東北大工学部への志望動機は
「科学者の卵」での経験から

『科学者の卵 養成講座』は、2009年から始まった「科学に興味がある高校生を東北大が応援する」プロジェクト。東北大学の全理系学部が運営し、大学教授をはじめ講義や指導を受けられるというもの。早坂さんが参加した当時、約1年を通して毎月1回基礎コースの講座が開かれた。その講義後に提出したレポートの成績で、100名の受講生の中から30名が発展コースのメンバーとして選出。その中に早坂さんも選ばれた。「『科学者の卵』では学部の枠にとらわれずに、理学部・工学部などさまざまな講義を受けられました。発展コースで工学研究科・工学部研究室の配属になり、祖山均教授から直接指導を受けるプログラムがありました。実際に実験器具を使って『泡でたたいて金属を強くする』などのテーマに挑戦したり、教授のお話がとても楽しくて…。東北大学の工学部を志望大学として意識したのもこの頃です」

photo:科学者の卵 養成講座/参加当時(2010年)