仙台育英学園の歴史
 
 


20世紀初めに歴史を開いた仙台育英学園

グローバルクロック【多賀城校舎】
仙台育英学園の歴史は20世紀初頭に遡ります。1905年(明治38年)、学園創立者である加藤利吉先生は、仙台の地に私塾『育英塾』を設立しました。この学園が、現在70,000人の卒業生を輩出してきた『学校法人 仙台育英学園』の始まりです。




学園を発展へと導いてきた建学の精神


 加藤利吉先生が仙台育英学園を創設し、成長させてきた20世紀前半は、世界が大きく揺れ動いた時期でした。その時代の流れの中で、学園も戦災で校舎を焼失するなど、さまざまな苦難に遭いました。しかし、苦難・困難の中でも加藤利吉先生はけっして諦めることなく、学園創設時に唱えた『建学の精神』を拠り所としながら、つねにそこに学ぶ生徒たちに希望と困難に打ち勝つ信念を授け、学園を発展の方向へと導きました。


学園のすべてを支える礎(いしずえ)として

多賀城校舎
 加藤利吉先生は、国家社会の将来は次代をになう青少年の育成にかかっているという信念をもち、人間の基本は「至誠」(まごころ)にあると信じました。そして至誠を支える手段・方法論として「質実剛健」(飾りなく、強く、正しい精神)の気風と、「自治進取」(自分で自分のことを律し、他に先んじてことにあたる積極性)の気概を説き、これを「建学の精神」としました。


全国有数の伝統・名門校に成長したいまも…

宮城野新校舎
 現在は宮城県の仙台市宮城野区と多賀城市に2つのキャンパスを持ち、世界12カ国に50をこえる姉妹校を持つ学園へと発展し、全国有数の伝統・名門校として確固たる地位を築いています。
 そして今も変わることなくこの建学の精神が、仙台育英学園のすべてを支える礎(いしずえ)となっています。