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外国語コース 2022海外留学レポート【カナダ/アメリカ】

海外留学を体験した
生徒からのメッセージ

 本校ではたくさんの生徒が短期あるいは長期の海外留学を体験しています。留学中は、現地の学校やホームステイ先などでの数々の交流をとおして、英語はもちろん、普段では学ぶことのできない海外の文化や習慣などさまざまなことを経験します。
 今年度は2019年以来3年ぶりに海外留学が再開されました。外国語コースでは現在、1,2年合わせて16名の生徒がカナダやアメリカの学校で学び、来年1月には2名の生徒がオーストラリアやニュージーランドへ留学することが決まっています。
 現在、カナダに留学中の1年生の伊藤さんと2年生の井河さんが、近況を綴ってくれました。ここでご紹介します。  

海外留学レポート

これまで気づかなかった
自分の苦手な部分を知りました

伊藤さん 外国語コース1年《カナダ留学中》

 語学面では、初めの方は話すスピードがとても速く聞き取れないことや、自分の伝えたいことがすぐに言葉にできないことが多くて焦りを感じたりしました。自分はこんな英文すら聞き取って理解することができないのだと焦りを感じて不安になることも多かったです。今は、聞き取れる単語も増えてきて会話を続けられるようになりました。ですが、文が長いと単語自体は聞き取れるけど意味が理解できなかったり、英文を書くときには長い文を書けるのに、会話となると短い文しか話せなかったり単語が出てこなかったりということが多く自分の苦手な部分を知ることができました。
 私の学校の生徒はカナダ人だけではなくドイツ、スペイン、フランス、イタリア、アメリカ、中国、香港の友達ができ幅広い国際交流ができています。最初の頃は先生からの質問の内容が分からず翻訳機を使って内容を確認したり、友達に説明をしてもらったりしていましたが、今では翻訳機の回数が減り先生との会話も続くようになりました。英語の授業では20分間でエッセイを書いたり、動画を見てその内容を要約したりしていて書く量がとても多く大変だけど、先生から内容を褒めてもらえることがだんだん増えてきて自信につながっています。また、ここの学生はみんなひとりひとり個性があってお互いの個性を褒めたり尊敬したりと、とても自分を持った強い人が多いです。
 ホストファミリーはとても厳しいですが、貴重な経験をたくさんさせてくれます。お父さんが消防士なので消防署の中を見学したり、お母さんが寄付の活動を行っているためそのプロジェクトのカメラマンとして色んな方の写真を撮ったり、運営側のお手伝いをしました。また週末はホストファミリーが経営しているコーヒーショップで勉強をしたり、ショップに売るクッキー作りをしたりしています。ほかにも、おすすめの英語のアプリを教えてくれたり、学校から貰った文法書の問題を一緒に解いたり、RとLの発音を丁寧に教えてくれて英単語を一緒に練習してくれます。また、息子さんの家を訪ねて3歳の孫と一緒に本を読んだり遊んだり、発音の仕方を教えてもらったりして小さい子とも触れ合っています。
 日本にいたらできないような経験ができ、色々なことにも挑戦できるようになって今の自分がもっと好きになりました。
 

新しい体験や出会いがたくさん!
毎日充実しています

井河さん 外国語コース2年《カナダ留学中》

 もう少しで3ヶ月の留学生活のうち2ヶ月が経とうとしています。私のホストファミリーはとてもアウトドアな家族で、外にテントを張って寝たことがない(キャンプをしたことがない)と言った私をキャンプに連れて行ってくださり、テントを張ってみたり、カヌーをしてみたり、1日に2個も新しいことを経験することができました。その日の夜、空を見てみると星が空一面に広がっていてとても綺麗でした。
 学校では授業の1つにfoodの授業があり、キッシュやピザなどを生地から作りました。また、先生から与えられた課題に沿って料理を作ってグループごとに発表をし、その料理を食べてみるという授業があり、私たちのグループは餃子を作りました。みんな美味しいと言って食べてくれていて達成感が大きかったです。
 英語面では、はじめに比べて自分から話を振る機会が増え、リスニングの力が格段に伸びたと感じています。伝えたいことがよく伝えられるようになってきていますが、他の国の子達はネイティブスピーカーのように流暢な英語を使っていて自分の英語力の低さを感じることもあります。ですがそれがモチベーションにもなってもっと頑張ろうと思えています。ずっとしたいと考えていた留学ができて、留学に来ていなかったら出会えていなかった友達に出会えたり、新しい経験がたくさんできてすごく嬉しいし、多くの人に支えられていることを強く実感しています。留学前は不安なことがとても多かったのですが、今では、「まだ帰らないで」と言ってくれたり、「今度は自分たちの国で会おう、お互いを案内しよう」と約束をする友達ができたことをすごく嬉しく思っています。
 残り1ヶ月しかないので、たくさん話してたくさん聞いて、さらに英語を上達させていきたいです。