仙台育英学園高等学校 校長
今から112年前のこと、近代国家への道を歩み始めた日本は富国強兵の名のもとに中国東北地方の支配権を巡って、ロシアとの戦争をしました。大勢の戦死者や傷病兵が出る激しい闘いのなか、加藤利吉先生は戦地での突撃中に頭部と脚部に機関銃創を負い、本土に搬送され、仙台衛戍病院で生死を彷徨いながらも奇跡的に助かり、高い志と想像を超える行動力をもって現在の高等学校の基盤を作られました。
この学校の創立者利吉先生の想い、学びの灯は今日まで脈々と生きており、「至誠」を貫く建学精神を在校生も卒業生も大切にしています。あの時の戦争体験から、国際理解の重要性を説き、何事にも恐れず突き進んでいく進取の姿勢は、21世紀に生きていく日本人の力となる先進的で斬新な教育方法を学校の各所で実践しています。
仙台育英学園高等学校には皆さんが思い描く夢を実現するためのステージが用意されています。このチャンスを上手に活用して、自分の生きる力を養って欲しいと願っています。
プロフィール
- 経歴
- 学校教育関係
- 平成8年7月 仙台育英学園秀光中学校長
- 平成8年7月 仙台育英学園高等学校校長
- 平成15年4月 秀光中等教育学校校長
- 学校法人仙台育英学園関係
- 平成19年6月 学校法人仙台育英学園理事長
- 体育団体関係
- 平成10年5月 宮城県卓球協会会長
- 平成19年5月 宮城県卓球協会顧問
- 平成13年4月 宮城県高等学校体育連盟ライフル射撃部部長
- 平成24年5月 宮城県高等学校体育連盟なぎなた専門部部長
- 私学・教育関係の団体
- 平成14年4月 日本私立中学高等学校連合会全国収容対策会議委員
- 平成20年6月 (財)日本私学教育研究所評議員
- 平成12年6月 宮城県公私立高等学校協議会委員
- 平成16年4月 宮城県私立中学高等学校連合会理事
- 平成20年4月 宮城県高等学校長協会理事
- 平成26年4月 宮城県学校保健会理事
- 平成30年8月 宮城県私立学校審議会委員
- その他の団体
- 平成27年1月 茶道裏千家淡交会宮城支部副支部長
- 平成30年3月 (社)茶道裏千家淡交会理事
- 賞罰
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- 平成23年11月 キューバ共和国国家評議会から友好勲章を授与される
- 平成25年11月 教育者表彰(文部科学大臣)を受ける
- 平成26年10月 教育文化功労表彰(宮城県知事)を受ける
- 平成28年10月 陸上幕僚長援護協力功労者表彰(防衛省)を受ける
- 平成28年11月 秋の勲章 藍綬褒章(内閣府賞勲局)を受賞する
慶応ビジネス・スクール EXECUTIVE(日経ビジネスオンライン)
慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應ビジネス・スクール)の学位プログラムである「Executive MBA(EMBA)」。そのEMBAで仙台育英学園理事長として『東日本大震災から学ぶ教育機関のリスクマネジメント』をテーマに講義をしたときの様子が紹介されています。【全4回】(日経ビジネスオンラインに移動します)