お知らせ

「Class」を用いた土曜日オンライン授業

教育に最適化されたClassで
オンライン授業がスムーズに

 情報科学コースでは、土曜日授業の一部で「Class」を用いたオンライン授業を試行的に実施しています。『文科省「高等学校等における遠隔教育の実施に係わる留意事項について」』(2021年2月26日)に則り、『「年間2単位時間以上(1単位の場合には年間1単位時間以上)を対面授業」とし、その内容で体験的な学習が確保されているのであれば、残りの単位時間は年間計画を策定の上で遠隔授業での実施が可能となっている。』とあります。
 Classは、学校・教育機関向けに開発されたWeb会議ツール「Zoom」用のアドオン(追加)機能の名称です。ClassはZoomより更に教育に最適化されており、ハイブリッド型授業やオンライン授業においても活用できるプラットフォームでミネルバ大学のシステムと類似しています。また、「ファイル共有」や「WEB参照」など、現行の学習指導要領に合ったアプローチをとりやすい機能がついているので、生徒の主体的な学習につなげやすく、「アンケート」や「テスト」機能もあるので、別のアプリケーションを使用する必要がありません。

授業を振り返っての感想【教員】

■2年 数学Ⅱ

数学Ⅱの授業では、前回までで学習した「図形と方程式」の「円の方程式」と「円を境界線とする領域」の内容の復習として、グラフ描画サイト「Desmos」を活用し、座標平面上にグラフイラストを描いてみました。Classの活用方法として、「WEBを参照」の機能から「Desmos」のURLを共有しました。生徒にはそこから開いた「Desmos」にログインし、「ファイル共有」で共有した参考用のグラフを見ながらグラフイラストを描いてもらいました。

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■1年 英語コミュニケーションⅠ

プログラミング英語検定に向けた学習として、HTMLを使って簡単なWebページの作成をしてみました。テキスト内の英語を作業中に少し解説して、最後に正しいコードを選ぶクイズをClass内で行いました。画面共有と試験監督ビューを交互に使用し、進度を確認しながら進めました。Classに上手く接続できずZoomで入った生徒に、Classでクイズをしている様子を画面共有で見せたところ、「クイズを自分もやってみたかった」という声があり、実際にClassで受講した生徒からは終了後、「クイズなど色々な事が出来て良かった」との回答がありました。授業者としては様々なアプリケーションを同時に起動させることなく、Classで一つの授業を完結させられ、スムーズに授業を行うことができた感覚があります。

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■1年 アプリケーション

データベースソフトウェア活用の内容でClassi Webテストと連携して、Class試験監督ビュー機能を使用しました。対面授業と異なり、オンラインでは実施が難しい机間巡視ができるのは、classの大きなアドバンテージかと思います。生徒の試験への取り組み状況がリアルタイムで把握できるので大変便利だと感じました。
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授業を振り返っての感想【生徒】

  • ClassはOneNoteや画面共有がタブごとに分けられていて見やすく、ダイレクトメッセージがクラス全員分あるのでコミュニケーションも取りやすく便利な機能がたくさんある良いアプリだなと思いました。
  • ClassはZoomとの違いで先生が生徒の画面を確認できて、また授業の進行状況を一人一人見ることができていたのでいつもより授業に集中することができ、課題の提出をClass内でできるので時間内に提出するという意識が高まって良いと思いました。
  • 自分で新しいドキュメントを使ってページを作成することが楽しかったです。英語の授業でも少しやりましたが、自分なりにシステムを作成して、そのシステムが成功すると嬉しいし、また別のシステムを作ってみたいと思ったのでとても楽しかったです。