■Report-8
美しいロッキー山脈で自然の
素晴らしさを目の当たりに…。
 
英進進学コース2年 渡邉さん(高森中出身)
 
   

 修学旅行の1日目は、まずみんな学校に集合してバスに乗って成田空港まで向かいました。その日は天気が悪くて飛行機が少し遅れてて、天候のせいで飛行機が揺れたらどうしようとかくだらないことを考えてるうちに飛行機に乗って日本を飛び立ちました。機内では、初めて会って話す友達ばっかりだったけど、トランプで遊んだり、話したりおもしろい時間でした。でも、エコノミークラスだったのでめちやめちや足がパンパンになって痛くてしかたなかったです。だって10時間も座りっぱなしはきついですよ!!

 カナダに着いて最初に驚いたのが空港のデカさ!!本当にデカかった。はじからはじまでがどこまでかわかんなくて迷子になったら終わりだと思った。空港からバスに乗って私たちが泊まるロッキー山脈のふもとの町バンフまで向かいました。もうこの時点で日本との時差は−16時間で体内時計がマヒしてる状態…。バンフという町はロッキー山脈のふもとの小さな町で、ロッキーの観光に来た観光客がたくさん集まる町でもあります。たくさんのホテルや観光客相手のお土産やなどが立ち並んでいます。しかし、町中はキレイで観光に来ている日本人がたくさんいました。

 カナダ2日目からはさっそくロッキー山脈の観光に行きました。ロッキーの山々はとても標高が高く、バンフの町でも夏だというのに朝と夜は息が白く見えるくらい冷え込みます。ロッキーの山の中に行くにつれて山のてっぺんの森林がはげている山が目立ちました。これは森林限界線といって標高2200m〜2500mは森林(草や花も)が寒くて生きていけない状態をあらわしているのです。つまり、2500m以上の地帯には草木が住めないのです。そんな寒い所まで自分たちは来ているのかと思うと不思議な気持ちになった。山の中には湖が多くあり、水の色が変わる湖などを見ました。別 な日には湖で釣りを体験したり、コロンビア大氷原という山中にある半端なくデカイ氷があり、その氷のとけだした100年前の水かもしれないという溶け水を飲んだり、たくさん貴重な体験をさせてもらいました。こんな美しいロッキーの自然を守らないとってすごく感じたロッキー山脈の研修でした。

 バンフでの研修が終了すると次は、今回この研修旅行のメインとなるブリティッシュ・コロンビア州(BC州)というところでのホームステイの体験が始まりました。

 私がお世話になった家庭は、お父さん、お母さん、息子、娘さんの4人家族の家庭でした。娘さんはすでに結婚していて家を出ていたので実際は3人の家族の家にお世話になりました。家族のみんなは全員愉快で私のことをとても良くしてくれました。
  BC州での生活は午前中は語学研修、そして午後はカナダの色々な施設などを見て回りました。カナダのボーリングは日本のボーリングとは全く違っていてピンが5本しかなくて、ポールが手のひらくらいの小さなポールでした。そのボーリングもみんなと体験しました。警察署では実際の牢屋を見せてもらったり、消防署では実際にホースで放水したり、なぜか僕だけ消防服を着させてもらいました。ホームステイ先での生活はカナダの人の生活そのものを体験することができました。買い物でスーパーに行くとまずおどろくのはすべての物がでかい。日本には有り得ないスケールの大きさの食べ物が山のようにありました。
  家族と一緒に過ごす最終日はカナダdayといって建国記念日でした。この日は町をあげて盛大に祝福されます。パレードが行われたり、夜には色々な所で花火が打ち上げられました。ホームステイの家族と過ごす時間は早送りしているように早く時間が経ちあっという間にお別 れのときがきてしまいました。別れの時は凄く寂しく悲しくてもう少しいたい気持ちでいっぱいだった。

 そして、また空港に向かいカナダの国を後にしました。このカナダの研修旅行で自分が得た物ははかりしれないです。ロッキーを見て、本当に地球を守らなければいけないって思って自然の素晴らしさを改めて実感したこと。BC州のホームステイでは他人で言葉も通 じない人と同じ人間ということでここまで心が通じ合えるという人の優しさ。

 カナダの自然をこの目で見ると自分がいかに小さくて、いかに小さな事で悩んでいたんだろうって恥ずかしくなりました。この感じた気持ちをいつまでも忘れないで大人になっていきたいです。修学旅行をカナダに選んで本当に良かった!!こんなに楽しくて為になる旅行で大満足でした。一緒に修学旅行を共にした友達とも仲良くなれて本当に良かった。