硬式野球部
2023.3.11 「震災教育」
荒浜小学校、名取伝承館、閖上中学校
3.11。
12年前の今日、岩手県・宮城県・福島県を中心とした東日本大震災が発生し、多くの尊い命が犠牲となりました。東北人にとって忘れてはならない一日である今日。仙台育英学園高等学校硬式野球部は「震災教育」を例年続けております。宮城県出身、東北地方出身の選手だけでなく関東や関西、遠いところで九州地方の部員も在籍しております。
発生当時、幼かった彼らが成長し、各地から縁があって宮城県の地に集まり同じ目標を持ち、切磋琢磨している。当たり前の日常のようで本当に奇跡的な瞬間であることを本日はより実感することでしょう。全部員が東北人にとって、宮城県民にとって「東日本大震災」とはどのような出来事であったか、学ぶべきであり感じるべきことだと考えております。
本日は、「震災教育」ということで各訪問場所で語り部の方から、当時の状況や東日本大震災とはについて部員一同、学ばせていただきました。語り部の方から離されるお話は、一言一句に重みを感じるとともに自然災害の恐ろしさやそれに伴う悲しみなどを学ばせていただき、感じさせていただきました。
選抜大会を前に、生きていること、好きな野球が出来ていることが本当に当たり前ではなく、奇跡であること。感謝をして毎日を懸命に生きていかないといけない決意を部に関わるすべての人間が決意をしたところでございます。
そして11時46分。黙祷をさせていただきました。
私たち硬式野球部にできることは何か。宮城県を、東北地方を代表してセンバツ大会に出場します。結果はどうなるかわかりませんが、1球に全ての想いをのせて、諦めずに、一生懸命にプレーするのみだと思います。その姿をご覧になった方々が少しでも笑顔になっていただければ、毎日の生活への活力に少しでもなることが出来たならば幸いでございます。
東北人にとって、宮城県民にとって大切な今日という日を決意の日として、センバツ大会へ向かってまいりたいと思います。