありません。幼少期に言語を学ぶことは人生のためになります。

IBで学び、今後はボキャブラリーを増やしたい

 高校に進学してIBコースに入り、理系の単位を選択しています。物理と数学と化学は英語の教科書ですが、専門用語があっても読むのに苦労することはなく、少し辞書を引いて調べるぐらいです。先生が外国の方の数学も難なく受講できています。英語は実際に使ってみないと何にもなりません。一般的に日本では、英語を使うと気取っている印象になるのを嫌がり、きちんと学んでいる人たちが正しい発音で話さないことがあるような気がします。
 今後の目標は、ボキャブラリーが足りないので、自在に使える言葉を増やさねばと実感しています。そのためには、英語の本を読む、言語が英語の映画を字幕版で見るようにしています。テレビの映画は副音声の英語のみにすることもあります。以前は英語の児童文学シリーズを愛読していました。IBコースの授業では課題として英語のレポートを提出する機会があり、自由自在に使えるボキャブラリーが少ないと感じることがあり、増やしていく必要を実感しています。

英語は将来の学びの土台にしたい

 将来のはっきりとしたビジョンはまだ見えないのですが、工学や機械に興味があるので、メカニックを研究できる理系の大学を希望しています。英語は技能的に今後さらに磨こうという気はなく、将来のために、必要に応じて自分のできる分野を増やせる学習の土台として使いたいです。海外の大学に行く予定はありませんが、工学の研究はアメリカやドイツが盛んなので、将来はドイツ語も学ぶつもりです。英検1級は基本的に使わない専門用語が多いので、受ける予定はありません。今後は自分が必要とする分野の専門用語を自由に使えるようになりたいです。
 英語の実力を上げるには、まずは「声を出して文章を読む」と良いのではないでしょうか。言語を勉強するには声を出すことが大切です。さらに新しい単語が出たらわからなくても使ってみることです。周囲に英語の先生がいたら、今の使い方が合っているのか質問し、間違っていたら直してもらうのです。単語の意味はこれと覚えて、単純に言葉と言葉をつなぎ合わせると違和感が生じる場合があります。新しい言葉を自分のものにするには、自然に覚えていくのが理想です。